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『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
今日の南木曽町の天気は、「曇り」の予報 あの渓谷がどんな状態か、偵察に出かけることにした 雨続きで、しばらくWaklingしていないことも 引き金になった 多治見駅発、松本行き 5:59発に乗車 車内はがら空き ↑ もうすぐ十二兼駅 雲はまだ山肌にとどまったまま |
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十二兼駅に着いた 7:09 階段が濡れているので、 滑らないよう1歩1歩慎重に降りた |
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ヤブカンゾウ(ワスレグサ):ユリ科 八重咲きなのでヤブカンゾウ よく似たノカンゾウは、 一重で、もっと小さくてほっそりしている 『雄しべと雌しべが、弁化して、 八重咲きにな』ったそうである *弁化=花びらに似た色や形になること 左 中を覗いても、どれがどれやら?? 右 八重咲きではないが、ヤブカンゾウ |
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ヤマホタルブクロ(と思う):キキョウ科 ヤマホタルブクロとホタルブクロの区別は 私にとっては難しい 『湾入部分が膨らんでいる』かそうでないかで判断する 赤い矢印の部分 ↓ 野原にあっても、ヤマホタルブクロであることも多い |
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ネジバナ:ラン科 橋の歩道の縁石部分にずらっと並んで咲いていた |
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柿其橋 7:28 雨がポツリポツリ・・・ ひどくはならなかった |
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↑ 橋から上流側を望む 落合川駅のあたりで見た川は、泥色だったが ここではそれほどでもなかった |
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↑ 2019/11/17 同じ場所で撮影 水量は少なく穏やか 参考のために借りてきた |
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左側から流れ込んでくる柿其川は(赤い矢印) もっと泥色が少なかった |
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重要文化財「柿其水路橋(かきぞれすいろきょう)」をくぐる |
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オニグルミ:クルミ科 大きな実 3cm くらいはある まん丸ではない |
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橋の下を流れる柿其川 こんな白いしぶきを上げているのは 初めて見た ↓ これは2020/6/2に同じ場所で撮影 |
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水量は少なく穏やかに流れ 川底の石まで見える (比較のため借りてきた) |
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ダムを通過 |
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ノコンギクの仲間:キク科 かなり、上品な顔立ちだった |
コバノギボウシ:キジカクシ科 オオバ(大葉)ギボウシではないので コバ(小葉)と思う |
右折して橋を渡って、「柿其温泉」方向へ 『常設ハイキングコース』の小さな標識あり |
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アキノタムラソウかな?:シソ科 うす紫色の花 段々になって咲く |
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キイチゴの仲間:バラ科 背丈ほどで、こんもりとした大きなかたまりになって 赤くて瑞々しい実をたくさんつけていた |
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ここから右折して、「徒歩ルート」へ進む |
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2021/5/13撮影 参考のため借りてきた |
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エゴノキ:エゴノキ科 上 『エゴノネコアシ』という虫こぶ 下左 実は、こんな形 下右 花の様子 ************** エゴノキの枝先に変わった形(猫の脚)に似ている(モノ)がついていた これは、『エゴノネコアシアブラムシが、 エゴノキの芽から養分を吸い取る刺激が原因で、 枝の先にできた虫こぶ』・・・だって 『6〜7月頃、薄い黄色になると 先端の孔からエゴノネコアシアブラムシが脱出する』そうである まだ、孔は開いていなかったので 中にいるってこと?? |
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シロモジ:クスノキ科 左 直径1cm弱の丸い実がなっていた 右 花の様子(雌雄異株で、これは雌花) 2019/4/1撮影 (参考のため借りてきた) |
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タマアジサイ:アジサイ科 左 み〜んなまだまん丸いつぼみだった 右 花の先始め 2020/8/8撮影 (参考のため借りてきた) |
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ネジバナ:ラン科 町中から、田畑の脇まで 今日一番多かった花 |
ツルアジサイ:アジサイ科 大きな木に絡みついて どんどん登っていく 装飾花が3〜4枚なので ツルアジサイ よく似たイワガラミは、 装飾花が1枚 |
ノアザミ:キク科 右 花びらが5枚ある小さな花が たくさん集まって、トゲトゲのボンボンのような花になる |
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チダケサシ:ユキノシタ科 葉っぱは殆んどない 花は、こんな感じ ↓ 白とピンクがまじりあっていた |
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ウツボグサ:シソ科 これは残り花 |
調べ中 道路のわきの草むらに群生していた 花は皆下を向いて咲いていた ジャノヒゲでもない ヤブランでもない |
ノリウツギ:アジサイ科 大きな株だった |
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左へ行けば大駐車場 真っ直ぐ行けば、恋路峠〜フォレストスパへ 右へ行けば柿其渓谷の碑へ (そこからやっと山道になり、 霧ケ滝分岐・恋路橋・牛ケ滝への遊歩道へ行ける) |
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マンネングサの仲間:ベンケイソウ科 湿った苔がはえている石垣の上に、 ずら〜っと咲いていた 咲いたばかりの花の雄しべの葯が赤い 日が経つと黒くなるようである |
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バイカツツジ:ツツジ科 これは残り花 花はほとんど終わっていた |
柿其渓谷の碑の前は 大きな広場 新しいトイレもできていた |
柿其渓谷の碑 8:41 ここから細い山道になる |
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霧ケ滝分岐はすぐ 雨の降った後だし、 蜘蛛の巣もありそうなので 今日は止めておこうと思ったら 2人組が登って行ったので 後を追った |
すぐ林道に出た 左折してすぐ、案内板 そこから右折 2人組も右折したが 蜘蛛の巣があったのは何故? |
上の林道に出た 右折すると・・・ |
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すぐゲート 9:03 車が1台停まっていた 人影はなし ゲートの右にある岩を乗り越えて 林道歩き |
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キブシ:キブシ科 左 若い実が、ぶら下がっていた 右 花の様子 雌雄異株 2014/4/9撮影 参考のため借りてきた |
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ヒメヤシャブシ:カバノキ科 左 若い実がなっていた 右 花の様子 2014/3/3/3撮影 参考のため借りてきた |
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左手の急斜面から流れ落ちる 「いまだけ滝」が、幾つも出来ていた いまだけ滝=雨の後にだけできる滝のこと |
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マルバノキ:マンサク科 この木の葉っぱだけ 水玉がびっしり |
ヒヨドリバナ:キク科 咲き始めたばかり |
テンナンショウの仲間:サトイモ科 去年と同じところで見つけた 花の様子 ↓ |
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2020/6/2撮影 茶色の仏炎苞でも 実は緑色だった〜 |
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霧ケ滝まで行くつもりだったが、 期待していた花は無し ここ(ハナノキ・ねじだる分岐)から 引き返すことにした 9:22 |
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山と山の間に柿其川が流れているのだが 葉っぱが茂って川面すら見えず 秋と夏では大違い・・・! ↓ 2019/11/17撮影 (比較のため借りてきた) |
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秋は対岸の黄葉と渓谷の美しさが楽しめる |
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ノギラン:キンコウカ科 岩崖にしがみついた形で咲いていた |
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調べ中 大きな木 丸い小さい実がいっぱいなっていた |
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ゲートに着いた 9:38 |
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ここから下へ降りて・・・ |
林道へ出たら左折して・・・ |
「柿其渓谷」の碑の近くへ下りたら 左折 9:56 |
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すぐ、恋路橋 水が多い〜 濡れて滑りやすくなっている吊り橋を 慎重に渡って・・・ |
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左 上流側 奥に赤い橋が見える 右 下流側 かなり水が多い 泥色ではないが、いつもの色より薄め 川原で休憩できる余地がない |
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橋を渡って左折して 川のすぐそばの遊歩道へ降りた 『大雨・増水・強風時・及びその直後は 大変危険なためこの先通行禁止です。 林道を迂回して下さい。』の立て札があった でも、どの辺りまでなら行けるのか どのくらい危険なのかを 調べるために前進 |
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↑ 木の間から見える川面は 見慣れた光景と様変わり ************* ↓ 2019/11/17撮影 (比較のため借りてきた) 遊歩道と川の間には 休憩にぴったりの石ゴロゴロの河原があり 川遊びができるほどの浅瀬もある *************** |
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↑ 流れていない??ように見える渕 *************** |
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ところが今日は、連日の雨で水かさが増え しぶきを上げてゴーゴーと流れる川になっていた 濡れた岩は滑りやすいし 木製の橋は濡れてつるっとくる 苔がついていればなおさら・・・ 手すりのある場所はまだいいが 手すりもない所は怖くて歩けない・・・ 赤い橋が見える所までで精いっぱいだった・・・ 10:06 わずか10分の偵察だった 、 |
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恋路橋まで引き返し、 狭い山道の迂回路を登ることにした すぐ林道に突きあたって左折 10:12 |
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オカトラノオ:サクラソウ科 柿其渓谷にかかる「赤い橋」からの林道に合流 その林道をなおも歩いて行くと 「牛ケ滝」への山道分岐があった ↓ 10:20 |
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いつもは、川沿いの遊歩道を歩き 牛ケ滝を見て、ここへ出てくるのだが 今日は逆になったわけ 「牛ケ滝まで300m」なら 大雨の後の滝の様子を見る価値あり ・・・と思って前進 滝見台まで行く間にも 古びた木の橋があって つるっと滑って、肝を冷やした そろりそろりと歩きながら ぬれ落ち葉の上の方が安全か?などと 実験しながら滝見台までの往復をした |
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↑ 左 滝見台からの様子 確かに水量は多い! 10:30 右 2019/11/17撮影 比較のため借りてきた |
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↑ 階段を下って行けば滝の真正面になるが 急で滑る階段はイヤ! 上から覗くだけにした |
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↑ 水しぶきで、虹がかかっていたので シャッターを押したが、残念!写らなかった・・・ |
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元の分岐に戻って 10:41 林道歩き |
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すぐまた分岐から山道に入った 10:46 |
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トンボソウ:ラン科 よく似たものに、 オオバノトンボソウがあるが 違いははっきり分からず・・・ |
調べ中 背丈5〜6cm めらめらと燃える炎のような形 |
恋路峠に着いた 10:53 ゆっくり腰を下ろして休憩することもなく ここまで来てしまった もしかすると、1台前の14:31発に乗れるかも ・・・と思い始めた 展望台からの中央アルプスは期待できないと思い スル〜して、下ろうと決めた |
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ここまでは南木曽町 ここからは大桑村 |
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「中部北陸自然歩道」の文字 「フォレストスパ木曽まで1.2km 野尻宿まで3.1km」の文字 踏み跡はあまりない・・・ 茂った叢の中にあるはずの登山道は見えず うえ〜っと思ったが、舗装路を歩くよりはまし |
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クサアジサイ:アジサイ科 真っ白な装飾花 暗い林の中で目を惹いた |
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トチバニンジン:ウコギ科 若い実ができていた |
調べ中:クスノキ科かな? 5〜6ミリの丸い実がなっていた |
雨でずぶずぶした山道をどんどん下って 1つ目の谷に出た 11:12 足跡無し・・・ 人が通っていないよう 滑らないように、慎重に足を出して渡った |
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2つ目の谷 11:18 以前あった橋は無くなっていた 木の上は滑りやすいので避け、 水没していてもしっかりした大きな石を選んで 渡った |
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舗装路に出た 11:21 もしかして、もう1台前の列車に乗れるかも ・・・と思い始めたので、 休憩無し・スピードは維持して 野尻駅へ向かうことにした |
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ツクバネ:ビャクダン科 雌雄異株なので、これは雌花 |
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木曽川のほとりに出た 11:46 川は、泥色ではない どちらかと言えば青色で、とうとうと流れていた 中央アルプスの稜線は雲の中 黒っぽいアーチ形の橋は、「阿寺橋」 |
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その手前にある赤い橋を渡りながら 左手の阿寺川をみたら なんてきれいなの〜〜〜 柿其川程水量は増えていないし 「阿寺ブルー」なんて軽薄な言葉ぴったりの色で 阿寺川は雨量とは関係ないのか?と思えてしまった |
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ガガイモ:キョウチクトウ科 去年、駅横のフェンスに絡まっていた実を貰ってきたが 今年も同じ場所で花が咲いていた |
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野尻駅到着 12:12 いい頃合いに着いた 12:21発に乗車 行動時間 約5時間ちょっと 立ち休憩でお茶を飲んだり、 エネルギーゼリーを飲んだくらいで 歩いてしまった ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ーー・ |
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* 車道・林道・農道などの舗装路歩きが多いコースなので、暑い夏には向かない。 * 雨の続いた後は水量が増えて遊歩道が利用できない。天候に気を付けること。 * 秋の紅葉の時期がお勧めだが、日暮れが早いので、ゆっくりできない。 * 列車の本数が少ないので、季節と歩行時間を考えてコースを決めるのがいい。 【柿其渓谷】 ・ 6月の様子 2020/6/2 ・ 11月の様子 2019/11/17 |