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3日目 9/28 (水)
雨で濡れた登山道 針ノ木岳方面も雲の中 扇沢駅 黒部ダム 大部屋に1人だけ |
●場 所 | 種池山荘=富山県立山町 扇沢駅=長野県大町市 室堂=富山県立山町 |
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●標高 | 種池山荘=2450m 扇沢駅=1433m 室堂=約2450m |
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●コースタイムなど |
爺ケ岳周辺地図こちら 地理院地図はこちら アルペンルート周辺地図はこちら |
夜中ずっと雨の音がしていた 部屋の窓を開けると、強い雨風・・・ あ~あ・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ 朝食 5:06 完食~ 食べれるってことは、大丈夫ってこと 右奥は、お弁当 雨の中では食べることもできず、 結局、雷鳥沢ヒュッテに着いてから食べた でも、お弁当代 1100円はちょっとね・・・ それだけ払うなら、食べやすく栄養価が高くて美味しい行動食を 持って行った方がいいのだけれど 重さには勝てず、つい頼んでしまう・・・ そして、いつも食べきれず、途中で捨てるわけにもいかず 結局、家まで持ち帰って廃棄してまう・・・ |
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朝食が終わって、ザックを1階に下ろした 出発の準備は終わっているのだが 戸を開けると、雨脚が強く、ヒュ~っと強い風も吹いていては 出発する気にもなれない しばらく待って、表戸を開けると多少弱まっていたので 出発することにした 6:06発 勿論、カメラもスマホもビニール袋を二重にした中に入れた 階段状の坂道を滑らないように下りていった しばらく下りてやや平らになったところで、雨が弱くなったので カメラを出し、首から下げた 6:36 カメラは撮影した時刻が分かるので 確かな記録になる 私の頼りになる相棒 カメラがが無いとお手上げ~ 撮ったらすぐ、雨具の懐に入れ防水に気を付けていた |
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「富士見坂」のはじまり 6:55 |
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種池山荘のある稜線を振り仰ぐと、ぼ~んやり |
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ガラ場の始まり 7:02 雨は降り続いているが大雨ではないので 落石の心配はないと思ったが・・・ |
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狭い道なので、右側に注意しながら 慎重に歩いて行った |
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ここから中心部 7:09 |
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ここで危険地帯終了 7:12 後ろから男性1人追い抜き テント泊だったのだろうか? |
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振り返ると、山の稜線は雲の中 |
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アザミ沢通過 7:22 下りは速い 1時間ちょっとでここまで降りてしまった |
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対岸の針ノ木岳方面も、雲の中 |
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いったん雲が無くなっても、下からどんどん上がってくる |
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石ベンチ通過 7:27 |
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包優岬(ほうゆうざき) 通過 7:33 |
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水平道の始まり 通過 7:38 |
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クロウスゴ:ツツジ科 ビタミンC補給 |
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石・岩がゴロゴロしてきた 7:47 こういう所が滑りやすい!・・・と注意していたのに つるっと滑ってしまった 1回目 |
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ガマズミ?ムシカリ?:レンプクソウ科 これは食べたことが無いのでパス |
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ミヤマシグレ:レンプクソウ科 これも見るだけ・・・ |
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この辺り、石畳 8:05 ここでつるっと滑って、ズデ~ン! 2回目 気を付けていたのに・・・ |
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少し山が見えてきた |
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「一枚岩」通過 8:16 |
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大きくて座りやすい岩があったので、休憩 8:25 登山者は、だんだん増えてすれ違いが多くなった 今日は天候が悪いが、我慢して登っておけば 明日はいい天気になるはずだから 我慢のしがいがあるというもの |
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おやあ~ 稜線が見えてきた~ 8:37 |
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種池山荘も見える~ |
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アカミノイヌツゲ:モチノキ科 |
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「駅見岬(えきみざき)」 8:47通過 今日は真っ白で見えませ~ん |
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崖の上の狭い場所の始まり 9:08 |
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ケルン 通過 9:12 |
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崖の上の狭い場所は、ここで終わり 9:16 |
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樹林帯に入った |
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ミヤマシキミ:ミカン科 |
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「八ツ見ベンチ」 通過 9:42 |
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リンドウ地帯通過 9:46 |
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木の根っこ地帯 通過 10:01 石畳は、時々途切れはするものの ずっと登山口(下山口)まで続き その度ごとに、冷や冷やして歩いていた その為、膝に力が加わり、 もともと膝痛は持病だったが、余計に痛くなってしまい 帰ってから整形に駆け込む羽目となった |
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もう終わりか・・・と思っても、まだまだ・・・ 10:29 |
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やっと下山口(登山口)に到着 10:40 種池山荘から、3時間半かかった (登りは5時間25分・・・) 今日は指導員の姿はなし |
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下山口から、バス道を緩く登って、扇沢駅へ 周りはガスで真っ白 |
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扇沢駅に着いた 11:14 お客の姿が無い・・・ トロリーバスは11:30発 計算通り、間に合った 切符は通しで買って改札へ行こうとしたが 長い階段を見てゲンナリ 「エレベーターはありませんか?」と聞くと ちゃあんとあった! よかった~ |
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改札口に並ぼうとして、そうだ!マスクがいる!と、 慌てて探して、列に並んだ 全員座ってバスに乗れた |
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黒部ダムに着いた 11:46 次のケーブルカーの出発は12:20発 すんなり行けるかと思ったら、係員さんの説明では 「右へ行くと220段の階段を登って展望台へ、そして堰堤へ」 「または、右の階段60段を下りて堰堤へ」と 「山から下りてきてくたくただし、今日はガスガスで展望はないから スル~っと楽に行ける道はないですか? 立山へ行きたいだけなんですが・・・」なんて聞いてしまった そんな道はないそうなので、60段を下って トンネルを出ると青いダムが見えた ↓ |
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↑ ここを歩くのね~ | |
雨具の上を脱いでいたが、慌てて羽織った かなり風が強くて寒かった |
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↑ このトンネルの中から出てきた |
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ここもガスガス・・・ |
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山もガスガス・・・ | |
遠くの山もガスガス・・・ | |
あら! 遊覧船? あれに乗って(救急車ならぬ救急船で) このダムまで送ってもらったことがある 1991/7/27~7/29 五色ヶ原山荘から平の小屋まで降りて こんな船で黒部ダムへ送ってもらい 今歩いているこの道を車いすに乗せてもらい トロリーバスに乗って扇沢まで行って、 タクシーで大町総合病院に行き 2週間ほど入院していた、あの時・・・ 船の振動がおなかに響いて痛かったことを思い出した つまり、私はここを車いすで通っているんだ |
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ケーブルカー駅へは、この中に入る |
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ケーブルカー乗り場の手前に、左に入るトンネルがあった 「遊覧船のりば」や「ロッジくろよん」や「平ノ小屋」への通り道 ・・・・・・・・・・ そういえば、黒部ダムまで歩いたことを思い出した! 2003/7/31~8/5 沢登りのツアーで赤木沢へ行き、 途中でツアーと分かれ、単独で「水晶岳」と「赤牛岳」に登り 下山は「平の渡し」を利用して、向こう岸に渡り、 その後は、黒部湖を右に見て歩き、「ロッジくろよん」の前を通って このダムまで歩いたっけ… つまりここを通ったんだ! |
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ケーブルカー乗り場 |
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ケーブルカーに乗るために階段を登らなければいけないのだが 手すりをもって1段1段登って行った 椅子と椅子の間が極端に狭いケーブルカーだった 12:20発 |
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黒部平 12:25着 今度はロープウェイに乗る 黒部平ってどんなところかと思って外を覗いてみると ガスと雨と風だけで何も見えず |
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ロープウェイは、12:40発 |
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次は、トロリーバス 13:00発 |
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これで今日の乗り物は終わり~ 室堂ターミナルに13:10着 ・・・・・・・・・・・・・ ザック姿を見て、「劔へ行くのですか?」と係員さんに声をかけられた 「いいえ、立山です」 「計画書を出してください」 「昨日まで爺ケ岳に行っていて、そこで提出したのですが」と答えると 「ここでも出してください」と言われたので、 「ザックの中を探します」と答え、ガサガサ探していると 「書いた方が早いですよ」の声 用紙とペンがセットになったバインダーが、山と積んであった 「いいえ、私用の計画書を探します。ちょっとメモ書きがしてありますが」と言って 差し出した 「丁寧に書いてありますね」と言われ、 「労山ですから」と答えた 「雷鳥沢ヒュッテはどこから行けばいいのですか?」と尋ねると、 また階段を上がらなければいけないって 疲れるう~~ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2階に上がって、ドアから出ようとすると 外は真っ白で雨風が強い・・・ カメラは二重にビニール袋に包んでザックの中へ そして、真っ直ぐ雷鳥沢ヒュッテに向かった 天気がよければ、周りを散策しようと考えていたが、 とてもとても・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ おまけに遊歩道は石畳 滑らないように、また膝に力を入れなければならない 下りともなるといっそう力が入る 周りは真っ白! そんな中でも歩いている観光客がいる 「ミクリガ池ってどっちだろう」・・・とか言いながら 晴れていたらぜ~んぶ見えるのに、 すぐ近くにあっても見えない状態 標識を見ながら、 ミクリガ池とみくりが池温泉を確認 ↓ 雷鳥荘を確認 ↓ 雷鳥沢ヒュッテを確認して、到着 14:35頃 地理院地図にある道でも、「火山ガスにより通行禁止」の立て札や ロープが張ってあって、通れなかった 遊歩道の両側は、夏ならさぞきれいだろうと思われる 花の名残りがわんさか が、今はもう冬支度をしていた・・・ ・・・・・・・・・・・・・ 雷鳥沢ヒュッテへの曲がり角を曲がると 白っぽい、しかし廃屋のような大きな建物が見えた 後ろから来た男性3人パーティーは 「開いているの?」と疑わしそうな声 よく見ると電気がついているし、 「私はここに予約してきました」・・と言ったので ホッとしたらしい ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 玄関ドアを開け、「こんにちは~」と言いながら ザックを下ろし、雨具を脱ぎ、宿泊手続きをした 「20年前に友達とここで泊ったことがあります」・・・と言った 部屋は、3階の大部屋 またまた階段を登らなければいけない・・・ フロントが1階なら、お風呂は地下になる あ~あ、 ・・・・・・・・・・・・・ 部屋は 広々として、どこにお布団を敷いてもいいらしい ↓ |
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荷物を広げ、温泉セットを持って地下へ下りていくと 既に先客2人 どうも、テント泊の人たちがここを利用しているらしい 困ったことは、シャワーが無い あるのはお湯と水が別々に出るプッシュ式の蛇口だけ こんなんじゃあ髪の毛を洗うにも、体を洗うにも 適温のお湯が出るのをいちいち待たなければならない 諦めて、ざっと体を洗って、ドボンと温泉に入った ・・・・・・・・・・・・・・ 浴槽のすぐそばに陣取って、手桶でお湯をザブザブと汲んで 洗っている人がいた 賢~い でも、私がそれをすると、 流したお湯はみんな彼女たちの方に流れていくから それはちょっとね・・・ で、ゆっくりのんびり入るのは諦めてさっと出てしまった こんな不便で使い勝手が悪い温泉は、初めて! |
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夕食は、18時からだったが、早く用意ができたのか、 早めに呼び声が聞こえてきた(放送ではなく声で) ここの食堂は対面式(ずれてはいるけれど) ご飯・スープは、自分でよそう お代わりも自分で行く 約30人くらいだろうか? お酒は、食べながら飲んでいい 飲みながら食べながらのおしゃべりも自由 (昨日までの2泊は大違い 対面なし・黙食・お変わりは手を挙げる お変わりの時は、今使っている食器に入れるのではなく 新しい別容器に入れて運んでくる・・・といった方式だった ・・・・・・・・・・・・・・・・ 左端にある瓶は、立山というお酒を熱燗にしてもらった おいしく全部完食 スープ(トマトスープ風)はお変わりもしたほど 経営者の考えで、ずいぶんと接客方法が違うなあ・・・などと 考えながら、夕食は終えた |