初夏の花三昧 ハイキング
カナディアン・ロッキー
          (キャンモア・サスカチュワンクロッシングを起点に)

        
2日目 6月24日   ハイキング1日目

1日目 6月23日 2日目 6月24日(H−1) 3日目 6月25日(H−2) 4日目 6月26日(H−3)
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               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです


                         花は別のページにまとめてあります

キャンモアの朝

6:00頃の朝焼け

三つの連山は三姉妹と言う名前
(スリー・シスターズ)
右側から順に長女・次女・三女だと

ホテルの庭の周りに
尾羽の長い鳥が歩いていた
マグパイ?というそうだ



コロンビア地リス

7:00から朝食、9:00出発の
ゆっくりしたスケジュールなので
散歩に出かける

広い道路は
右側通行
朝早いのでまだ車の数も少ないが
歩道はないので道の脇を気をつけて歩く

んん??
妙な声が聞こえてきた
始めは鳥か?と空を探したがいない

よくよく耳を澄ますと地面から!
あっちにもこっちにも
地面から体を出している
マーモットのような小動物
どれも立って前足を前で重ね
あっちとこっちで鳴き交わしているよう

よく見ると
地面に穴がいくつもあいている
後で聞くと
地中に住むリスだって



登山口

約20分で登山口に着
ここからヤムナスカ・メドウへハイキング
広い駐車場の周りに
はや、見慣れない花がいくつも・・・

「どんどん写真を撮っていっても
いいですよ」
のありがたいお言葉で
後ろから行くことにする

今日は
アシスタントに松永さんという
若者もいて、彼が最後尾につく

こういう役目を

SWEEPER(スウイーパー)

と言って、箒で掃くように
落としこぼれのないようにするのだ・・・と

だから、今日はもっと大型の車になった

熊も出るというので最後に人がいるのは
遅れても安心できるのでありがたい




ポプラ

シラカバか?と思っていたが
ポプラの木だそうである
そういえば、シラカバの
すらりとした幹ではない

遊歩道のような広い道を進む

あとから追い抜いたパーティーは
花など目もくれずに
どんどん歩いていった・・・

どこでもそうなので、日本のような
「花観察山行」なんて
しないのかもしれない




ポプラとインディアン・ペイントブラシ

白と茶色の木の幹
の草原
その中に鮮やかな
オレンジ色の花
静かな道




針葉樹林帯

麓では晴れていたが
ここまで登ってくると
ガスが取れていない

帰りに分かったが、このガスの中に
ヤムナスカ・マウンテンが隠れていた



昼食休憩

今日はここまで
麓を流れるボウ川、蛇行して流れた後に
できた湖、ハイウエーなどを
見下ろしながらサンドイッチをほうばる

乾燥して汗が出ないが
水分だけはたっぷりと取るようにと
岡部さんからの話があったので
紅茶を沸かして約1リットル、
テルモスにもお湯を入れて約500cc
を持ってきている
お湯でコーヒーやら、ホットレモンやら作る

岡部さんは植物に詳しく
花の名前を英語名で次々と
教えてくださるが
何しろ、写真を撮りながらの歩きなので
遅れていては声も聞こえない

しかし、最後尾の松永さんも
図鑑片手に歩いているので
疑問はすぐに解決できてありがたい




ヤムナスカ・Mtの岩壁

だんだんガスが取れてきて、今まで
隠れていた
すご〜い岩山が見えてきた
これがヤムナスカ・マウンテン

カナダでは、
アイゼンや・ロープを使わない登り方
は、すべてハイキングと称する
あの岩山はクライミングの世界で
ハイキングの世界とは別世界

日本では混然とした山登りがされているが
こちらでは厳格に分けられている・・・と



麓から見るヤムナスカ・Mt

下山は同じ道を引き返す
こんな景色だったんだ・・・と
振り返りながら歩く




登山標識と入山届けの箱

ストックをついて歩いている絵と
岩を登っている絵がある
ヤムナスカ・Mtではどちらも可能なわけ

しかし、
ここの岩盤はもろく
クライミング中に車ほどもある岩が
落ちてきたという怖い話を聞いた



駐車場から見る
ヤムナスカ・Mt

ゆっくり歩いて昼食もゆっくりとっても
3時間の行程で帰ってきた
日本では考えられないのんびりスタイル

最初計画表を見たとき
行動時間が3〜4時間とあって
あまりの少なさに参加しようか
どうしようかと考えたこともあった

しかし、「初夏の花がいっぱい!!」と
シーズン前のお値打ち値段に
誘われてきたが、かえって
写真を
撮りながらの山行なら
これが最適
だと思った



熊が開けられないゴミ箱

キャンモアの岡部さんの家でも
熊が木の実を取りに侵入してくるという
土地柄

この箱の中にえさがあると分かれば
何度でもやってくるので
熊に開けられないよう厳重に
しなければならない・・・と考えられたのが
持ち手の工夫

手のひらを上にしないと
開けられない構造
になっている

考えた人は素晴らしい!!
全国的にこのタイプのゴミ箱が
設置されていた




夕食にバンフへ出かける

今日の夕食は
バンフにある日本食レストラン
「スキヤキハウス」へ出かける

キャンモアにもお店はあるが、
バンフのほうが大きな町で
私がリクエストした本屋もあるから・・・
ということで決まり

キャンモアから車で30分はかからない

夕食の前に
バンフの街を自由散策
約2時間もあるので
お店は後回しにして、ボウ川の方へ歩く
川から見えるのが
ランドル・Mt




ボウ川

ボウ川はほとんど傾斜のないような
ゆったりとした流れだが、水量は多い

川のほとりに散歩道があったので
降りていくと、水の好きな花が・・・



バンフの街から
カスケード山を見る

今度は町へ戻る

本屋は橋の傍
書棚を探しても場所が分からないので
「ホエヤーズ ワイルドフラワーズ 
ブック?」と店員さんに尋ねる

いろいろあったが、写真が古いものや
少ないものや、文章ばかりのものは避け
写真がきれいな物を選ぶ

しかし、200余の種類では
あまりにも少ないと
あとで利用しながら思った



バンフの町中

バンフの町はさすが観光地
メインストリート沿いに各種の店が並び
まっすぐ進めないほど
多くの人が歩いている

勿論あちこちから日本語が聞こえてくる

横断歩道は
手押し式のボタンがあり
押すとしばらくして
人が歩く絵に変わる
押さないと青になっても
その人の絵は出てこない

また、
手のひらマークになると
ストップの意味があって
もうすぐ赤になるので
待っていた方が安全・・・という意味





日本食レストラン

カナダへ来て日本食か・・・と思ったが
カナダ料理というものはないらしい

そういえばニュージーでも
タイ料理や中華を食べていた・・・

寿司・天ぷら・焼き鳥・ステーキなど
好みのものを注文する
勿論、日本語を話すウエイトレスに

私は岡部さんが注文した物と同じ
寿司・天ぷらセットとビール
(そのほかにサラダと味噌汁がつく)
という普段あまり注文しないものに
してみた・・・
ガイド氏お勧めかと思って

岡部さんは、注文から会計の清算
(税金・チップを加えて頭数で割る)まで
あれこれと世話をしてくださる
後日、30ドル31セントの請求があった




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