初夏の花三昧 ハイキング
カナディアン・ロッキー
          (キャンモア・サスカチュワンクロッシングを起点に)


3日目 6月25日 ハイキング2日目

1日目 6月23日 2日目 6月24日(H−1) 3日目 6月25日(H−2) 4日目 6月26日(H−3)
5日目 6月27日(H−4) 6日目 6月28日(H−5) 7・8日目 6月29日・6月30日

               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです


                            花は別のページにまとめてあります

キャンモアの朝

起きて窓の外を見ると雲がない!
いそいでカメラを持って外へ出てみる

昨日と打って変わった上天気
5:30頃ではまだ明かりがよく見える
ホテルの前の景色


ゴーという音??

スリー・シスターズが
だんだん明るくなってくる

どこからともなく
ゴーッという音
聞こえてくる
地中から?まさか?と思いながらも
胸騒ぎがする妙な音

だんだん近づいてくる・・・・
と思ったら
貨物列車が来た!!
何両も何両も続いて来る
(100両はある・・・と)




ホテルの裏手

ホテルの裏に回ると私の部屋が見えた

1つずつ区切られた仕様

こんなのが、
廊下の両側に
ずらっと並んでいるし
1戸建てのロッジも多数ある



スリーシスターズから
続く山並み

だんだん明るくなってくる
本当に今日は
真っ青!!
日焼けが心配なほど・・・


ビッグホーン・シープ

アッパー・カナナスキスレイクへ行く途中
岡部さんが
「何かいますよ」
というではないか

えっ?思って外を見ると
ビッグ・ホーンシープの夫婦連れ

スピードを落として
路肩によけながらの運行

路肩へ寄らないと
追突の恐れがあり危険だ・・・と

おかげで
じっくり観察できた

2頭は急ぐでもなく普通の足取りで
草を食べながら去っていった




今度は、
グリズリーの子供!!

前の車が止まっている

何かいるんだろうと思い目を凝らすと
路肩のすぐ下に
茶色の毛並みの熊がいる

背中に
コブがあるのはグリズリー
だそうで、コブができかけているので
子供だろう
岡部・松永の2人の意見が一致した


小熊は可愛い

あっちを見たりこっちを見たりはするが
なにやら一生懸命に食べている

何だろう?草の根か?
十分観察して動き始めても
まだ食べていた


















アッパー・カナナスキス
・レイクへ

キャンモアから1時間ほどして
アッパー・カナナスキス・レイクに着いた

日焼け止めもばっちり塗って
帽子にタオルに軍手と
準備万端整えて出発する


熊情報・・・

登山口に例のごとく
登山情報を知らせる看板が立っている

岡部さんが真剣に読んでいる
「昨日の情報では何もなかったのに・・・」と
言っているが、どうやら熊出没のため
立ち入り禁止になっているらしい

インターネットの情報も
最新に更新されていないらしく
事前に分からなかった・・・と

「トレール・クローズ」の言葉と
地図が赤く囲んである

今日の予定場所が
すっぽり入っているそうである

カタクリの根が大好き
それを食べに来ているんだろう・・・と

やむなく予定変更して、別のルートに出発
こういった場合、
現地ガイドの強みが出てくる




カメラ休憩

しかし、せっかく来たんだからと
カメラ休憩だけは取ることになった

後ろが、アッパー・カナナスキス・レイク
高度差を利用して
水力発電を起こしているそうである


このコースにはグレイシャー・リリー
(キバナカタクリ)があると
聞いていたので、
もう見られないのではないか
心配になってきた





ビッグホーン

新しいコースは
貰った地図にも載っていないところ


そこへ向かう途中
またまたビッグ・ホーンに出会った

なんと
道の真ん中を悠然と歩いている

避けて通るのは車の方


車のすぐ近くまで

動物の観察には、「車から降りないこと」
と言われた
お互いのためにもその方がいい

彼らが交通事故にあわないために
柵を設けてあるところもあるが
そういったところは
道路を横断できるように
道路下の川を利用したり
動物用の橋を作ったりして
行き来ができるようになっている・・・と



急遽変更したコースへ

カナダで一番高い峠(2206m)に近づくと
道路脇に雪が残り始めた

ここの登山口の看板には
熊の情報がなかったらしい

右へ曲がって道路を横断して
山へ登って行く


地リスの住まい

駐車場の近くの草原に穴がいくつも
時々顔を出す例のコロンビア・地リス

街中にも、山の中にも
もっと高い山にも住んでいた

山の地リスが小型に見えたのは
食糧不足のためらしい


グレイシャー・リリー

登り始めてすぐ雪が出てきた

これでは、とても花なんて
咲いていないだろう・・・と思いながら
登っていると
「あったよ〜」の声

「わ〜い、うれしい〜」と近づくと
一輪のグレイシャー・リリー

一輪だけでも嬉しかったのに
先頭集団から
「たくさん咲いているよ〜」の声
本当にたくさんだった〜〜


グレイシャー・リリーと山を一緒に
映すには
ずいぶんとしゃがまなければならない
松永さんが快く
その役を買って出てくださった
これがその1枚





次から次へ
グレイシャー・リリー

森林の中の開けた暖かそうな所には
グレイシャー・リリーの大群落

森林限界を過ぎても
まだ咲き始めの初々しい姿に会えた




エルク・レンジの山々

振り返ってみる山々
昨日のヤムナスカ・メドウとは
異なった風景である

高い所で2700mほど



ここらはまだ春・・・

時々雪渓を渡る
周りは、
雪解けしたばかりの草原

顔を出したばかりの花たち



進んでいく方の山

上部は荒々しい岩山
木や草のかげもない

その下は細かく砕かれた砂礫のような土



・・・・とーーーー

トレールの終点まで進んで引き返す予定

数日後に貰った地図を見ると

・・・・・とーーーーがある
・・・・・は
一般ルートではないところ
ーーーーは
一般ルートだと岡部さん

このターミガン・カールは
周遊するルートまではーーーー
そこから滝までは・・・・・




トレールの終点で昼食

これがトレールの最終地点の滝

雪渓もどっさり残っている

このあたりになると
もう
花も少なくなってきた



カールの底

日本では、中央アルプスの
千畳敷カールはよく知っている

あの底は夏お花畑になる
ここはどうなんだろう??


カールの底の小ピーク

昼食後、ザレ道を登って
小さなピークへ出かけた

我々の後ろは
氷河湖の名残りの凹んだ底

水はなくガラガラの石や岩があった

後ろの山は後で調べると
Mt.ラエ(3218m)の一部
ラエ氷河もある




下山は周遊コースで

素晴らしい大展望の中を下山にかかる


雪と土と・・・

我々の他は誰もいない別天地



熊が食べた跡

熊が食べ物を掘り起こした跡

そう古くはない



またまたビッグ・ホーン!

3頭のビッグ・ホーンの雌に出会った!!

こちらを窺いながら草を食べている

丸山さんが「こっちへおいで」と繰り返して
誘うと、本当に
近寄ってくる
へえーっ、人間を恐れていないんだ・・・

後で岡部さんに聞くと
向こうから(右手)こっちへ(左手)
来たかったのでしょう・・・と




雷だ!!

後20分くらいか?と思われる頃
雷がゴロゴロ!
山々に鳴り響いて大きいこと!!

でも樹林帯に入っているので
ひとまず安心

雨の降らないうちに車まで行けるか?
と思ったが雨も降り出したので
木の下で
雨具を着けることになった

大雨を予想したがそれほど降りもしないで
車の所に着いた・・・

と思った瞬間、
ピカッと光って間近で
ドーンという音

あわてて車に乗り込んだ

走っているうちに雨も止み、
道も乾いてきて
局地的だったことが分かった




野生動物が多い!!

我々がいるすぐ上を歩いていく
ビッグ・ホーンの娘








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