マチャメルートで 
  
 キリマンジャロ登山 5895m テント泊


  4日目 1月25日(水)   【マチャメキャンプ→シラキャンプへ】

マチャメキャンプ8:10発・・・ランチ11:40〜12:15・・・シラキャンプ1:45着(泊)

                      キリマンジャロの地図はこちら

 マチャメキャンプ(3010m)・・・シラキャンプ(3845m)
 6:45  山頂は半分以上雲の中

湯たんぽ用にもらったお湯をそのまま捨てるのは惜しい

すぐ朝食になるので、歯磨きをするのも変だが、
さっぱり感を味わいたく、豊富な水のあるうちに練り歯磨きをつけて歯を磨くことにした

ちょうど生暖かく、歯磨きにはうってつけ

残った水は、練り歯磨きの白さを消すためによく流しておいた

遠くから運んでもらい、煮沸消毒してもらった貴重な水を、そのまま捨てるのは勿体ない

私にできることはそのくらい




   
キャンプサイトを歩き回っていた鳩




恒例の準備体操

上山さんが忙しい時のピンチヒッターだったが
インストラクターのようにとても上手なので
以後は、彼女がの役割となった

ガイド達も、一緒に体を動かしていた




テント撤収作業  テント内の私物をパッキングしておけば、後は皆お任せ




出発  8:10




まずは、歩きやすい遊歩道風な道



 後ろを振り返ると、タンザニア第2の高峰メルー山(4566m)
最後の日のウォーキング・サハリの時にも見えた




   
休憩  8:40




岩場が出てきた


緩い登りでも、高度は上がる   後ろに、うっすらメルー山(4566m)




 左右の樹々には、
サルオガセのような地衣類が垂れ下がっている




休憩  9:20



 
   
 鮮やかな赤色

ガイドのエベレストは、「
グラジオーラ」と言っていた
グラジオラスのこと
図鑑には、『
レッド・マウンテン・グラジオラス
・・・とあった

背丈30cm程  
アヤメ科




「ポーターさんが通りま〜す
左(右)に寄ってくださ〜い」の声がかかる



 
 
ゴツゴツしたシラ峰が(3962m)見えてきた




   
 急な登りもある
他グループやポーターも混じって歩く




 大きな荷物は皆頭の上

手で支えなくても、
器用にバランスを取って歩いている




   
 しばらく岩場が続く




エバーラスティングかな?


   
 ガイドは、「ワイルドキャロット」と言っていた




 花が終わった後は、こうなる(種)



   
 大きな荷物は、ガイド達




 休憩  10:50



   
ここをクリックすると大きく見えます
 鮮やかな黄色のキク科の花  背丈1m程

図鑑には、『
Euryops』とあった  「エウリオプス」 と読むのだろうか?
葉が分厚いので、寒気と乾燥に強いそうである

エベレストは、「
ストエベ・キリマンジャロ」と言っていた




   
 足元をちょこまか走り回っていた小鳥  何度も出会った  スズメくらいの大きさ




  
   
 エバーラスティング

ガイドのエベレストは、「
エバーラウティング・パプー」と言っていた

エバーラスティングには4種類あるらしい

図鑑には、『
エバーラスティング・フラワー』 キク科

背丈30〜40cm程  蕾のうちは赤  開花すると白い花びらが目立つ




   
 ジャイアントセネシア  図鑑には、『ジャイアント・グラウンドセル』  これもキク科だって

「セネシオ」は学名の一部(Senesio johnstonii・ssp)

後で上山さんから説明を聞いたが、枝分かれするのに25年かかるそうだ




   
ふと傍らの木(1m程)を何気なく見ると、花のようなものが咲いていた

アップで撮ってみると、まさしく花だった

後でわかったが「
エリカ」だった  ツツジ科

図鑑には、『ツリー・ヒース or ジャイアント・ヒース』とあった  「エリカは学名の一部(Erica arbored)

エベレストは、「別名:
ベルフラワー」とも言っていた  (ベルの形に似ているから・・・と)




   
 アズマギクの黄色版・・・といった感じの花  背丈10cm程  キク科




   
 十字花の花・・・アブラナ科

ハクサンハタザオ
の仲間

ガイドのエベレストは、
インペンション・スピーシーズ」と言っていた




 ちょっとした岩場を越えて・・・



   
ここをクリックすると大きく見えます
 休憩  11:40


キク科の花

ガイドのエベレストは、「
エバーラスティング」と言っていた




   
くちばしの太いカラスがいた  白い襟巻のある所が、日本のカラスと異なる点

休憩場所ではよく見かけた




   
 ランチパック

チョコレート・リンゴ・バナナ・ジュース
揚げ餃子のようなもの・マフィン・チキンなど

全部食べ切れず、
手つかずのものは、まとめてガイド達に進呈




ガイド達も食後のリラックス・タイム



 
   
また、スズメ(に似た小鳥)が来て、食べ物を探していた




 さあ、出発

まずは、前方の稜線を目指す




   
 ワイルドキャロット」が種になっていた  種の色もなかなか可愛い

葉っぱがニンジンの葉そっくりな所から、名付けられたらしい




   
 ジャイアントセネシアのそばを通って、岩場を登る




   
ママコナ(ゴマノハグサ科)やアキギリ(シソ科)に似た花

背丈 30cm程

ガイドのエベレストは、「
ロベリア・ホースティール」と言っていた




   
背の低い紫色の花が咲いていた  背丈10cm程




   
 エバーラスティングキク科

これは残り花

殆どは、花が終わり、花びらが茶色になっていた




岩場も時々現れる



 
   
 休憩  13:05

急に寒くなってきたので、1枚羽織る




エバーラスティングキク科




 
   
 図鑑には、『Haplocarpha』 とあった  キク科

ハプロカファ」と読むのだろうか?

タンポポに似ているが、茎がほとんどないので
クビナシタンポポ」・・・と勝手に命名




 これもキク科

岩陰に横向きになって咲いていた



   
 シラキャンプが見えた




 シラキャンプ到着 3845m  13:45




   
 既にテントは張られていた

黄色いテントの1つが、マイテント




ダイニングテントでティータイム

すぐに横にならせないで(酸素が不足気味になる)
水分をとる(高山病予防)方法

   
 あらま、おやつにチキンのチューリップが出てきた




 ティータイムの後は、トランプゲーム

右に立っている女性は、
いつもトランプを持ち歩いている・・・と

10人以上で「ババヌキ」をすると
上がりそうでなかなかあがらない




  
 近くにある洞窟と、ビューポイントまで散策に出かける

途中にあったヘリポート




   
これがその洞窟  奥行きは無し




   
   
痛そうな大きなトゲを持つアザミの仲間

図鑑には『
マウンテン・シスル(アザミのこと)(Mountain Thistle) とあった  キク科




   
 洞窟の左側へと進んで行く




後ろを振り返ると、シラキャンプが見下ろせる



 
 
溶岩の奇岩  その右にはシラ峰(3962m)




 
 ビューポイントにいる皆を、下から見上げる

シラキャンプ(3845m)なら、ここは3950m程になるだろうか

富士山より高い


 
 ぐっと引っ張りよせてみた




 
 シラ峰  後でわかったが、手前のとんがり山が「シラプラトー」だと聞いた




   
エバーラスティング:キク科

左  花は皆終わって茶色になっていた    右  咲き残りが1輪




   
 上とよく似ているが、葉の形が違う

エバーラスティング:キク科




Euryops  ユリオプスキク科




  
   
 エリカ:ツツジ科

背丈の高いものも低いものもあった  花がまったくない株(上)と花がたくさんついている株(下)があった




   
 レンジャー・ハウス

昨夜、
「登山靴をテント内に入れておくように」と言われた

不審者がいて持って行ってしまうとか

それらを防ぐために、
銃を持ったレンジャーが見回りをしていると聞いた




 もうすぐテント場

雨が降らなくてよかった



 
 キャンプに着くと、一団体が歌と踊りの真っ最中

飛び入りも歓迎されたとか




 
 キリマンジャロが姿を現した




 
キリマンジャロをバックに、上山さんと女性陣  19:05

夕食の後は、お湯を1リットル2本貰って、湯たんぽにして寝た

ダウンのシュラフ+インナーシーツ+湯たんぽで、ぽかぽか




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