ガルワールヒマラヤ(インド)

   
 花の谷・ヘムクンド湖トレッキング


1日目 7/9  出国 2日目 7/10 デリー着 リシケシへ移動

 3日目 7/11 ジョシマートへ移動 4日目 7/12 ゴビンダガートへ移動後
ガンガリアへ
  トレッキング1日目

5日目 7/13  ガンガリアから花の谷往復
トレッキング2日目
 
 6日目 7/14 ガンガリアからヘムクンド湖へ
行きは馬  帰りは歩き
トレッキング3日目

 7日目 7/15 ガンガリアから馬でゴビンダガートへ
バドリナートへ移動
トレッキングなし・・・


8日目 7/16 ルドラプラヤグへ移動 
9日目 7/17 リシケシへ移動


10日目・11日目 7/18・7/19
デリーへ移動  深夜出国  帰国  帰宅

  
 全行程

 


  6日目 ガンガリア〜ヘムクンド湖往復(行きは馬・帰りは徒歩)

6:10  今日も天気は良さそう




青空だ〜

山が朝焼けに輝いている




3階から、お隣を見下ろす

朝早くから、コーランのお祈りの声を流している所(だと思っている)

そんな神聖な所を見下ろして申し訳ない・・・と思い、そっと物陰から見ていた




 宿の前の道

ヘムクンド湖へ行く巡礼者たちのメインロード




8:00

そろそろ出発かと思って、1階の食堂へ降りた

今日は、天気予報が「午後から大雨」になるとかで
全員徒歩は止めて、天気のいい早いうちに
ヘムクンド湖まで行ってしまおうと
いうのが、
ツアーリーダーの神谷さんとガイドのアロクさん達の結論

私は馬なんてず〜うっと前
お試しで乗ったことが1回あるだけ

心配と不安で、昨日の馬組の人にコツを聞きに行った

リラックスして乗っていればいいよ〜・・・とか、
登りは前かがみになって・・・などとアドバイス




   
 8:30になっても、まだ馬がそろわないらしい

昨日、急遽、「全員馬で」と決まったので
あちこちから集めるのが大変だったらしい




馬の集合場所へ移動  8:50



 
 
 ここに全員分の馬が揃っていた



昨日も馬組だった女性

余裕の笑顔




   
どの馬がいいのかもわからず、
「小さめの馬にしよう」とだけは考えて、選んだ

石垣の上に立って、「よいしょ」っと乗る

あとは、馬と馬子の男の子にお任せ〜

9:00頃出発

「何か座布団になるようなものがあるといい」と聞いて
枕カバー用に持って行った袋に
着替えの服を詰めて、「応急座布団」なるものを昨日作った

鞍の上に毛布がない馬だったので、ちょうどよかった




 ここは、「ホースポイント」  9:55

馬を休ませたり、お客が休憩したりする所




   
 彼が、馬2頭の世話をする馬子

2頭は綱で結ばれていなくて、
各自がそれぞれの速さで歩いていくらしい

私は、たまたま先頭の馬に乗ることになったのだが
この馬は、石畳の道をまっすぐには登らず
ジグザグに登っていく癖らしい

私だって、まっすぐよりジグザグの方が歩きやすいので
馬も同じなんだと感心してしまった

ジグザグはいいのだが、道ギリギリまで行くので
脇にある岩や木にぶつかりそうになったり
崖ギリギリを歩くので
「そんなに端に寄らなくたっていいよ〜!」と
つい馬に話しかける




続々と馬が到着

降りる時、なんだか足がふらついた

乗り慣れない馬のせいか・・・?
高度が高いせいか・・・・?




 
   
 後ろを振り返ると、展望はまだ広がっていた
(下山時は、ガスで真っ白  展望なし)




上の方からお祈りの声が聞こえてきた

こんな所まで声が届くんだ・・・

上の方を見ると・・・白い雪渓!を渡るトラバース道が見えた

昨日の段階では、
この雪渓を馬では通れないので
全員この「ホースポイント」から歩く・・・ことになっていたが
軍隊が出動して道を作ったので、通行可となった・・・と




   
 馬の溜り場  馬はここで休憩




 前の輪っかを持って、跨っている

足の長さの調節は、「あぶみ」が付いている紐を
ねじることによって短くなる

長すぎても短すぎても良くない

なかなか微妙・・・・




   
 神谷さんとローカルガイドとガイドのアロクさんが
最後に到着


全員揃ったところで、「チャイ」を頂き
また馬に乗ってヘムクンド湖へ




 両側から抱えられるようにして
年配の女性が登ってきた

両側は、息子かも?

こんなにまでして歩いて登ってくる人がいるのに
観光気分で馬を利用するなんて申し訳ない気分




 
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 馬も通れる石畳の道




先程休んだ「ホースポイント」を見下ろす



 
 
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 雪渓が近づいてきた




 これが、軍隊が出動して作った道

雪渓は、それほど厚くはなく、砂利の地面が見えていた




 
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 雪渓が終わるとまた石畳の道が続く




 こちらは、ショートカットの急坂道

馬は通らない(通れない)




 
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 馬のスピードがゆっくりなので、左右、後ろもパチリ

(翌日の下山は、とてもそんな余裕がないほど
馬のスピードが速かった)




 ジグザグ道なので、少し離れた人たちをパチリ

 
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 黄色い花・・・リュウキンカのような花が群生

雪が融けたばかりの所のよう




ガスが濃くなった

山の展望なし


 
 
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 前を行く人たちがガスで見えにくくなった




下を見ると、4頭が続く

 
  
 後ろから来る神谷さんの馬は、性悪(と聞いた)で、馬子が尻尾を握ってセーブしている




  
 もうすぐゴール

こんなに楽して花を見ながら登れるなんて、気に入った!

(と、喜んでいたのは、これで終わり
翌日、「道路が土砂崩れで長く待たなければならないから、早く下山する」ために
また、全員馬で下山と聞いたときには、「いいわよ〜」と軽い気持ちだったが
実際ふたを開けてみると、最悪!!!!だった)



  
 馬で登る日本人

歩いて下山するシーク教徒たち




   
 この先頭の馬に乗っていた




 2頭が連なっていたが、これは後ろの馬

どちらもおとなしく、快適だった




   
 ここで皆馬を下りる




続々とゴール到着

 
  
馬も解放されてほっとしているだろう




 

 
 ガイドのアロクさんがインタヴュー
TVカメラ??




 
 これがヘムクンド湖  4328m  11:40

ガスで上方の山は見えない




 
 シーク教徒の長老たち

写真を撮ってもいい…と許可をもらったので、ヘムクンド湖をバックにパチリ




   
これから湖の周りを歩いて、ランチ場所を探しに
左の方へ




 こちらは反対側の右側

湖に沿ってぐるりと回れるかと思ったが、
それはできないようだった

前方の囲いがある場所は、
後で分かったが、沐浴後に着替える場所のようだった




   
 シーク教の創始者「グル・ナーナク氏」が
瞑想していた所に建てられた「ヘムクンド寺院」の入り口

ランチ後、ここへ入場する・・・と

そのためには、髪の毛を隠すハンカチ(バンダナ)が必要
・・・だとかで
神谷さんは昨夜それを手に入れるために出かけたと聞いた

中は勿論撮影禁止

靴を脱がなければならないと聞いて
私はパスすることに決めていた




後ろを振り返ると
「ヘムクンド寺院」はすっぽりガスの中


 
   
チシマアマナの仲間:ユリ科

わ〜い!  花が出てきた〜




   
キンバイソウの仲間:バラ科

小さな花




   
 ヘムクンド湖ギリギリの縁を歩く




 キバナコマノツメソそっくり:スミレ科



   
 ワスレナグサやミヤマムラサキの仲間:ムラサキ科




  
 シオガマの仲間:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)




   
 
イワアカバナそっくり:アカバナ科

雌しべの先が膨らんでいる面白い形




   
ワスレナグサの仲間かな?:ムラサキ科

小さな花




  
湖の縁の黄色い花はリュウキンカの仲間:キンポウゲ科

前方の河原のような所でランチ休憩

湖に浮いている白いものは氷




   
 
 河原で、めいめいお弁当を広げる

ガイドのアロクさんと、ローカルガイド氏は、インドの女性たちと歓談




  
 ガスが晴れて、ヘムクンド寺院全貌が見えてきた

手前の白いものは氷




   
 サクラソウの仲間:サクラソウ科

円い塊を作る




 リュウキンカの仲間:キンポウゲ科

黄色の蛍光色




 
 昼食が終わったら、ヘムクンド寺院へ入る準備

神谷さんから渡されたオレンジ色のバンダナを被る




 
 リュウキンカを見ながらヘムクンド寺院へ




   
エーデルワイスの仲間かな?:キク科




   
ゼンマイのようなシダ植物:ゼンマイ科




 後ろを振り返っても、山はまだガスの中




 
私は湖のそばのベンチで、皆を待つことにした

ベンチの横が着替え場所(らしい)




   
おや、頭の赤い鳥   数羽が何かをつついて食べていた




 
 前方は、すこ〜し、ガスがとれた

後ろの山をふり仰ぐと、小さな黄色い花が咲いていた

そうだ!  皆が戻る前に登ってみようっと

うっすらと踏み跡があるから、行っても大丈夫・・・と思った




   
 
フクジュソウに似た花:キンポウゲ科かな?

背丈1cm程  花の直径5ミリ程の小さな花が咲いていた

鮮やかな蛍光色なので、遠くからでも目を惹く

陽の光を浴びてパラボラアンテナのようにぱっと開いているのは、フクジュソウと同じ




   
 
サクラソウの仲間:サクラソウ科


背丈30cm程  鮮やかな紫色!

馬で登ってくるときにも群生して咲いていた




 
上から失礼   寺院の周りは、オレンジ色のターバンを巻いた人や
マフラーのように首にかけている人がいる

圧倒的に男性が多い




   
 キバナシャクナゲの仲間:ツツジ科

淡い黄色




 
そろそろ皆が出てくるかなと思って、ベンチに戻って座っていると
ターバンを巻いた2人の男性が近づいてきて、写真を一緒に撮っていいか(というような身振りで)と声をかけてきた

えっ?  一瞬なんで??と思ったが「OK」と言ってベンチに並ぶと、
もう1人の男性は、なんと!スマホでパチリ・・・

私も慌てて、その男性にベンチに座ってもらい、パチリ

日本人が(日本人の女性が)珍しいよう・・・  これで2回目




   
その男性と別れた後、周りを観察していると、氷の浮かんだヘムクンド湖へ入っていく男性がいた

岸に繋がっている鎖(たぶん)を持って、ざぶんざぶんと頭まで何度も入って沐浴

他の男性は、1回きり肩まで

また、湖の水を、容器(入口で山積みにされていたたぶんポリエチレンの容器)に汲んでいる男性も、何人かいた




 
 そろそろ寺院の見学が終わる頃かな…と思った頃、神谷さんの姿が見えた

入口と出口は同じではなく、他の人たちは出口から出てチャイを飲んで休憩する場所にいた




 
 寺院の近くで集合写真  オレンジ色のバンダナが似合っている




 
 シーク教徒のお参りの人たち

オレンジ色のターバンの人が多いが、そうでない人もいるねえ

左隅のカップは、チャイのカップ

お参りに来た人に無料で提供されるとか




   
 威勢の良い掛け声のグループがこれから下山らしい  こちらは馬が通れない急な階段の道

「エイエイ、オー!」という感じ

アロクさんたちガイドは、私たちもこちらから下りる・・・と言っていたが、こちらは花がないと聞いて
「そんなあ〜!馬道で帰りたあ〜い  花がない道なんて〜」大反対

神谷さんが意を汲んでくれて通訳

遠回りで時間がかかっても、花の道がいい!




 
 左  門の近くのお店を過ぎ、急な階段を下りていく威勢のいいグループ

右  お店で売られている、ヘムクンド湖の水を汲んで持ち帰り用のポリタンク




 
 私たちも馬道から下山開始  13:15




   
   
 キク科かな?

さっき、裏山で見た小さな黄色の花(下段)と同じかな?  花も小さく、背丈も低いことは同じ
よ〜く見ると、違う

上段はキク科っぽいが、下段はキンポウゲ科のよう

ぱっと見には同じに見えた




   
 
  キンポウゲ科かな?

これも背丈は低く、花も小さいが、よ〜く見ると上の花とは違う

キク科っぽくはない
どちらかといえば、さっきランチの時に見たリュウキンカの仲間:キンポウゲ科かなあ??(下段)




  
   リュウキンカの仲間:キンポウゲ科

大群生!




   
  サクラソウの仲間:サクラソウ科

斜面いっぱいに咲いていたが、近づけれないので
遠くからパチリ




   シャクナゲの仲間:ツツジ科

これも斜面いっぱいに咲いていた




  
   ベンケイソウの仲間:ベbbケイソウ科

馬に乗っている時に見つけておいた




 
 ジグザグに続く道   あそこを馬で登ってきた




 
 所々にある青いテント屋根は、お休み処

こうやって見下ろすとかなりの急坂だったんだ・・・楽して登ってしまった

下りは快調  ダブルストックで膝の衝撃を緩和しているから




 
 これが馬が登れない急な階段の道

 
 大きな滝は雪渓へと続いていた




   
 
  ブルーポピー:ケシ科

ひょろひょろして、中国(タークーニャン山へ登った時)で見た花とは大違い

あちらは背が低くがっしりして、サボテンのような大きな葉っぱだった・・・(下段 比較のため借りてきた)




   
   ハクサンイチゲの仲間:キンポウゲ科

斜面いっぱいの大群生もあった




 ここで一休み

こんな大きな岩があるなんて、
登るときには気付かなかった




 
  ミヤマダイコンソウに似た花:バラ科かな?

この花の大群生地もあった





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   ワスレナグサの仲間:ムラサキ科

素敵な青色  ブルースカイ




  ユリ科の花

ややくたびれている



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この雪渓の向こうが、「ホースポイント」

   白色・・・ハクサンイチゲの仲間

濃いえんじ色・・・昨日花の谷で見たバラ科の花

黄色・・・ミヤマダイコンソウに似た花




   
 雪渓の奥は??  まだずっと続いていた




 雪渓の横を歩く




   
 軍隊が作った、例の雪渓の道




赤・白・緑の3色に塗られたガードレール(?)

ジグザグに延々と続く




   
   
   
  サクラソウの仲間:サクラソウ科

白いサクラソウは初めて   湿り気のあるところが好きらしい




   
   
  ブルーポピー:ケシ科

「ホースポイント」の近くで




   
  ワスレナグサの仲間かな?:ムラサキ科?

背が低くこんもりしていた




   
   ノミノツヅリの仲間:ナデシコ科

とても小さな花




   ユキノシタ科の花





   
    ワスレナグサの仲間:ムラサキ科

この花、ほんとに多かった




 どんどん下る

左下、ずっと下の方に大きな川が見える




 
  ムカゴユキノシタの仲間かな?:ユキノシタ科

左  ヘムクンド湖からの下山中であった花  小さなムカゴが付いている

右  南アルプス北岳直下で出会ったムカゴユキノシタ  (比較のため借りてきた)
赤いのがムカゴ




   
   ブルーポピー:ケシ科

おやまた会ったね




    ヘビイチゴの仲間かな?:バラ科

花びらと花びらの間がずいぶん離れている

 
  
  オオイヌノフグリやヒメクワガタの仲間:オオバコ科(ゴマノハグサ科)




   
  カラマツソウの仲間:キンポウゲ科

雄しべがぞろりと垂れ下がった花があった

日本のカラマツソの姿かたちとは大違いだが・・・




   
   ノイバラの仲間:バラ科

大きな株だった




   ギシギシの仲間:タデ科




   
 
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  サクラソウの仲間:サクラソウ科

麓近くになると、この花が多くなった




   
   
  テンナンショウの仲間:サトイモ科

この花も麓近くが好きらしい




   
ちょっと一休み

腰を下ろす際には、「フン」に要注意

暑くて日陰が恋しい




   ツリフネソウの仲間:ツリフネソウ科





 
   クモマミミナグサに似ている:ナデシコ科

2つの花の雌しべを比べてみると
右  3裂しているがまだ短い  雄しべもまだ短い・・・咲いたばかり

左  ずいぶん伸びている   雄しべも長い・・・咲いてから数日たっているかな?

なあ〜んて比べるのもまた面白い!




   
  調べ中

まだ咲き始め  毛むくじゃらの蕾




   
  スミレの仲間:スミレ科

タチツボスミレに似ているが、日本のタチツボスミレには毛がない

側弁にこんなに毛が多いスミレって日本にあったっけ??





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 何段もの滝と、雪渓




 花の谷とヘムクンド湖の分岐

    
 宿のある街に到着

結局大雨は降らなかった

馬で登った分、下山は花を見ながらゆっくり歩けて
よかった〜!!




早く着いた人たちは、コーラで乾杯!  16:00
(お酒類は無いので)



  
 フラワーガイド氏のお店

ここで花の谷の図鑑を購入   花の谷のDVDも鑑賞




 
 次へ続く
 

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