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              ネパールトレッキング
       (カトマンズ〜ルクラ〜ナムチェ〜エヴェレスト・ビュー〜シャンボチェ)



2日目 12月29日 カトマンズ〜ルクラ〜パクディン


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霧が晴れず、4時間も待たされてやっと出発

5:30から朝食。しかし、時間になっても用意ができていない。
しばらく待ってやっとビュッフェが整った。
さあ、と思ってお皿に盛り付けると、冷たい。
パンケーキ・クロワッサン・タマゴ・サラミ・ジャガイモ・豆・インゲン・
焼きトマト・おかゆ・味噌スープ・フルーツ・牛乳などいろいろあって
おいしいが冷たいのが難。



6:50、ホテル発。外は濃い霧
すぐ検問にかかる。たくさんの車が渋滞している。車同士がお互いに譲らず
押し合いしながら前へ前へと進んでいくが遅々として進まず・・・といった状態。
国内用の飛行場は、裏通りのような所にあって、待合室も薄暗く寒い。



8:00のセカンドフライトのはずが、9:00になっても10:00になっても変化なし。
日は照ってきたが、高曇りの状態でまだ飛べない。椅子に座っていると
冷え込んでくるので、新聞紙を敷いて雨具のズボンを履いてしのぐ。
ここのトイレは、扉がついているのが2つ、扉なしが5つくらいある。どれも水洗。




4時間待ってやっと乗り込む
ルクラ行きの飛行機

10:55、やっとチケットの確認とボディチェックが始まった。
待合室に入ってもまた待たされ、やっと、11:40にバス乗車。
ヒマラヤは左側の席がよく見えるので、トップ争いをしようと考えていたが
、前から2つ目の左になった。12:00発。



離陸後あっという間にヒマラヤの白い山並みが見えてきた。
山脈名が書いてある資料と見比べたが、はっきりとは分からず。


眼下は、茶色の山、また山。ところどころに人家の固まり。
どこまでも続いている細い道。蛇行して流れている水量の少ない河・・・
などと見とれているうちに、ルクラの飛行場に着。約40分で。
急斜面を削って広げただけの簡単な飛行場。
直進すると山に激突するので緩やかな上り坂にして右折するように
矢印がかいてある。




ルクラの飛行場


すぐ目の前に赤茶色の山肌と人家が見える。
振り仰ぐと白い頂きの山。ヌプラ。
飛行場に隣接するように立っている石造りの建物(ロッジ)の2階が、
今日の昼食場所。(ナムチェから帰った時は、ロッジ裏のテント場で泊)



25人のメンバーが1度に乗れなかったので、
後発の飛行機が着いてから一緒に昼食をという予定だったが、
なかなか来ないので先に済まし、それでも来ないので
先に出発することになった所へ、やっと後続が到着。



エヴェレスト街道と
呼ばれている道を歩く


シェルパやキッチンスタッフの紹介があってから先に出発、14:20。
ルクラの町の中を通って(舗装はもちろんなし、石のごろごろした
ゾッキョ・・・牛とヤクの中間種・・・の糞尿が散乱している坂道)
、門をくぐってどんどん下っていく。



ルクラは2840m、今日の泊まりは、2610mのパクディン。


前と後ろにシェルパがつくネパール歩き(早くても遅くてもお客の足に合わせる歩き方)と分かっているので、マイペースでエヴェレスト街道
行くことにする。


埃っぽい道を歩いていくと、トイレ休憩になった。
隙間だらけの掘建て小屋がそれ。穴があいていて枯葉が積んである。
きっと用を足したら葉っぱをかぶせておけばいい肥料になる・・・つくりなんだろう。
順繰りに入っているうちに後続も来たので先発は出発となった。



キッチンスタッフが大きな荷物を背負って(先ほどの昼食を片付けて、
道具すべてを持って次の宿泊地に先回りして、今度は夕食を作って
我々を待つというのがここのスタイル)、笑いながら走って
我々を追い抜いていった。すごい〜。




街道中あちこちにあるマニ石
左側を通ることになっている




立派なマニ石があるところで休憩。近くのロッジからは
ラジカセが聞こえてくる。後ろのパーティーはまだ来ない。
次の村でやっと後続が追いついた。16:10。



地図を見るとまだ目的地との半分地点。ここまでで2時間。
ここからまだ2時間だと18:00過ぎになってしまう。真っ暗となる・・・。


ヘッドランプを持っている人はほんのちょっぴり。これは大変。
今までのスピードではいけない。
スピードアップをと思い、シェルパのペイマさんと辻さんと私の3人が1集団となって
明るいうちに着こうと足並みをそろえて歩いていくと、あっという間に
後ろの人たちが見えなくなってしまった。
そのまま一気にパクディンへ。向こう岸のイエローテントだという。
薄闇の中に
やっとみえてきた。吊り橋を渡った所がそれ。17:20着。



全員揃ったのは真っ暗になるちょっと前。



パクディンのロッジ
食事はここで
泊まるのは庭先のテントで


ロッジの中は、真ん中にストーブ。キッチンスタッフ達の食事の用意は、
暗い外でしているらしい。
テント番号は「5」。暗くて見えないので案内してもらって探す。
テントに入ってすぐヘッドランプを探す。
まさかこんなに遅くなるとは思ってもいなかったので
デイパックに入れておかなかった。



ミルクティー・ミルクココア・ティー・コーヒーなど
好みの飲み物とビスケットが出される。


夕食は始めに「塩せんべいの油揚げ風」を小さくして、スープに入れて飲む。
次は1枚のお皿に長いお米のご飯。その上にシチューとキャベツを乗せ
混ぜ合わせて食べる。
お代わりも自由。シチューには水牛の肉が入っていたが私は硬いので残す。
デザートもちゃんと出る。



明日のミーティングをして(6:00ティー。6:40朝食。
大荷物は出しておく。7:30〜7:50の間に出発。
午前中は3時間ほどでモンジョに着。そこで昼食)テントへ。


水筒に熱いお茶を入れてもらう。これが湯たんぽ代わり
外は満月。煌々としてヘッドランプが要らないほど。
満天の星を見たかったのに・・・。
私は、寒さのためと、間接的にでも他人と接触したくないので
インナーシュラフを持ってきているが、シュラフ3枚は入りにくい
。すべりが悪くてもぞもぞと長い間もがいていた。



全然、寒くなかった。



次へ続く