薮原駅〜峠山1418m〜鳥居峠1197m〜奈良井駅
              
    (長野県木祖村・塩尻市) 

                            2018年9月17日


                        『       』内は、図鑑やネット検索からの引用です

多治見駅6:55発 中津川駅7:35〜7:40 薮原駅9:19着 青空フリー切符2570円
下車した人は我々以外で2組のみ  9:25発

   
 イチイ(一位):イチイ科
薮原宿の外れに、いつもの所に赤い実がなっていた
中央が凹んでおへそのようになっている
赤く熟しておいしそうに見えた
『赤い部分は食べてもいいが、
その中にある種が有毒』だって

 ノコンギク(野紺菊):キク科

 
   
  ツリバナ(吊花):ニシキギ科
道路わきに赤い実がたくさんぶら下がっている木があった
思わず、「きれ〜い」の声が出た

   
アキカラマツ(秋唐松):キンポウゲ科
薄黄色(雄しべ)の花に目を惹かれた

   
  
ゲンノショウコ(現の証拠):フウロソウ科
白花ばかりかと思ったら、赤花も、中間の薄ピンク花もあった

   
スズメウリ{雀瓜):ウリ科
小さな実が、
ぶうらりぶらりとたくさんぶら下がっていた
実の先端には、花の跡

カラスウリより小さいので、「スズメ」ウリ

ヤマブキ(山吹):バラ科
春、花がいっぱい咲いていたヤマブキ
今は、実がいっぱい


   
ツリフネソウ(吊船草):ツリフネソウ科
赤花と・・・
キツリフネ(黄吊船):ツリフネソウ科
黄色花
 
   
ミツバウツギ(三つ葉空木):ミツバウツギ科
カニの爪のような実がなっていた  右 花の様子(2018/5/4 比較のため借りてきた)

  
 クマ避けの鐘のある所 10:20
鐘を鳴らしてから歩く

   
ミツバベンケイソウ(三つ葉弁慶草):ベンケイソウ科
葉が3枚輪生しているので「ミツバ」

   
アキノキリンソウ(秋の麒麟草):キク科

アザミ(薊)の仲間:キク科

   
オトコヨウゾメ:スイカズラ科
赤い実が垂れるのが特徴

ミヤマガマズミ(たぶん):スイカズラ科


   
ツリバナ(吊花):ニシキギ科
ここににも、ツリバナの実があった

   
ナンテンハギ:マメ科

ダンコウバイ(檀香梅):クスノキ科
葉の形がぽっちゃり型はダンコウバイ
葉先がとがっているのは、
シロモジ

オトコヨウゾメ:スイカズラ科
実が垂れている
オヤマボクチ(雄山火口):キク科-1
右 「くも毛=細くて長い毛が縦横に重なる」がびっしり!
『根は漬け物にして食べる』そうだが、
『「山ごぼうの漬物」として市販されているのは、
モリアザミの根やゴボウの細い根を漬けたもの』だって
自家製と市販用の違いだろうか?
・・・・・・・
名前の由来は、
『茸毛(じょうもう:
葉の裏に生える繊維)が火起こし時の火口(ほくち)として用いられた』からだって
しかし、葉の裏は確かに白かったが、それはかき集められるような状態ではなかった
たぶん、葉を乾燥させたものを使うのだろう・・・?

 
   
 オヤマボクチ(雄山火口):キク科-2
1のオヤマボクチ緑色 触っても痛くはなかった
↑ これ(左)は、
やや紫がかっていた  触ると硬くなっていた
右 雄しべらしいものが見えていた  ということは、これが花
今までのまるっこい物は、
開花前のつぼみらしい
では、あの
とげとげの部分はなに?  『総苞片(そうほうへん)』だって
濃い紫色になると、
縫い針のように鋭くなる  うっかり触れたら、痛いのなんの・・・

   
  カワラナデシコ(河原撫子):ナデシコ科
タカネナデシコ
より、裂け方は浅い
  ムラサキシキブ(紫式部):シソ科
若い実

  
 測候所跡地で早い昼食  10:55〜11:15
その横にあるあずまや
トイレもある  「和式だがきれいに掃除してあった」という評

   
サラシナショウマ(更科升麻):キンポウゲ科
左 満開 重みで垂れている
右 下から咲きあがっていくので、上の方はつぼみ

  
ヤマアジサイ(山紫陽花):アジサイ科
薄緑色の装飾花

  
 ショートカットで、御岳神社の裏へ上った 御岳は雲の中で見えず
この鳥居から下りて、「トチノキ群生地」へ

   
トチノキ(栃の木)の実:ムクロジ科
トチの実が、ゴロゴロ落ちていた
クリの実に似ているが、クリのとんがりがない丸っこい形
栃の実せんべい」はおなじみだが、もし家で作るとしたら・・・
『虫を殺すために数日間
水に漬ける⇒数日間天日干しで皮を乾かす⇒
加熱し皮をむく⇒川などの流水に1週間ほど漬ける⇒
木灰に熱湯を加えて、栃の実を加えて混ぜる⇒そのまま保温状態で1日おく⇒
水洗いして餅などに加工する』だって

   
アキチョウジ(秋丁子)かな?シソ科
ほっそりした花

キバナアキギリ:シソ科
   
キツリフネ(黄吊船):ツリフネソウ科
また出会ったね!

ツリフネソウ(吊船草):ツリフネソウ科
また出会ったね!

   
ミヤマキケマン(深山黄華鬘):ケシ科
華鬘(けまん)=
『仏教で使われる仏殿の装飾
たくさんの花が垂れ下がって咲く様子を
華鬘に見立てた』・・・だって


ゴマナ(胡麻菜):キク科
『葉がゴマの葉に似ている』ことから
こんな名前がついたらしい

 
   
カワミドリ(川緑):シソ科
紫色の花なのに、「ミドリ」?

   
ハナイカリ(花碇):リンドウ科
花は黄色  これは花の終わったあと? これから咲く?
『花期は、8月〜10月』だって  どっちだろう

   
  マムシグサの仲間:サトイモ科

  ヤクシソウ(薬師草):キク科

   
 
  ミヤマママコナ(深山飯子菜):ハマウツボ科
ここのママコナの花は、背丈も低い・花も小さい
「ヒメ」を付けたいほど小型

   
  ミツバベンケイソウ:ベンケイソウ科
おや、また出会ったね!

   
 ノコンギク(野紺菊):キク科
 きれいな薄紫色!」

 
 峠山山頂三角点  12:40〜12:55
夏草の中に埋もれていた

   
  オトコエシ(男郎花):オミナエシ科
 小さな花がたくさん集まって頭花(とうか)を作っている

   
  ヤノネグサ(矢の根草):タデ科
パッと見た時は、ミゾソバだ!と思ったが、何となく雰囲気が違うことに気付いた
葉っぱが長い
↓ 
ミゾソバとは、葉っぱの形が違う
 
  ミゾソバ(溝蕎麦)別名ウシノヒタイ:タデ科
同じタデ科なので、花はそっくり
葉の形が牛の額にも見えることから『ウシノヒタイ(牛の額)』と呼ばれることもある
↑ これはかなり濃いピンク色  白花もある

 
鳥居峠に着いた あずまやで休憩  13:35〜14:00

   
 カンボク(肝木):レンプクソウ科
 葉っぱが三つに分かれている
真っ赤でつやつやしておいしそう〜 (有毒ではないがとても不味いんだって)

   
  ウド(独活):ウコギ科
黒い実が、いっぱいできていた

 
  ツリフネソウ(吊り船草):ツリフネソウ科
湿っぽいところに群生

一里塚跡
『鳥居峠の一里塚は残っておらず、
古老の話や古地図から
「ほぼこの辺り」ということで建てた石碑』だって

   
 フシグロセンノウ(節黒仙翁):ナデシコ科
 鮮やかなオレンジ色の花! 盛りは過ぎて、虫食いや萎れた花が多かった

   
  サンショウ(山椒):ミカン科
赤い実がびっしり
葉っぱをちぎって、少しもんで匂いを嗅ぐと
まさしくサンショウの香り

  ミント:シソ科ハッカ属
葉っぱをちぎって匂いを嗅いで見た
ハッカの匂いだった

   
   
奈良井の宿に出た 14:40
観光客の間を歩いて、奈良井駅を目指す
途中、そっくりさんに出会った
上 バッタの仲間 一瞬「本物では?」と思ったほど精巧だった
下 水鉢に、カエル3匹  すご〜い  これらを編んで作った作者に感激!

  
駅への途中で、以前おいしかった地ビールを探して手に入れたが
味が同じではなかった・・・
奈良井駅 15:00着 15:19発に乗車

  春の鳥居峠  2018/5/4  2017/5/14  2016/5/28
  秋の鳥居峠  2017/9/3  2016/10/2  2016/11/20
  雪の鳥居峠  2017/3/4

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