低山ハイキングの下見

     JR木曽平沢駅〜奈良井宿〜鳥居峠〜JR薮原駅


                          2019年4月7日


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

        JR木曽平沢駅〜奈良井宿までコース図  奈良井宿〜鳥居峠までコース図
        鳥居峠〜JR薮原駅までコース図

 多治見駅5:59発松本行き普通に乗車
青空フリー切符2570円で往復できる
ギリギリの駅:木曽平沢駅で下車 8:10着
降りたのは私だけ
勿論、無人駅

以前あったトイレは無くなり、
階段を下りた所に移動していた
きれいな温水洗浄便座のトイレだった
8:25発

   
 木曽平沢宿は、漆塗りの町
漆器店が街道の左右に並んでいた
時間が早いこともあって、店はもちろん開いていない
観光客の姿もなし

JR奈良井駅まで1.7kmの文字
「中部北陸自然歩道」となっている
表示板の右側にある石には
「中山道 左 奈良井宿」の文字
 
   
 「笹良漆器会館」の大きな看板を右に見て
直進

どっちへ行こう?と迷いそうな所には
必ず標識がある
スペインの巡礼路と同じ
地図を持たないでも、矢印通りに行けば
行けてしまうシステム
「奈良井宿まで1.5km」の文字

   
 JRの線路下を通って川沿いに歩く

川の流れが、反対になっていた
奈良井川と木曽川の分水嶺=鳥居峠を越えたから
奈良井川は、日本海へ
木曽川は太平洋へ流れる

木曽楢川小学校を左手に見て・・・

奈良井川橋を渡って・・・
楢川体育館を右手に見て・・・

奈良井宿へ向かう
奈良井駅の裏を通って(8:57)、「情報コーナー」のある建物へ

 
   
 ヤナギ科
「情報コーナー」のある建物のそばに、大きな柳の木があった
シダレヤナギでもなく、ネコヤナギでもないヤナギ
ちょうど花が咲いていたので、パチリ
雌雄異株なので、これは雌花・雌木

   
 ここが、「情報コーナー」のある建物 9:04
トイレはこの建物の裏にある

線路を潜って、裏通りを歩く
正面の山に白い雪が残っていた〜
 
   
 そうだ! 薮原宿にはお店が無い
この奈良井宿で「中乗さん」をゲットしておこう!
・・・と、思い立ち本通りへ
ここも朝早いので閑散としているが、
数件のお店は開いていた
自販機で暖かい「中乗さん」を購入し
ザックの中へ

鎮(しずめ)神社の前を通って
隣にある「楢川歴史民俗資料館」前の
テーブルをお借りして、休憩 9:25〜9:30
朝が早かったので、お腹が空いてきた
バナナ2本のカロリーを摂取
 
   
ここが鳥居峠へのショートカット道 9:32
「JR奈良井駅から鳥居峠まで3.5km」だって
・・・・・・・・・・
車道を離れて山道へ
再び車道と合流したら、右折

 
 中山道鳥居峠越えコース入口 9:40
ここからしばらく石畳の道になる
「熊出没注意」の看板があった
熊避け鈴を持ってくるのを忘れた・・・
   
 ヤマネコノメ:ユキノシタ科
地面に張り付くようにして咲いていた

   
   
 ヨゴレネコノメ:ユキノシタ科
ヤマネコノメのすぐ隣に同居していた
この花の撮影頃から、どういうわけか連写ボタンを押したらしく(押した覚えはないのだが)
ダダダダダ・・・と6〜7枚撮影するようになってしまった
どこをどうすれば直るのか、早く歩きたいのに手間取ってしまう
拡大チェック機能も働かないので、ピントが合っているかどうかも分からず、焦った!!!

   
  
  セリバオウレン:キンポウゲ科
多治見ではすでに終わっている花に、ここで出会った

   
 展望台への分岐に祀ってある像
展望台は名ばかりなので、パス

 「奈良井宿(宿の終わり)から0.66km」地点
峠まであと1.65km
 
   
   
 フクジュソウ:キンポウゲ科
登山道を歩いていると、突然黄色い蛍光色の花が見えた
なんと!フクジュソウ! こんな所に?
誰かが植えた?
薮原宿でも奈良井宿でも、庭先にたくさん咲いていたから、ついそう思ってしまった

   
   
  クスノキ科
シロモジ
か?ダンコウバイか?アブラチャンか?
葉っぱが出ていない段階では、判別は難しい

  
「一里塚跡」の文字があるが、 10:39
正確な「一里塚跡」の位置ではなく、「ほぼ、このあたり」・・・としたとの説明が書いてあった

   
   
   
 フキノトウ:キク科  右は花の拡大
あちこちに、こんな状態のフキノトウが顔を出していた
フキは『
雌雄異株であり、雌花は受粉後、花茎を伸ばし、タンポポのような綿毛をつけた種子を飛ばす
開花時の草丈は5-10cmだが、結実時の草丈は80cmになるものもある』』・・・と
で、どれが雌花でどれが雄花??
これらは皆雄花?それとも雌花?
花は、5裂 こん棒状のものは雌しべ』・・・では、これらは雌花?
所が、『
雄株の小花には雌しべが備わっており、両性花とも言えるが、結実はしない』・・・だって
???雌しべがあるけれど雄株で、雌雄異株???
分からな〜い
・・・・・・
雌株の頭花には2種類の小花を含む。
雄株のと似た形態の「
雄型小花」と、貧弱な花冠と糸状の雌しべを持った「雌の小花」から成り立っている。
雄型小花は、一つの頭花に数個と少数であるのに対し、雌の小花は莫大な数がある。』・・・だって
???雄型と雌型???  分からな〜い
・・・・・・・・・・・・・・
『雄株の花は黄色っぽく見えるのに対し、雌株の花は白く見える』・・・だって
では、1段目と2段目が白っぽいので雌株?
3段目は黄色っぽいので雄株?
そうかなあ??

   
 サトイモ科かな?
ミズバショウ
の様な大きな葉っぱが伸び始めていた
葉っぱの中を覗いても、中には何もなかった・・・
何だろう?

  
旧国道に出た
塩尻市から来たという男性は、この旧道を歩いて奈良井駅へ帰る・・・と

   
   
「峰の茶屋」の周りに雪の名残
ここの休憩所でランチにしようと思ったが、「冬期間は使用禁止」で鍵が掛かっていた 10:56
水場も水は無し  受け口に雪が残っていた
「中山道 鳥居峠」の立て看板
この右側から山道を登ると・・・
  
登山道に、ガチガチに凍った雪が残っていた
吹く風も、急に冷たくなった・・・

   
新しい表示板ができていた
「御嶽講 明覺霊神碑」
表示板より左上の高いところに石碑があった  今まで知らなかった・・・
いったん峠山へ通じる車道に出たが、今の時期花が期待できそうにないのでパスしようかな?
展望が良ければ御嶽も見えるが、空はどんよりだし・・・ やっぱりパス!

   
旧国道から分かれて御嶽神社方面への道に入る 11:05
「熊除けの鐘」の表示板なども新しくなっていた
英文の説明も書かれていた

   
 トチノキ群生地  始めて来た時はその大きさ・太さに圧倒されたが
今の時期、葉っぱが無いので物寂しい
右 子産みの栃(トチ)の説明版と、トチノキ

   
「木祖村天然記念物 鳥居峠のトチノキ群」の石碑
鳥居峠から歩いてくると、ここでトチノキ群はお終い
残り雪は、ガチガチに凍っていた

   
 「熊除けの鐘」の2つ目
全部で3つある

ここから御嶽神社に登れるが、
曇っているので御嶽は見えないと思い、パス
休憩用のベンチができていたので
ここでランチ休憩 11:15〜11:47
この休憩の時、
やっと連写を止める方法が分かって、ホッ

   
 この階段を登り、鳥居をくぐった上に御嶽神社がある

   
御嶽神社経由ではない道でも、経由の道でも、ここで合流
新しく、『駅長おすすめ 中山道69次「薮原宿」』の版画の紹介があった

   
 「御岳手洗水鉢」
「峠山からの湧水」だって
 紹介文にあった
「木曽義仲の硯水」
立札の下の小さな囲いに水が溜まっていた
『むかし木曽義仲が、木曽の宮ノ越で
平家討伐の旗揚げをして、北国へ攻め
上がるとき、鳥居峠の頂上で、戦勝祈願の
願書を認(したた)めさせて御嶽山へ
奉納したときの
硯の水と言い伝えられている。』との説明文
これには英文はなかった
「宮ノ越」と言えば、電車で通ってきたっけ
薮原駅の一つ手前の駅

   
ここをクリックすると大きく見えます
 芭蕉の句碑のある丸山公園 11:53
ベンチと椅子ができていた

いつも、どれが芭蕉の句碑か、
気にも留めていなかったが、
今日は調べてみようと一念発起
『木曽の栃うき余の人の土産かな』が芭蕉作だって
ふ〜ん、で、どの石に句が書かれているかを探した


ここをクリックすると大きく見えます
 
 この石碑らしい

 「おねがい」の立て札
『木祖村のヒメギフチョウは、村の天然記念物とし
て保護しています。ヒメギフチョウ及びウスバサ
イシン、吸蜜植物のカタクリなど、採らないでくだ
さい。
(天然記念物は文化財であり、採取すると刑罰法
令に降れる場合があります。)
木祖村教育委員会
木曽警察署』・・・の文字が書いてあった

   
左 展望台
右 展望台に上がって麓を見下ろした

   
 ここの休憩所も使用禁止 12:03

トイレも『冬期間中使用禁止』 
   
 森林測候所跡地
ここからトントンと階段を下って行くと・・・

 下の道に合流
   
   
  クスノキ科
シロモジのような気がするが、葉っぱが無いと断定はできない

  
 新しい「鳥居峠」の説明文  12:21
ここが3つ目の「熊除けの鐘」 
帰りの電車は14:46の臨時電車があると思っていたので
(土曜日はあるけれど、日曜日にはないので勘違い!)
このまま下山してしまうと、長い間駅で待っていなくてはいけない
ここから旧国道があるようなので、少し寄り道をしよう・・・と考えた

   
 イチヤクソウの仲間:ツツジ科
すごい数の群落があった  それもあちこちに
花どきに来たらすばらしい光景!

   
  フキノトウ:キク科
また出会った  今日は何十回も出会っている

 ここを右折すると、丸山公園へ行ける
直進すると鳥居峠へ
   
 雪の名残

くねくねしたヘアピンカーブを何度も通って
丸山公園下の休憩所へ 13:10
約1時間の寄り道だった
これで、「歩き足りない不完全燃焼気分」も
少し和らいだ

   
 休憩所横から降りて、下の道に合流

 どんどん下って、
また3つ目の「熊避けの鐘」の所に出た
今度はまっすぐ下る

   
 しばらく石畳の道が続く
両側の木々が伐採されて明るくなっていた
ニリンソウなどで花いっぱいの道が
今日は無し

 鳥居峠越えコースの出口 13:32
ここには、休憩所やトイレが使えない・・・の
注意書きが張ってあった
4月中は、「冬季」らしい
   
  ヤマネコノメ:ユキノシタ科
ここも、やっぱり背が低い

   
   
 ヨゴレネコノメ?:ユキノシタ科
↑ 雄しべの葯の色が赤い!
↓登り始める時の、ヨゴレネコノメと、同じとは思えない・・・
葯はまだ出ていなかったし・・・
   
 
まだ、発車まで時間があるからと思い、
いつもはスル〜している「薮原神社」へ寄ってみることにした ↓
   
   
 ↓ 寄ってよかった! 面白いものに出会えた!
  
   
  カンアオイの仲間:ウマノスズクサ科-1
花の形は、ヒメカンアオイに似ているが・・・
中の雌しべが開いている??
   
   カンアオイの仲間:ウマノスズクサ科-2
白っぽい花もある
萼片の先端が丸みを帯びている
  
   
   
   カンアオイの仲間:ウマノスズクサ科-3
萼片のボツボツが、スズカカンアオイやヒメカンアオイと違うような・・・
もっと立体的になっているような・・・

   
   
   ショウジョウバカマ:ユリ科
葉っぱは確かにショウジョウバカマなのに、花が白い!
初めてみた! 園芸種? 自生?
雄しべの葯まで白い!!(下右)

   
 良いもの見ちゃった〜と満足して駅へ向かう
薮原宿は昼間でも閑散としたもの
お土産屋さんや食べ物屋さんが無いからか?
「中乗さん」をゲットしておいてよかった

 ここから線路の下をくぐって向こう側に出る
   
 薮原駅に到着 14:23
まだ発車まで時間があると思っていたが
念のため時刻表を見ると
予定していた臨時列車が無い!
おまけにあと1分で列車が発車する!
駅員さんに「臨時列車はないんですか?」
と尋ねると、「無い」の返事
大慌てで、荷物を持って階段を登って
列車に乗り込んだ
すぐ発車!

  そんなに大慌てして乗った列車は
木曽福島駅止まり
木曽福島駅で1時間以上待つ羽目!
お店でおつまみを買って、
プラットホームの待合室で「中乗さん」と共に
一人宴会をした
・・・・・
木曽福島駅の軒先にいたツバメ
まだ巣は作ってなかったので
最近やってきたのかも・・・?
 ●今までの記録
  同じコース(JR木曽平沢駅〜鳥居峠〜JR薮原駅)で歩いた  2016/5/28
  
  JR薮原駅〜鳥居峠〜JR奈良井駅  2016/10/2
                   2018/5/4
  JR薮原駅〜峠山〜鳥居峠〜JR奈良井駅  2016/11/20
            〃        2017/3/4
            〃        2017/5/14
            〃        2017/9/3
            〃        2018/9/17
  ●やっぱり、薮原宿発〜奈良井宿着がいい。
 

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