ハイキングの下見
   
  三森山〜水晶山   2022年5月6日

                        (恵那市)   


                『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です
             周辺地図はこちら  コース図はこちら  地理院地図はこちら

 多治見7:00発  岩村町内のトイレに寄り
岩村ダム、8:15着
先客は1台のみ

ダムの周りは鮮やかな新緑〜

 
 駐車場にあった案内図
ネットに、「登山道が荒れている」という情報があったが
この案内図には書いてなかった

およそのコースタイムの目安として
ここから三森神社まで 40分
三森神社から山頂まで35分
山頂からダム分岐まで60分
分岐から水晶山往復 180分
分岐からここまで30分
」・・・と書いてあった

私は水晶山で2人と別れて、
岩村駅まで歩く予定

 
 左の林道を進むと
三森山登山口(三森神社参道入り口)になる

 
 緑に染まりながら出発 8:30

 
 すぐ、参道入口の鳥居
水晶山へは直進

 
 広くて歩きやすい道

 
 林道へ出た 9:13
舗装された林道を突っ切って向こう側へ

 
 見下ろすrと、林道はまだ未完成

   
↑ 前回(2020/3/23)は、こんな感じ
(比較のため借りてきた)

 
 三森山分岐 9:20

三森神社と展望台へは、直進
三森山や奥の院や帝釈梵天へは
ここまで戻ってきてから曲がる

 
 三森神社
その前を通り過ぎると、展望台 ↓ 9:24
 
特徴ある笠置山は分かったが、
その右の恵那山は木に隠れて見えず

遠くの御嶽はぼ〜んやりしてはっきりしなかった

 
 ヤマツツジ:ツツジ科
つぼみが7 花が咲いているのが3・・・くらいの割合

 
 後ろに笠置山を入れたのだが
人物にピントを合わせると
山は見えなくなってしまった・・・

10分休憩の後、三森山へ

   
 スルガテンナンショウ:サトイモ科
この辺り、この株が多かった
左 その中で一番大きくて頑丈そうな株
右 「
仏炎苞(ぶつえんほう)」と呼ばれる
ぺろりとした覆いの部分をめくると
白くて丸いものが(
付属体という名前)
前に傾いていた
これが、
スルガテンナンショウの特徴
花は、この付属体の下にある

めくって見てくればよかった・・・と
後で悔やんだ

 
 奥の院分岐 9:40

前回(2017/5/28)、この奥の院へ寄ってみたが
展望なし・
イワカガミの葉っぱ無しだったので
今日は、パス!

   
   
 イワカガミ:イワウメ科-1
あった〜 咲いてる〜
イワカガミの群落〜
 
 
 
 イワカガミ:イワウメ科-2
群落の場所はあちこちにあって
葉っぱも多い
が、葉っぱの数の割に花が少ない・・・
つぼみがあるのなら、これからが楽しみ・・・となる
花がら(花が終わった跡)があれば、
ちょっと遅かった・・・となる

つぼみもない・花がらもない!
よくよく花を調べると、もう萎れ始めていた

こ〜んなに葉っぱがあるのに、
花はちらほら状態
今年は「裏年かも・・・」と思った

山頂までと、山頂を越してからでも
葉っぱはあったが
花は少なかった

アカヤシオでもシロヤシオでも、シャクナゲでも
表年と裏年があるので
イワカガミよ、お前もか・・・の心境

 
 合体木 10:04

枯れそうで枯れてない、「ヒメコマツとナラ」

 
 帝釈天分岐 10:05
ここを過ぎてひと登りすれば山頂 ↓  
 
 
山頂 10:10
さっき休んだばかりなので通過

 
 ウスギヨウラク:ツツジ科
山頂周辺は、この木が多かった
が、既に盛りは過ぎ、薄汚れているものが殆んど
↑ これはその中でかろうじて、「まあ、きれい」な株

すぐ急な下りが始まった

細くて傾斜が急なので
一足一足、緊張しながら下って行った

休憩しようにも、平らで安心できるスペースがないまま
どんどんアップダウンを繰り返して
やっと、休憩をとることになった ↓10:55
 
 腰を下ろして休憩できそうな場所はなし

同行者から、
「ジオグラフィカを起動したはずなのに
歩いた軌跡がない!直線になっている!」・・・の声

後で分かったが、機内モードにしておくと
直線になるらしい・・・(ほんと?)

ともかく、いったんストップさせ、
再起動し、機内モードを外した

 
 「図根三角点」の表示版
「図根(ずこん)三角点」ってなんだっけ?
前回調べた記憶はあるが、忘れてしまった・・・

また調べてみた
簡単に言うと、『(GPS測量)により、
非常に高い精度で測量された基準点のこと』らしい

 
 笹原の道をたらたらと歩いて行くと
展望台に着いた ↓
 
 「鈴ケ根尾根展望台」 11:15
↑ 右手のこの方向に御岳が見えるはずだが・・・

 
 左手は、浅緑色の新緑

 
ここをクリックすると大きく見えます
 方向指示板
たくさん山名は書いてあるけれど、
特徴のある形の山は御嶽くらい

(今日の御嶽は雲の中
うっすらと白い雪が見えたので御嶽だと分かった)

その他の山ははっきりしなかった・・・

 
↑ 前回(2020/3/23)は、御嶽がくっきり見えていた
参考のため借りてきた

 
 ↑ これが三森山?
三森山の意味を調べてみた ↓
『 「三つの盛りがある山」という意味らしい
@三森神社と、A奥ノ院と、B帝釈梵天の3つのピークがある⇒
三つの盛りの山=三森山」』・・・だって

本当だろうか??

ま、3つのピークには見えるけれど・・・

 
 展望台を下りると、すぐ林道 11:21
まだ、地理院地図には表されていない道路

 
 林道を突っ切って、反対側の山へ入る
すぐ、岩村ダムへ降りる分岐になる
ちょうど登ってきたグループに出会ったので
道路情報を尋ねた(2人はここから降りることになるかも)

難儀はするが通れないことはない・・・の返事だった
現実にここまで登ってきているからね

 
 分岐から水晶山を目指す

この倒木だけが邪魔なだけで、
後はたらたらの道

 
 フツーの四等三角点

 
 チゴユリ:イヌサフラン科
くたびれていない花だった

 
 
 ここからも岩村ダムへ下りられる 
(2枚の画像は同じ場所)
が、「
この先 急傾斜 きけん」と
大きな赤字で書いてあるので
ここから下山する予定だったが
ここからの下山は止めた・・・と、後で分かった

それでも、さっきのグループが登ってきた道は
「土砂、まあまあすごいことになっていた」そうである

 
 水晶山山頂に到着 11:55
ここでランチ休憩

 
 腰を下ろすベンチも無し
木の根や段差のある場所を利用した

この後、「岩村ダム行き」と、「岩村駅行」に分かれた

 
 12:15出発

たらたらの林の中の道

   
フイリフモトスミレ:スミレ科
数えきれないくらい、あっちやこっちに広がっていた
殆んど花は終わっていた

   
 ユキザサ:ユリ科
咲いたばかり

 
 境界見出標 
新しくできたらしい 新品ホヤホヤ

 
 おやあ?
木が切り倒された場所に出た
 
 そんな場所がずっと続いている・・・

この道でいいのか??と思いながら
下って行くと・・・
 
 標識に出会ってホッとした
この道で間違ってはいなかった
 
 伐採は、まだまだずっと続いていた
 
 「城山」の標識
ずんずん進んで行くと・・・
 
 伐採場所が広くなり・・・
 
 左側に林道でも作るような気配になってきた

 
 四等三角点 12:36
山頂から40分ほどの所

 
↑  前回(2020/3/23)も、
前々回(2019/12/9)も、倒れていたっけ・・・ 

 
 尾根からジグザグに降りても・・・
 
 林道工事はまだまだ続き・・・
 
 登山道は、細い道(右端)となって続いていた

 
 後ろを振り返ってパチリ
大がかりな工事!
 
 この木の根や伐採した枝などは
埋めてしまうのだろうか?

 
 標識に出会って一安心 12:42
 
 ↑ 古い山道に入っていった 12:43

↓ 左下の白い部分は、さっきの林道の続き
 
 もうここからは、以前歩いた登山道になった
約20分の間だったが、長く感じた

その後、もう林道工事場所に出会うことなく
登山口まで行けた

 
 ふわふわの広い道

 
 周りは緑色に戻った

 
 ↑ 左の木
もうすぐポッキン・ドタ〜ンと倒れそう

 
 スルガテンナンショウ:サトイモ科
また、この白と緑の株に出会った

 
 イワカガミ:イワウメ科
もう、麓に近づいている頃だが
イワカガミの葉っぱのかたまりが現れてきた
花もこれ1つだけ咲いていた

 
 この登山道を邪魔している木、
見覚えがある

 
 この張りだした岩壁も
変わっていない!見覚えがある

 
 
 イワカガミ:イワウメ科
た〜くさんの
イワカガミの葉っぱ群が現れてきた
花は終わったらしく、一株だけ咲き残っていた

 
   
   
 ギンリョウソウ:ツツジ科
登山口手前に、固まって咲いていた

 
 水晶山登山口着 13:30
水晶山で分かれてから、1時間20分くらい

 
 城山を目指す

 
 
   
  タニギキョウ:キキョウ科
白い星型の小さな花が、
びっしりと咲いていた

 
 
 ↑ 六段壁(ろくだんへき) 13:42

足が疲れた・・・

もう石垣を登る元気なし
横目で見て通過

 
 疲れた足に固い石畳は辛い・・・

 
 登城口に着いた 14:07

ここから岩村の町の中を歩いて、岩村駅へ

 
 階段を上る元気なし
通過〜
この階段を上った所に駐車場がある

 
 勘を頼りに岩村駅へ 14:42

途中途中に、案内版があるが、
小さくて目立たない

1度だけ勘が狂って引き返した・・・

 
 いつも、電車の待ち時間に利用していたお店は休業中・・・

いったんは駅まで行ったが、待ち時間が約50分ある
来る途中見つけた自販機はどこだっけ?
・・・と探しながら町の中を歩いてゲット!

プラットホームで涼しい風に吹かれ
行動食の残りを食べながら、
今日のコースの1人反省会をしていた

 
 恵那へ行くのは、このホーム

 
 明知鉄道は車両1両のみ

殆んどは観光客


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   私の記念の一枚 〈白木さんより〉 
 
 イワカガミロード
これが見たくて今年も三森山にやってきました
が、今年は花が少なめか?

 
 今日は展望不良、しかしなんとなく…御嶽山?

 
下山口手前の土砂崩れ
こちらから登ってきた団体さんが、
「う〜ん、通れたよ」ってことで、
下りていったのですが…
道はなく、まるっきりの溝でした

 
アオフタバラン
花は6月に入ってからかな〜ということ

 
 ヒメフタバラン
恵那では珍しい花だとか
花が小さすぎてピント合わず・・・

    
 ミツバウツギの花と実

    ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
     【感想
    * イワカガミの大群生を見たくて、三森山へ。
     葉っぱのボリュームからすると花は少なめなのか。
    * 花の咲く時期を見定めるのも難しいし、年によっても当たり年とそうでない年というのもあるようで、
     満面の満開を狙うのは、至難の技。
     が、同行者の一人は初めての三森山イワカガミロードに感動したと言ってくれた。
     私は「ほっ」と…
     喜んでもらえて良かった。
    * 下山に使った道は、予想以上に崩れていて、知らずに来ていたら引返していたかも
     …と思うほどだった。
     物凄い雨量だったと考えられる。自然の力の脅威だ。
    *下山したところで、首から虫眼鏡を下げた方に出会った。
     この辺りの植物について、この方から色々話を伺うことができた。
     私達の質問にも即答、詳しい解説も。
     恵那で植物講座の講師もしてみえるらしい。どおりで知識の量も半端ない。
     ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


    ******************
  ●低山ハイキングの下見だったが、城山〜水晶山コースは、半分くらいが林道工事のため
 登山道は狭く、端の方になってしまい楽しんで歩くわけにはいかない。
●行ったとしても、山頂は見通しが悪く、ベンチもないただの通過点。
●「鈴ケ根尾根展望台」まで足を伸ばすと、歩行時間が長くなってしまう。
●三森山展望台は景色はいいが、岩村駅から登山口まで行くのが長すぎる。
●帰りに疲れた足で城山の石段を下りるのはキツイ。
 といって、城山だけではもの足りない。
●公共機関を利用してのハイキングコースとしては不向き。
    ******************

    【今までの記録】
     2020/3/23  2019/12/9
     2017/5/28  2016/10/15   2006/2/5

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