朝明〜中尾根〜釈迦ケ岳〜ハト峰周回



釈迦ケ岳三角点


ミヤマママコナ

●場 所 三重県三重郡菰野町・滋賀県東近江市
●標高 1091.9m 
●山行日 2019年9月25日(水))
●多治見から
  登山口まで
多治見=勝川IC=東名阪=新名神=菰野IC=朝明渓谷(P)・・・中尾根登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 今川、丹羽、白木、山崎
●コースタイム 多治見
勝川IC
大山田PA(朝食)
菰野IC
朝明渓谷(P)
中尾根登山道表示(橋)
中尾根登山口
鳴滝コバ
庵座谷分岐(2人谷へ)
見晴台
ガレ場
釈迦ケ岳最高点(昼食)
ハト峰分岐
釈迦ケ岳三角点
908m地点
白滝谷分岐
ハト峰
林道合流点
朝明渓谷(P)
5:30発
6:00
6:25〜6:50
7:03
7:20〜7:43
7:52
7:55
9:21
9:48〜10:05
10:15〜10:22
11:03
11:18〜11:55
12:00
12:06
13:30〜13:40
14:00
14:12〜14:20
15:16
15:43着
   周辺地図こちら  ジオグラフィカの軌跡はこちら   



多治見から高速を使って、約2時間弱で朝明の駐車場に着いた
四日市ICだと、町中を走らなければならないが、
菰野ICからは、田畑の間の道だったのでスムースに走れた
駐車場は平日とあってがら空き
駐車料金を徴収する係員に、500円払った

すぐそばにトイレもある

計画書をポストインして
ここから中尾根コースへ進む

出発 7:43

緩く登ってから、下ると・・・

こんな古びた標識があった
「中尾根登山道は右へ、
庵座谷登山道は左へ」・・・の文字
そして、真新しい「登山道」の標識もあった
そのまま進むと中尾根へ行けない・・・と思い、
「ちょっと偵察」と言って
記憶を頼りに左のバンガロー村の方へ進んだ

バンガロー村の横に橋がある
前回ここを渡った記憶があるので
近づいて見ると、
「中尾根登山道」の標識
釈迦ケ岳最高点で出会った登山者たちは
この標識を見つけられなくて
庵座谷登山道へ導かれたらしい

古びた橋なので、
4人一緒にならないように間隔をあけて渡った

橋を渡って右へ進むと、車が止まっていた
バンガロー村を利用する人は
ここまで入って来れる
ここなら駐車料金は無し

ここが「中尾根経由釈迦ケ岳登山口」

暗いジグザグの道を登って
尾根に着いた
15分程の登りだったが、汗びっしょり
息苦しさを訴えたメンバーは
シュッと吸入スプレーを喉に吹き付けた
急激な気温低下や、冷たい風が原因らしい

10分程休んでから出発
吸入スプレーの効果は「大」とかで
山行の必携品だと聞いた

今年の夏は近年になく暑く
9月になっても異常なほど暑かった
が、ここは何て涼しいんだろう〜
今まで味わったことのない涼しさだった
・・・・・・・・・
両側は深い谷
その間の尾根が中尾根
以前にはなかったコースだが
2009年春にできたらしい
しっかり踏まれたコースになっていた

途中、蛇に遭遇したり、
岩の上にあった動物のフン(まだ柔らかかった)に手を付いたりと
ハプニングもあったが、ぐいぐいと登る

ちょっと休憩 9:00

まだまだ登りは続く

登り着いたところが、「鳴滝コバ」
丁度左下に「庵座の滝」があって、「滝の音が聞こえる場所」なのだが
今日は水量が少ないのか、音は聞こえず
展望はバッチリ ↓ 御在所〜国見の稜線がくっきり見えた
 
 

   
登りはまだまだ続く

庵座谷分岐 9:48
3分で谷へ下りられるらしい
「ここで待っているから行って来たら」と勧めると
元気な二人が「行ってきます」と言って降りていった

約10分後、二人は笹の中から帰ってきた
フンが手に着いたメンバーは、手を洗ってさっぱりした・・・と
下りは3分だが、登りは5分かかったとか

  
急な登りの階段状になっている所に、クチベニタケ!
おや、また会ったね!
今度出会ったら、プシュっと押そうと思っていたので、
これ幸い! 
プシュ! あれ?何も出ない・・・もう1つプシュ! あれ?またもや出ない
今度は大きめをプシュ! もわあ〜と胞子が出た!
もっと・・・と思ったら、下から単独行の男性が登ってきたので、あきらめ道を譲った

  
 急な斜面を登った所に、展望の良さそうな岩場 10:15
順に登ってみると、海が見えた!(この岩の向こう側に)
反対側は、正面に三角形の山 ↓ 猫岳 
釈迦ケ岳はこの角度からは見えない
 
 そして、左寄りに御在所岳 ↓
 
 やっぱり尾根道は展望が良い

  
オトギリソウの仲間
ヒョロヒョロした花だった

 
 
 またまた、見晴台 10:30
途中、右へ登っていく踏み跡と、トラバースする左の道があったが
どちらを進んでもこの見晴台に着くことが分かった

   
 ピークへ行けるような踏み跡もあったが
迂回路を進んだ

確かに、右手の斜面からの
落石がありそうな場所だった
 
   
 足元が、ガラガラの急な登りが続く

その途中に、
クチベニタケをまた見つけた
大きそうなものを選んで、プシュ!
もわ〜っと、黄緑色の煙状のものが
大量に出てきた
カメラで撮れるかな・と思い
左手でプシュ! 右手でシャッター
見事にその瞬間が写った!
面白〜い!!

   
ガレの上の小広場 ここも見晴しが良い
先客(先ほどの単独行の男性)は食事中
少しお邪魔して、パチリ
彼は親切にも、山の説明をしてくださったとか

   
 オトギリソウの仲間

松尾尾根との合流点を目指すが
登りに次ぐ登り
お腹が空いた〜という声もあったが
あと少し・・・と言いながら前進

  
 ここもいい眺め〜

   
 あの前方の小高い所をランチ休憩場所と思っているが、
なかなか近づかない・・・

   
 麓からも、高速からも見えていた、白っぽくガレているのはここ
「大蔭」と呼んでいた所 キレットになっている

ここをクリックすると大きく見えます
 
 ピークと3人のメンバーを入れて、パチリ

後ろを振り返った
シャッターを押したのは、あの上

   
   
 アザミの仲間
皆、下を向いて咲くのが特徴のよう

   
 松尾尾根と合流してからは
一段と急な登りになり
最高点のすぐ手前には、
庵座谷からの道も合流

 釈迦ケ岳最高点に着いた1097.1m
三角点1091.9mよりちょっぴり高い
 11:10
日陰を探して、やっと、ランチタイムとなった

・・・と、続々と庵座谷からの登山者が登ってきた
どうやら、中尾根登山口が分からず
庵座谷へ進んでしまったらしい

  
 最高点からの展望
伊勢湾がぼ〜んやり

   
 ゆっくり昼食を摂ってから出発 11:55
たらたらの楽々道

左手に琵琶湖がちょっぴり見えた! ↓
 
 
 右手は、伊勢湾 ↓
 
 天気が良いので良〜く見える

   
 キノコの仲間 2種

   
 ハト峰分岐 12:00
2枚の標識は同じ場所

 
 わあ〜、またまたいい景色〜
後からの登山者も、同じ場所で歓声

   
   
釈迦ケ岳山頂(三角点がある)1091.9m 12:06
木が切られ、笹が刈られて、見晴らしのいい場所に様変わりしていた
右  2003/11/8 山頂の様子 「笹の中の小広場」 (参考のため借りてきた)

  
 また、ハト峰分岐に戻って、県境稜線へ

 
 登山道が深くえぐれているので
両足を開いて歩く

前方が猫岳1057.7mらしい 

ここをクリックすると大きく見えます
 
 猫岳への登りの途中、左手に、先ほど登ってきたガレ場と海が見えた
あの急なキレット! あそこを歩いたんだね・・・


ここをクリックすると大きく見えます
 鈴鹿市から来たという二人組の元気な女性パーティーと一緒に
キレットを見上げる
彼女たちは庵座谷から登ってきた・・・と

   
左 猫岳1057.7mの標識
ピークはピークだけど、ただの通過点

右 プレートが岩に埋め込んであった
「猫岩」と刻んであったが、交通事故で亡くなった友達への追悼らしい
『君は山を愛した
死しても君の魂しいは山からはなれない
安らかに眠られよ 1960.9.19』・・・と書かれていた

 
ここをクリックすると大きく見えます

ここをクリックすると大きく見えます
 また登るのお〜

白い岩を振り返る
御在所や鎌・国見にも
こんな大きな岩があちこちにあったっけ

   
 908ピークからガレ場を見上げる
あんな高い所を歩いていたんだ・・・

 
 岩の上に腰を下ろして休んでいると、すぐ横に
ミヤマママコナの小群落があった

  
また登り〜

   
 白滝谷分岐 14:00
ここから愛知川(えちがわ)へ下りれる
このまま尾根道を進んでいくと、県境稜線コースになるが
ハト峰や朝明渓谷へは、回り道になる

   
 左折すると、朝明渓谷へ

落ち葉でふわふわの道を歩く
左の谷には、いつからしか水の音

  
 ハト峰(羽鳥峰・鳩峰)823.1m・・・いろいろな書き方があった 14:12
花崗岩と花崗岩が崩れた小さい石の集まり


ここをクリックすると大きく見えます
 
 青空と白い花崗岩の山

ここから朝明へ下る沢コースが始まる 
   
 真っ白な岩の道

 少し古びた岩になった
 
 すぐ左に沢のある場所で休憩
タオルマフラーを水で濡らして顔を拭き、
バンダナを濡らして髪を包むと、涼しい〜

丁度そこへ、先ほどの鈴鹿市の元気2人組が降りてきたので
「一緒に写真撮っていいですか?」と聞くと、快諾
それぞれのポーズでパチリ

   
 急な坂を下って・・・
「足元注意」の階段を下りて・・・
  
 沢を渡って・・・(3回ほどわたり返す)
   
  
 ザイルに掴まって岩場を下り・・・
   
 安全地帯へ
 右に沢を見ながら、・・・
   
 林道との合流点に着いた 15:16
林道といっても、岩・石ゴロゴロ

ここからかろうじて簡易舗装の名残り
道なりにどんどん歩いて・・・
 
   
駐車場に到着 15:43
残っていた車は3台のみだった




    私の記念の一枚 〈山崎さんより〉
  
   
   
 爽快な秋の風、秋の空、秋の山
そして、山仲間
今回も山頂で最高な贅沢を満喫しました

    私の記念の一枚 〈今川さんより〉 
   
 登山口近くから撮った
青い空、山の緑、木々の緑、
川の水の透明感、綺麗!
だから、登山やめられないんだ

友達と一緒に登山道から庵座谷まで下りた、
朝日が当たり緑のグラデーション、
沢の音に癒される
 
 釈迦ヶ岳山頂と秋の空

 
 鈴鹿の山と伊勢湾と

   
 左 白ザレの斜面に、星とニコちゃん、わかるかな?
右 星とニコちゃんの拡大

  
 釈迦ヶ岳、最高!楽しい!


     私の記念の一枚 〈白木さんより〉
 
釈迦ヶ岳山頂にて
秋を感じる雲でした

   釈迦ケ岳登山の記録
       2001/9/15    2003/11/8
       2004/10/2    2010/4/11
       2014/10/18
  


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