定期バス利用の楽々登山 伊吹山  




イブキフウロ


オオヒナノウスツボ


●場 所 滋賀県米原市

●標高 1377m

●山行日 2015年8月22日(土)

●多治見から
  登山口まで
多治見駅ー名古屋駅ー大垣駅ー関ヶ原駅⇒伊吹山山頂駐車場(登山口)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス

●参加者 丹羽、中山、小保

●コース&
コースタイム
多治見駅
名古屋駅
大垣駅
関ヶ原駅

伊吹山山頂駐車場
東登山道で山頂
中央登山道で駐車場
西登山道で山頂
8合目
3合目
上野登山口

7:06発
7:47〜7:52
8:25〜8:36
8:50〜9:15
10:00〜10:15
11:20〜11:50
12:20頃
13:10頃発
14:10〜14:20
15:05〜15:10
16:00着


    周辺地図はこちら
 
                   
*土日は、名古屋駅から「特別快速米原行」に乗ると乗り換えなしに行けるので便利

*初め、平日出発を計画していたのが土曜日出発とかわったのに、時刻を調べ直ししなかったので、大垣で乗り換えるなどして、計画書の時刻と違ってヒヤリとした


   
 キリンソウ:ベンケイソウ科

盛りは過ぎていた

山頂駐車場横の斜面で




 クサボタン:キンポウゲ科

咲き始め


これも、山頂駐車場横の斜面で

   
 コオニユリ:ユリ科

これも、山頂駐車場横の斜面で


アカソ:イラクサ科

これも、山頂駐車場横の斜面で

西登山道沿いにもたくさん咲いていた





 マルバダケブキ:キク科

東登山道で  数ヶ所、群生していた





   
ミヤマアキノキリンソウ:キク科

低地のアキノキリンソウは、
『花序が長く、頭花の間に隙間がある』が、
高山性のミヤマアキノキリンソウは、
『頭花は頂部に固まってつく』・・・とあるので、
ミヤマアキノキリンソウとした




ヒヨクソウ:オオバコ科

『茎の上部の葉の付け根から、
左右対称に花穂を立てるのが特徴』

つまり、『葉腋から対になった長い花序を出す姿を、
比翼の鳥(古代中国の空想上の鳥で、
雌雄それぞれが目と翼を一つずつ持ち、
常に雌雄一体となって飛ぶという鳥)の翼に例え』・・・たのが、
名前の由来


6月20日に来た時は、ちょうど花盛りだったが
この時期は、残り花だけで
丸っこい実ができていた




   
2015/6/20撮影 東登山道で撮影 比較のため借りてきた  
キヌタソウ:アカネ科

左  小さな白い4裂になった花  やや最盛期は過ぎていた

右  6月20日に来た時、赤っぽい蕾がたくさんあったのは、この花だったと今日わかった




 
ミツバフウロ:フウロソウ科

東登山道で

「ゲンノショウコ」より大きく、「ハクサンフウロ」より小さめ

葉っぱは三つ葉になっているので、ミツバフウロとした





2015/6/20撮影 伊吹山で撮影 比較のため借りてきた
クサタチバナ:ガガイモ科

長さ4〜5cmの紡錘形(?)に似た実を見つけた

葉っぱは、6月にたくさん咲いていたクサタチバナの葉そっくり

もしかしてあの白い花の後にこんな実ができるの??と思い、帰ってから調べると、まさにこの形だった

この後、弾けて中から綿毛が出てくるらしい




   
イブキジャコウソウ:シソ科

左(山頂付近)と右の花、なんとなく雰囲気が違っていたが、イブキジャコウソウ(らしい)

左の画像  左上の赤っぽいものは、実・・・『やや扁平な分果(複数の子房からできた果実)』


「ジャコウソウ」という名前が付くほど、いい香りがするらしい
『葉の両面には腺点(蜜を出す孔)がたくさんあり、ここから香りのよい精油分を分泌する』・・・だって

同行者2名は、「いい香り〜」というが、私には、そうは思えなかった・・・
香りはするが、「いい香り」かどうかは人によって分かれるようである




トリカブトの仲間(イブキトリカブトかな?):キンポウゲ科

『トリカブトの仲間は、日本には約30種自生している』そうである

区別の仕方は、『花柄の有毛状態や葉の切れこみがポイントになるが、変異が複雑で難しい』・・・と

イブキトリカブトの特徴は?他のトリカブトの仲間と異なる点は??など調べてみても、
『伊吹山山頂付近にあったから』・・・というのが理由

では、伊吹山山頂付近に生えているのは、み〜んな「イブキトリカブト」なんだろうか??
では、伊吹山中腹なら?伊吹北尾根なら??  どうなるんだろう??

伊吹山近くの山、「御池岳」や「藤原岳」には、「カワチブシ」というトリカブトの仲間もあるって・・・

そういえば、 キタダケトリカブトは、「北岳」山頂付近にあったが、他のトリカブトと比べると著しく背が低かったっけ

・・・・・・・・・

図鑑を調べると、「本州中部の日本海側に生える ”ミヤマトリカブト”」とか、
本州中部の木曽駒ケ岳、御嶽、恵那山、乗鞍岳に生える”タカネトリカブト”」とか、
「石川、岐阜、福井の県境に位置する両白山地と滋賀、福井の県境に位置する野坂山地に分布する”リョウハクトリカブト”

・・・のように表されている

もう、お手上げ状態〜〜

今後は、「トリカブトの仲間」とだけにしておこうか・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

花びらのように見える青紫色の部分は、『萼』だって

『萼は、上部、側部、下部を作っていて、花びらは兜の中に隠れていて見えない』・・・と

右  中央にあるもじゃもじゃしたものは雄しべ  昆虫が入りこんでいることもよくある




 
ツリガネニンジン:キキョウ科

左  白花

右  大抵は、こんな薄紫色が多い





   
 イブキフウロ:フウロソウ科

花びらに切れ込みがあり、すぐ分かる

どの花も皆、こんなふうに分かりやすいといいのに・・・




 シモツケソウ:バラ科

伊吹山のポスターやチラシに、
この花の大群生の写真がよく使われている

確かに以前は、
山頂付近が真っ赤に染まっている光景を見たことがある

今回どこがそんな大群生で真っ赤になっているのか
3つある登山道全部上り下りしたが
どこにも見当たらなかった

強いて言えば、西登山道の「鹿ネット」の中だろうか・・・

ポスターやチラシとは大違いの貧弱な光景だった

おいしいので鹿が食べてしまったのだろうか??

*これについては、興味深いページがあった↓

「伊吹山ネイチャーネットワーク」
2015/8/1 自然観察会の報告





   
 キバナノカワラマツバ:アカネ科




 シシウドかな?ノダケかな?:セリ科

花が終わり、紫色の種ができていた

種だと思い込んでいたが、花かも?

ノダケの花は紫色だって

5匹も虫がたかっているということは、花かも・・・
もう実になっているのなら、昆虫はやってこないだろ・・・ね




  
 伊吹山山頂  11:20

定期バスで山頂駐車場に着いたのが10時頃

関ヶ原ではじりじりと暑かったのに、ドライブウェイを走り出すと、雨がポツポツ

だんだん強くなって、到着する頃は、かなりの強雨

急いでお店の中に入り雨具を着た(上だけで足りず、ズボンも必要な程)

東登山道は下り専用となっているが、こんな雨の日はぬるぬるつるつるで下山には不向き

で、登りに使うことにした  出発、10:15頃

花を見ながら、1時間かかって登った  東登山道が一番山道らしい道

他の2つは整備され、遊歩道のよう




   
トモエシオガマかな?:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)シオガマギク属

左  花がねじって咲いているので、「トモエシオガマ」だと思った
図鑑にも、『花は茎の先に集まった葉状の苞のわきにつき、上から見ると巴状に見える』・・・とある

が、昨年、入山料を払った時貰った、「盛夏から秋に見られる花」の一覧表や「花の山旅:鈴鹿・伊吹山」を見ると
「シオガマギク」となっている  ??

右  シオガマギクは、『花序はのびて巴状にはならない』のだから、これがそうではないだろうか??





  
 
 テンニンソウ:シソ科

中央登山道に群生していた(東登山道はまだ蕾が多かった)




   
   
   
 ルリトラノオ:オオバコ科(ゴマノハグサ科)

伊吹山にのみ分布している花

下から咲きあがっていく  まだ蕾の株もあったが、
殆どは花の最盛期を過ぎていた

『花冠は4つに深く裂ける   雄しべは2本で、花冠から突き出す』

雄しべの葯の白色がよく目立つ

下段右  実ができていた・・・『熟すと下部が裂け、種子が散布される』そうである




   
アケボノソウ:リンドウ科センブリ属

名前の由来は、『花冠の緑色の斑点と黒紫色の斑点を夜明けの空の月と星に見立てた』という説や、
『花の黄白色が明けの明星(金星)の残る空の色に似ているから』・・・だと言う説がある

花びらにある2個の黄緑色の部分から蜜が出ているようで、実際舐めてみた人から「甘かった」という感想を聞いたっけ

2株のアケボノソウを撮影した↑が、そこに集まっていた虫たち↓  他の花に比べても多い!

     
     
     
 近づいてカメラを操作していても、ちっとも逃げようとしなかった





1
 
2
 
3
 
4

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オトギリソウの仲間:オトギリソウ科

1・2・3  伊吹山、東登山道で出会ったオトギリソウの仲間

萼や葉の縁に黒い点がくっきり見える

雄しべがはっきりしない

「シナノ」とか「イワ」とか、頭に何かつかないのだろうか?

4・5  南アルプスで出会った「イワオトギリ」は、蕾が赤く、雄しべがいっぱい突き出ていて華やかだった

黒い点は、萼にたくさんあるが、葉の縁には少ない




  
 
 サラシナショウマ:キンポウゲ科

東登山道(まだ蕾が多かった)・西登山道(大分咲いていたが葉が黒くなっている株も多かった)に群生していた

手前にある赤いのは「アカソ」




   
   
   
 オオヒナノウスツボ:ゴマノハグサ科

もしかして咲いているかも…と期待していたが、ばっちり!  たくさん咲いていた

すでに花は終わり、丸っこい実ができている株もあった

『おしべは4本で2本が長く、2本が短い  めしべは1本』だって

はは〜ん、突き出ているのが雌しべで、丸いのは、雄しべの葯だね   黒いのは・・・アリかな?↓

    




   
 コイブキアザミかな?:キク科

伊吹山には、「イブキアザミ」・「コイブキアザミ」・「ミヤマコアザミ」・・・と似通った名前のアザミがある・・・って

・・・・・

特徴を表にまとめてみた↓

   葉や花の特徴  分布
イブキアザミ  草丈は1〜1.5m 茎は直立
総苞片は反り返る
頭花がまばらにつく
茎の
上部で長い枝を多数分枝する
葉は、コイブキアザミより広い
頭状花は上向きにつく

伊吹山中腹〜山麓
コイブキアザミより低いところに生える
伊吹山地と鈴鹿山地北部特産
コイブキアザミ 高さ50cm〜1m近くに生長して群生
茎の上部はよく枝分かれ
頭花は上向きに密生
葉は茎にびっしり
つく

葉の先の棘は鋭い

伊吹山の山頂草原にのみ生育
ミヤマコアザミ 茎の高さは30〜50cm
ノアザミの変種で石灰岩地帯で分化したもの
ノアザミより草丈が低く、葉の刺が多い
花は、分岐した枝先に、ふつう1個ずつつける
総苞片は反り返らない
葉の裂片の先に
長さ3〜5mmの太い刺が多数つく
茎葉はみじかく、羽状にさけ、葉の数は多い
茎全体に白い毛が密生

伊吹山の山頂付近、白山、北アルプス北部
に分布


 

・・・・・・・・・・
この比較表を参考にして考えてみた

@ 草丈60cm〜1m程 → ミヤマコアザミではない?

A 総苞片は反り返らない → イブキアザミではない?

B 茎の
上部で長い枝を多数分枝している → ミヤマコアザミではない?

C 花は、分岐した枝先に、1個ずつではない
 → ミヤマコアザミではない?

残るは、コイブキアザミ??




 
ホタルブクロ:キキョウ科

小さめの花だった




   
2015/7/29 南アルプス南岳で撮影 比較のため借りてきた
カワラナデシコかな?:ナデシコ科

1000mの山に咲くのは、タカネナデシコか?カワラナデシコか?・・・迷う

低地に咲くカワラ(河原)ナデシコは、『花びらの切れ込みが浅く
萼の基部の苞は3〜4対ある』そうである

タカネナデシコは、『2/3くらいまで切れ込み、苞は2対』だとか

(苞まで写してこなかった・・・)

左  伊吹山   右  南アルプス

・・・・切れ込みはどうだろう・・・・ 右  どちらかといえば深い(かな?)




 
1
 
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3
 
4
 
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ノウルシかな?:トウダイグサ科

2015/6/20にも、これと同じような面白い花と実に出会っている

この花と実のファンである

トウダイグサの仲間は、実に面白い構造をしている

1・2  全体の様子

3・4・5・6・7  
丸い形でイボのようなぶつぶつのあるものが、『子房』  
その上に、先端が3裂しているのが『柱頭』

このぶつぶつの丸いものが雌花   花びらはなし

このつぶつぶの『子房』が、薄黄色っぽいものと、濃い緑色のものがある(濃い緑色は初めて見た)
薄黄色から濃い緑色に変わっていくのだろうか・・・??

では雄花は?  3・4  子房の下にある先端が2つに分かれたY字型のものなんだって
その
Y字型の雄しべ1つだけで、雄花なんだって   こちらも、花びらはなし

3・4・5・6・7  黄色いお皿のような形をしたものは、『腺体』  これは蜜を分泌するんだって

へ〜え、そうなんだ〜





  
今まで、数メートル先しか見えなかったが、7合目あたりからやっと下界が見えてきた

3合目のホテルも、意外と近い!

家の屋根もあんなに近くに見える!

琵琶湖は??と見ているうちにまたすぐガスがやってきて真っ白




 
 琵琶湖が大きく見えた〜   青空もやっと現れた〜

山頂は?と振り仰ぐと、まだガスの中




   
ハクサンフウロかな?:フウロソウ科

今まで、「ハクサンフウロ」だとばかり思い込んでいたが、
花友達が持ってきた図鑑(伊吹山頂駐車場の売店で購入したものをプレゼントされたって)に、「エゾフウロ」なる花が載っていた

「エゾフウロ」について調べてみると
『高さ30〜80cm。葉は幅5〜10cmで基部近くまで掌状に5深裂し、さらに裂けて細片となる。

花茎の先につく花は直径3cm程で紅紫色。ハクサンフウロに酷似するが、
花咢の表面に荒い毛がある。花弁が重なる

花の中央から花片と同色の柱頭を出す。

伊吹山のハクサンフウロとエゾフウロは「荒い毛」以外目だった差はなく、中間体も見られることから、
伊吹山は全てエゾフウロとする考え方もあるようです。』・・・だって


へ〜え、それは困った!!




  
 サルトリイバラ:サルトリイバラ科

3合目で

大きな株一杯に実が生っていた  実は赤っぽく色づいてきた


・・・・・・・・・・

伊吹山登山口から近江長岡駅へ行くバスは、16:05の次は、17:30(最終)しかない

3合目でのトイレ休憩は、15:10頃  「約1時間で登山口」の案内板があった

16:05に乗るなら、ギリギリ!!

「キセワタ」の花の写真も撮らず(同行者は拡大チェックする暇もなく、急いで1枚きりシャッターを押しただけで)
ひたすらバス停へと急いだ

発車5分前にバス停に着いたが、こんなに急いで早足で下山したのは久しぶり

さすがに膝が痛くなり、JRの乗り換え時、階段の上り下りがつらかった・・・

・・・・・・・・・・・・・・・・・

花の名前を調べるうち、分からないことが山ほど出てきて、
バスがあるうちに(9月は土日のみ運行)また伊吹山へ行こうかな・・・と思った


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2015/6/20 伊吹山の様子はこちら

2014/8/31はこちら

2014/6/15はこちら

2010/6/27はこちら

2013/8/24はこちら

2008/6/8はこちら




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