初夏の花三昧 ハイキング
カナディアン・ロッキー
          (キャンモア・サスカチュワンクロッシングを起点に)

カナディアンロッキーの


ハイキング  5日目     エメラルド・レイク周辺の


    ハイキング1日目  ヤムナスカ・メドウ     ハイキング2日目  ターミガン・カール
    ハイキング3日目  ボウ・レイク周辺     ハイキング4日目  ウイルコックス・メドウ
    ハイキング5日目  エメラルド・レイク周辺


                           ハイキングの概要はこちらです

[Red Elderberry]
レッド・エルダーベリー

ニワトコが近縁


Bunchberry
バンチ・ベリー
Bunch(集まっている)berry(実)
白い花のようなものは包葉で、
花は目立たないが中心に
雌しべのようにある
そのため、実は集まってつくので
こんな名前がついたのだろう
日本ではゴゼンタチバナというが


Cornus(カナダ)
Cornaceae
(日本)
と学名が微妙に違っているが?




False Solomon's Seal
ホールス・ソロモンズ・シール
False(間違った)だから、
ソロモンズ・シールもどき・・・ということか

ユキザサが近縁


Willow(ヤナギ)の仲間


Stickseed
スティックシード
Stick(突き刺さる)seed(種)
鉤状のとげがある種ができ、
衣服や動物の毛に付いたりするので
こんな名前がついたらしい



[Tall Buttercup]
トール・バターカップ
つやつやと光り、日本でいうなら
ミヤマキンポウゲやウマノアシガタ
といったところ


ミヤマキンポウゲが近縁




Western Canada Violet
ウエスタン・カナダ・バイオレット
日本ならオオバシロスミレ・・・
といったところ
オオバキスミレはあるが白はないが


オオバキスミレが近縁


Oregon Grape
オレゴン・グレープ
私のマンションの通路の両側に
そっくりな花が植えてあるが・・・
ヒイラギのように
とげとげの葉っぱもそっくり


ヒロハヘビノボラズが近縁




Round-leaved Orchid
ラウンドリーブド・オーキッド
Round-leaved(丸い葉の)
Orchid(ラン)と言う意味
日陰になっている道路わきのあちこち
たくさん咲いていた


オノエランやカモメランが近縁


Round-leaved Orchid
ラウンドリーブド・オーキッド
花を大きくアップして撮ってみた
そばかすがたくさんあって可愛い


オノエランやカモメランが近縁


Few-flowered Anemone
ヒューフラワード・アネモネ
真っ白で清楚な花である

ハクサンイチゲやニリンソウが近縁


Twinflower
ツインフラワー
Twinflower(双子の花)
まさにその通りの名前
日本では、リンネソウ
(リンネさんという植物学者)と言ったり
メオトバナと言ったりしている


ずばり!リンネソウ!




Common Pink Wintergreen
コモン・ピンク・ウインターグリーン
日本ならベニバナイチヤクソウと
いったところ
日本では、結構群生しているが
カナダでは孤高を保っている


ベニバナイチヤクソウや
マルバノイチヤクソウが近縁


[Tall White Bog Orchid]
トール・ホワイト・ボグ・オーキッド
Tall White(セイタカシロバナ)
Bog(湿地)のラン
バンフの町の川端に
たくさん咲いていた花と
同じように見えたが・・・


ミズトンボが近縁




Yellow Lady's Slipper
イエロー・レディース・スリッパー
1日目より株がたくさんあった

日本のカラフトアツモリソウと
ぴったり同じ!



Tall Purple Fleabane
トール・パープル・フレアベイン
Tall Purple(背高ムラサキ)
Fleabane(ムカシヨモギ)という意味
まさに背が高かった
しかし、1日目に見た花より
鮮やかさではこちらの方が秀でていたが


ミヤマアズマギクが近縁


Shurubby Ciinquefoil
シュラビー・シンクフォイル
Shurubby(低木の)
日本のキンロバイに似ているが・・・
あちこちで見かけた


キンロバイが近縁


Yellow Columbine
イエロー・コロンバイン
Columbine(オダマキ)
キバナオダマキという意味
これはややオレンジがかっていた
勿論、薄い黄色の花もあった


ミヤマオダマキや
ヤマオダマキが近縁
背丈からいうとヤマオダマキだが
ミヤマオダマキのほうに近い





Common Labrador Tea
コモン・ラブラドール・ティー
葉を押しつぶすと
スパイシーな香りがするらしい
試してくればよかった・・・
薬効もあるらしい
日本でいうと、イソツツジといったところ


イソツツジが近縁


False Asphodel
ホールス・アスホデル
False(間違った)
Asphodel(ツルボラン)
ツルボランモドキといったところか
偽者扱いは可哀相な・・・
日本では、ヒメイワショウブと似ている
ただカナダのほうが大型であるが


ヒメイワショウブや
チシマゼキショウが近縁



White Camas;
Mountain Death Camas
ホワイト・カマス;
マウンテン・デス・カマス
よく見ると可愛い花なのに、
怖い名前がついている
日本では利尻島に咲く
リシリソウに似ているが、
こちらには毒草とは書いてない
山の上ではまだ蕾だったが
ここではたくさん咲いていた


リシリソウが近縁




Yellow Dryad
イエロー・ドライアド
Dryad(ギリシャ神話の
ドリュアスの名前がついている)
花は皆うつむいている咲いていたのに
花が終わると背が高くなり
頭を持ち上げてくる
多分、種を飛ばすためだろう
タンポポも同じように、花が終わると
ぐんぐん伸びてくる


チョウノスケソウが近縁




[Racemose Pussytoes]?
レースモーズ・プシートーズ
ハハコグサのような咲き方をしていたが・・・
Race(レース・競争)

エゾノチチコグサが近縁
タカネヤハズハハコの方が
似ているが・・・と思って調べたが
エゾノチチコグサ属と
ヤマハハコ属の違いがあった


Common Butterwort
コモン・バターワート
Butterwort(バター植物)という意味
バターのようにべたべたした葉で
虫を捕らえ、その養分を吸い取るらしい

日本でいうと、ムシトリスミレといったところ

ぴったり!ムシトリスミレ!


Bracted Honeysuckle
ブラクテッド・ハニーサックル
Bracted(包葉のある)
Honeysuckle(スイカズラ)
たくさんあったがたいていは
終わりかけていた
日本でいうなら
オオヒョウタンボクといったところ


オオヒョウタンボクやケヨノミが近縁




Black Gooseberry
ブラック・グーズベリー
Gooseberry(すぐり)
・・・おいしい実がなる


トガスグリやエゾスグリが近縁


Wild Strawberry
ワイルド・ストローベリー
山の麓から山の稜線まで
いたるところで見かける
日本ならシロバナノヘビイチゴ・・・
といったところ


シロバナノヘビイチゴや
ノウゴウイチゴが近縁


[Goldthread]
ゴールドスレッド
これが3つ葉だったらコガネイチゴ
というところだが・・・



[Narrow-Leaved Meadowsweet]
ナローリーブド・メドースイート
Narrow-Leaved(ホソバ)
Meadow(草地)の
sweet(甘い)
結構背が高くひょろひょろしていた
日本にもカンゾウ(甘草)という花があるが


[Red osier Dogwood]
レッドオウザー・ドグウッド
osier(コリヤナギ)
Dogwood(ハナミズキ)
ミヤマシグレに似ているなあ
・・・と思いながら撮る

Red・・・そういえばミヤマシグレも
赤い実をつける


ミズキやクマノミズキが近縁




Thimbleberry; Solmonberry
チンブルベリー;ソロモンベリー
大きな葉っぱで花も大きい
カナダ人はソロモンが好きなようである
「ソロモンの印章」という花もあったし

Thimble(裁縫用の指抜き)とは
またなぜだろうか?


ベニバナイチゴやコガネイチゴが近縁
ベニバナイチゴのシロ版の大型なので
オオシロバナイチゴといったところ


Queen’s Cup
クイーンズ・カップ
女王様のカップとはなぜ?
どこがカップになるのだろう
葉っぱのつき方が
カップに似ているということだろうか?

日本では、ツバメオモトが近縁か
1つの株に1花・・・当然実も1つ
日本のツバメオモトと違う点である


ツバメオモトが近縁
実はやはり紺青色のようである




Low Bush Cranberry
ロウ・ブッシュ・クランベリー
Bush(潅木)
Cranberry(ツルコケモモ)
低木のコケモモといったところか


ムシカリやミヤマシグレが近縁


Foamflower
ホームフラワー;
Foam(泡)の花
小さな花を泡に見立てたらしい
日本では、ズダヤクシュといったところ


ズダヤクシュが近縁


Clasping-leaved Twisted Stalk
クラスピング・リーブド・ツイスティッド・ストーク
Clasping-leaved(留め金型の葉?)
Twisted(曲がりくねった)
Stalk(茎)・・・なるほど、
茎がまっすぐでなくジグザグに
伸びているのをさしているのだろう
日本ではタケシマランといっている
これは大きいのでさしづめ
オオバタケシマランになる


オオバタケシマランが一番近縁




Devil’s Club
デビルス・クラブ
Devil’s(悪魔の) Club(こん棒)
怖い名前がついている
とげとげの茎で殴られたら
さぞ痛いだろう・・・

日本なら、ハリブキといったところ
こちらはまだ優しい名前
これから花が咲くらしい

ハリブキが近縁
カナダのほうが背が高くなる



Saskatoon
サスカトーン
おいしい実がなるそうだ
大きな木にいっぱい花を
咲かせていたので
実もいっぱいできることだろう


ザイフリボク(シデザクラ)が近縁


One-sided Wintergreen
ワンサイデッド・ウインターグリーン
One-sided(片方のみ)
Wintergreen(冬でも緑の葉のまま
過ごす)と言う意味か

片方にのみ花が付くので名づけられた
日本なら、同じような花のつき方
からするとコイチヤクソウ


ぴったり!コイチヤクソウ!




Heartleaf Arnica
ハートリーフ・アルニカ
Heartleaf(ハート型の葉っぱ)をした
Arnica(ウサギギク)という意味
日本のウサギギクより
花びらがとがっている


ウサギギクが近縁


[Stiff Club-Moss]
スティッフ・クラブ・モス
Stiff(固い)
Club(先にコブのついた太い棒)
Moss(コケ)
ぴったりの命名・・・
スギカズラに似ている
苔むした切り株の上で見つけた


タカネヒカゲカズラや
タカネスギカズラが近縁




[Birch-leaved Spiraea]
バーチリーブド・スピラエア
Birch(樺)-leaved
カバの木のような葉っぱの
Spiraea(シモツケソウ)
群がって咲いていた大形の花

マルバシモツケやイワシモツケが近縁



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 これらの花の名前は現地で購入した2冊の本で調べました。
   「WILDFLOWERS OF THE CANADIAN ROCKIES」
   「PLANTS OF THE ROCKY MOUNTAINS」
 また、[       ]の花は、アルパインツアー現地ガイドの方に教えていただきました。
 青色字の近縁は、「高山植物」「山に咲く花」「野に咲く花」「樹木」「野草」(いずれも山と渓谷社出版)の学名で調べました。
 
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