1日目
       遠見尾根から 
小遠見山往復



地蔵ケルン


小遠見山山頂
 
●場 所 長野県白馬村
●標高 小遠見山 2007m 
●山行日 2021年10月2日(土) 1日目
●多治見から
  登山口まで
多治見駅ー松本ー神城駅⇒無料のシャトルバスでエスカルプラザへ⇒テレキャビンリフトで終点駅まで(=登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バスなど
●参加者 丹羽
●コースタイム 多治見駅
松本駅駅
信濃大町駅
神城駅
エスカルプラザ

リフト終点駅
地蔵の頭
見返り坂
二ノ背髪
小遠見山山頂
見返り坂
アルプス平駅
エスカルプラザ
白馬駅前
ペンション
7:23発 しなの
9:08〜9:20
10:18〜10:26
10:59着〜11:05発
11:10頃着
 ↓
12:00〜12:03
12:10
12:33〜12:40
13:30
13:42〜13:48
14:22
15:34発
15:46着〜16:06発
・・・夕食・・・
17:12着
  1日目(小遠見山)  2日目(唐松岳)  3日目(下山)      
   周辺地図こちら  地理院地図はこちら


 10/2(土)〜10/3(日)の天気は◎!

北岳へ行くつもり
で、計画を立て、
山小屋の予約もし、カードで料金も支払った

所が、山岳会の仲間から
「大樺沢コースは通れないらしい」の情報を聞いた

慌ててあちこちの情報を集めると、
9/1から大樺沢に架かる橋を撤去してしまったので、
大樺沢を渡ることが出来ない』・・・とのこと

山小屋は、
広河原山荘に前泊して、
翌早朝出発して、
北岳山荘泊のつもりだった

大樺沢が通れないなら尾根経由で白根御池
そこから、
北岳山頂経由か、
二俣から八本歯のコル経由へのどちらか


どちらにしろ、計画していたコースタイムより
長くなることは必至
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年、南アルプスの主要な山小屋の予約は
南プスリザーブ」というネットでの予約法に替わっている
そこへ、「上記の理由でキャンセルしたいのだが・・・」
というメールを送ったところ

『この度のご予約は、新型コロナウイルス感染症対策、
豪雨や台風などの悪天候、もしくは林道閉鎖などの
やむを得ない理由により、
南アルプス市、(一社)南アルプス観光協会や
受入山小屋等の判断により
一律取消させていただきました。』
という返信があった。(9/29)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

キャンセルできたことは有り難いが、
では、予定していた10/2〜10/4の3日間、
天気が良いのに山へ行けない!?

10/6には2回目のワクチン接種があり
もしかすると副反応が強く出て
もう山へ登れないかもしれない・・・
と、悲観的なことも考えていた
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

そうだ!ほかの山は? 北アルプスは?
前々から計画書を書いていた
唐松岳へ
気持ちを切り替えた

さて、山小屋の予約は?
八方池山荘へ電話すると、
「10/2は満員。10/3なら空いている」の返事
いったん電話を切った

今度は
10/2をどうするか? どこで泊るか?
という問題があるので
白馬近くのコースをあれこれ考え
あちこちの駅前近くの格安ホテルを探した
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

結局、たどりついたのは、
「10/2、神城駅で下車
シャトルバスで遠見駅へ
ゴンドラ・リフトを乗り継いで
小遠見山を目指す
帰りの最終「白馬駅行きシャトルバス」に間に合うように
時間を見計らって引き返す」に決めた

次は白馬駅近くのペンションで
「送迎:可」の「ミーティア」というところに予約をした
1人で泊れる場所は数が少ない・・・

7:00始発のゴンドラに乗って八方池山荘まで行き、
暗くなる前に宿に着けばOKというプラン

急いで計画書を書き直し、
ココヘリと長野県に登山計画を送って準備ができた

あ〜あ、目まぐるしい展開だった!


   1日目 10/2(土)

 
 多治見ー松本まで「しなの」
お客は8割の入り

大糸線に乗り換えて白馬へ
(今年は、直接「白馬行き」の列車はない
すべて「信濃大町」で乗り換え)

コロナ以前は、多治見駅からしなのに乗ると
乗り換えなしの「白馬行き直行」があった

木崎湖
黄色は実った稲穂の色

   
 神城駅に着いた 11:00
下車は、3名

左 無料のシャトルバス(これに乗った)

右 白馬村シャトルバス 有料
うっかりしていて、2020年版を見ていることがあって慌てた
1日乗り放題券 800円
1回だけだと400円

同じ神城駅で出会った2つのバス
運転手さん同士が雑談

   
 5分くらいでエスカルプラザに到着
左右は秋の花のお花畑
・・・といってもほとんどは枯草色
建物に入ったはいいが
切符売り場が分かりにくい
スタッフに方向だけ聞こうとしたが
分かりにくいからと言って
案内までしてもらった

往復切符を買い(2600円)、
計画書をポストインして
すぐ、テレキャビンに乗り込んだ

 
 楽々、アルプス平駅まで行ける
この辺り、木々はまだ緑色

 
 後ろを振り返ってパチリ

 
 アルプス平駅
ここで山歩きに必要無いものを
ロッカーに入れておいた
300円
これで、気持ちだけでも身軽になった

 
 右側は、明日登る八方尾根方面
雲が多くて、どこがどこやら・・・

   
 次のリフト駅は
高山植物園の中を少し下ったところが乗り場

今の時期、花は少ない

リフトから、ゴンドラ駅を見上げた 
   
 リフトががら空き

それでも運転されている

アルペンホルンの練習グループを
横目に見ながら上へ
 
 
 赤い実は、ナナカマドの仲間
紅葉にはまだまだ早い

 
 右手にチラリと白馬鑓(多分)が見えた
雲が無ければ、
白馬三山がずら〜っと並んでいるはず

 
 リフト終点駅に着いた
残念! 雲が多くて山が隠れてしまっている・・・

 
 身支度をして出発 12:03
すぐ分岐がある
地蔵の頭へ直接行く急なコースへ右折

 
 麓を振り返っってパチリ

 
 ついさっきまでいた
アルプス平駅を見下ろしてパチリ

 
 あ〜、山が見えた
黄葉が綺麗になってきた

 
 地蔵の頭にあるケルン 12:10

 
 階段・階段・階段続きで、
嫌になってしまった
樹林の中で展望はないし・・・
もうや〜めた!という気分になったほど
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

見返り坂 12:33
ここでやっと展望が開けた

おなかが空いて元気が出ないから、
悲観的になったのかも・・・

卵&チーズのサンドイッチを食べて
やっと一息ついた

この後、自分でも不思議なほど
元気になった

 
 見返り坂から-1
ベンチに座って周りを見渡すと
赤い実の
ナナカマド!
 
 見返り坂から-2
どちらかと言えば、黄葉の方が多い
遠くに、地蔵ケルンも見える
 
 見返り坂から-3
明日登る八方尾根も見える
 
 10分ほど休んで、さあ出発
段々赤色が増えてきた

 
黄色と赤のトンネル〜

 
 右手は、見えそうで見えない八方尾根

 
 前方に見える山の左端が、小遠見山?

   
 ミヤマママコナ:ハマウツボ科
残り花

ゴゼンタチバナ:ミズキ科
 
   
 アカモノ:ツツジ科

シロモノ:ツツジ科
 
  
 前方に見えるのは、天狗岳(1940m)?
立派な山容

 
 二ノ背髪
ちょうど曲がり角のピーク
山頂はここから約20分

 
 右手前方につながる尾根が、
五竜へ通じる稜線

 
 山頂はすぐそこ

 
 ナナカマドの紅葉と、八方尾根

 
 「五竜まで6km」の標識
でも、ここで右折すると、小遠見山へは行けない
直進して、小遠見山を踏んでから
急斜面を下って、縦走した方がいい
去年は、そのコースを登って小遠見へ来た

 
 登ってきた方を振り返る

 
 おや、足元にオヤマリンドウ

 
 小遠見山に着いた 13:42
リフト終点駅から約1時間40分
1時間35分で行ける・・・というのは本当だった
見返り坂で休憩したけどね
先客は1人
ずっと五竜が顔を出すのを待っていた(多分)

 
 お地蔵さまと石碑
その奥に見える尾根が硫黄岳へ行く尾根のよう

 
 正面が五竜岳
雲が山頂を隠している

 
 中遠見〜大遠見へと続く稜線
そして、五竜はまだ雲の中

 
 登ってきた方(二ノ背髪方面)
遠くの八方尾根に見える白い建物は、
明日泊まる予定の八方池山荘

待っていても雲は取れないので、
下山することにした 13:48

 
 二の背髪」 13:55
下りは早い!

 
 紅葉と黄葉

 
 やっと五竜の全容が見えた 14:04
山頂から下り始めてから15分後

 
 一の背髪」 14:08
早い早い〜
登りは15分はかかったのに、下りは4分

 
 真っ赤な実がた〜くさん!
ナナカマドの仲間

   
 ついつい下りはスピードが出てしまう
長〜い階段!
登りはつらかったが、
下りはトントンとリズミカル

まだまだ階段が続く
今の時期花がないので、
立ち止まることもない
 
   
 見返り坂 14:22
通過〜

またまた階段!
帰りのバスが心配だったが
(エスカルプラザ16:06発)
これでは早すぎてしまう

 
 地蔵の頭ルートは止めて
地蔵の沼経由で降りることにした

しかし、やっぱり今の時期
花がないので立ち止まる事もなく
どんどん歩いてしまった

   
  調べ中
花が散った後の、萼?
初めて見た

 ドングリの仲間:ブナ科
ウロコ模様の殻斗

 
  
 ここから左折して、リフト駅へ向かった

 
 空を見上げると、
パラグライダー

 
 木道をどんどん歩く

 
  タムラソウ:キク科
これも残り花

  コウメバチソウ:ユキノシタ科
説明板には、
コウメバチソウ」とあったが
本当だろうか
学芸員や解説員がいる
高山植物園だから
間違いないよねえ・・・

 
  オヤマボクチ:キク科
背が高くて、立派な体格だった

   
 地蔵ケルンの方へ曲がり・・・

時間の余裕があるので
歩いて高山植物園へ降りることにした

 
 花の時期なら、ゆっくり観察しながら歩きたいところだが
今は、ほとんど枯れてしまい
残り花があるだけ

 
   
 セリ科の花と
 花の後の実 紫色

   
  ゴマナ:キク科
残り花

  オヤマリンドウ:リンドウ科
これも、残り花
   
  マツムシソウ:マツムシソウ科
これも、残り花

   
  アサマフウロ:フウロソウ科
これも、残り花

 
 クロマメノキ:ツツジ科
大きな実だった

   
  トリカブト:キンポウゲ科
立て札には、
ミヤマトリカブトと書いてあったが
他のトリカブトとの区別は難しい

 
 ロッカーから荷物を取り出し、
ゴンドラに乗り込んだ 15:34

 
 ゴンドラの中から、麓をパチリ
何だか黒い雲が低く垂れてきた

 
 もうすぐ麓駅

 
麓駅に着いた
エスカルプラザへ行く道沿いに
つやつやした黒い実がたくさんなっていた
葉っぱはアヤメ科の形
ヒオウギアヤメかな?

 
 エスカルプラザの作りは
あまり効率的ではないな・・・が第一印象

バス待ちの時間はたっぷりあったのに
有効利用できる場所がない
バスを待っていると、雨がパラパラ・・・

そのうち強く降ってきた

下山して屋根の下にいるからいいものの
歩いている人は大変

五竜から下山してきた人の話では、
強く雨が降って、アラレも降ってきたとか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

白馬駅行きバスに乗って
白馬駅へ 16:30着

予約したペンションは、
16時までならお迎えに行けるが
それを過ぎたらタクシーで来てください
・・・ということだった

食事なしの素泊まりなので
駅前で夕食を食べておこうと思った

いつも利用する2階のお店
店じまい?らしかった
(コロナの影響かも)

やむなく、ラーメン屋さんに入った

その間もずっと雨が降っていたので
雨具を着て移動した

   
ペンション・ミーティア(流れ星という意味だって) 17:12着
1240円(八方ゴンドラ駅から白馬駅までと同じ)
車で5〜6分といったところ

右 今夜のマイベッド

お風呂はコロナの為か?
シャワーのみだった

トイレは共有
自販機無し
お茶セットも無し
冷蔵庫あり

雨が降っていては、外へ出かける気にもならず
早めに就寝


  次の日へ続く

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