もう一度静かな山へ
南アルプス縦走
       (広河原〜間ノ岳〜塩見岳〜荒川中岳〜小赤石岳〜椹島)


  8月8日 6日目 荒川小屋〜椹島ロッジ〜帰宅

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     荒川小屋5:00発・・・小赤石岳6:45・・・赤石岳分岐6:55・・・赤石小屋(ランチ)9:05〜9:25
    ・・・赤石岳登山口12:20・・・椹島ロッジ12:30〜13:00=畑薙ダムバス停14:00〜14:25
    ==静岡駅18:00〜18:25ーー多治見駅20:22着


 
荒川小屋前から富士山方面を望む
台風が関東地方に上陸すると
夜のTVニュースで言っていた

午前中は曇り、午後から雨・・・とも

5:00発

  
 荒川小屋前から
このまま予定通り前進すると
今日も明日も雨中行動となる

山なんて何も見えないし、稜線は風も強くなる
歩くのにも飽きてきたので
いいきっかけと思い下山することに決める

でも、下山だけで6時間はかかりそう

 
 チングルマ
大聖寺平手前のトラバース道で

ここだけまだきれいに咲いていた

 
 大聖寺平
小屋から40分のところで
もうガスが濃くなり雨もぱらぱら

風も強いが歩いている分には
寒くないのでそのまま前進

すぐ大降りになったので雨具を着込む
まだ6:15なのに

とにかく台風が伴う大雨で
下山路が川のようになり
がけ崩れもおきやすくなり
バスも不通・・・ということにもなりうるので
一刻を争って下山する

赤石小屋分岐から赤石岳頂上まで
ほんの5分だがパス
・・・・・・・・・・・・・

 下山
分岐からの下りは、丁度白馬鑓からの下山風景に似て
花いっぱいコース

カメラはザックの中にしまいこんだので
眼と心で見るだけにする

すれ違う登山者は3パーティーのみ

途中、「ススメバチがいますよ」と
言われたので、
首に巻いていた黄色いタオルで
髪の毛を隠すようにした

写真を撮らないのでスピードが上がり
標識のコースタイムより
やや早めに歩けた
・・・・・・・・・・

赤石小屋の外のベンチでランチ
屋根の下だったので濡れずに食べれた

小降りになったので上着だけ脱ぐ

今日の弁当は五目寿司
酢味なので全部おなかに入った
・・・・・・・・・・・・・・

赤石小屋から椹島まで3時間半
ぎりぎりバスに乗れるかどうかの瀬戸際

以前の私なら「大丈夫!」と思って歩いたが
今回は不安に思いながらひたすら歩く

 
 コウヤボウキ
もうすぐ下山口・・・の頃
コウヤボウキを見つける

秋の花がなぜ今頃?と
片付けておいたカメラを出す

 
 下山口
私の前を
膝が痛いらしく後ろ向きになって下りていく
男性を追い抜いた

今回、追い抜かれるばかりで
追い抜いた数少ないパーティーの1つ

鉄の階段を下りると舗装道路に出た!

 
バス停はどこ?
椹島のロッジを目指して
またまた階段道を下りる

 
 椹島に着いた!
荒川小屋を5時に出てから
7時間半でやっと着いた  12:30着

ここの受付で、荒川小屋の領収書を見せ
バスの受付番号票を貰いほっとする

13:00のバスに間に合わなければ
ここのロッジに泊まるつもりだったが
乗れるものなら乗ってしまおう
・・・・・・・・・・・・・

大雨だと畑薙ダムへ通じる道も
静岡駅へ行く路線バスも
通行止めになってしまうことがある

着替えする余裕もなく身支度をしてバスに乗り込む

くねくねした未舗装の道を
約1時間

路線バスに乗り換えて約3時間で
やっと静岡駅に着
・・・・・・・・・・・・・・・・・

新幹線でとんとんと多治見に着

多治見は雨のかけらもなし
台風予想はこの岐阜県では大ハズレ!
・・・・・・・・・・・・・・

加齢による体力減少と
日ごろのトレーニング不足と
汗を流して働かない生活のつけと
じりじりと照らされて歩いたための
体力消耗と
暑さのためおなかに入れることができなく
コーヒーやポカリなどの
水分から取るカロリーだけでの行動となってしまった

色々な思いを自問自答しながら
噛み締め噛み締め歩いた5日間だった!


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