マチャメルートで キリマンジャロ登山 5895m テント泊 |
8日目 1月29日(日) 【バラフキャンプ→山頂→バラフキャンプ→ハイキャンプ】
バラフキャンプ00:30頃発・・・ステラポイント6:51〜7:11・・・ウフルピーク8:05〜8:48・・・ステラポイント9:11・・・バラフキャンプ11:41〜14:33・・・ハイキャンプ(ミレニアムキャンプ)16:10着(泊) |
バラフキャンプ(4673m)・・・ステラポイント(5756m) |
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前夜、あるったけの服やズボン ↓ を着込んで、00:30出発 上=ヒートテック極暖長袖2枚+山シャツ+ベスト+ウルトラライトダウン+雨具の上着+ネックウォーマ(薄・厚)+冬用ヤッケ 下=ヒートテック極暖ズボン下2枚+山用ズボン+ダウンのズボン下+雨具のズボン 帽子=フリース+つばありの帽子 手袋=ブレスサーモの手袋+フリースの手袋 靴下2枚、ロングスパッツ 結局、12名の参加者のうち、10名がプライベートポーターを雇うことになり、 一緒に登ることになった 真っ暗な中、ヘッドランプの明かりだけを頼りに登る順番が決められ、私はいつものように最後尾の12番目 ゆっくり1歩1歩列を作って歩くさまは、「屠殺場に送られる羊の群れ」を想像してしまった まず、岩場を稜線まで登り、そこからしばらくは緩やかな登り・・・だと聞いた 途中、歌が始まった 励ましの歌だそうな ちょうど、歌のリズムと、右・左・と足を出すリズムが合わさって歩きやすかったし、 1人のリードする声に続いて、たくさんの男声の声が響きあって、元気が出る歌だった 時々星を見上げながら、あれ?こんなところにガイドがいる・・・なんて思いながら登っていった ガイドはライトを消して立っているのでドキッとすることもあった 30〜40分ごとに休憩を取りながら前進 たくさん着込んだので、途中で暑くなり冬用ヤッケと厚手のネックウォーマーを脱いだ が、登るにつれ、寒くなったのでまたヤッケを着た ついでに、しまい込んでおいたカメラを首から下げいつでも撮影できるよう準備した ・・・・・・・・・・ 5:50 少し明るくなってきた 見えてきたのはマウェンジ峰かな? |
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6:07 日の出が間近 人影が見えるようになってきた |
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6:30 日の出か? だが、雲が多くて太陽がなかなか出てこない |
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6:32 太陽はまだ・・・ このまま、日の出をじっと立って待っているのがつらくなった 「写真を撮る人は後ろへ〜」という声が聞こえたので、写真をあきらめた私は列の前へ歩いて行った 一番先頭の男性に、「先に行ってもいいのか…という意味でOK?」と聞くと、「OK」の返事 これが、1つ目の勘違い・・・先頭にいた人をガイドだと思ってしまった (実際は違っていたと後でわかった) もう一つの勘違い・・・上方から聞き覚えのあるグループの女性の声と数人の日本語の声 (実際はグループの女性ではなかったと後でわかった) つまり、先発隊数名が先行していると思い込んで、一生懸命後を追おうとして登り始めた 途中、ガイド(誰か名前も分からない状態)が、岩に座って休憩するよう促してくれたが いったんエンジンを止めてしまうと、再度歩き始めるエンジンがかかってくれるかどうかが不安で、 小幅でも、ゆっくりでも立ち止まることはしないで歩いた 登っても登っても先発隊に追いつかない・・・と思いながら、とうとうステラポイントまで登ってしまった |
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6:51 ステラポイントに到着 登るにつれ呼吸は苦しくなり、 「スースーハーハー」を声が出るほど強く「吸って吸って・吐いて吐いて」を繰り返していたので ステラポイントに到着しても、すぐには収まらず、座ったまま「スースーハーハー」を繰り返していた 少し落ち着いて周りを見たが、私達のグループの見知った顔の先発隊いない・・・ あれ?もう、ウフルピークへ向かったのだろうか?と思ったが、 そんなはずはない、おかしいなあ??と思っていた |
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ステラポイント(5756m)・・・ウルフピーク(5895m)・・・ステラポイント(5756m) | |
6:52 ステラポイントから-1 ごつごつ山は、マウェンジ峰5149m? |
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6:52 ステラポイントから-2 向こう側に氷河の頭が見える |
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6:52 ステラポイントから-3 グループが登ってきた 声が聞こえたと思った女性もいた・・・?? 上山さんからも、チーフリーダーのエマニュエルからも、「グループ行動をしなかった!」と注意された・・・ 申し訳ない! 勘違いというか、早とちりというか、思い込みというか・・・ |
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7:11 ウフルピークへ出発 ウフルピークはちょうど火口の反対側 |
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これが火口 火口の底を歩いている人もいる |
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マウェンジ峰(5149m) |
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左に氷河が見えてきた |
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右側の火口を覗く |
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氷河が続く |
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ぐるっと周りこんだ側にもまた氷河 登山道から離れ、氷河に近寄っているグループ ↓ が小さく見える |
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後続を待ってから、ウフルピークへ向かう 前方の小高い所がウフルピークらしい ザックを背負っているのが、プライベートポーター(参加者のザックを背負っている) 空身が、参加者 |
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左手にまた別の氷河 人が小さく見える ↓ |
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また別の氷河 |
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ウフルピーク付近は平ら |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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ウフルピーク 5895mに到着 8:05 |
火口の底にも氷河? |
山頂付近の左手に見える氷河 |
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ガイド・グループの面々・プライベートポーター達 |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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後続の女性をサポートしてきたグループが到着 これで参加者12名が全員登頂できた! |
全員登頂を祝って集合写真 8:41 |
全員登頂の功労者=ガイド6人と 担ぎ上げられた上山さん |
8:48出発 風もなく、他の登山者もまばらな山頂で 40分近くも滞在できた! その間、上山さんからエマニュエルに 私の勘違いだったことを取りなしてもらって 和解のハグもできた・・・ |
来た道をステラポイントへ |
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間近で見る氷河の見納め-1 |
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間近で見る氷河の見納め-2 |
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ステラポイント 9:11 この先は、夢中で登ってきた箇所と・真っ暗闇の中の道 |
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ステラポイント(5756m)・・・バラフキャンプ(4673m) | |
ここをクリックすると大きく見えます |
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富士山の「砂走りのよう・・・」と、聞いてはいたが、 まさにその通り 細かい砂礫の急な傾斜をずるずるっと下る 走るように下る人もいるが、私には無理・・・ ダブルストックで、ずずずっと慎重に下った |
前の人と離れても、いつも後ろにいたヨハナ 彼の後ろが、その「砂走り」 |
どんどん下る |
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休憩 10:24 下の方に小さく見えるコソボキャンプ ↓ の、もっと下が、目的地のバラフキャンプ |
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上の稜線からここまで「砂走り」を降りてきた |
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まだまだ続く |
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小さく見えたコソボキャンプ地で休憩 11:11 |
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バラフキャンプに到着〜 11:41 |
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バラフキャンプ(4673m)・・・ハイキャンプ(3950m) | |
14:33 昼食後、パッキングをして、出発 |
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アラレが強く降ってきた 雨具やザックカバーを着けて出発 |
登山道の右側に、何か鉄製のものが置いてあった |
遭難者たちを、この車に乗せてヘリポートまで運ぶ・・・とか 冗談だと思って聞いていたが、本当だって |
途中、腰が痛くなった人が出たので休憩 |
ミレニアムキャンプ(標識にはハイキャンプの文字)が見えた |
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後ろを振り返るとキボ峰 緑色の植物も増えてきた |
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たらたらと下って・・・ |
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ハイキャンプに到着3950m 16:10 上山さんは、ミレニアムキャンプと言っていた |
キャンプ受付所 |
テント場へ 16:10着 雨が降り出した 少し濡れただけで、テントに入り込めた |
背丈を超える木の間に、マイテント 女性用簡易トイレが壊れたので、 既設のトイレを使うことになった 深〜い穴の「ぼっとんトイレ」 夕食の最中、大雨が降ってきた マイテントに帰るに帰られず・・・ しばらく待っていた ・・・・・・・・・・・・・ 雨がやんで、夜中、星空はいつものような満天の星 |