3回目のスイスはツェルマット滞在型で

               「スイス・アルプス」  
                      
                   ホリデーフラットに1週間  ハイキング三昧

                               


1日目   6/29
 
中部国際空港出発チューリッヒへ

2日目  
6/30
 
チューリッヒツェルマットへ (H−1)

1日目 6月29日  2日目 6月30日(H−1) 3日目 7月1日(H−2) 4日目 7月2日(H−3)
5日目 7月3日(H−4) 6日目 7月4日(H−5) 7日目 7月5日(H−6) 8日目 7月6日(H−7)
9・10・11日目 7月7日・8日・9日 全行程 アルプスの花 旅のあれこれ
ハイキング地図はこちら ツェルマット市街地図はこちら

               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです

1日目   6月29日   中部国際空港出発チューリッヒへ

(     )の時刻は日本時刻

ルフトハンザ航空
機内食

今回初めてルフトハンザ航空を利用した

中部国際空港利用で
航空運賃がお値打ちな6月下旬で
エコノミー特別割引運賃を利用した

10:30発なので、12:00頃にランチ

さすが、ドイツ航空
ワインの他にドイツビールもあった

早速試飲してみたが
喉ごしが柔らかいのが特徴




ディナー

日本時間の20時頃にディナー

やっぱり私は白ワインがいい
フランクフルト空港

名古屋から11時間25分で
フランクフルト空港に着く

現地時間15:45(22:45)着


こんどは小型の飛行機で

乗継ぎして18:35(01:35)発
待ち時間が約3時間

1時間弱でチューリヘ空港に着く

チューリヒ空港と空港駅

チューリヒ空港に19:25(02:25)着

明日からの列車の旅に備え
今日中にスイスフレキシーパスの
バリデーション(旅行開始証明)を
しなければならない

スイスの列車は、
駅の改札口がないフリー乗車だが
検札時にチケットを持っていないと
高額な罰金を払わなければいけない

明日乗るオエリコン駅には
駅員が配置されているのか?
乗車予定の8:00頃には
受付をしてくれるのか?
さっぱり分からないので今日中に
手続きを済ませる必要がある

チューリヒ空港駅のどこで
その手続きができるのか
大きくて重いザックを担いで
空港から延々と歩いて窓口を探す

聞いて聞いてやっと窓口が分かり
スタンプを押してもらって
今度はまたホテルバスの所まで
延々と歩かなければならなかった・・・


ホテルバス・ゾーン

「到着階のホテル・バスより発着」
・・・とは聞いていたが
バリデーションの為に
あちこち探し回った後なので
そのゾーンを見つけるのにまた一苦労

聞いて聞いてやっと分かった

ホテルによって待つ場所が違うので
看板を見ながら今夜泊まる
「スイソテル」の名前を探す

バス発車時刻表があったので確かめると
30分おきくらいに来るようだと分かった

荷物車を後ろに付けた
小型のバスが来た
これでやっとほっとできる
21:00(4:00)

チェックイン手続きをし
明日の朝食が6:30からであることを
確認し、エレベーターへ

カードキーをかざして
エレベーターに感知させないと動かない
新しい仕組みだった

明日乗る駅の場所を今日中に
確認したかったが
外は暗くなっていたのであきらめて寝る





2日目  6月30日  チューリッヒツェルマットへ (H−1)


オエリコン駅

朝食前に駅の偵察に出かける

改札はなし
道から直接プラットホームに入れる

早朝から何本も動いていた




オエリコン駅

この駅を8:20頃に出発して
チューリヒ中央駅まで行き
そこからブリーク駅まで行く予定
路面電車

日本では珍しくなった路面電車も
走っている

スイソテル

今回朝食付きのホテルはここだけ

また1週間後にも
この同じホテルに泊まる予定


室内灯はカード式

右側にカードを差し込まないと
電気がつかない
オエリコン駅

部屋の窓からオエリコン駅を見下ろす

まさに駅前ホテル

偵察の帰りに
キオスクでサンドイッチを購入

1フランが100円と考えると
ずいぶん高いサンドイッチだった




これから乗車

チューリヒ中央駅へ行く電車は
何本もあるので適当に乗車
ずいぶん混んでいた

9:00発の「IC816」に
乗換える予定だったが
ギリギリの行動は「イヤ」という希望で
1本前の電車に乗ることにする

*ICというのは、インターシティ
大都市間を結ぶ特急列車のこと


チューリヒ中央駅

チューリヒ中央駅、8:32発
これでブリークまで乗っていける
前もって聞いておいた
ホーム番号とは違うので
時刻表を見たり、聞いたりして確かめる

車両には日本人は我々だけ




ブリーク駅

ゴールデンパス・ライン
・・・と言うだけあって
ずいぶん高いところを走っている
何しろヘリコプターより高いのだから

山の縁を削って線路が走っている
高架ではないので安心感がある

ブリーク駅ではいったん外へ出て
ツェルマット行きの
赤い電車に乗り換える

ここから氷河特急も出ていて
一昨年行ったサンモリッツまで
通じている




ブリーク駅

1本前の列車でここまで来たが
ツェルマット行きは、本数が少なく
結局ここで1時間待つことになった

サンドイッチを食べながら待っていると
賑やかな音楽が聞こえてきた

なんだろうと見に行くと
野外劇風の出し物だった




ブリーク駅

昔の衣装を着た娘役が
兵隊に手を縛られて連れられてきた



ツェルマット行き

やっと赤い電車が来た

日向はジリジリする暑さだが
日陰は涼しくカラッとしている

12:05発
約1時間ちょっとでツェルマットに着く
電車の中から

氷河が見えた!

思わずカメラを取り出しパチリ


ツェルマット

13:24着

「ハイキングをする格好の年配の女性2人」
・・・を探していたお迎えの人に出会う

ここらは、ドイツ語圏なので
ホリデーフラットの使い方を
説明してもらうよう
前もって依頼してあったわけ

若い女性のお迎えで
歩いて5分くらいのホリデーフラットへ




ゾンマット

地下を入れて3階の左から2番目が
我々の部屋

オーナーはバカンスでお留守だ・・・と

彼女が代わりに
あれこれ説明をしてくれた

ベッドは壁収納タイプ
台所つき・バスタブつき
大きなロッカーが2つ
(部屋の様子は、9-10-11day 参照)


窓からマッターホルンが
見える!

明日からは、天候が下り坂
天気がいいときに出かけようっと

何しろ21時頃まで明るいので
これからだって遅くはない


地下ケーブルカー駅

ホリデーフラットから
徒歩7〜8分で地下ケーブル駅へ

「ブラウヘルトまで」と言ったのに
チケットにはスネガと書いてある

おかしいなあ?と思いながらも
自動改札機から入る
(結構機械もミスをして
通してくれないことが何度もあった)

15:45発




スネガ駅

スネガからロープウエーに乗って
ブラウヘルトへ

そこからハイキングする予定

山がきれいに見える!

ロープウエーから

ロープウエーから
マッターホルンがきれいに見える!!


スネガ駅を見下ろす

地下ケーブルは3分で
2288mまで登ってしまう
でも、外は何も見えない・・・




ロープウエーから

ぐるりがすばらしい展望!
ブラウヘルト駅

ブラウヘルト駅に着いた

でも、出ようとしても
自動改札機が通してくれない

駅員さんにチケットを見せると
追加料金が必要だ・・・と

やっぱり、そうだよね
追加料金を払って駅の外へ出る
ここはもう、2571m
八ヶ岳ほどある

ここで、すでに16:00過ぎ
でも、太陽はまだ真上にある




ハイキング開始

到着したその日に
こんなに天候がよくて
展望がすばらしいコースの
ハイキングができるなんて!!
標識を確かめながら

右・・・スネガ・フィンデルン・ツェルマット

左・・・ステリゼー・フリューアルプ

左へ進む
マーモット・コース

マーモットの彫刻と説明版が
設置してあるコースを下っていく

前方には氷河のある山々
足元にはたくさんの花


山と花に囲まれ

つい先ほど乗ってきた
ロープウエーも見える

時刻が遅いので
一般のお客はほとんどいない

静かな道を花に囲まれ
山に囲まれて歩く至福のとき


ヤギ?

カランコロンと
カウベルの音が聞こえてきた
牛?と思ったが体つきが牛ではない

羊でもない
ヤギ??
おなかから頭のほうが黒く
お尻が白い

見事に色分けされている




出会うのはイヤだなあ

彼らも登山道を歩いてくる
我々も同じ

道で出会うのはイヤだなあ・・・

道からはずれ
大きく迂回してすれ違うことにする




ライゼー

青い色・・・氷河湖の色

スネガ駅から少し戻らないと
いけないようなので
立ち寄るのはやめ
ひたすらツェルマットを目指す
スネガ駅前

ここから地下ケーブルに乗れるが
まだ歩き足りないので
ツェルマットまで歩くことにする
石屋根の集落

フィンデルンの集落へ行きかけたが
広い道をだらだらと歩くのは
止めようと相談がまとまり引き返す




ツェルマットを目指す

分岐ごとに下りの道を選びながら
どんどん歩く
マッターホルンを見ながら

下って行けば
ツェルマットへ行けると分かっている



ディナーは和食で

帰ってから
どのコースを歩いてきたかを
振り返ったが、手元の地図に
すべてのコースが書いてあるとは
限らないようで、考え悩んだ

ディナーは
日本から持ってきたご飯と味噌汁

土曜日はコープがお休みだから
買い物ができない
ねずみ返しの石

中を見に行ったら廃屋だった

19時頃にツェルマット着





ブラウヘルド駅からツェルマットまでに出会った花

Cerastium arvense
ケラスティウム・アルペンセ
ミミナグサの仲間




Cerastium latifolium
ケラスティウム・ラティフォリウム
ミミナグサの仲間


Galium megalospermum
ガリウム・メガロスペルムム
ヤエムグラの仲間


Myosotis alpestris
ミオソティス・アルペストリス
ワスレナグサの仲間

花の中央に黄色の花芯があり
底から放射状に白い線が出ている




Saxifraga paniculata
サクシフラガ・パニクラタ
ユキノシタの仲間


Thymus polytrichus
ティムス・ポリトリクス
イブキジャコウソウの仲間

ツェルマットの郊外から稜線まで
あちこちに分布していた
Erysimum cheiri?
エリシウム・ケイリ?
アブラナ科

まぶしいほどの蛍光色




Erysimum cheiri?
エリシウム・ケイリ?
アブラナ科

左の花の群生地


Doronicum clusii
ドロニクム・クルシイ
キク科

Veronica fruticans
ベロニカ・フルティカンス
クワガタソウの仲間




Pulsatilla apiifolia
プルサティラ・アピイフォリア
オキナグサの仲間

Pulsatilla apiifolia
プルサティラ・アピイフォリア
オキナグサの仲間

名称不明

Geranium Sylvaticum
ゲラニウム・シルバティクム
フウロソウの仲間

高山ゆえか背が低い




名称不明


Bartsia alpina
バルトシア・アルピナ
ゴマノハグサの仲間

Silene acaulis
シレネ・アカウリス
ナデシコの仲間

Gentiana
ゲンチアナ
リンドウの仲間

よく似たものがたくさんあって
区別しにくい




Linaria alpina
リナリア・アルピナ
ウンランの仲間

Pulsatilla apiifolia
プルサティラ・アピイフォリア
オキナグサの仲間

オキナグサの仲間




Carduus defloratus?
カルドゥウス・デフロラトゥス?
アザミの仲間

Aster alpinus
アスター・アルピヌス
ミヤマアズマギクの仲間

Acinos alpinus
アキノス・アルピナス
シソ科

Pulsatilla apiifolia
プルサティラ・アピイフォリア
オキナグサの仲間




Euphorbia cyparissias
ユーフォルビア・キパリスシアス
トウダイグサの仲間

Euphorbia cyparissias
ユーフォルビア・キパリスシアス
トウダイグサの仲間

花のアップ




Campanula barbata
カンパヌラ・バルバタ
キキョウの仲間

Pedicularis oederi
ペディクラリス・オエデリ
シオガマの仲間

Erysiumu cheiri?
エリシムム・ケイリ?
アブラナ科

Sempervivum montanum
センペルビブム・モンタナム
ベンケイソウの仲間




Heracleum sphondylium
ヘラクレウム・スフォンデリウム
ハナウドの仲間


Campanula scheuchzeri
カンパヌラ・シェウキツェリ
キキョウの仲間

Rhinanthus glacialis
リナントゥス・グラキアリス
ゴマノハグサ科




ダイコンソウの仲間?

チングルマの種に似ているが
ねじり方が不規則でばらばら




Verbascum nigrum
ベルバスクム・ニグルム
ゴマノハグサ科


Biscutella laevigata
ビスクテラ・ラエビガタ
アブラナ科

Saxifraga paniculata
サクシフラガ・パニクラタ
ユキノシタの仲間




Geranium Sylvaticum
ゲラニウム・シルバティクム
フウロソウの仲間


Lotus alpinus
ロータス・アルピヌス
ミヤコグサの仲間

Phyteuma orbiculare
フィティウマ・オルビクラレ
キキョウの仲間




Laserpitium halleri
ラセルピティウム・ハレリ
セリ科
Rosa pendulina
ローザ・ペンドリナ
バラの仲間

Silene vulgaris
シレネ・ブルガリス
マンテマの仲間




Veronica chamaedrys
ベロニカ・カマエドリス
クワガタソウの仲間



花の名前を調べるのに参考にした図鑑

  
 Fleurs DE MONTAGNE     Jean−Denis Godet
 Blumen der Alpen        
 スイスアルプス 高山植物ポケットガイド  岡田 季代子
 スイスアルプスの花をたずねて  小嶋 潔  山と渓谷社
 日本の高山植物  山と渓谷社
 日本の野草     山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 高山に咲く花  山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 山に咲く花    山と渓谷社 

 牧野新日本植物図鑑         北隆館
 


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