薮原駅〜鳥居峠〜奈良井 (長野県)

                          2019年9月7日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

多治見駅5:59発の「松本行き」に乗車
ストックの修理に、名古屋の「駅前アルプス」へ行きたかったので早朝発とした
薮原駅に7:59着  降りたのは私1人 8:06発
誰も歩いていない商店街を歩く

 ツリバナ:ニシキギ科
民家の横、いつもの場所に
ツリバナの実
た〜くさんなっていた

イチイ(アララギ):イチイ科
これもいつもの場所に、実がなっていた
木の背丈が低くなり、実は少々のみ

コマツナギ:マメ科
外来種の
トウコマツナギではない

  
  R19を渡る 8:32
消防署を左に見て、直進

   
   
ツリフネソウ:ツリフネソウ科
すぐ、
ツリフネソウのお出迎え


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  案内板 ここから石畳が始まる 8:39

 
  
 ノブキ:キク科-1
道の両側に群生  すでに実になっていた株が殆ど

花が咲いている株は?・・・と探すと、ほんの少しだけ残っていた ↓
   
   
ノブキ:キク科-2
↑ 小さな花が集まって1つの花のように見える(頭花)
  
   
 ノブキ:キク科-3
↑ 実になりかけた花があった
下段 よく見ると、周りには実ができているが、中央にはない・・・?
『小花の内、
外側には雌花が並び、内側には両性花が並ぶ
雌花は結実するが、両性花は不稔(実ができない)である』・・・だって
道理で!
実は、先が太い棍棒状
トゲのようなものは、腺体(せんたい:粘液を分泌している)で
通りすがりでも、
よくくっ付く

『実が熟すると互いに間を開けるように広がり、
きれいな輪のような形に並ぶ』・・・だって

   
アブラチャン:クスノキ科
花の時は、
シロモジダンコウバイとそっくり

   
 ミツバウツギ:ミツバウツギ科
実は、カニの爪のように二つに分かれ、
先がとがっている

 フシグロセンノウ:ナデシコ科
鮮やかなオレンジ色
やや盛りを過ぎていた
   
  熊避けの鐘と、「鳥居峠まで1.4km」の標識 8:49

   
 オトコヨウゾメ:スイカズラ科
長丸の実が、ぶら下がっていた
(ぶら下がるのは、オトコヨウゾメ・・・と思っていた
が、1か月後の10/6には、丸い赤い実がなっていた
オトコヨウゾメではなかったかも・・?)

   
   
  オオバクサフジ:マメ科
花は
クサフジに似ているが、葉っぱが大きいので、
こんな名前が付けられたらしい
実も長い


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オヤマボクチ(雄山火口):lキク科
まだ、つぼみだった

   
   
   
   
ミヤマウズラ:ラン科
今回、たくさんの株を確認した
しかし、どの株も、花の盛りは過ぎていた
地味な色合いなので、気を付けていないと見過ごしてしまう

  
  測候所跡 9:17
テーブルや椅子が新しい板で覆われていた

   
ツリガネニンジン:キキョウ科
測候所跡の広場には、いろいろな花が咲いていた

   
   
 ゲンノショウコ:フウロソウ科
白花・赤花・中間色とあった
下右 花の上に突き出ているのは、実

   
メドハギ:マメ科
三出複葉の細長い葉が、特徴


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 調べ中
園芸種? 草刈りで刈り残されていた

  
アザミの仲間:キク科
これも刈り残されていた

  
 休憩所 9:23

   
 キツリフネ:ツリフネソウ科
休憩所横に咲いていた
ツリフネソウも隣同士で咲いていた


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ミヤマママコナ:ハマウツボ科
「ミヤマ」と名前がついているが、高山や深山に限ったわけではない
よく似た
ママコナは、苞(ほう)にギザギザがあるが、
ミヤマママコナは、ギザギザがなく、つるりとしている
シコクママコナは、『花の下唇の隆起部分が黄色』(右下 これは、隆起部分はピンク色)

   
 ヤマアジサイ:アジサイ科
薄緑色の装飾花

タマアジサイ(と思う):アジサイ科
つぼみが玉になっている株が
見当たらなかった

   
  「御嶽手洗水鉢」 9:34
峠山からの湧水だって
今日は勢いよく流れ出していた

  
  
  今日は、「御嶽眺望所」の標識から、御嶽が見えた

   
ノコンギク:キク科
ここは白花が多く、薄紫には出会わなかった

    
  御嶽神社の鳥居

  鳥居から降りると、休憩ポイント
  
ヌスビトハギかな?ヤブハギかな?:マメ科
ヤブハギは、「ヌスビトハギの変種で、葉が茎の中央より下に集まってつく』・・・と
う〜ん、そういえば、葉っぱは下の方にあったっけ・・・?
でも、もっとはっきりした特徴じゃないと、判断が付きにくいので、困る・・・
実は、やや反り返った半月型のさやが2個ずつなっていた

   
    
フジカンゾウかな?:マメ科
これも「やや反り返った半月型のさやが2個ずつ」の実だが、
葉っぱの付き方が違う

   
 タマアジサイ:アジサイ科-1
つぼみが玉になっている
   
タマアジサイ:アジサイ科-2
左 開花する際、つぼみを包んでいた「苞:ほう」が落ち、
中央の紫色の丸い粒粒が、本当の花(両性花)
周りの白っぽい花のような部分は
装飾花
   
 タマアジサイ:アジサイ科
右 装飾花の方が.目立つ株もある
   
左 両性花が開いて雄しべが見えてきた
右 装飾花とはいうものの、まれに両性花らしきものができる場合もある

 
  木祖村天然記念物「鳥居峠のトチノキ群生地」の碑  9:52
2018/9/17に来た時は、トチの実がゴロゴロ落ちていたのに
今日は一つも無し!

   
   
 ツリフネソウ:ツリフネソウ科
おやあ。また会えたね! それもどっさり〜
キツリフネと比べると、花の中の斑点が華やか

   
   
 キツリフネ:ツリフネソウ科
右上 花の中の斑点は、
ツリフネソウに比べるとあっさり
右下 ちび
キツリフネもあった

   
 コウモリソウの仲間:キク科コウモリソウ属
まだつぼみだった
カニコウモリや、コウモリソウに比べると茎が太い

   
   
ノブキ:キク科
今日、一番多かった花
『小花の内、外側には雌花が並び、内側には両性花が並ぶ
雌花は結実するが、両性花は不稔(実ができない)である』・・・だったね

   
   
 カワミドリ:シソ科
つんつんと出ているのは雌しべや雄しべ
しかし、花が下から順に咲きあがる・・・とか
上から下へ咲き降りていくとか順序だっていないので
パラパラ咲きに見えることから
なんだかみすぼらしく感じてしまう花である

   
シデシャジン(四手沙参):キキョウ科
この花もちょっと変わっている!

花びらは5枚ではなく、5裂していて、 くにゃくにゃと勝手勝手に曲がっているので、
花びら同士がもつれ合って見える

右  雌しべの先端が3裂している野が見える
その根元に細い糸のようなものが丸まっている=これが雄しべの葯だって
へ〜え!驚いた!

『神社のしめ縄や玉串などにつける白い紙(四手)のように
花が細く裂けることから』 こんな名前が付けられたとか

 
 調べ中-1
↑ 丸くて、イガイガで、背丈80cm位の変わったものを見つけた
茎には、痛い刺がいっぱい!
周りを見回すと、花の名残がくっついている株があった ↓
    
   
調べ中-2
↑ 薄紫と、濃い紫の色合いが素敵だった!
濃い紫は、雄しべの葯のように見えた
初めて見た・・・何だろう?

   
   
 ミゾソバ(ウシノヒタイ):タデ科
咲き始めたばかり
殆どはつぼみだった

   
 キンミズヒキ:バラ科
下から上へ咲きあがっていくタイプ
下の方は、実になっていた

セリ科の花
 
   
 
 ナンバンハコベ:ナデシコ科-1
中央の
丸い部分が子房
その先から
細い雌しべが出ている
上左  まだ子房が小さいし、雌しべも閉じたまま
他3枚 ぐにゃりと曲がった
雌しべ3本が見えている
   
   
   
   
 ナンバンハコベ:ナデシコ科-2
花びらは5枚
で、2/3くらいの所で2裂している
丁度そのあたりから
折れ曲がっている
(きっちり曲がっているのは
咲いたばかりの時だけのようで、日が経つとグッタリとして伸びてくるようだ)

   
   
   
 ナンバンハコベ:ナデシコ科-3
この6枚は、鳥居峠を下りた所で出会った
上段 まだ花びらは残っているが、萼が目立ってきた
中段 花びらは落ち、萼と実だけが目立つ
下段 実は茶色や黒になっていた

   
 ミヤマキケマン:ケシ科
黄色が目を惹いた

    
 アザミの花に止まっている蝶
場所は違うのに、好みの花は、同じだった

   
ダイコンソウ:バラ科

   
  
 キツネノボタン(狐の牡丹):キンポウゲ科
実がコンペイトウに似ている

   
 ガンクビソウ(雁首草):キク科
『キセルの雁首に似ているのでこんな名前になった』とか

   
   
 オトコエシ(男郎花):オミナエシ科
下段 花の間に、丸くて大きいもの!
虫こぶ(虫えい)かな?と思って調べたら、まさにその通り!
オトコエシニセハリオタマバエ』という虫が、オトコエシのつぼみに卵を産み付けた結果
元の花の何倍にも大きくなってしまった
『内部に数個の虫室があり、それぞれに幼虫が棲む』・・・だって

    
 ツクバネソウ:ユリ科
左 実ができていた  黒くなり始めていた実もあった
右 2019/7/4 大川入山で撮影 比較のため借りてきた

  
 鳥居峠の休憩所
いつもきれいに整備されているので、昼食休憩とした 10:53

   
 カンボクの実:スイカズラ科
きれいに色づいていた

   
 フシグロセンノウ:ナデシコ科
丁度草刈りのすぐ後だったようで、登山道が広げられ
期待していた花の数・種類が減ってしまっていた


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 調べ中
小さな赤い実がいっぱいなっていた

 コバノガマズミの実:レンプクソウ科
   
 ヤマブキの実:バラ科
これも
  
 アザミの仲間にとまっているチョウ  キチョウかな?

   
  
 アザミの仲間:キク科

   
ネナシカズラ:ヒルガオ科

   
 オオナルコユリ:ユリ科
ずらりと実が並んでぶら下がっていた

   
調べ中の花
おや、また会ったね!

   
   
 キバナアキギリ:シソ科
上左 あれ?何だろう?・・・と思って周りを眺めたら・・・
キバナアキギリの花の後、萼だった
この中に種が入っている

   
調べ中
先のとがった丸っこい実がぶら下がっていた

    
  中山道鳥居峠コースの出口 12:17
右 この石畳を降りると、車道になる

 
 奈良井駅を13:32発に乗るつもりで
峠山もパスしてきた
いつもなら、鳥居峠から降り始めると花がいっぱいで足が止まり
なかなか前へ進めなかった記憶があるので
余裕を持たせていたのに・・・
草刈りの後で花が激減 足を止める必要もなく、どんどん降りてきてしまい
時間を持て余す羽目となった

地ビールを購入して、プラットホームの涼しい待合室でのどを潤した

歩き始めが8時発
暑さが本番になる前に駅に着いたので、暑い時期にはお勧め

名古屋へは16:35に着き、山のお店へ
修理に出さないといけなくなり、伝票のコピーを貰って帰った

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