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AM.5:00頃
月とマッターホルンが液晶の中に見えた
夕方はいつまでも明るいが
(9:00でも6:00ごろの明るさ)だが、
夜明けは遅い
いつもこの時刻には太陽が出ている
今日は天気がよさそう!
だったら、3000mへ行こう!
急いで朝食の用意をする
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ホリデーフラットの玄関先から
見えるホテル群
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昨日調べておいたバス停でバスを待つ
うっかり左ハンドル(右に乗降口がある)
・・・ということを忘れて道端で待っていた
「クラインマッターホルンへ行く」
・・・というと、フリーパスになった!
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バスを降りて、
スキーヤーの後についていくと
エレベーターがある
表のドアも裏側のドアも同時に開く
それに乗って上へ行くと
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エレベーターを出て
道を渡ると切符売り場がある
「クラインマッターホルン、リターン」
といって、スイスフレキシーパスを見せる
・・・と、3割引になる
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自動改札の横には大きな看板があって
クラインマッターホルンやシュワルツゼー
ゴルナーグラートなどの
現在の気温が表示される
クラインマッターホルンはー3℃
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ロープウエーで、まずフーリまで行く
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フーリからトロッケナーシュテークへ
そこでまた乗り換えて
クラインマッターホルンへ
表示と矢印を確かめながら
どんどん進む
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始発のロープウエーはがら空き
スキーヤーと、アタックメンバーが
乗っているだけで
ハイキングらしい格好は我々だけ
ロープウエーのガラス越しからでも
圧倒される景色
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ゴルナー氷河より
間近に見下ろせるテオドール氷河は
迫力満点
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こちらから見るブライトホルンは
かなりの急斜面
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氷河の上をロープウエーが渡る
ブライトホルン氷河も見える
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終点駅に着いた
長いトンネルを通り、
外へ出るために防寒具を着て
その上に雨具も着込む
トイレを探していた同行者が
「見つからない」・・・と言う
絶対どこかにあるはず・・・と
一緒に探すが
エレベーターに乗って屋上に出てもない
おかしい・・・絶対あるはず
ロープウエーを降りたところまで
引き返すとあった!
ところがここが有料
2フランいる
でも、「2フラン入れても開かない」・・・と
おかしい、そんなはずはない
両替機で2フランを作り
他の扉で試してみると
ちゃんと開いた!
コインを入れるードアの取っ手を押す
・・・このタイミングが悪かったらしい
トイレ探しで小1時間かかった
ドキドキして心臓にもよくなかった
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トイレ騒動であわてたが
3883mの展望台は我々のみ
静かで風もない
↑ マッターホルンをバックにしてパチリ
こんなにゆっくり静かに過ごせるなんて
ラッキー!!
そのうち、男性が1人上がってきたが
それでも静かさは保たれたまま
どこを見てもすばらしい展望
マッターホルンが
変わった角度で見えるのも
おもしろい
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右に半分隠れているのが
マッターホルン
その左が ダンデラン
左端が モンブラン 4807m
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見下ろすと氷河!
緑っぽい岩屑もみえる
遠くは、ユングフラウやメンヒの方向
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左の方から ダン・ブランシュ
オーバーガーベルホルン 4063m
チナールロートホルン 4221m
ヴァイスホルン 4505m
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真っ白な雪面
芥子粒より小さく
登っていくパーティーが見える
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初めはほとんどまっ平
それからだんだん傾斜が出てきて
尾根に出たら右へ行くと
・・・ブライトホルンの頂上
20年ほど前に登頂した懐かしい山容
次のロープウエーが着いたらしい
日本人団体客が続々と上がってきた
賑やかになったので
エレベーターで下に行き
外へ出ることにする
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通路から出てすぐのところで
ザイルをつないでいるパーティーがいる
ここではまだアイゼンは着けない
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↑ 少しだけ雪の上を歩いてみた
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20年前、私たちもガイドと一緒に
あんなふうに歩いた・・・
その気分に少しでも浸ろうと歩き始めたが
にわかに風が強くなってきた
後ろを振り返っても、同行者の姿が遠い
引き返すことにする
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風が強いので
アイスパレスに入ることにする
中央に入り口が見える
このスキー場の下に
氷の宮殿が作ってある
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周りはみんな氷
氷をくりぬいたトンネルを通ると
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マリア像とイエスの像などと
足元の敷物以外はみな氷
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氷がたくみに彫られて
テーブルといすが作られている
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氷の中に花が入っている
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酒瓶は本物
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角の立派な鹿の仲間
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どんどん賑わってくるので
そろそろ降りて、
シュワルツゼーからの
ハイキングに出かけたい
下りのロープウエーは日本人で満員
トロッケナーシュテークから
シュワルツゼーまで
ゴンドラで行けるかも・・・と思って
係りの人に尋ねるが
「フーリまで行ってから
乗り換えるように」の返事だった
トイレが満員で長蛇の列
同行者は最後に並んだようで
なかなか来ない
「もし乗り遅れても
次のロープウエーで行けばいいから」
・・・と声をかけたが間に合った
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でも、3883mや2939mで
トイレに奔走したことと
シュワルツゼー行きのゴンドラの中で
冬装備を脱いでいたのが
いけなかったらしい
同行者に高度障害が起きたらしい
気分が悪い・・・と言う
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駅を出ると吹き飛ばされそうな強風
さっきのクラインマッターホルンの方が
高度が高いのに
ここ2589mのシュワルツゼーの方が
風が強い
気分はよくならず
「切符だけ買ってもらえれば
私は1人で帰るから」・・・と
ハイキングでツェルマットへ降りるにも
天候が不安
ガスも出てきた
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ハイキングはあきらめ
2人で帰ることにする
風はますます強くなってくる
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帰りのゴンドラで
ますます気分が悪くなったようで
ビニール袋を渡す
駅前でバスを待つ間も辛そうにして
座っている
やっとのことでホリデーフラットに着き
ベッドに直行
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私は歩き足りないので
ツェルマットの街中へ行くことにする
ホリデーフラットへの近道
ここを通れば駅へも、
コープへも多少近くなるので
何度も愛用した
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ゴルナーグラート行きの駅を
右手に見て
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線路を渡って右へ曲がれば
すぐにコープとツェルマット駅
左はスネガ行きの地下ケーブル駅へ
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馬車は観光客用
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旧い家並み オーバードルフ
もちろん木造だが
いかにも旧い木が使ってある
それでも1階はお店になっている
山手には新建築の家
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通りは観光客でいっぱい
ここなら少しは静かさが得られる
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静かでひんやりしている
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旧い家だがゼラニウムが飾ってある
人気(ひとけ)は??
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ツェルマットと妙高は姉妹都市なんだ
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氷河の緑がかった土を溶かし込んだ川
何度も行き来した
20年前は、お墓の裏手は
何もなかったが
今ではお墓は町の中央になっていて
なんだか変な感じ
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街中に残してある一角
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町の大通りから1本外れると
今にも傾きそうな旧い家が並んでいる
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街中ウオーキングの帰りに
コープによって
おいしそうなチェリーを買った
昨日のソーセージとインゲン、にんじん
キャベツなどを使って味噌炒めにする
ワインは勿論ボトルでお値打ち品を
ベッドでぐっすり眠ったせいか
同行者の気分もよくなったようで
食欲もしっかりある
食欲が出てくれば大丈夫
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