|
|
|
起きて窓の外を見ると雲がない!
いそいでカメラを持って外へ出てみる
昨日と打って変わった上天気
5:30頃ではまだ明かりがよく見える
ホテルの前の景色
|
スリー・シスターズが
だんだん明るくなってくる
どこからともなくゴーッという音が
聞こえてくる
地中から?まさか?と思いながらも
胸騒ぎがする妙な音
だんだん近づいてくる・・・・
と思ったら貨物列車が来た!!
何両も何両も続いて来る
(100両はある・・・と)
|
ホテルの裏に回ると私の部屋が見えた
1つずつ区切られた仕様
こんなのが、廊下の両側に
ずらっと並んでいるし
1戸建てのロッジも多数ある
|
|
|
|
だんだん明るくなってくる
本当に今日は真っ青!!
日焼けが心配なほど・・・
|
アッパー・カナナスキスレイクへ行く途中
岡部さんが「何かいますよ」
というではないか
えっ?思って外を見ると
ビッグ・ホーンシープの夫婦連れ
スピードを落として
路肩によけながらの運行
路肩へ寄らないと
追突の恐れがあり危険だ・・・と
おかげでじっくり観察できた
2頭は急ぐでもなく普通の足取りで
草を食べながら去っていった
|
前の車が止まっている
何かいるんだろうと思い目を凝らすと
路肩のすぐ下に
茶色の毛並みの熊がいる
背中にコブがあるのはグリズリー
だそうで、コブができかけているので
子供だろうと
岡部・松永の2人の意見が一致した
|
|
|
|
あっちを見たりこっちを見たりはするが
なにやら一生懸命に食べている
何だろう?草の根か?
十分観察して動き始めても
まだ食べていた
|
キャンモアから1時間ほどして
アッパー・カナナスキス・レイクに着いた
日焼け止めもばっちり塗って
帽子にタオルに軍手と
準備万端整えて出発する
|
登山口に例のごとく
登山情報を知らせる看板が立っている
岡部さんが真剣に読んでいる
「昨日の情報では何もなかったのに・・・」と
言っているが、どうやら熊出没のため
立ち入り禁止になっているらしい
インターネットの情報も
最新に更新されていないらしく
事前に分からなかった・・・と
「トレール・クローズ」の言葉と
地図が赤く囲んである
今日の予定場所が
すっぽり入っているそうである
カタクリの根が大好きで
それを食べに来ているんだろう・・・と
やむなく予定変更して、別のルートに出発
こういった場合、
現地ガイドの強みが出てくる
|
|
|
|
しかし、せっかく来たんだからと
カメラ休憩だけは取ることになった
後ろが、アッパー・カナナスキス・レイク
高度差を利用して
水力発電を起こしているそうである
このコースにはグレイシャー・リリー
(キバナカタクリ)があると
聞いていたので、
もう見られないのではないかと
心配になってきた
|
新しいコースは
貰った地図にも載っていないところ
そこへ向かう途中
またまたビッグ・ホーンに出会った
なんと道の真ん中を悠然と歩いている
避けて通るのは車の方
|
動物の観察には、「車から降りないこと」
と言われた
お互いのためにもその方がいい
彼らが交通事故にあわないために
柵を設けてあるところもあるが
そういったところは
道路を横断できるように
道路下の川を利用したり
動物用の橋を作ったりして
行き来ができるようになっている・・・と
|
|
|
|
カナダで一番高い峠(2206m)に近づくと
道路脇に雪が残り始めた
ここの登山口の看板には
熊の情報がなかったらしい
右へ曲がって道路を横断して
山へ登って行く
|
駐車場の近くの草原に穴がいくつも
時々顔を出す例のコロンビア・地リス
街中にも、山の中にも
もっと高い山にも住んでいた
山の地リスが小型に見えたのは
食糧不足のためらしい
|
登り始めてすぐ雪が出てきた
これでは、とても花なんて
咲いていないだろう・・・と思いながら
登っていると
「あったよ〜」の声
「わ〜い、うれしい〜」と近づくと
一輪のグレイシャー・リリー
一輪だけでも嬉しかったのに
先頭集団から
「たくさん咲いているよ〜」の声
本当にたくさんだった〜〜
グレイシャー・リリーと山を一緒に
映すには
ずいぶんとしゃがまなければならない
松永さんが快く
その役を買って出てくださった
これがその1枚
|
|
|
|
森林の中の開けた暖かそうな所には
グレイシャー・リリーの大群落
森林限界を過ぎても
まだ咲き始めの初々しい姿に会えた
|
振り返ってみる山々
昨日のヤムナスカ・メドウとは
異なった風景である
高い所で2700mほど
|
時々雪渓を渡る
周りは、雪解けしたばかりの草原
顔を出したばかりの花たち
|
|
|
|
上部は荒々しい岩山
木や草のかげもない
その下は細かく砕かれた砂礫のような土
|
トレールの終点まで進んで引き返す予定
数日後に貰った地図を見ると
・・・・・とーーーーがある
・・・・・は一般ルートではないところ
ーーーーは一般ルートだと岡部さん
このターミガン・カールは
周遊するルートまではーーーー
そこから滝までは・・・・・
|
これがトレールの最終地点の滝
雪渓もどっさり残っている
このあたりになると
もう花も少なくなってきた
|
|
|
|
日本では、中央アルプスの
千畳敷カールはよく知っている
あの底は夏お花畑になる
ここはどうなんだろう??
|
昼食後、ザレ道を登って
小さなピークへ出かけた
我々の後ろは
氷河湖の名残りの凹んだ底
水はなくガラガラの石や岩があった
後ろの山は後で調べると
Mt.ラエ(3218m)の一部
ラエ氷河もある
|
素晴らしい大展望の中を下山にかかる
|
|
|
|
我々の他は誰もいない別天地
|
熊が食べ物を掘り起こした跡
そう古くはない
|
3頭のビッグ・ホーンの雌に出会った!!
こちらを窺いながら草を食べている
丸山さんが「こっちへおいで」と繰り返して
誘うと、本当に近寄ってくる
へえーっ、人間を恐れていないんだ・・・
後で岡部さんに聞くと
向こうから(右手)こっちへ(左手)
来たかったのでしょう・・・と
|
|
後20分くらいか?と思われる頃
雷がゴロゴロ!
山々に鳴り響いて大きいこと!!
でも樹林帯に入っているので
ひとまず安心
雨の降らないうちに車まで行けるか?
と思ったが雨も降り出したので
木の下で雨具を着けることになった
大雨を予想したがそれほど降りもしないで
車の所に着いた・・・
と思った瞬間、ピカッと光って間近で
ドーンという音
あわてて車に乗り込んだ
走っているうちに雨も止み、
道も乾いてきて
局地的だったことが分かった
|
|
我々がいるすぐ上を歩いていく
ビッグ・ホーンの娘
|