低山ハイキングの下見
   
  遠見山〜納古山   2022年4月10日

                   (加茂郡:川辺町・七宗町)   


                   『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
                   コース図-1はこちら    コース図-2はこちら

JR多治見駅7:15発ーーJR美濃太田駅7:55〜8:08
ーー下麻生駅8:25着

トイレを済まし、身支度をしてから出発 8:38

マーカーで線を引いた紙の地理院地図を見ながら
左手に見える山のどれが「高見山」だろう?
・・・と眺めながら歩いた

あの岩ゴツゴツの山かな?

踏切を渡り左折

通学用の歩道を歩いて行くと、「遠見山登山口」の案内版
その下に「駐車場のご案内」というマップがあった ↑
同じ地図が川辺町のHPにあったので
お借りしてきた

(車で来た人は、
川辺町北部公民館の駐車場に駐車して
「遠見山」へ登るように勧める内容だった)

「遠見山登山口」の矢印に従って角を曲がると、
平和錦酒造」の前へ
『江戸時代から160年続く土蔵倉! 見学・試飲できます』だって

う〜ん、下山は上麻生駅だから
今日は無理ね・・・

「遠見山登山道入口」標識

個人の土地へ立ち入らないで
・・・の注意書きも、あちこちにあった

 
 ここが登山口らしい 8:51

このトンネルの中を通っていく
「トンネル 頭上注意」の注意書きあり

 
トンネルを出ると、
「気をつけてのぼってね」の注意書き

 
 狭くて急な登山道がすぐ始まった

途中、道が二手に分かれていたが
山へ登るんだから、当然上へ行く道を取った

 
 「壱の笑(いちのしょう」の札
どういう意味???

 
 まだまだ続く狭い急登

 
 手書きの表示もある

 
 今度は「弐の笑」だって
言葉の意味も書いてほしいなあ・・・

 
これは分かりやすい! 9:05

さっきのトンネルから約15分だから、
あと15分で着くのかな?

 
 またまた、分からない言葉
「参の笑」

 
 分岐に出た 9:10
まず、見晴らし岩へ左折

 
 突き当りに、小広場とベンチ 9:13
狭いトンネルから約20分
先客1人

ここが「見晴らし岩」
仰ぎ見ると、切り立った岩山〜

 
 見下ろすと、い〜い眺め〜
川(飛騨川)の色が、緑〜
川辺町役場の担当者が
「岐阜のグランドキャニオン」という名前で発信したことから
訪れる人が増えたとか

でも、グランドキャニオンには当たらないと思うけれど・・・
↓ これ(緑色の部分)は、2012/11/27撮影
(参考のため借りてきた)

 
 ↑ 【ホースシューベンド(horse-syoe bend)】
「horse-syoe(馬の沓=蹄鉄) bend(曲がった状態の物)
=コロラド川が、ぐにゃりと曲がっている箇所

グランドキャニオンとホースシューベンドは
イコールではないはずだけど・・・
言葉が独り歩きしてしまったみたい・・・

 
 先程の分岐へ戻って
「南天の滝」や下山道へは降りずに直進すると・・・
 
 
 下麻生城址 ため池 9:22
「晴天が続いても枯れ(涸れ)ないという
不思議な池です」の文字

う〜ん、もうちょっと池をきれいにするといいのに
・・・と思ってしまった

 
 そのため池のそばに
「遠見岩」の標識

何があるのだろうと進んで行くと、
大〜きな岩が1つ
これが「遠見岩」?

 
「遠見岩」と思われる大岩の横から
↑展望した山と  ↓見下ろした川の様子
 
 
・・・・・・・・・
で、遠見山とは、どこのことだろうと調べたら
『下麻生城(しもあそうじょう)の別名が「遠見山」と呼ばれていた・・・と

では、さっきの池のそばが、遠見山なんだね?

 
 これは何?
この横から急な下りになり・・・

 
 すぐ歩きやすい尾根道となった

 
 ベンチのあるピーク、通過

 
 
 
↑  ヒカゲツツジの群落が現れた
「見晴らし岩」付近では、
花が萎れていたので、遅かったか・・・と思ったが
この辺りからはちょうど見頃 

 
 ふわふわのたらたら道
前方からトレランが2人
(トレイルランニング=
山野などの舗装されていない道を走ること)
そりゃあ、こんな走りやすい道なら
気持ちいいだろうねえ・・・)

 ミツバツツジの花が登山道の両側に出てきた

コバ」か、ただの「ミツバ」か調べてみたら
雄しべは5本・・・
ミツバツツジだった
(右 花を拡大した)

 
 大きな鉄塔が見えてきた 9:40

 
 鉄塔の手前に、ヒカゲツツジの群落
ちょうど見頃で大株

 
 この鉄塔の左からも、
「南天の滝」へ下れる・・・と

 
 そして、こんな表示板も ↑  9:42

「ポイントナンバー No.1
病気やケガで動けなくなったら
この場所のナンバーを伝えてください。」・・・と
親切なこと!
それの1番目が、この鉄塔ってことね

  
 中部電力の鉄塔番号札

つまり、この鉄塔は「No.66鉄塔」ということ
この登山道は、もともとは
鉄塔巡視路だったようで
それを利用して地元の人が歩いているうちに、
立派な登山道になったのだろう

あちこちの山で、同じようなことが行われている

 
  ↑ ここで初めて、「納古山」の文字が現れた
「2.°H」って、2時間かかるよってことかな?
(調べてみたら、本当だった
私の場合、2時間14分だったが)

 
 ヒカゲツツジの薄黄色と、
ミツバツツジ(?)のピンク色

本当にこの山一帯は、
ヒカゲツツジが多い!

 
 花を見ながらの「ふわふわ楽々コース」
気に入った!

   
   
   
 これは、どちらだろうと調べてみた
右は、花の拡大

雄しべの数が、8・9・10本だったので、
コバノミツバツツジ」とした
では、この山一帯は、

コバノミツバツツジ
と、ミツバツツジが混在しているんだ・・・

*以前の記録(2017/4/30)を見ると、
トウゴクミツバツツジらしいツツジもあった
(雄しべは10本だが、
雌しべの根元に毛があった) ↓
参考のため借りてきた (緑色の部分)
   
 困った!
一つ一つ、雄しべの数や、雌しべの根元を
調べて歩くわけにはいかない
モヤモヤ感を抱きながら歩いて行った

 
 ポイントナンバー 「No.17」 9:52
その横に、細くて白い板の「17」もあった

この白い板、ちょっと歩いたらすぐ、
次の番号が見つかるほど頻繁に出てきた

 
 ミツバツツジの仲間
コバ」か、ただの「ミツバ」か、「トウゴク」かは不明

 
 シキミ:マツブサ科
気をつけて左右を見ていたが、
葉っぱは見かけても、花はここだけだった

 
 このコース、赤テープが多すぎてうっとおしい

   
 
この3枚の画像、ほとんど同じ所にあった
ちょうど、ポイントナンバー No.35で、
カクッと、90度に左へ曲がる地点 10:03

地図を見てもすぐ分かる

 
 ヒカゲツツジの群落 ↑ ↓
 
 ↑ 大株があっちにもこっちにも
本当にこの山は多い

 
 ポイントナンバー No.52 10:09
 ↑ ↓ 皆同じ、休憩ポイントと山名表示板
   
 
↑ このベンチ、
2本の木を縛り付けてベンチ代わりにしてあった
有り難く使わせてもらったが、
ぐらつくのでバランスを取りながら休憩していた
「1〜2人用」といったところ

男性グループが4〜5名来たが、
「どうぞ」とは言えなかった

 
 この休憩ポイントのそばも、
大きな株の
ヒカゲツツジがいっぱい!

 
 ↑ 尾根道と巻き道の分岐があった 10:24
尾根道が好きなので右へ進んだ

 
 尾根道(すべる)は結局、急な下りの後
巻き道(少し楽かも)に合流した 10:26

 
 中電の標識 No.33
この歩きやすい道は、
やっぱり中電の鉄塔巡視路だった

 
 これが、No.33の鉄塔らしい 10:50
さっきの休憩ポイントから約40分
ふわふわたらたら道なので、どんどん歩けてしまう

 
 ↑ 鉄塔のそばに納古山への標識
地理院地図を見ると、
この鉄塔から右へ降りていく登山道があるが
それらしき道には、数本の木が置いてあって
「通行は止めて〜」のサイン

   
 ↑ 手の届く所に花が咲いていたので、
手に取ってパチリ
(左 全体  右 雄しべを拡大)
雄しべの数を数えてみたら
4本・5本だった==
ミツバツツジとした

 
 ポイントナンバー No.112
ベンチも座りやすい岩もなかったが
歩くのに疲れたので
休憩タイムを取った 11:00〜11:05
さっきの休憩ポイントから約50分

 
 ミツバツツジか?コバノミツバツツジか?
遠目では分からない・・・

   
 左 手書きの案内版 11:12
「この先右への矢印」

右 すぐそばに、「納古山」の案内版

ここで単独の女性とすれ違い

 
 ミツバツツジか?コバノミツバツツジか?
遠目では分からないので
悩まないことにした

 
ポイントナンバー No.142 11:17
おやまた、尾根道と巻き道(今度はトラバースの文字)
尾根道からトラバースに合流するには
急な下りがありそうなので
今度はトラバース道を選んだ

 
 すぐ合流 11:19
トラバース道は細く、
あまり人が歩いていないようで
左が切れているので、気を付けて歩いた

 
 登って登って上った所に分岐があった 11:43
ポイントナンバー No.189
左折すると「三和町」へ
直進すると「納古山」へ
これを最後に、
ポイントナンバーの表示板は無くなった

ここから急に人が多くなった
「三和町」へ降りる人達らしい

 
 大岩のある、いつもの見慣れた合流点に登りついた 11:51
ここからも急に人が多くなった
「中級コース」や「初級コース」から登ってきた人達のよう

 
 やっと、頂上手前のいつもの場所で
アカヤシオに会えた〜

 
 山頂広場は満員 11:54
ベンチも岩の上も満員〜

どこからこんなに人が・・・と思える程

今まで歩いてきたコースは、数える程の人だけ

 
 山頂から-1
今日はぼんやりして遠望は無し

 
 山頂から-2
こちら側も、飛騨川は見えるが
遠望は無理
早々に場所を移動して、
アカヤシオを見に行く

 
 ↑ 山頂広場の隅に咲いていたアカヤシオ
↓ そして、アカヤシオ群生地へ
 
 
 
   
 
 
 
 
 
い〜っぱい咲いていた
こんなにたくさんの
アカヤシオに出会ったのは初めて!

その上、ちょうど見頃!ときてるから
大満足!大満喫!

サクラと同じで、ピンク色の花は青空がふさわしい!

 
さあ、帰ろう〜

今日は低山ハイキングの下見
帰りの道(前回は、林道に出てから左折してしまい、
くねくねと林道を歩いてしまった)の確認をしなければ・・・

初級コースを下ろうとすると・・・
 
  ちょうど中級コースとの分岐あたりに
ヒカゲツツジが咲いていたが、
まだつぼみが多く、咲き始めたばかり・・・という風情

あれ?
下麻生からの山道は、ちょうど見頃だったのに、
こちらは花が遅い?
何故??不思議に思った

 
 初級コースからの右手の山々
山肌に点々とピンク色
ヤマザクラだ〜
まだ咲いていた〜

帰りの電車はどうしても14:49発に乗りたい
次の列車は、16:58だから2時間待ちはつらいから・・・

   
 左 どんどんどんどん降りていって
「木和谷林道」分岐に着いた 12:46
山頂から約40分
新しい標識!

以前は「塩の道」と書いてある古い標識があった 右
2016/10/30撮影
(緑色の部分:参考のため借りてきた)

前の2グループは直進
塩の道を確かめるという課題があるので
私は、ここで右折

 
 ミヤマシキミ:ミカン科
これは雄花・雄木

 
 林道に出た 12:55
さっきの分岐から約10分

標識には、「初級・中級コース入口」の文字
これを信用して、前回はここを左折したところ
延々と林道歩きをするはめ

確かに「初級コース入口」には着いたが、
「中級コース入口」は、もっともっと先にあった

今日は右折して、以前の「塩の道」から
中級コースへ合流するつもり

 
 どんどん新しい林道を歩いて行くと
前方でプッツンと行き止まり
そこに小さい古い標識があった 13:00
林道歩きは、約5分

「納古山登山道」の文字
ここに違いない!と思って
細い山道に入っていった

 
今歩いてきた林道を振り返ってパチリ

 
 記憶にある、見慣れた山道をどんどん歩いて行くと、
中級コースとの合流点に出た 13:09

細い山道に入ってから約10分

そうそう、ここ、ここ!
ここでいいのよ!

 
いつもの中級コースを逆に歩いて
水場へ 13:13

 
 ミヤマカタバミ:カタバミ科
日陰の場所では花はつぼんでいた

 
 アオキ:ミズキ科
赤い実に目を惹かれた

 
 中級コース入口に到着〜 13:29
尾根の「塩の道分岐」から、約45分

↓ ここからは林道沿いの花
 
 ショウジョウバカマ:メランチウム科
ここの
ショウジョウバカマは痩せている

 
ジロボウエンゴサク:ケシ科

   
マムシグサの仲間:サトイモ科
これから葉っぱが開いて行くところ

 
 
ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科
ちょうど花盛り

 
ミヤマキケマン:ケシ科
がっしりタイプ

   
 バライチゴかな?:バラ科
大きな白い花
クサイチゴは、もう少し小さめ

 
ハナモモ:バラ科
民家の庭に咲いていた

 
上麻生駅に着いた〜 13:55
速足で歩き過ぎた・・・
発車まで50分余もある

先客に、「この近くで缶ビールを売っているお店はありますか?」
・・・と尋ねると、
「6〜7分の所にあります」・・・と親切に教えてもらった

で、そのお店まで買い出しに出かけた

 
風の通るプラットホームに座り、
「1人ご苦労様会」を開いた

       *春の納古山  2017/4/30  2018/4/21  2018/5/10  2021/4/8
       *秋の納古山  2016/10/30


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