雨の多かった今年の夏・・・やっと北アルプスの山へ

           爺ケ岳~鹿島槍 & 立山 
                                   
 

    
  3日目 9/28 (水)



雨で濡れた登山道


針ノ木岳方面も雲の中


扇沢駅


黒部ダム


大部屋に1人だけ

●場 所 種池山荘=富山県立山町
扇沢駅=長野県大町市
室堂=富山県立山町

●標高 種池山荘=2450m
扇沢駅=1433m
室堂=約2450m
●コースタイムなど
1日目 9/26(月) 
柏原新道登山口
冷池山荘着(泊)

7:09~7:14
16:17

2日目 9/27(火)  
冷池山荘
種池山荘(泊)

5:54発
10:01着

3日目 9/28(水) 
種池山荘
富士見坂
ガラ場
アザミ沢
石ベンチ
包優岬
水平道
一枚岩
駅見岬
ケルン
八ツ見ベンチ
柏原新道登山口
扇沢駅
黒部ダム
黒部湖
黒部平
大観峰
室堂ターミナル
雷鳥沢ヒュッテ

6:06発
6:55
7:09
7:22
7:27
7:33
7:38
8:16
8:47
9:12
9:42
10:40
11:14~11:30
11:46
12:20
12:25~12:40
12:47~13:00
13:10着

14:35頃着

4日目 9/29 (木)
雷鳥沢ヒュッテ
室堂ターミナル
JR多治見駅

6:06発
15:35~16:00
23:38着

 ・・・・・・・・・・・・
 爺ケ岳周辺地図こちら 
  地理院地図はこちら
 アルペンルート周辺地図はこちら


       

 夜中ずっと雨の音がしていた
部屋の窓を開けると、強い雨風・・・
あ~あ・・・
・・・・・・・・・・・・・・

朝食 5:06

完食~
食べれるってことは、大丈夫ってこと

右奥は、お弁当
雨の中では食べることもできず、
結局、雷鳥沢ヒュッテに着いてから食べた

でも、お弁当代 1100円はちょっとね・・・
それだけ払うなら、食べやすく栄養価が高くて美味しい行動食を
持って行った方がいいのだけれど
重さには勝てず、つい頼んでしまう・・・
そして、いつも食べきれず、途中で捨てるわけにもいかず
結局、家まで持ち帰って廃棄してまう・・・

 
 朝食が終わって、ザックを1階に下ろした

出発の準備は終わっているのだが
戸を開けると、雨脚が強く、ヒュ~っと強い風も吹いていては
出発する気にもなれない

しばらく待って、表戸を開けると多少弱まっていたので
出発することにした 6:06発

勿論、カメラもスマホもビニール袋を二重にした中に入れた

階段状の坂道を滑らないように下りていった
しばらく下りてやや平らになったところで、雨が弱くなったので
カメラを出し、首から下げた 6:36

カメラは撮影した時刻が分かるので
確かな記録になる
私の頼りになる相棒

カメラがが無いとお手上げ~
撮ったらすぐ、雨具の懐に入れ防水に気を付けていた

 
 「富士見坂」のはじまり 6:55

 
 種池山荘のある稜線を振り仰ぐと、ぼ~んやり

 
 ガラ場の始まり 7:02

雨は降り続いているが大雨ではないので
落石の心配はないと思ったが・・・
 
 狭い道なので、右側に注意しながら
慎重に歩いて行った

 
 ここから中心部 7:09

 
 ここで危険地帯終了 7:12
後ろから男性1人追い抜き

テント泊だったのだろうか?

 
 振り返ると、山の稜線は雲の中

 
 アザミ沢通過 7:22

下りは速い 1時間ちょっとでここまで降りてしまった

 
 対岸の針ノ木岳方面も、雲の中
 
 いったん雲が無くなっても、下からどんどん上がってくる

 
 石ベンチ通過 7:27

 
 包優岬(ほうゆうざき) 通過 7:33

 
 水平道の始まり 通過 7:38

 
 クロウスゴ:ツツジ科
ビタミンC補給

 
 石・岩がゴロゴロしてきた 7:47
こういう所が滑りやすい!・・・と注意していたのに
つるっと滑ってしまった 1回目

 
 ガマズミ?ムシカリ?:レンプクソウ科
これは食べたことが無いのでパス

 
 ミヤマシグレ:レンプクソウ科
これも見るだけ・・・

 
 この辺り、石畳 8:05
ここでつるっと滑って、ズデ~ン! 2回目

気を付けていたのに・・・

 
 少し山が見えてきた

 
 「一枚岩」通過 8:16

 
 大きくて座りやすい岩があったので、休憩 8:25
登山者は、だんだん増えてすれ違いが多くなった

今日は天候が悪いが、我慢して登っておけば
明日はいい天気になるはずだから
我慢のしがいがあるというもの

 
 おやあ~ 稜線が見えてきた~ 8:37

 
 種池山荘も見える~

 
 アカミノイヌツゲ:モチノキ科

 
 「駅見岬(えきみざき)」 8:47通過
今日は真っ白で見えませ~ん

 
 崖の上の狭い場所の始まり 9:08

 
 ケルン 通過  9:12

 
 崖の上の狭い場所は、ここで終わり 9:16

 
 樹林帯に入った

 
 ミヤマシキミ:ミカン科

 
 「八ツ見ベンチ」 通過 9:42

 
 リンドウ地帯通過 9:46

 
 木の根っこ地帯 通過 10:01
石畳は、時々途切れはするものの
ずっと登山口(下山口)まで続き
その度ごとに、冷や冷やして歩いていた

その為、膝に力が加わり、
もともと膝痛は持病だったが、余計に痛くなってしまい
帰ってから整形に駆け込む羽目となった

 
 もう終わりか・・・と思っても、まだまだ・・・ 10:29

 
 やっと下山口(登山口)に到着 10:40
種池山荘から、3時間半かかった
(登りは5時間25分・・・)

今日は指導員の姿はなし

 
 下山口から、バス道を緩く登って、扇沢駅へ
周りはガスで真っ白

 
 扇沢駅に着いた 11:14
お客の姿が無い・・・
トロリーバスは11:30発
計算通り、間に合った

切符は通しで買って改札へ行こうとしたが
長い階段を見てゲンナリ

「エレベーターはありませんか?」と聞くと
ちゃあんとあった! よかった~
 
 
 改札口に並ぼうとして、そうだ!マスクがいる!と、
慌てて探して、列に並んだ

全員座ってバスに乗れた

 
 黒部ダムに着いた 11:46
次のケーブルカーの出発は12:20発
すんなり行けるかと思ったら、係員さんの説明では
「右へ行くと220段の階段を登って展望台へ、そして堰堤へ」
「または、右の階段60段を下りて堰堤へ」と

「山から下りてきてくたくただし、今日はガスガスで展望はないから
スル~っと楽に行ける道はないですか?
立山へ行きたいだけなんですが・・・」なんて聞いてしまった

そんな道はないそうなので、60段を下って
トンネルを出ると青いダムが見えた ↓
 
 ↑ ここを歩くのね~
 
 雨具の上を脱いでいたが、慌てて羽織った
かなり風が強くて寒かった

 
 ↑ このトンネルの中から出てきた

 
 ここもガスガス・・・
 
 山もガスガス・・・
 
 遠くの山もガスガス・・・
 
 あら! 遊覧船?

あれに乗って(救急車ならぬ救急船で)
このダムまで送ってもらったことがある

1991/7/27~7/29
五色ヶ原山荘から平の小屋まで降りて
こんな船で黒部ダムへ送ってもらい
今歩いているこの道を車いすに乗せてもらい
トロリーバスに乗って扇沢まで行って、
タクシーで大町総合病院に行き
2週間ほど入院していた、あの時・・・

船の振動がおなかに響いて痛かったことを思い出した

つまり、私はここを車いすで通っているんだ

 
 ケーブルカー駅へは、この中に入る

 
 ケーブルカー乗り場の手前に、左に入るトンネルがあった
「遊覧船のりば」や「ロッジくろよん」や「平ノ小屋」への通り道
・・・・・・・・・・

そういえば、黒部ダムまで歩いたことを思い出した!
2003/7/31~8/5
沢登りのツアーで赤木沢へ行き、
途中でツアーと分かれ、単独で「水晶岳」と「赤牛岳」に登り
下山は「平の渡し」を利用して、向こう岸に渡り、
その後は、黒部湖を右に見て歩き、「ロッジくろよん」の前を通って
このダムまで歩いたっけ…
つまりここを通ったんだ!

 
 ケーブルカー乗り場

 
 ケーブルカーに乗るために階段を登らなければいけないのだが
手すりをもって1段1段登って行った

椅子と椅子の間が極端に狭いケーブルカーだった
12:20発

 
 黒部平 12:25着
今度はロープウェイに乗る

黒部平ってどんなところかと思って外を覗いてみると
ガスと雨と風だけで何も見えず

 
 ロープウェイは、12:40発

 
 次は、トロリーバス 13:00発

 
 これで今日の乗り物は終わり~

室堂ターミナルに13:10着
・・・・・・・・・・・・・

ザック姿を見て、「劔へ行くのですか?」と係員さんに声をかけられた
「いいえ、立山です」
「計画書を出してください」
「昨日まで爺ケ岳に行っていて、そこで提出したのですが」と答えると
「ここでも出してください」と言われたので、
「ザックの中を探します」と答え、ガサガサ探していると
「書いた方が早いですよ」の声
用紙とペンがセットになったバインダーが、山と積んであった
「いいえ、私用の計画書を探します。ちょっとメモ書きがしてありますが」と言って
差し出した
「丁寧に書いてありますね」と言われ、
「労山ですから」と答えた

「雷鳥沢ヒュッテはどこから行けばいいのですか?」と尋ねると、
また階段を上がらなければいけないって

疲れるう~~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2階に上がって、ドアから出ようとすると
外は真っ白で雨風が強い・・・

カメラは二重にビニール袋に包んでザックの中へ
そして、真っ直ぐ雷鳥沢ヒュッテに向かった

天気がよければ、周りを散策しようと考えていたが、
とてもとても・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おまけに遊歩道は石畳
滑らないように、また膝に力を入れなければならない

下りともなるといっそう力が入る

周りは真っ白!
そんな中でも歩いている観光客がいる

「ミクリガ池ってどっちだろう」・・・とか言いながら

晴れていたらぜ~んぶ見えるのに、
すぐ近くにあっても見えない状態

標識を見ながら、
ミクリガ池とみくりが池温泉を確認

雷鳥荘を確認

雷鳥沢ヒュッテを確認して、到着 14:35頃

地理院地図にある道でも、「火山ガスにより通行禁止」の立て札や
ロープが張ってあって、通れなかった
遊歩道の両側は、夏ならさぞきれいだろうと思われる
花の名残りがわんさか
が、今はもう冬支度をしていた・・・
・・・・・・・・・・・・・

雷鳥沢ヒュッテへの曲がり角を曲がると
白っぽい、しかし廃屋のような大きな建物が見えた

後ろから来た男性3人パーティーは
「開いているの?」と疑わしそうな声

よく見ると電気がついているし、
「私はここに予約してきました」・・と言ったので
ホッとしたらしい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・

玄関ドアを開け、「こんにちは~」と言いながら
ザックを下ろし、雨具を脱ぎ、宿泊手続きをした

20年前に友達とここで泊ったことがあります」・・・と言った

部屋は、3階の大部屋
またまた階段を登らなければいけない・・・
フロントが1階なら、お風呂は地下になる

あ~あ、
・・・・・・・・・・・・・

部屋は 広々として、どこにお布団を敷いてもいいらしい ↓
 
 荷物を広げ、温泉セットを持って地下へ下りていくと
既に先客2人

どうも、テント泊の人たちがここを利用しているらしい

困ったことは、シャワーが無い
あるのはお湯と水が別々に出るプッシュ式の蛇口だけ

こんなんじゃあ髪の毛を洗うにも、体を洗うにも
適温のお湯が出るのをいちいち待たなければならない

諦めて、ざっと体を洗って、ドボンと温泉に入った
・・・・・・・・・・・・・・

浴槽のすぐそばに陣取って、手桶でお湯をザブザブと汲んで
洗っている人がいた
賢~い
でも、私がそれをすると、
流したお湯はみんな彼女たちの方に流れていくから
それはちょっとね・・・

で、ゆっくりのんびり入るのは諦めてさっと出てしまった

こんな不便で使い勝手が悪い温泉は、初めて!

 
 夕食は、18時からだったが、早く用意ができたのか、
早めに呼び声が聞こえてきた(放送ではなく声で)

ここの食堂は対面式(ずれてはいるけれど)
ご飯・スープは、自分でよそう
お代わりも自分で行く

約30人くらいだろうか?

お酒は、食べながら飲んでいい
飲みながら食べながらのおしゃべりも自由
(昨日までの2泊は大違い
対面なし・黙食・お変わりは手を挙げる
お変わりの時は、今使っている食器に入れるのではなく
新しい別容器に入れて運んでくる・・・といった方式だった
・・・・・・・・・・・・・・・・

左端にある瓶は、立山というお酒を熱燗にしてもらった

おいしく全部完食
スープ(トマトスープ風)はお変わりもしたほど

経営者の考えで、ずいぶんと接客方法が違うなあ・・・などと
考えながら、夕食は終えた



     4日目に続く

     山行記録(2011年~現在まで)へ戻る
     トップページへ戻る