初夏の花三昧 ハイキング
カナディアン・ロッキー
          (キャンモア・サスカチュワンクロッシングを起点に)


5日目 6月27日 ハイキング4日目

1日目 6月23日 2日目 6月24日(H−1) 3日目 6月25日(H−2) 4日目 6月26日(H−3)
5日目 6月27日(H−4) 6日目 6月28日(H−5) 7・8日目 6月29日・6月30日

               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです


                           花は別のページにまとめてあります

話し声で目を覚ます

ぐっすり眠っていると外で人の声
それも日本語

ぱっと起きて窓を開けると
素晴らしい光景が広がっている

フリースを羽織ってカメラを持って
外へ出てみると
素晴らしい
朝焼けの景色

ここから続く4枚の写真は
パークウエイを隔てた西南の景色
私の部屋のまん前の景色




絶好の朝焼け

聞こえてきた声は
カメラマン富永氏の声

彼はフィルムカメラと重そうな三脚
それにコンパクトなデジカメの両方を
持ってきて、使い分けている

今は
しっかり三脚をセットして
絶好の場所を選んで
カメラをのぞいている

デジカメは車の中からの景色用

左から、Mt.ブラック・ピラミッド
Mt.ホワイト・ピラミッド
Mt.エポレット
Mt.ピーター・サーバックと連なっている





ぐるっと続く山

部屋の前からでは見えなかった
右側の景色が見たくて
道路近くまで下りていくと
また違った角度から見えた



素晴らしい眺め・・・

もうちょっと回り込むとこの山



反対側の山

これはホテルの裏側、北西方面の山
私の部屋の裏側はこの山
Mt、ウイルソン





岩盤から滝

ウイルコックス・メドウへ行く
途中のサンワプタ峠でカメラ休憩

岩盤の山を見下ろす
車の中からは
いくつもの滝が流れ落ちるのが見えた

雪解け水が幾筋も流れるので
「すすり泣いている壁」とよぶそうである




アサバスカ氷河

ウイルコックス・メドウへの
登山口から氷河を
見上げる

だんだん高度を上げていくと
これが
見下ろせるようになる



10人限定の理由はこれ

10人と岡部さんが乗る大型の車

そっくりな車が
やはりお客を乗せて後から到着

ガイド同士は顔見知りで
お客は
同じクロッシングに泊まっている
日本人20名



アカリスの家

登り始めてすぐ動くものがいた!

木の下に穴が開けられていて
周りは木のチップのようなもので
こんもりしている

マツボックリが好物でそれの屑だという
ふわふわの堆積物

家主は人の気配で
すばやく木に駆け登っていってしまった
アカリスらしい・・・と




ここから稜線歩き

しばらく樹林の中を歩いた後
すぐ稜線に出た

さっきの氷河が見え始めた



るんるんハイキング

メドウというのは
平らな所
・・・という意味らしい
となるとここはもうメドウか?

周りはチョウノスケソウと
ジムカデの大群落




もうすぐこの先

これがMt.ウイルコックス
2886mある

だんだん
植物の数が減って雪も出てきた



柳と小川

Mt.ウイルコックスから流れてくる流れか

ここまで来ると
元気な植物は柳の仲間だけ



ロッキー山脈の上に立つ

遠くに連なる山々

ロッキー山脈の上に立っていると実感

もう少し先へ

小さな雪渓を渡って
展望のいい高見へ進む




霜柱の怪

土がもこもこしているのが不思議で
岡部さんに尋ねると
「霜柱のせい」だって
夜になって気温が下がり霜柱ができると
こんなにもこもこになるそうである


こんな寒い所にも地リスの穴があちこちに
冬はどうやって暮らすのだろう?



たっぷり着こんで

集合写真を撮ってもらう
また6機のカメラが岡部さんに手渡される

寒い寒い
今日は
風もさほどなく
天気もよくてこの寒さ

天候が悪くて風が吹けば真冬なみだろう

「持ってきた防寒用具は
全部持ち上げてください」
と言われているので
フリースの上着、フリースの帽子に
毛糸の手袋
を入れてきた

早速防寒具を着込む



アサバスカ氷河

これはアサバスカ氷河

雪上車で
観光客を氷河歩きに連れて行く
有名な氷河である

望遠鏡を貸してもらうと
大型バスが登っていくのが見える

登るといっても上までではない
ここから見るとほんのちょっと上・・・
といったところ

昼食は風の来ない所を探して取る

昼食はクロッシングで渡された
サンドイッチ・セット
三角型のサンドイッチと250ccの飲み物
大きな手のひらほどもあるクッキー
それにフルーツ

多すぎて重いので
飲み物とクッキーは置いてきた

テルモスにお湯(食堂で貰った)
を持ってきているので
コーヒーと日本茶を作る

クロッシングには
各部屋に湯沸かし器がないので
ぺっちゃんこ水筒には水道の水

そこへレモンジュースの粉を
入れて持ってきている

無味の水道水よりは口当たりがいい





これも氷河

これはアサバスカ氷河の
もっと左手にある
アサバスカ山岳氷河



これも氷河

これはアサバスカ氷河の右手にある
スノー・ドーム氷河

これらを皆
総合した言い方が
コロンビア大氷原



稜線漫歩

山を見ながら下山できるのが
本当に素晴らしい

今日も雷が来るか?と思って
心の準備をしていたが
雲が出てきただけで終わった




最近オープンされた

「ちょっと観光に行きましょう」と
先ほど見下ろしていたアサバスカ氷河へ

つい最近から
氷河の下まで車が入るようになり
氷河歩きも体験できると言う



氷河はずいぶん上

その氷河歩きの現場までは
砂利運搬道のようなところを
延々登って
行かなければならない

「さっきよりも寒いかもしれません」と言われ
雨具を着込んで寒さ・風除けとする



ええっ、ストックなしで?

氷河の入り口から見上げると
緩いけれど結構な登り

登りはいいとしても
下りはどうするんだろう・・・と不安になる

でも、
周りは普通のシューズ
登っている人ばかりなので
滑らないのか?とも思える

両側のポールからはみ出ないように行く
靴底をいっぱいにつけて歩く
走らない
・・・などの
注意を聞いて出発

1歩踏み出すと、
ざらざらした氷だった




氷河が溶ける

溶けて流れる水
青い不思議な色合い



ずいぶん上なんだ・・・

振り返ると登り口は
見えず砂利道が見える

結構登ってきた



ここまでは安全地帯

このポールから先は非安全地帯

しかし、平気でどんどん登る人がいる

見回りの公園レンジャーは
ピーと笛を鳴らして
制止することはない・・と岡部さん

溶け流れた水を飲んでもいいと言われ
すくって飲んで見る

若返りの水だと言われたが
癖のない味だった





写真をクリックすると大きくなります
氷河上から見る山々

先ほどのコースから見ていたところは
ここよりずっと上の部分だったらしい

ここだと
低すぎて
先ほどのトレールは見えない
・・・と



アイゼンなしで・・・

さあ、下り
どうしても
腰が引ける
足がさっさと出ない

氷の上を下山なんて
アイゼンなしで歩いたことがない

溶けて水が流れている所は
余計滑りそうで怖い

恐る恐る足を出し、周りに目もくれず
1歩1歩足を出した

他の人よりずいぶん遅れて到着




およそ10年で

1992年には、この地点まで
氷河が来ていたというマーク

およそ10年で
ずいぶんと後退したものである



およそ20年で

こちらは1982年のマーク
またまた
恐ろしいほど後退している

毎年平均10mの降雪があるそうだが
それでは足りないんだ・・・




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