マレーシア・タイ  バックパッカー見習い旅行
   キナバル山 & ドイ・インタノン 
       (東南アジア最高峰・4095m)      (タイ最高峰・2565m)


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9月22日 3日目  

グンティン・ラガダン小屋〜キナバル山山頂〜コタキナバル
夜中0:00頃から
ばたばたと足音や話し声

後から考えれば、
皆マレーシアの大学生らしい

2:00前にほとんどが出発
我々は2:30出発

真っ暗闇の中、
ヘッドランプだけが頼り

私のヘッドランプは、
届かなかったザックの中

息子のヘッドランプを借り、
彼は手持ちの押すと点く
・・・という不便な代物で登り始める

そのうち前を歩いていた人と
数珠つながりになり
休みながら歩けるほどのスピードとなる

段差の大きい階段や
梯子の横には手すり

それが終わると次には、
岩盤と白いロープ
トラバース気味に右へ曲がる

右側が切れていることは分かるが
どのくらいの高度差があるかは
暗くて分からない

夜目にも白いロープがはっきり分かり、
それをたどっていけば安心

真っ暗なので周りの様子が判断できず、
足元を照らしながら歩くのみ


サヤッサヤッ小屋
(チェックポイント)3:35着

ここからは、息苦しさが倍増
ハーハーと2回吐いて、
スーと1回吸うパターンで歩く
吐けば自然に空気が入ってくるから

星がきれ〜い
でも、上を見上げて
じっくり鑑賞する余裕なし

そのうち月も出てきた  三日月か?
だんだん空も暗さが薄くなってくる

左側にピークが見える
あれが頂上なら嬉しいな
・・・・と思っていたがそのとおりだった

最後はまわり込んで、
意外とあっけなく頂上に着  5:00
頂上標識の前で

既に頂上標識の前には
10数人の人が陣取っている

我々も朝日が見えそうなところに
腰を下ろし日の出を待つ

買い込んだフリースとヤッケと
息子から借りた毛布と
手袋と夏の帽子で防備

日の出は何時か?
雲があってはっきりとは
分からなかったがおよそ5:45頃

その雲の上には
真っ青な空が広がっている
トレールの傍に咲いていた花 頂上直下

マレーシアの大学生たちが、
長い長い白布をつなぎ合わせて
頂上から垂らすイベント?
の真っ最中

そのために彼らは早出をして
頂上を確保していたらしい

次から次からと来る
登山者の記念撮影中も
標識前を離れず
無理やり割り込んで
やっと記念撮影を終えたほど

十分堪能して6:17下山開始

真っ暗闇の中、
夢中で登ってきた地形がやっと判明

杖のおかげですいすいと下れる


ガイドのレムシー

ガイドたちは薄手のヤッケと
運動靴だけの軽装

いつも最後尾から歩き、
危険なところは前に回って
懐中電灯で足元を照らし
杖が邪魔なときは預かってくれた


花の名前も教えてくれるが
マレー語らしいのでメモしにくい

英語らしい発音は聞こえるが、
なまりが強く
息子の英語と通じているのかどうか
???である
セントジョーンズ・ピーク

まだ白布垂らしは続いている
セントジョーンズ・ピークとの
コルよりもっと下まで垂らすらしい



頂上を見上げると
人が立っているのが分かる

結構きつい勾配だったんだ・・・
特徴のある姿

まさに岩盤の山
どこを歩いても大丈夫
これが真っ暗闇やガスだと
白いロープがなければ大変だろう・・・

結構急な勾配なので
まっすぐ下りないように
ひざにクッションを与えてゆっくり
・・・・と息子にアドバイス


岩盤に白いロープが目印 赤い細長い花はおよそ1cm強
やはり背が低い
こんなところにも花が・・・

岩盤の凹んだ所に土がたまり
そこで花を咲かせている健気さ
背は低い


ドンキーズ・イヤーズ 地に這うように葉を広げている



サヤッサヤッ小屋の近くからは
岩盤がなくなり樹林に入るので
植生が変わる

コゴメグサに似ている?
背の高さは20cmほど


ランの仲間



トレールの傍に咲いていた花

イチゴの仲間
ラバンラタレストハウスに8:20着
朝食を摂ってから、
小屋で一眠りしたいとの希望で
引き返す

約1時間眠って、
息子は快調さを取り戻した

10:00発

下りで足を痛めないよう、
段差の大きい階段などで
ひざを痛めないよう
注意して下る

杖があって助かった


垂れ下がるように咲く
高い木の花
花の長さは1cmほど



高い木の花
花の長さは5cmほど
まだ朝の8時だというのに
もうガスがかかり始める

展望のいいのは早朝のみらしい


キナバル・ネイチャー・リゾーツの前で
待っているタクシーは高いからと
大通りに出かけて
長距離バスかタクシーに乗る算段

バス停らしい屋根つきのところはあるが、
時刻表というものがない

バスがいつ来るのか分からず
1時間に1本はあるらしい

座って待っていると
乗り合いタクシーが来て
60RM(リンギッド・・・
約日本円で1800円)でどうか
・・・というのでOK

我々のほかに地元の男性2人も同乗

行きは1時間半でこれたが、
帰りは1時間45分かかった

後ろから追いついた
長距離バスに抜かれた・・・・


コタキナバルの街に15:30着
コタキナバルのツアー会社で
明日からのジャングルツアーを探す

会社などは17:00が終業時刻

それまでに
まず目的地が受け入れてくれるか

次に飛行機があるか
そしてお値段は高くないか
・・・・を考えて決めなければならない

日本で下調べをしていった料金は
551RM(約16350円)

  1軒目は、804RM   
2軒目は、840RM
3軒目は、818RM

551RMと大きく値段が違うのは、
飛行機代が入って
いなかったせいらしい

細かく息子が尋ねてくれて
やっと判明

飛行機代を入れれば
こんなところが妥当らしい

でも、どれも内容は同じなのに
金額が違うのは
手数料をどれだけ取るか
・・・の違いだと息子はいう

1軒目の804RM(24120円)のところで
サインをしたのが、17:00過ぎ
持ち金が足りなくて息子は銀行へ

私は人質でオフィスで待つ

今回何度もこのパターンを体験
ぎりぎりで契約成立

これで明日の予定が立った


ホテルへ帰るとザックが届いていた〜〜


歩き始めはやはり快調で
休憩舎も1つおきでよかったが
終わりに近づくと1つごとに休憩

まだかまだかと思いながら
やっとゲートへ  13:00着

待っていたバスにすぐ乗って
キナバル・ネイチャー・リゾーツへ

登頂の証明書を貰い、杖を返して帰る

キナバル・ネイチャー・リゾーツの
入り口から3分ほど歩いたところにある
大通り

長距離バスが通る
ここで下ろされて入り口まで歩いた



次へ続く