鳥居峠スノーハイキング 

       2022年3月3日   (長野県木祖村・塩尻市)   


 多治見駅 6:55発 松本行き普通に乗車
中津川駅で乗り換え 7:35〜7:40

薮原駅の当たり
中央アルプスだよね

今日の天気は「晴れ」の予報通り
青空が広がってきた

宮ノ越駅の当たり
山に雪はないが、
田んぼや畑が真っ白になってきた

薮原駅 9:11着
身支度して、9:15発
駅前広場や道路はきれいに除雪されていた

雪は本当にあるのか心配になった・・・

 薮原駅横の広場

 
 消防署の横から林道に入るとと
こんな感じ

 
 案内板までは除雪してあったが、
ここからは、つぼ足の跡だけ

 
  無雪期はこんな感じ ↑ 2020/8/8撮影
比較のため借りてきた

 
 歩幅が大きいので、男性の足跡だろうか
足跡の凹んだ同じ場所へ足を置こうとしたが
かなりの努力がいった

凹み以外に足を置くと、
ずぼりと潜ってしまう

先頭は疲れるので、長くは歩けず、
交代してもらった

 左斜面から雪玉が落ちていた
ミニ雪崩の跡
雪の下は石畳

 
 ようやく熊除けの鐘のある場所に着いた

林道は除雪してあり、タイヤの跡もあった

 
  無雪期はこんな感じ 2011/6/20撮影 ↑
比較のため借りてきた

↑ 画面の右後ろに、↓この石碑が見えている
 
 「鳥居峠」と書かれた石碑は
半分以上は雪の下

山道になってからは雪の量が少なくなり、
つぼ足の跡ばかりではなく、道らしい道になり
歩き易くなった

 
 ↑ 測候所跡 10:26
ここまでは踏み跡をたどって歩いてきたが
この分岐から左折すると測候所跡へ行ける
踏み跡はなし! 
こりゃあ、行かなくっちゃあ! 

 
 つぼ足の踏み跡は、皆、直進していたが、
まっさらな雪の上を歩くのだから
ここから輪かんを付けることにした

 
 輪かんは、これで2回目の経験となる同行者

 
  1回目は「猪臥山」2021/3/8
この時は、アイゼンを付けた上から
輪かんを付けた ↑

平らな雪面だと思っていたが、
小沢か、くぼみがあったらしく
ずぼっとはまり込んで抜けなくなったことがあったっけ・・・

 
 測候所跡に着いた 10:47
一面雪に覆われて、ベンチの上にもこんもり積もってるので
休憩は諦めた

 
 ↑ この休憩所 冬季中は閉鎖されていて
使用不可(トイレも)

 
 ↑ ベンチの上の雪に、木が折れて刺さっていた
雪の重みで折れたのだろうか・・・

 
 あら、これはウサギの足跡
・・・・・・・・・・
休憩所を過ぎ、舗装路の端を通って
また雪道へ

丸山公園分岐を過ぎると、
右手にいい斜面があった

「ここを輪かんで登れば、
左手に丸山公園があるけれど、行ってみない?
丸山公園を通り抜ければ下の道と合流できるよ」
・・・と誘うと、すぐ、どんどん登り始めた

この斜面は、無雪期は低い木が生えているだけ
あっという間に登りきってしまった

私は、平坦な道を歩いた
が、平坦でもトップは疲れる〜

 
 三叉路標識
右下=薮原駅方面
左=鳥居峠
右=丸山公園

そして、この標識には書いてないが、
御嶽神社へ登るもう1本の道がある

さあ、ここも輪かんでチャレンジ!

 
 所が、雪の上に踏み跡がない
歩きやすそうな右の方へ進むと
ずぶっと潜ってしまった

よく見ると、上へ進むのが本来の階段の道

「ジグザグに、くの字・くの字で曲がりながら
登って行って〜」とアドバイス

雪を踏み固める時、木の階段がちらっと見えた

 
  顔を上げると神社の屋根が見えた
目標が見えれば見当もつくので、
後は、ぐいぐい登るだけ

↑ 最後のくの字の曲がり角

 
 着いた〜 11:25

御嶽神社横にある「御嶽山眺望所」

この標識のすぐそばにベンチがあるのだが
殆んど雪の下に埋もれていた

 
 ↑ 曇っていなければ、
こんなふうに見えますよ〜・・・の見本

ここへは何度も来ているが、
こんなにくっきり見えたことってあったかなあ?
・・・というほど滅多に見えない

今日も雲が多く、見えなかった

 
↑ 2017/3/14撮影 くっきりはっきり見えた希少な日
比較のため借りてきた

 御嶽神社から、鳥居をくぐらずに
右側から降りて行った
降りた所で振り返ってパチリ

 
 ↑ 無雪期はこんな様子 2019/4/7撮影

 
 「木祖村天然記念物 鳥居峠のトチノキ群」へ

ここの道も、つぼ足の跡ばかり・・・
輪かん歩きは、つぼ足を避けて歩いた方が
歩きやすい

 
 樹間から、遠くの山が見えた
御嶽のずっと右側の山並み

 
 ↑ 右手の斜面から、(峠山へ行く道がある)
ゴロゴロと雪崩の跡

その雪の塊を避けて左へ寄り過ぎると、
今度は私達が道から転げ落ちてしまうので
雪の塊の間を縫うように歩いた

 
 林道へ出た
除雪機?もあった

 
 本来の中山道は、細い山道を登って下るのだが
踏み跡がない登りはもう十分

除雪された林道を歩いて休憩所へ行くことにした

 
 ここの休憩所も閉鎖中とあって
除雪された雪が壁のように高く積まれていて
近づくことも難しかった

外にある縁側で、
腰を下ろして休めないだろうかと
雪壁を乗り越えてみたが、
ここで時間が気になった

奈良井駅発は、13:32
今の時刻は、12時ちょうど

無雪期なら駅まで1時間で行けるが
雪の状態が分からない
こんなに多い雪の年は初めてで
1時間では行けないだろと思い、
立ち休憩だけで出発

↑ 「奈良井駅まで3km」の標識
とにかく、奈良井まで行って、
休憩は着いてから・・・とした

赤線=雪壁を乗り越えて中山道へ
青線=除雪中の林道

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
峠を越えた道も、つぼ足の跡だけ
私達は、輪かん歩き
下りなので、登りと違って重力を使えば楽々

大雨で通行止めだった個所も
修復され土肌が見えていた

時間との競争で、どんどん下って行ったが、
時々、雪の凹みに足を取られ
転んでしまうことも数回あった

転ぶと、1人ではなかなか起き上がれず
同行者に引っ張ってもらった

輪かんが雪に潜ってしまい
足を引き上げようにも足が出てこないこともあった
→そんな時は、足の周りの雪をどかし
輪かんが見えたら、
輪かんを持ってぐいと引っ張る方法で
足を脱出させた

1人だったら大変な作業・・・

橋の上は雪が融けないらしく、
こんもりと積もっていたのが不思議だった

橋の上でバランスを崩せば、
川へドボン!
そうならないために、慎重に慎重に足を運んだ

橋は1つではなく
何回も出てきて、そのたびに肝を冷やした

時間と雪に急かされるものの
事故を起こさないように緊張していたので、
出口に着くまでカメラを出す余裕なし・・・

 
 ここが出口 13:04

ここからは舗装路
輪かんを外し、素早くザックに縛り付けて
奈良井の宿を目指した

最後の最後、
ショートカットで舗装路に降りる石段が凍っていて
そろりそろりと降りた

こんな所で滑って怪我はしたくない・・・の一念

舗装路に着いた 13:15

 
  途中、舗装路が凍っている場所にも気を付け
宿場の中を通り抜け

遠くに駅の跨線橋(こせんきょう)が見えて、
あと少し、ぎりぎり間に合う・・・と確信できた

 
 駅の改札を通り抜け、最後の階段登りと
階段下りをして、やっとほっとできた!
13:29着

ロングスパッツを外す暇もなく
ストックを短くして、輪かんを手に持って車内へ
13:32発

幸い、席が空いていて座ることができた
 
中津川駅15:16〜15:20
多治見駅 15:59着

休憩は立ち休憩数分が2〜3回のみ
よく歩いた〜!

***************
       行動時間 約4時間15分
        歩いた距離 約10.5km
        歩数 約1万6400歩
      *距離も歩数もそれほど多くなかったが、疲れ方は無雪期と大違いだった。

      
*鳥居峠から奈良市の宿へ下る道の途中で、不思議な跡があった。
       自転車のタイヤの跡! なんでこんな雪道に自転車? あり得ない・・・
       ずっとふもとまで続いていた。 自転車のタイヤの跡にしか見えなかった・・・
       その疑問が、翌週の「養老山」で解決した!
       「自転車で雪のある山を縦走するのが好き」・・・という若者に出会ったのである。 ↓

     
   


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