北八ヶ岳縦走 (渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜中山〜高見石小屋〜麦草峠〜茶臼山 〜縞枯山〜雨池峠〜雨池山〜三ツ岳〜北横岳〜北八ヶ岳ロープウェイ駅) |
浅間山 天狗岳 高見石小屋 蓼科山 |
●場 所 | 長野県茅野市 |
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●標高 | 中山 2496m 丸山 2329.6m 茶臼山 2384m 縞枯山 2403m 雨池山 2325m 三ツ岳 2360m 北横岳(南峰) 2471.6m |
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●山行日 | 2017年3月11日(土)〜3月12日(日) |
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●多治見から 登山口まで |
JR多治見駅ーJR塩尻駅ーJR茅野駅⇒渋の湯バス停 ※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス |
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●参加者 | 丹羽 |
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●コースタイム | 1日目 3/11 JR多治見駅 JR塩尻駅 JR茅野駅 渋の湯バス停 黒百合ヒュッテ 中山峠 中山 中山展望台 高見石小屋 |
7:23発 8:57〜9:10 9:37〜10:25 11:25〜11:35 13:55〜14:05 14:17 14:58 15:02 15:47着 |
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2日目 3/12 高見石小屋 丸山 麦草峠 茶臼山 縞枯山 雨池峠 雨池山 三ツ岳 T峰 〃 U峰 〃 V峰 北横岳分岐 北横岳ヒュッテ 北横岳南峰 北横岳ヒュッテ 北八ヶ岳ロープウェイ駅 ロープウェイ麓駅 JR茅野駅 JR塩尻駅 JR中津川駅 JR多治見駅 |
6:52発 7:16 7:53 9:12 10:07 10:27 10:50 11:25 11:49 11:56 12:17 12:23 12:40 12:49 13:25〜13:40 13:50〜14:45 15:40〜16:08 16:35〜17:05 18:51〜18:55 19:42着 |
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周辺地図はこちら |
1日目 3/11 | |
雪のあるうちに北八ツへ行きたい! の思いで計画を考えた 茅野駅で約1時間待たなければならないのがつらい が、早くからザックを置いて順番取りをすればいいか・・・と考えた 昨夏、美濃戸口まで行くバスは満員で、ずう〜っと立っていて疲れてしまったから 高見石小屋に予約を入れた際、「16時までには小屋に着けるように」と言われた 渋の湯に着いたらすぐ出発できるよう、行動食を食べながら身支度を全部整えてしまった 続々と登山者がバス停に並び始め、どうなることかと心配していたら バスが増発され、皆座ることができた 車窓から眺める風景は、白より茶色が多い 八ヶ岳の山は・・・真っ白とは言えない 雪は残っているだろうか??と心配になってきた |
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バス2台満員で渋の湯に到着 下山してくる登山者の足元には、アイゼン 登山口手前の雪のある場所でアイゼンを着けた |
「八ヶ岳では、登山届を提出することが 条例化されています」・・・と車内アナウンス 前もってプリントアウトして来た登山届をポスト・イン 11:30 |
硫黄の匂いを嗅ぎながら、歩き始める |
心配することはなかった 雪はどっさりあった |
八方台・唐沢鉱泉との分岐 12:40 そちら方面へは踏み跡なし 歩き始めは、風がないので暑くなることを予想して 薄着(2枚)・春秋用の手袋でよかったが 段々寒くなり、手も冷たくなってきたので ダウンを羽織り、手袋も2枚重ねにした 気温 マイナス4℃ |
唐沢鉱泉分岐 13:04 踏み跡あり 後ろから来る何人もに、「お先にどうぞ」と 道を譲り、マイペースで歩く |
樹林帯から抜け出るようになると、 黒百合ヒュッテは近いい 13:52 |
13:55 黒百合ヒュッテに到着 温かいスープとサンドイッチをおなかに入れる |
天狗の庭経由天狗岳へのルート |
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出発 14:10 黒百合ヒュッテとテント場を振り返る |
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もこもこについた雪の間を通って・・・ |
中山峠へ 14:17 |
中山峠からは稜線歩き |
「見晴らし台」の名前通り、天狗と硫黄の展望がばっちり 14:26 |
「見晴らし台」からの展望 左は硫黄岳 右2つが天狗岳 |
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おや、長いつらら! |
にゅう分岐 14:38 踏み跡あり |
黒百合ヒュッテに泊まり、 中山展望台まで登る人が多いらしく しっかりしたトレースができていた |
中山への登り かなりの傾斜 |
中山への登りの途中、右手に見えた山 噴煙が上がっている・・・浅間山?? |
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登りきった所からの展望 左に硫黄岳 右2つが天狗岳 |
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中山山頂は、この木々の間を少し進んだ、まったく見通しのない場所 ↓ |
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山頂標識 2496M 下半分が雪に埋まっている 14:58 |
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中山展望台-1 15:02 いつも強い風が吹いて、写真を撮ったら即通過の場所だが、今日は風もなく穏やか 頭に白い雪をかぶっているのが、蓼科山 |
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中山展望台から-2 蓼科山の手前は、北横岳や縞枯山か? |
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中山展望台から-3 風が強いので雪が飛ばされ、積雪は少ない 岩がゴロゴロ |
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中山展望台から-4 両天狗岳 |
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中山展望台から-5 浅間山 |
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中山展望台から-6 風はいつも同じ方向から吹くので、木は皆片側にだけ枝を伸ばさざるをえない |
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中山展望台を下る途中、振り返って見る 登山者は、皆ここから黒百合ヒュッテに下山するらしく、高見石方面はゼロ |
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樹林の中の道をどんどん下る こんなに下ったっけ??と思うほど、どんどん下る |
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高見石小屋に到着 15:47 テラスへ上がるには、アイゼンを脱がなければならない このまま高見石まで行こうと、ザックを置いて展望台へ |
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高見石からの展望ー1 噴煙の上がる浅間山 |
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高見石からの展望ー2 左 眼下に白い場所・・・?? 白駒池らしい 右 湖面は全面凍結していて、通り道が幾筋もある |
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高見石からの展望ー3 中山展望台方面を見上げる 雪は見えないが、樹林の下にはどっさりあった |
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高見石小屋 大部屋は2階 ストーブ1個 |
夕食 |
夕食後、外へ出てみると、まん丸お月様 |
テント場 利用者は少ない |
2日目 3/12 | |
夜中暑かった! 2階にあるストーブの熱と、1階にある大型のストーブの熱気が2階に充満したらしく ダウンの掛け布団も毛布もはねのけて、しばらくインナーシーツだけで寝ていた が、お隣さんはそんな様子もないので、日頃暖房のない生活をしている私だけが暑く感じたのかも・・・? 8時頃だったか、「星空観察会を始めますよ〜」と小屋番さんの声 大勢の人が出かけたようだが、 私は、着替えるのが面倒なことと、キリマンジャロで素晴らしい星空を見てきたのでパスして、寝ていた |
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食堂 朝食は6:15から テルモスとナルゲンのボトルにお湯を貰うことにした どちらも500cc未満だが、 料金は500ccと同じ100円・・・ |
朝食はパン食 バターロール3個が1人分 紅茶とコーヒーはお好みで ご飯と違ってパンはすぐお腹がすく しっかりバターとジャムをつけ 紅茶はお砂糖と粉末ミルクを入れ(2杯) しっかりロリーをとった |
さあ、出発 6:52 マイナス7℃ 風は無い |
サイの河原分岐 6:55 2013年2月は、事情があってここから下山した |
白駒池分岐 6:56 踏み跡は、麦草峠方面より多かった |
麦草へは、後ろから女性1人が来ただけ 静かなコースを楽しんだ |
丸山 2329.6m 7:16 標識は雪に埋もれていた ここから麦草峠まで下り |
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丸山山頂から、登ってきた方を振り返る |
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「丸山の森」標識 「チシマシッポゴケ」という苔があるそうだ |
樹林を抜け、広い見晴らしのいい場所まで降りると 麦草ヒュッテはすぐ 右折すると、白駒池へ行くクロスカントリーコース |
麦草ヒュッテ 7:53 前方が、茶臼山 その奥が縞枯山だろう |
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左 麦草峠の標識と 右 R299号線(メルヘン街道) この時期は通行不可 |
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国道を渡って、茶臼峠登山口へ 7:57 カメラの電池を交換 消耗がとても早い ベストのポケットに入れて 体の近くにつるしているのだが それでもいつもの3倍は早く消耗する |
オトギリ平・五辻分岐 8:17 2014年9月は、稜線を歩かないで、 オトギリ平を通るたらたらコースを歩いたっけ |
登って登って・・・・やっと視界が開けた 8:36 左が茶臼山 右が縞枯山 ここからまた下って登ると茶臼山 |
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茶臼山 9:12 こんなにいい天気だもの、展望台へ行かなくっちゃ! |
茶臼山展望台-1 9:15 風もなく、人もいなくて静かな展望台 |
茶臼山展望台から-2 左手に見えるのは八ヶ岳 左から、 平らな中山 両天狗 その奥に、硫黄岳・赤岳・阿弥陀かな? |
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茶臼山展望台から-3 八ヶ岳の右にあるのは、南アルプス 左から 北岳 甲斐駒 仙丈ケ岳 |
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茶臼山展望台から-4 左の方の白い山並みは、中央アルプス 右の山は御岳 |
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茶臼山展望台から-5 中央アルプスを引き寄せた 左から南駒 空木 どんと下がって、右の端に宝剣 木曽駒 |
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茶臼山展望台から-6 御岳を引き寄せた |
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茶臼山展望台から-7 左に御岳 その右は乗鞍? 右にずらっと並んでいるのが北アルプス? |
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茶臼山展望台から-8 乗鞍を引き寄せた |
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茶臼山展望台-9 北アルプスを引き寄せた 十分に堪能して縦走路に戻った 9:17 |
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また、どんどん下る 前方の山が、縞枯山 |
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茶臼山と縞枯山の鞍部まで下った 9:33 左折すると五辻・ロープウェイ駅へ |
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今度は登り 後ろを振り返ると、さっきまでいた茶臼山と天狗岳が見える |
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登りきったところに展望台への標識 9:49 天気が良く風もないので行かなくっちゃ! |
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縞枯山展望台-1 9:52 |
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縞枯山展望台から-2 両天狗の後ろに硫黄岳 西天狗のすぐ後ろのとんがりが赤岳 もう一つのとんがりが阿弥陀 |
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縞枯山展望台から-3 茶臼山展望台で見てきた山と同じ山が見えた これは中央アルプス 北アルプスは半分以上隠れていた |
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v | |
分岐に戻ってからしばらくは樹林の中 雪が降ってが登山道が嵩上げして、本来なら顔付近にないはずの枝が邪魔をする |
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木がまばらになった 左手に白い山並みが続く! 左に乗鞍 その右に北アルプスの山々が並んでいる 手前の低い平らな山は、霧ヶ峰らしい 正面は、北横岳方面 |
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正面の山は、雨池峠まで降りてから登る予定の三ツ岳方面か? 昨夜、同宿のお客たちと情報交換していたら、 「三ツ岳から雨池峠へ降り、そこから林道を歩いた」という男性がいた 「この時期の三ツ岳はトレースがしっかりついていて、無雪期より歩きやすい」・・・とのことだった 三ツ岳へは2007年8月と9月に登ったことがあるので土地勘はある こんなに天気がいいのだから行こう!…と決めた |
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縞枯山頂 「ここは縞枯山」の標識が掘り出されていた 10:07 ここから急な下りになる 続々と登山者が登って来る |
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登って来る人を待ちながら、どんどんどんどん下って、雨池峠に到着 10:27 すぐ樹林の登りになる なるほど踏み跡はしっかりついていた |
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登りの途中で後ろを振り返る 縞枯山の天辺からまっすぐ降りてきた |
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登りの途中、中央アルプスと御岳が見えた そして、ロープウェー駅も |
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雨池山展望台に到着 10:42 ここまでかなりの急登だった |
雨池山展望台からは、歩きやすい樹林帯の道 見晴らしのない場所に、雨池山山頂標識 10:50 |
前方の山が三ツ岳らしい |
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標識がすっぽり埋まっていた 掘り出す元気は無し |
どんどん下って、今度は急な登り 陽当たりがいいので雪が融け、それがまた凍る ・・・を繰り返しているのだろう、歩き難い 天狗への登りより難しいかも・・・と 少々後悔しながら、1歩1歩慎重に登る ピッケルがあったらなあ・・・と思いながら、 しかし、引き返してここを下るのはもっと嫌!! 前進あるのみ・・・と思いながら登る |
三ツ岳T峰到着 11:25 雨池山から35分かかった |
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T峰からの展望-1 中央アルプスがよく見える |
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T峰からの展望-2 白い部分は、雨池だろうか T峰で行動食を食べて休憩 |
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U峰に向かう途中、T峰を振り返る 11:46 T峰への登りに比べれば、楽々 |
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三ツ岳U峰付近は、 岩がごろごろ 雪で埋まっているので歩きやすいが、岩の隙間に落ち込まないよう、踏み跡から外れないよう注意して歩く |
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三ツ岳U峰に到着 11:49 |
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V峰へ向かう途中、後ろを振り返ると、大きな岩の足元に浅間山が見えた |
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あの斜面を登ればV峰 |
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大岩の後ろに北横岳 左が南峰 右が北峰 |
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三ツ岳V峰に到着 11:56 V峰のすぐそばに大穴があいていた 人がすっぽり頭まで入ってしまうほどの深さ 誰か落ち込んだのでなければいいが・・・ 無雪期はこのまままっすぐ岩の間を抜けるようだが、 ちょうど居合わせた2人組の男性から、「積雪期はこちらから」・・・と教えてもらった なるほど、無雪期なら鎖場や岩場のトラバースらしいが、この時期はすいすいと歩けてしまう |
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ロープウェイ駅からの道と合流するまで、こんなに長かったっけ??と思うほど長く感じた 合流点 12:17 農道から1級国道に出た感じ 人も多い |
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北横岳ヒュッテ 12:23 ここにザックを置いて空身で山頂へ |
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12:40 北横岳南峰に到着 2471.6m 右は三角点 |
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正面に蓼科山 その両側にズラリと白い山並みは北アルプス |
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蓼科山の右側にある北アルプス 爺ケ岳・鹿島槍・五竜・唐松・白馬などなど |
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蓼科山の左側にある北アルプス 奥穂・北穂・槍・常念・三俣蓮華・水晶・野口五郎などなど |
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おなじみの赤岳・阿弥陀・権現・編笠 天狗は隠れてしまった・・・ もうこれだけ見れば十分 北峰はパスして下山開始 12:41 |
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12:49 北横岳ヒュッテに到着 |
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下山の途中、三ツ岳方面を展望 |
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縞枯山と坪庭を見ながら下る 縞枯山の後ろに、天狗の頭がちょっぴり見える |
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坪庭 13:18 左手に見える山は縞枯山 |
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北横岳からの稜線を振り仰ぐ あそこからジグザグに降りてきた |
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ロープウェイ駅が見えた 13:25 ロープウェイ駅の入口でアイゼンを外し、切符を買う 13:40発に乗車 |
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ロープウェイのガラス越しに蓼科山が見えた |
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ロープウェイのガラス越しに見えたスキー場 ファミリー客が多い |
バスの発車時刻は、14:45 小1時間ある 身支度をして、持ち物を整理してから レストランで休憩 日本酒でご苦労様会 |
バス停でバスを待つ |
バスの車窓から-1 走り始めは雪が多かったが・・・ |
バスの車窓から-2 だんだん少なくなり・・・ |
バスの車窓から-1 駅に近づくころには、まったく雪の気配なし |
今までの北八ヶ岳縦走 2011/1/9〜1/10 ロープウエー〜北横岳〜縞枯山〜茶臼山〜麦草ヒュッテ(泊)
〜中山〜黒百合ヒュッテ〜渋の湯
2008/1/13〜1/14 渋の湯〜黒百合ヒュッテ〜中山〜高見石小屋(泊)〜茶臼山〜
縞枯山〜北横岳〜ロープウエー
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