飯田市の裏山 風越山へ  子どもの森公園から




風越山山頂


飯田IC付近から風越山展望
右の山は虚空蔵山
●場 所 長野県飯田市上飯田
●標高 風越山 1535.1m  虚空蔵山 1130m
●山行日 2021年12月15日(水)
●多治見から
  登山口まで
多治見=土岐IC=飯田IC=子どもの森公園(P)・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 今川、白木、丹羽
●コースタイム 多治見
飯田IC
子どもの森公園(P)
登山口
石灯籠
苦竹分岐
秋葉様石碑(分岐)
延命水
尾根道合流点
今庫の泉方面から引き返し
尾根道合流点
矢立木
合流点・展望台
大鳥居
駐馬巌碑
白山神社奥宮
木の根登り
風越山山頂
展望台
虚空蔵山
秋葉様石碑(分岐)
石灯籠
登山口
子どもの森公園(P)
飯田IC

6:06発
7:30
7:50〜8:18
8:24
8:56
9:14
9:44
10:03〜10:10
10:20
10:30頃
10:35頃
11:05
11:14〜11:23
11:36
11:38
11:48〜11:51
11:57
12:12〜12:40
13:19〜13:22
13:57〜14:17
14:31
14:58
15:19
15:24〜15:45
15:56

 周辺地図こちら    地理院地図    コース図    


 多治見から1時間40分程で
子どもの森公園」に着
ここに車を停めさせてもらった

 
 「風越山登山口」の案内板が無かったので
犬の散歩をしていた女性に尋ねた所、
「青いネットが見えるゴルフ練習場を目指して」
・・・とのこと

 
 駐車場の傍に、赤い実のなる木が植えられていた
メギに似ているけれど、棘は無し
実は長丸ではなくて丸かった
何だろう?

身支度をして出発 8:18

 
 用水路沿いに歩いて行くと、
「風越山登山口入口」の大きな表示板

 
そして、すぐまた、「風越山登山口の表示棒 8:24
ゴルフ練習場の方へどんどん進んで行くが
登山届を入れるポストは無し

 
 こんな石像が、いくつも
ずう〜っと登山道(参道)沿いに立っていた

 
 固い舗装道路が終わり、
やっと土の道になった

 
 「石灯籠」と呼ばれる場所 8:56
左から「滝の沢登山口」からの道と合流


 ここをクリックすると大きく見えます
 「風越山登山ルートマップ」
古びているが分かりやすい地図

「子どもの森公園」にもあるといいのに・・・

 
 これはもっと古びた風越山(権現山)解説版 ↓
・主に花崗岩で構成されている
・長野県指定天然記念物がある
  =ベニマンサク(マルバノキ)自生地
・世界でここだけと言われる樅の変種がある
  =アオオオシラビソモドキ(イイダモミ)
・信仰登山で地元民とのつながりが深い
  =市民や小学生らの集団登山、風越マラソンなど
・「ふき乱る かざこしやまの桜花 ふもとの雲に色やまかはむ』
  =後鳥羽院の歌(色やまかはむ・・・の意味が?)だと紹介


 
 ここにも石像

 
 登山道の落ち葉を掃除している男性に出会った
保育園児が集団登山するので
落ち葉で滑らないように掃除している・・・と

虚空蔵山まで3歳児が歩いて登るのが
年中行事になっているとか

掃除の終わった場所は見事にきれいになっていた!

(下山時にも、まだ掃除中だったし
小さな細い木の根を
パチンとはさみで切っておられた)

 
 分岐があった
右へ行くと「虚空蔵山・延命水方面」
左へ行くと「にが竹方面」
地理院地図には破線なし
広い道なのに・・・

苦竹とは、「真竹」のことだって

 
分岐のそばに「風越山へようこそ」の看板
『夕源平(ゆうげんぴら)に自生していたヤマザクラの種を取り、
約3年かけて種まきをし、苗を育てて植樹をしたそうで
地元の保育園児や小中学生が
「丸山」地区の大人と一緒に
その活動にも関わった』・・・の説明

平成30年(2018年)に植樹をしたそうで、
もう3年経っているので
花も咲くようになっているかも

 
 「蚕種石(こたねいし)」の説明板
「この付近の石にちょうど蚕種の様な粒々の苔が生え珍しい
風越山中で他にその類を見ない」・・・と
粒々下苔を探したが、これだ!というものは
見つけられなかった

 
 登山道の曲がり角の右手に、
ちょっぴり木の枝が邪魔してない場所があった

南アルプスだよね
でも、どれがどの山やら、さっぱり分からなかった

 
 また分岐があった 「秋葉様」という所 9:44
右へ行くと虚空蔵山へ
左へ行くと延命水へ
行きは、「延命水から」白山神社奥宮へ
帰りに「虚空蔵山経由で」下山とした ↓
 
 どちらからでも、結局は合流して
風越山へは行ける

 
たらたら道を歩いて行くと、また分岐
「船窪」という地名

地理院地図にはない

 
 延命水 10:03

どんな清流が流れているか楽しみだったのに
パイプからチョロチョロだった ↓
 
 飲んだ人の感想は、あまり芳しくはなかった

腰を下ろして休憩の1回目

 
 延命水からしばらく進んだところで、尾根道と合流 10:20
その近くに、
「ベニマンサク自生地の説明板」があった ↑
『風越山の分布地は他地区とは連続しない
日本における分布地の東北限地
飯田市西中学校の校章は、木の葉の形』だって

ベニマンサク(マルバノキ)の葉っぱと花と実の様子 ↓
参考のため借りてきた
 
2019/11///22撮影
 
2019/11/17撮影
 
2021/9/5撮影
ベニマンサク(マルバノキ):マンサク科  
上左 葉の様子(2019/10/22撮影)
上右 花の様子(2019/11/17撮影)  
下 実の様子(2021/95/撮影

 
  そして、「今庫の泉方面へ」の矢印があった
ヤマップの地図を見ると、
「左へたらたら道を進んでから、
三角形の二辺のように登って行けば
尾根道と合流できる」ようになっていたので
行きと帰りを別の道で行こうか・・・と話し合っていたので
左折した

 
最初は今までのような広くて歩きやすい国道並みの道で
マツボックリがごろごろ転がっていた

この「太田」という立て札からは 10:24
急に道が狭くなり、「市道か町道並み」の感じになり
おまけにどんどん下っていくようになったので
引き返すことにして、
さっきのベニマンサクの説明板のある所まで戻り、
「風越山」を目指した

 
 大きな矢羽根の形をしたモノが立っていた ↑ ↓ 11:05
さっきの道標にあった
「矢立木」とはこのことだったんだね

 
 人の背の高さと比べると大きいことが分かる

   
また分岐があった 11:13
今歩いてきた道が、「表参道」で
さっき、途中から引き返した
「今庫(いまくら)の泉」方面からの道は
ここで合流するわけ
(その道は下山道」とも書いてあった)

風越山へは右折

 
すぐ、「展望台」に着いた
やっと木に邪魔されずに南アルプスが見える〜と
喜んだが、100%ではなかった・・・


@↓
 一番左に見えた白い雪山=仙丈かな?
右へ少し離れてから2つと1つが繋がっている山=
白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)かな?
 
A    @の画像のちょっと右
 左の2つと1つが繋がっている山が白峰三山としたら
その右のとがった山1つは=塩見岳かな?
 
B   Aの画像のちょっと右
 左の2つポコポコ山が、悪沢・荒川  
その右、雲があってはっきりしないが、赤石・大沢
一番右のとがった山が聖かな?
右肩が下がっているし・・・

C ここをクリックすると大きく見えます
 麓の飯田市だよね

 
 「一の鳥居」まで来た 11:36

 
 大きな岩に、「駐馬巌(ちゅうまがん)」と右から書いた文字 
そして、右側に難しい漢字で「南無妙法蓮華経」と彫ってあった
(最初何と読むか分からなかったが、
飯田市のホームページを読んで分かった)
ここで馬から降りて歩きなさいってことだね
道も急に細くなった

 
 木の下の岩を削り、安置された像
お供が二人控えているので、位が高いんだろうね
(これも飯田市のホームページから分かったが
『役小角(えんのおづぬ』の像だって
名前は聞いたことがある
『修験道(しゅげんどうの祖』といわれた・・・って

 
 随身門(ずいしんもん)と、その奥に急な石段が見えた
(左右に守護人を配置している門のことだって)

 
 山門の横に説明板
「白山者億社境内地」
『・ブナとミズナラの原生林
・イワウチワの自生地
・花崗岩の山なので、
弱い部分は風化して砂になり
硬い部分が残った』・・・と

*「根上がりの松」が多かったのは、花崗岩のせいなんだね
*イワウチワは、登山道の周辺では少なかった
本当にずら〜っと群生している山は
他にいくつもある

 
 奥社拝殿を見上げてパチリ

この急な石段、傾いたり幅が違ったりで
凍っていると降りれなくて
木や笹の坂道を下りた記憶がある

 
 奥社を横から見てパチリ
奥にあるのが「本殿」 手前が「拝殿」かな?
この横を通って急な下りと登りの後
風越山山頂に行くことができる

 
 木の根が絡まった崖を登る

太いロープはあるが、
木の根の方が安心

四つん這いになるので、
ストックを畳んでザックの横に入れてもらった

 
1本だけゆらりと動く太い木の根があったが、
他はしっかりした木の根だったので
数分後には安全地帯へ登り着くことができた

登って登って、たらたらになると頂上はすぐそこ

 
 風越山山頂に到着 12:12

広場の周りの笹が刈られて広くなっていた
(ここまでくる道もきれいに刈られていた)

三角点(手前にある白い塊)の角が壊れていた

 
 若い二人は、いつものポーズ

暖かい所を選んで昼食休憩〜

ベンチが無かったので、2人は木の根や幹を利用
1人は、椅子&ミニテーブル持参

熱湯を入れ、3分〜5分待つ麺類派と
片手でも食べれるサンドイッチ派に分かれた

昼食スタイルも、
世代の違いか・・・と興味深かった

 
 山頂 12:40発
登りには感じなかったが、結構急な下りのあと
木の根下りの場所になった
足元が見えにくいので登りより面倒

ストックを畳んでザックの横に入れてもらった後
まず下り始め、
次いで2人が降りてくるところをパチリ  ↑ ↓
 
 
 ほんの短い時間だが、スリルを味わえる場所

 
 今まで「先頭を歩かせて」と言って、
先頭を歩いてきたが、
この辺りで交代

心臓が苦しくなる登りを
焦ることなく、自分の楽なペースで歩けるので
この前からこのスタイルにしている

 
 2度目の展望台から-1 13:57
行きに見た時より雲が消えてくっきり
思わず「きれ〜い!」と、感嘆

左から、塩見・烏帽子・小河内かな?
 
 2度目の展望台から-2
左の2つポコポコ山が、悪沢・荒川  
その右が、赤石・大沢
一番右の、右肩が下がってとがった山が聖だよね
 
2度目の展望台から-3
左から、赤石・大沢、中央の右肩下がりが聖
ぞの右少し低くなって上河内・茶臼・易老かな?
 
 
 2度目の展望台から-4
飯田市の街並み

 
 どんどん下って
途中から引き返してきた今庫の泉分岐

 
帰りは虚空蔵山経由なので直進

3歳児が登ってくるという虚空蔵山 13:57
ベンチや椅子がある休憩場所・
お堂もある
 
 虚空蔵山標識をパチリ

そして、遮る木のない絶好の展望台〜

 
 虚空蔵山展望台から-1 ↑
標高が400m程低くなったため、
上の展望台からの眺めと
ちょっぴり変わってきて
山座同定がまた難しくなってきた・・・
 
 虚空蔵山展望台から-2 ↑
 
 虚空蔵山展望台から-3 ↑
 
 虚空蔵山展望台から-4 ↑
 
 休憩場所にあった山名の書いてある手書き図 ↑
帰ってから参考にしようとパチリ
ここに名前のある13の山しか登っていない
登ったといっても、
どんな形なのか本人は分からないもの

 
 手書き図の左半分 ↑
 
 手書き図の右半分 ↑

この図を手にしながら、
目の前に見る山と比べながら
山座同定をしたが、微妙に現実と違うので
確定できなかった・・・

充分に堪能して下山開始 14:17
(階段を下りて左へ行けばよかったのに
右に登山道があると勘違いしていた)

 
 落ち葉がいっぱい積もった急な道を下ったが
園児たちは膝まで潜ってしまいそうな厚さだった

どんどん下って、秋葉様分岐に到着 14:31
行きはここから延命水方面へ行った

 
 後は下るのみ

行きに落ち葉を掃除していた男性は、
まだ掃除中だった!

「有難うございます!
山がきれいでした!」と言って挨拶

下るにつれ、白い山並みは姿を隠していった 14:36

 
 登山口近くで 15:14
白い山の上に白い月がぽっかり・・・
舗装路は、膝に優しくない

 
 登山口に着いた 15:19

 
 もうすぐ公園
 
 公園に着いた 15:24
あの山は虚空蔵山で、風越山はその奥

よく歩いた〜
行動時間=約7時間
(南アルプスを眺めている時間がかなりあったけどね)
歩数=2万6400歩
距離=15.6km

 
飯田ICを下りた時見た、
「ごつごつした立派な山」を撮りたくて
適当な場所で停めてもらって、パチリ

あそこまで登って帰ってきたんだと感慨深い


 
 私の記念の1枚 〈白木さんより〉

 
整備された登山道で快適な登山を楽しめました。
山道を落ち葉掃きをしてくださる方に会いました、感謝です。

虚空蔵山山頂では南アルプスの眺めに感動!
まっ青な空の下、雪山が日光で輝いて見えました。

美しい光景が目に焼き付いています。

帰り道、飯田ICから振り返ってみた風越山は、
最高にかっこよかったです。



 私の記念の1枚 〈今川さんより〉
 
 
展望台で一休みしながら南アルプスを見る

 
 山頂まで元気に登ってきた

 
 初めて風越山に来た

 南アルプスがズラッと一列に見えた!(虚空蔵山より)



                 *************
   風越山 今までの山行記録

   1991/4/13〜4/14  愛知県連婦人部 テント交流会 【猿倉の泉〜今庫の泉〜山頂〜虚空蔵山〜飯田駅】
   2011/9/25     【猿倉の泉〜乙女の滝分岐〜山頂〜高鳥屋山〜猿倉の泉】
   2013/3/10     3月会山行 【押洞登山口〜虚空蔵山〜白山神社〜(山頂)〜押洞登山口】
   2014/11/15    【猿倉の泉〜乙女の滝分岐〜今庫の泉〜山頂〜高鳥屋山〜猿倉の泉】


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