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2日目 9/27 (火)
冷池山荘上の広場から 冷池山荘を見下ろす場所まで散歩 爺ケ岳中峰 今日は1人だけの部屋 |
●場 所 | 爺ケ岳=長野県大町市・富山県立山町 |
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●標高 | 爺ケ岳中峰 2669.9m |
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●コースタイム |
地理院地図はこちら |
朝食は5時から 昨日の夕食は、2割ほどしか口に入らなかったが 今朝は、完食~ 食欲があれば大丈夫 |
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今日は、着替えなどの必要ないものは山荘に置いて、 鹿島槍へ登ってから再度パキングしなおして 種池山荘まで下りる計画 しかし、 ↑ TVの天気予報を見るとよくない・・・ 標準コースタイムは、休憩無しで8時間半 昨日の私のスピードだと10時間は越えそう そうなると、雨に降られながら歩く確率が高い 天気が良くなければ、展望も良くない じゃ、何のために鹿島槍まで行く? 鹿島槍は、反対コースも合わせれば、3回も歩いている うち1回は単独でも縦走している ↓ 1回目 1995/7/23~7/25 柏原新道~八方池山荘 2名で 2回目 2002/10/11~11/14 テレキャビン~小遠見~五竜岳~鹿島槍~種池山荘~扇沢 単独で 3回目 2010/8/21~8/23 テレキャビン~五竜岳~鹿島槍~冷池山荘~爺ケ岳~種池山荘~扇沢 4名で 展望もよくない山を、雨に降られながら歩くなんて・・・ 布引山まで登ってから引き返そうか? |
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・・・と、あれこれ考えながら、山荘前の広場に上がると 5:38 ちょっと暗いが、素晴らしい朝焼け~ ↑ |
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が、すぐ雲が上がってきて、朝焼けはオシマイ・・・ ↑ |
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鹿島槍方面を見上げると 空は、どんより・・・ ↑ さあ、行こうか!の気持ちが沸き上がってこない・・・ 同室の女性は、朝食前に出発した 五竜山荘まで行くかな?キレット小屋だろうか? 雨の中、歩くにはふさわしくないコース |
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また、朝焼けが戻ってきた ↑ |
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布引山まで行ってくるか・・・と思って 山荘横の道を歩いて行った 5:54 |
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階段を上がっていくと、太陽が現れた が、雲は厚い |
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崩壊地を避けるため左の方へ進むように・・・の、 注意喚起看板 |
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右手の信州側を見ると、太陽は隠れ、 雲がどんどん上がってくる あ~あ・・・ |
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もう少し上がってみよう・・・と階段状の登山道を登っていくと、 冷池小屋が見えるポイントがあった 6:01 登山道は上へ上へとまっすぐ続いている その時、ポツリポツリと雨が降ってきた! 予報より早いじゃないのお! これで行く気がそがれてしまい、 山荘へ引き返すことに決めた! たった5~6分のお散歩・・・ |
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冷池山荘に引き返し、 置いておいた荷物をザックに入れ、 雨具の上を着、ザックカバーを付け、冷池山荘を出発~ 6:25 |
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下界は雲の下 |
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この黄色い標識の所から下りが始まる 「爺ケ岳南峰 1:30 種池山荘 2:30 扇沢出合 5h」の文字 コロナの前なら、扇沢まで下ってしまい そこからアルペンルートを通って室堂へ行き 室堂で、あちこちの山小屋に電話をかけ 宿を確保していただろうが、 今は、完全予約方式になっていて、 飛び込みは出来ないようなので、 予約してある種池山荘で泊るしかない ま、雨がひどくならないうちに、今日の宿へ着ければ ラッキーと思おう |
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いったん「鍋底」まで下りてから、登りの途中で 振り返ると、冷池山荘と鹿島槍が見えた |
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ぐるっと回り込んだ向こうに種池山荘が見えた ↑ ↓ |
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種池山荘から冷池山荘まで、標準コースタイムで2時間10分 所が昨日は、3時間14分かかった! 約1.5倍! 26年前は、2時間35分でほぼ同じタイムで歩いている 昔の自分と比べて嘆いていても仕方ないか・・・ |
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冷乗越 6:42 空はどんより・・・ 青空は無し・・・ |
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冷乗越から、立山・劔を望む こちらもどんより・・・ 明後日、あの立山を登る 晴れていてほしい! |
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紅葉・黄葉も、曇っていると鮮やかさが無くなり、 侘しげに見える・・・ |
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鹿島槍を振り返ると、 左手前が、布引山 その右に南峰と北峰が続く |
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劔方面も雲が多い 下に見える白い沢は、「棒小屋沢」かな? |
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鹿島槍方面を振り返ると、陽が当たっている~ 7:40 冷池山荘も小さく見えた ↑ ↓ |
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約1時間でここまで歩けた ゆっくりでも、休んでいなければ確実に前進している 心臓に楽なマイペースで行くっきゃない・・・と 心に言い聞かせた |
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ミヤマダイコンソウの紅葉:バラ科 |
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あれ?もう中峰? 7:58 東峰も登るつもりだったのに?? どこで分岐を見落とした?? そっかあ、さっき4人パーティとすれ違う時、 標識が隠れて見えなかったんだ・・・ 今日は種池山荘まで、たっぷりと時間があるので 行きに登れなかった、東峰と中峰へ登るつもりだったのに・・・ 残念! この分岐にザックを置いて身軽で登ろうとしていたら さっきの4人パーティーのうち、1人は通過 残りの3人が、中峰へ登って行った 歩き難いガラガラ道だった |
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中峰到着~ 8:08 10分の登りだった ↑ ↓ 左 ここには三角点がある 2669.9m |
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しかし、私の手より小さめなので、一等三角点ではない 調べたら、三等三角点だった 右 2020/3/19 愛知県犬山市にある本宮山山頂にあった三角点 ↑ 参考のため借りてきた これは一等三角点=親指から小指の先手前までの大きさだった |
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中峰から、南峰~種池山荘方面を望む 左側、扇沢方面から雲が出っ張ってきた |
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元の分岐に戻った 8:27 鹿島槍方面も雲とガス |
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ウラシマツツジの紅葉:ツツジ科 |
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中峰と南峰の鞍部 8:43 壊れて文字の見えない案内板が立っている場所 ここから登りが始まる |
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中峰分岐 昨日登ったから、パス |
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爺ケ岳南峰からの下り 立山方面も雲が多い |
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左下に、扇沢駅 |
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↑ おへその凹んだ赤い実 酢っぱさのない甘い味だった |
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種池山荘がもうすぐガスに覆われるう~ ↑ ↓ ハイマツの緑と黄葉がいいねえ・・・ |
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↑ オンタデの紅葉:タデ科 |
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↑ ミネカエデ(かな?):ムコロジ科 |
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紅葉・黄葉の中を歩いて種池山荘へ 葉っぱは、もうチリチリの茶色になり始めていた |
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ナナカマドの仲間:バラ科 |
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チングルマの群生:バラ科 |
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左右は、チングルマの群生地だった |
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ガスでぼんやりしているが、 白っぽく見えているのは、チングルマ~ すごい大群生地~! 夏にくれば、見事だろう~! |
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種池山荘に着いた 10:01 冷池山荘から 約3時間半 周りは真っ白~ |
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前もって記入しておいた宿泊者名簿を見せ 宿泊手続き ・・・・・・・・・・・・ 靴置き場所・室内用スリッパ・外履きスリッパは 番号が付いていて、冷池山荘と同じ 部屋の番号も同じ番号 明日用のお弁当も注文して1泊3食で頼んだ 労山カードで500円引き 部屋は2階の大部屋 こんなに広いのに、私だけ 「平日・天気良くない」の予報なので 登山者が少ないよう (結局、この日は5~6名だった) 雨がパラパラしただけで山荘についてよかった~ |
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昨日の行動食(チキンピラフの@米にお湯を入れた物を 1日中持ち歩いていた)が 食欲もなく、適当な休憩場所もなかったため ずっとザックの中に入れたままだった やっとテーブルと椅子のある談話室に座れたので それを食べようと思った 食欲も出てきた (ストーブもつけてもらって、ポカポカ) 「雪山(せつざん)」という熱燗も頼んで 早い昼食とした 10:20 (寒くて、とてもビールの出番ではなかった) @米だけではたんぱく質不足なので 「シーチキン使いきりパック」も入れ 全部おいしくおなかに入った さて、これから夜までどう過ごす? |
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さっきまでガスで真っ白だったが、 少し周りの景色も見え出したので 外のベンチに座ってのんびりしようとした 前方の台形型は立山 その手前は、針ノ木岳からここへと続く稜線 手前にある赤茶色の植物は、シシウドの仲間 また、ガスで真っ白になってしまったので、 少し歩いてこようかと、種池の前を通って キャンプ場方面へ散歩 11:35 |
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テント場前にあった、注意書き 「テント場も完全予約 予約なしではテントは張れません・・・と」 今日はテントなし |
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夏ならいろんな花が咲いていそうないい道だったが すぐ急な下りが始まったので、 登り返すことを考えると前進は止め、引き返すことにした |
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2階の部屋から外を眺めた 13:43 鹿島槍方面 |
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爺ケ岳方面 16:05 |
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蓮華方面 真っ白な雲が覆っていたが、 時々雲の間から山が見えた |
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夕食 17:00 この山荘の食器は使い捨てではなかった ご飯茶碗も味噌汁椀も湯飲みも、角度があるので 持ちやすく、口の中にスムースに入っていく 冷池山荘はみんな使い捨て食器だった 経費的に、どっちがどっちなんだろうと思った ・・・・・・・・・・・・・・・ 今夜は、心拍も落ち着いていてドキドキ感はなかった 心配なのは、明日の雨の量と 雨で濡れた道で滑らないか? 「キケン地帯」で土石流が発生しないか? ・・・ということだけだった |