氷河と花を見ながらのんびり歩き |
アンデス・ブランカ山群トレッキングの あれこれ (ブランカ山群のことを、「コルディエラ・ブランカ」という) |
トレッキングの様子
1日目 5月27日 リマへ | 2日目 5月28日 ワラスへ | 3日目 5月29日 高度順応日 |
4日目 5月30日 トレッキング1日目 ヤンガヌコ谷へ | 5日目 5月31日 トレッキング2日目 パリア谷出合へ | |
6日目 6月1日 トレッキング3日目 タウリパンパへ | 7日目 6月2日 トレッキング4日目 ヤマコラルへ | |
8日目 6月3日 トレッキング5日目 カシャパンパへ下山 バスでワラスへ | ||
9日目 6月4日 リマへ | 10・11日目 6月5日・6日 リマーアトランター帰国 | |
全行程 | トレッキングのあれこれ | 色別の花の一覧 |
〈ペルーの位置〉 〈ペルーの全体図〉 | |
ここをクリックすると大きく見えます |
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北は、エクアドルとコロンビアに接し、 東は、ブラジルとボリビアに接し、 南はチリに接している そして、西は、太平洋! 〈地球の歩き方より) |
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〈ペルーの地理的特徴と気候〉 | |
★ 三つの地形 ペルーの国土は、太平洋に接し、縦に長い。 @砂漠が広がる沿岸部のコスタ(国土の約12%)、 ・コスタは太平洋から東に向けて標高500mまでの地点を指し、この幅50kmから150km程の狭い地域に ペルー国民の半数以上が居住している。 ・砂漠であるものの、フンボルト海流の影響で緯度の割には気温は一年を通して過ごしやすく、最も暑い2月の 平均気温が22℃、最も寒い8月の平均気温も14℃であり、灌漑を行えば通年で農耕が可能な土地である。 ・ただし、海流の関係で霧が発生し、湿度は非常に高い。 ・冬の日はどんよりとした天気が続く。 Aアンデス山脈が連なる高地のシエラ(国土の約28%)、 コーヒー、果物、ジャガイモなど。リャマやアルパカの放牧も。 Bアマゾン川流域のセルバ(国土の約60%) 豆やバナナなど。 のように3つに分かれ、それぞれ気温・作物なども異なる。 〈Wikipediaより) |
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〈トレッキングコース〉 | |
左周りの矢印と緑色の線が、 5/30〜6/3の4泊5日のトレッキングで歩いたコース 青字のTは、テントサイト 太い赤○で囲んだ所がウニオン峠4750m アルテソンラフ・パリアとタウリラフの間にある (ワラスのホテルでもらったミニパンフレットより) |
右側の矢印が、3日目5/29に ウルタ峠へ行ったルート 太い赤○で囲んだ所がウルタ峠4890m ワスカランとウルタの間の谷を通って行く ほんの少し緑色の線があるのは 高度順応で歩いたコース |
〈山名は〉 | |
● 山名は、ガイドのウィルさん、アシスタントガイドのビクトルさん、ツアーリーダーの佐々木さんから聞いた名前をメモしたが あまりにも山が多いので、書ききれなかった。(花の写真を撮りながら一番後ろを歩くので聞き漏らしやすいし・・・) ● 山の形を書いて「この山は?」と聞いてメモしたりもした。 ● 帰国してからは、貰った地図を見比べたり、ネットで調べたりした(アンデス・ブランカ山群の情報は少ないので確信が 持てなかった) ● 帰国後、参加申し込みの時からお世話になったアルパインツアーの名古屋営業所の方から「山の名前が分からないなら 調べましょうか」という、思いもかけない親切な申し出があり、大感激で「お願いします!」と返信した。 ● しばらくしてから、「何月何日のページのどこどこの山は、○○」と実に詳しいメールが届いた。 本社の方にも聞いてくださったとか。 本当にありがたく嬉しかった!!!! ● 教えていただいた山名は、青字で「 」の中に書いた。 |
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〈ワラスから見える山々〉 | |
1段目(北側の景観) 左から、ワンドイ(Huandoy:主峰は北峰46395m)・ワスカラン(Huascaran:南峰6768m 北峰6654m) ・チョピカルキ(Chopicalqui:6345m)・ワルカン(Huaican)・コパ(Copa) 右二つの山は見えにくかった 2段目(北西側の景観) ホテルの窓からは見えにくかった 3段目(東側の景観) ホテルの窓からは見えにくかった (ワラスのホテルでもらったミニパンフレットより) |
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〈ガイドのウィルさんが持っていた大きな地図〉 | |
赤○は、ヤンガヌコ峠:4737m 広げると、日本で使う登山地図ほどの大きさになる。 黄色いマーカーの線は、トレッキングコース。スペイン語の山の名前がかろうじて読み取れる。 |
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赤○は、ウニオン峠:4750m |
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〈リマ(5/27) と ワラス(5/28・5/29・6/3)は ホテル泊まり〉 | |
リマ空港隣接のホテル 「コスタ デル ソル ラマダ「Costa Del Sol Ramada」 空港から歩いてすぐの所 深夜の到着なので近くて便利 |
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ワラスのホテル「アンディーノ・クラブ・ホテル」 ここで計3泊した ワスカランが見える表側の部屋と、裏側の部屋があるが 私たちはいつも裏側だった |
入り口には門があり、常時締まっていた お客の出入りには、ガードマン(門番?)が必ずいた |
〈ホテルの食事はシーフードがメイン〉 | |
2日目5/28 ディナーー1 |
2日目5/28 ディナーー2 |
2日目5/28 ディナーー3 |
2日目5/28 ディナーのあとで「チリモヤ」を頂いた ツアーリーダーの佐々木さんが 途中のお店で買ってきてくださったフルーツ こんなに大きいのに安い!んだって かぶりつくと自然に少しずつはがれてくる ジューシーで甘味と酸味が上手く交じり合って とてもおいしい |
3日目5/29 ディナーー1 |
3日目5/29 ディナーー2 |
3日目5/29 ディナーー3 私は甘党 最後のケーキまでしっかりおなかに入れた |
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ワラスのホテル 朝食ー1 計3回の朝食だったが、野菜は少ないものの フルーツが豊富でおいしかった |
ワラスのホテル 朝食ー2 いつも朝は食欲があるので、しっかり食べた ポテトの炒め物・ベーコン・ソーセージ・ パン・ホットミルク・マンゴージュース・ フルーツ(マンゴー・パイン・すいか)・ ヨーグルト・シリアルなど |
〈移動中のランチは、2回とも海のそばのお店でシーフード〉 | |
ランチー1 この大皿で4人分(以下同じ) 小皿に取り分けていただく 「セビチェ」という白身の魚にレモン汁、香草、紫タマネギ 野菜、香辛料などを混ぜ合わせたもの ペルーの名物料理だとか 中央の黄色い丸いのは、スイートポテト 右側はジャイアントトウモロコシ (もっちりして、「でんぷん」〜という味) |
ランチー2 魚やイカが、立田揚げのようにして かりっと油で揚げてあっておいしい 手前の丸くて白いものはポテト |
ランチー-3 魚のトマト風煮込み・・・といった味 |
ランチー-4 パエリア風だが、チャーハンのようにぱらぱらして 貝などが具沢山に入っていておいしい |
〈移動はバスで〉 | |
「エクスプロランデスーExplorandes」の専用車 この大型バスはドライバー2名で運転 (とっても長時間の運転だから) 乗員=トレッカー11名・佐々木さん・ ガイドのウィルさん・アシスタントガイドのビクトルさん 狭い山道を行く場合は、 同じ模様でちょっと小型のバスに乗った |
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〈テントサイトで4泊 5/31・6/1・6/2・6/3〉 |
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5/30 ヤンガヌコ谷 3900m 黄色いテントがトレッカー用 日本で言う4〜5人用のテントに2人ずつ 個人用のテントマットを2枚敷いて 大型のバッグを置いてもまだまだ余裕の空間 車道がすぐ横を走っているので 夜中でも早朝でもエンジンの音がよく聞こえた 「靴は必ずテントの中へ入れるように」の注意は 「狐がいて、くわえていってしまう恐れがあるから」だって |
5/31 パリア谷出合 3800m 「ピラミデ」「パリア」が大きく見える場所 たまたま、1人で使う順番になった人が言うには 「1人は寒い」そうである ここは昨日とはうって変わった静かな場所 |
6/1 タウリパンパ 4100m 「タウリラフ」や「アルテソンラフ」などが間近に見える場所 夜中、犬がずっとほえていた 狐がうろうろしていたせいらしい 「首輪もなく自由に駆け回って、 ご主人様と行動をともにして、 ちゃんと番犬としての勤めを果たして、 我が家の犬とは違って幸せな犬・・・」とは、 室内で犬を飼っている人の言葉 |
6/2 ヤマコラル 3600m 氷河湖へ注ぐ川のほとりで |
〈テント生活〉 | |
トレッカーの黄色いテントの他に 大型の食堂用テントとキッチン用テントが2張り |
食堂用テントは、2室になっていて テーブルと折りたたみ椅子があり13人座れる 暑いときは、風が通るように「網戸?」になる |
撮影 Sasaki |
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キッチン用テントの中で食事作り キッチンスタッフは、朝食の後片付けをして 先に出発した我々の後を追いかけ追い越して ランチ場所に先に着き、我々を待っていてくれる そして、またランチの後片付けをして 先に出発した我々の後を追いかけ追い越して テントサイトに先に着き、我々を待っていてくれる |
朝食の後、ロバに積む大きなバッグをあつめておいて、 軽い荷物だけで先に出発する 朝食中に、黄色いテントは撤収済み トイレテントは最後に撤収 |
トレッキング中、おなかを壊す原因は 「手洗いの不備と、 ペットボトルをザックの外に付けて太陽に当てること」 ・・・と、ツアーリーダーの佐々木さん 食事前の石けん液手洗い(上の写真)と、 ポンプ式の消毒剤(下の写真)を徹底するように注意された |
4日目、ヤンガヌコ谷に到着後の テントの中でのランチ風景 |
★ テントサイトでのトイレは、トイレテント。 手洗い用の水として、ペットボトルの底に穴を開け、上下逆さにして吊るし、使用時には、キャップを緩めると水が出てくる アイディア品だった。 ★ 起床時刻と同時に、お茶と洗面用の湯が各テントに配られる。 その日のトレッキングが終了し、テントに着くと、また手洗い用のお湯が配られた。 顔と手だけでなく、タオルをお湯で濡らし、髪・体もついでに拭いてさっぱりさせた。 ズボンの裾は、埃で真っ白。タオルではもったいないので、ウエットティッシュでごしごし拭いたが、あっという間に真っ黒! になった。 |
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5/30 ランチ-1 まず、スープがたいていいつも出た |
5/30 ランチ-2 チャーハン風のご飯 |
5/30 ランチ-3 デザートの大きなざくろ |
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夕食は、ヘッドランプが必携 たいてい6時頃 |
鱒のから揚げがおいしかった 順番に出てくることと、薄暗いので 以後テントサイトでの朝夕の食事はパスした |
〈トレッキング中のランチ〉 | |
5/29 ランチ 「パックランチ」とは、各自パック詰めになった かんたんなランチかと思ったら大違い 朝食と一緒にランチの分まで作っておいたものを パックに入れてランチ場所で お皿に盛るスタイル コックさんの腕がいいので 日本人向きのおいしい味になっていた |
パックランチー1 5/29 食欲あり、元気、完食(クラッカーはパス) ポテトとチキンとブロッコリーをお代わり |
5/31 ランチ この日は気分が悪くて、スープだけしか喉を通らなかった 今になって思えば、残念! |
6/1 ランチ 食欲あり、元気、完食(クラッカーはパス) |
6/2 ランチ 食欲あり、元気、完食(クラッカーはパス) |
6/3 ワラスへ帰る途中でのランチ |
パックランチー2 6/3 食欲あり、元気、完食(クラッカーはパス) サラダをお代わり |
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〈トレッキングのスタッフ〉 | |
リャマ係の男性は、リャマ3頭と 4日目のタウリパンパから引き返してしまっているので ゴール地点までのスタッフはこれで全員 ガイドのウィルさん(右から2番目) アシスタントガイドのビクトルさん(右から3番目) キッチンスタッフとして(3名) コックのオスカルさん(右から7番目) アシスタントコックのグレゴリオさん 同じくアニーバルさん ドンキー&馬ドライバーとして(3名) サントスさんとルシオさんとアントニオさん |
力持ちのドンキー 10頭 |
ドンキー 優しい目をしている |
馬 5頭 リャマ 3頭 |
リャマ 3頭 |
ドンキー10頭と馬5頭は、 このカシャパンパから今来た道をまた引き返し (4750mのウニオン峠までまた登り返す) スタート地点のヴァケリアまで帰るそうである ドンキーもドライバーもお疲れ様〜 |
〈通貨〉 | |
日本円を扱う両替所はほとんどないので アメリカドルを用意するように言われていた コインでは、上段がソル ソルは、1、2、5の3種 下段がセンティモ(100センティモ=1ソル) センティモは、10、20、50の3種 紙幣では、 10、20、50、100、200ソルの5種がある 右下から反時計回りで 10、20、100、50ソル (ペルーの基本情報より) コインも紙幣も、数字が大きくないので 使い慣れない身には、分かりにくかった |
移動中に立ち寄った小さな店でも ドルは使えたが、おつりが面倒なので 端数は切り捨てられ大まかに計算されるようで やや不利になるとか 1ドルが約30ソル=約80円 上の写真は私の財布の中にあったコイン 右下から反時計回りで 50センティモ 1ソル(UNと書いてある) 5ソル 20センティモ(数字なし) |
〈ペルーで食用にしている実や種〉 | |
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ウィルさんがバスの中で回覧してくれた |
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〈その他〉 | |
★ ミネラルウォーター コンガス(ガス入り)と、シンガス(ガスなし)がある。 「ノンガス(ガスなしが欲しい)というつもりで行った所、「コンガス」と聞こえたらしく、ガス入りを買ってしまった。 発泡性のガスが入っていたため、アルコールなしのビールのような感じで、胃が間違えたのか酔ったような気分に陥った。 以後、必ず「シンガス」と言う事にした。 容器はそっくりで、一部分色が違うだけで間違いやすいなあと思った。 600cc入りで1本25ソル。1リットル入りの場合、「1ドル」支払った。お店によって値段が違う。 ★ ユーカリの木 バスの走る道路沿いに、ユーカリの木がたくさん育っていた。 ウィルさんの話では、材木用にオーストラリアから輸入したんだそうである。 家の柱から薪まで、いろいろ使われているとか。 実際、道路際にずらっと、小さなユーカリの木が植樹してあった。 ★ 地震 4日目5/30、ユンガイの町に通りかかると、バスのフロントガラスの向こうに、大勢の子どもたちが走って行くのが見えた。 道路は通行禁止となっていて車は動かない。「避難訓練だ」と思ったが、大当たりだった。 帰ってから調べると、 『1970年5月31日、マグニチュード7.8の大地震に襲われた(アンカシュ州で発生したので アンカシュ地震と名づけられた) 地震による死者・行方不明者は約70,000人で、500.000人以上が家屋を失ったそうである。 震源地に近かったアンカシュ州の州都ワラス(Huaraz)では当時の人口の約半分にあたる30,000人以上が死亡し、 建物の約90%が倒壊したそうである。 その地震で、ワスカラン北峰が氷河と共に大崩落を起こし、膨大な量の土砂と氷塊が3000mの標高差から時速300kmで 流れ落ち、10数キロはなれたユンガイの集落まで到達し、当時のユンガイの人口は約18,000人であったが、そのほとんど が死亡したといわれている。 ペルー政府は、この地震で埋まったユンガイの地を国有化して掘り返すことを禁止し、国立墓地と定め、旧市街から 南に約2kmの場所に新しいユンガイの町を建設した。 ペルー政府は地震から30周年を迎えた2000年に、5月31日を(天災教育と反省の日)と定めた。』 (ウィキペディアより) その、大地震の前の日5/30に、「避難訓練」を行っていたというわけである。 ウィルさんの話によると、その後ワラスの町では区画整理が行われ、避難しやすいように道路が作られ、建物の高さが 制限されたとか。 ★ 航空機に預ける荷物は、施錠しないこと。 ★ ペルーでは、入国カードの「出国分」は、ホテルでのチェックイン時に必要となるので紛失しないようにと注意を 受けた。 紛失すると、高額な罰金が課せられるとも。 常時、パスポートにはさんでいた。 |
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〈高山病予防予防のために〉 | |
2日目の5月28日の夕方から、血中酸素濃度を測ることになった。 「姿勢を正して、口を軽く開け、胸が動くようにしっかり鼻から息を吸い口から出す、話さない、下を向かない、気をそらさない」 ・・・との注意事項を聞いて実施した。 4日目5/30、トレッキング1日目から朝夕にビオフェルミンを3錠ずつ、ダイアモックス半錠(希望者のみ)ずつを、 佐々木さんからもらって飲んだ。 コカ茶は、高山病の予防になると聞いたので、積極的に飲んだ。 ウイダーINゼリー2個とパウダーの「アミノ酸」数本を日本から持って行ったが、5日目5/31に飲んだだけだった。 その他の日は、快調だったので飲むことはなかった。 「水分を多く取る・ゆっくりマイペースで歩く・頭が痛かったり息苦しさを感じたら、深呼吸をするように」などは、 何回も聞いていたので、忠実に実行した。 写真を撮って遅れてもあわてないでゆっくり歩き、早足で歩かない。屈んで写真を撮った後は急がない・・・をいつも 心がけていた。 |
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〈計画を決めるまで〉 |
届いたばかりのアルパインツアーの情報誌に、「5〜6月はブランカ山群の花の時期」という言葉を見つけ、すぐに申し込んだ。 成田空港からの発着なので、中部国際空港から何とか行けないかメールであれこれ尋ねてみたが、途中で合流も無理、 デルタ航空の撤退とかで便がない、乗り継ぎの時間が短い・・・などなどから結局行きは、中部国際空港から成田空港まで (JAL) 帰りは、成田空港から新幹線で帰ることになった。 その交通費が、痛かった!(往復約3万円)が、やむをえなかった。 昨年、パタゴニアへ行こうと考えたときには、中部国際空港から成田空港まで1500円(書き間違いではなく本当に せんごひゃくえん)だったのに・・・ |
〈利用航空会社はデルタ航空〉 |
デルタ航空を利用したが、サービスの点では今までで一番簡便であった。 飛行機に乗っている時間は勿論、乗り継ぎの時間も長いので、本当に疲れる。 日付変更線や、時差などで乗っている身には分かりにくいが、「地球の歩き方」によると21時間30分かかるようである。 狭い、エコノミークラスの座席に長時間座っているので、本当につらい。 通路側を希望したがすでに満席で、行き帰り共、通路側に座れなかった。 食事も簡便・飲み物も簡便。長い道中の楽しみが少なくなった。 デルタ航空では、ワインとビールは無料。その他のアルコールは有料だと聞いた。 |
〈旅行費用など〉 |
行きは中部国際空港〜成田空港。 帰りは、中部国際空港行きのフライトがなかったので、成田空港からは新幹線で帰ってきた。 旅行代金 376,000円 燃料サーチャージ 37,000円 中部空港→成田空港 11,500円 中部空港使用料 300円 成田空港使用料 2,540円 英文併記健康調査書文書料 4,200円 アルパインメイト割引 −5,000円 合計 426,540円 その他 ・外旅行保険(椛ケ害保険じゃぱん新・海外保険【off!】 6,020円 ネットで申し込んだが、「契約内容の手厚いものを」とのアルパインツアーからの注意があった。 それがこの値段。 ・健康診断料 14,000円 ・「アメリカドルでの換金」ということだったので 20ドル両替した。 使い道 ミネラルウォーター・ビール・有料トイレへの支払い・花の図鑑・マンダリン(みかん)3個・ お土産(ミニバッグ・布・キャンディー)など 小銭が少々残った程度。 ・ESTA(アメリカ合衆国の渡航認可許可証)を事前に取得しておくように・・・とのことだったので、説明書を見ながら ネットで申請した。 手続きの説明は日本語なので、簡単だった。クレジットカード払いで14ドルだった。 |
〈天候など〉 |
ずっと乾季でトレッキング中雨は降らなかった。 雲が少し出た日はあるものの、青空の下、素晴らしい展望の毎日だった。 リマは海に近いので、いつもどんよりしていた。 |
〈花〉 |
南米の花は初めてなので、どんな花に出会えるのかとても楽しみだった。 キク科が多いように感じた。 特に、幹は細いが、高木になる黄色いキク科の花は、山の斜面のあちこちに咲いていて印象的だった。 それと、リュウゼツランの孟宗竹のような太さの幹でぐんぐん大きくなり、松のような形になる様子には驚いた。 トレッキングの間中、高度や地域によって花の種類が変わり、花・花・花の中を歩けて幸せいっぱい!! 現地で、花の図鑑があるかと一生懸命探したが1冊のみ。縦15cm横11cm厚さ約2cmのコンパクトな本 「WILDFLOWERS of the CORDILLERA BLANCA」を購入した。 スペイン語(たぶん)と英語で書かれているが、単語を調べながら読むので頭に入らない・・・ また、惜しいかな、花の写真が不鮮明で分かりにくい・・・ 現地での名前(たぶん)が、4〜5個もあるのがあって、決め手がない・・・ 勝手に命名した[ナガバノシロバナクビナシタンポポ]は、 「Lleqllish qora, Tarqoy, Cebolla」と、3つ書いてある。 |
〈持っていって(着用していって)よかった物〉 |
★ カメラ カメラが途中で壊れて悔しい思いをした・・・という新聞記事を見て「その通りだ」と思い、同じメーカーの カメラを予備として持っていった。(富士フィルムのファインピクス:F200EXRとF300EXR) 充電池は計4個、メモリーカード2GBを2枚、4GBを1枚もって行った(以前のXDピクチャーカードよりぐんと 撮影枚数が可能になった)。 また、何より枚数を多くと思い、記録画素数を2816×1864ピクセルとしたので心奥なく何枚でも撮影することができた。 ホテルにいる間に、フル充電にしておいたのでトレッキング中の4泊5日は安心して撮影できた。 F300EXRは、花の接写モードや風景モードにしておいても露出補正ができたので、便利といえば便利だが、 一発で適度の明るさに決めたい場合は、コントロールが必要なので時間がかかった。(時間に余裕があって 何枚でもシャッターが押せる場合には便利) 「ぐるっとパノラマ360」や「ぼかしコントロール」モードもあったが、使い慣れていないため不具合が生じて、あきらめた。 「高解像度優先」「高感度低ノイズ」「ダイナミックレンジ優先」も使いこなせなかった。 いずれにしろ、歩きながらの早撮りでは無理なのかもしれない。 歩きながらパッと撮る。しかもピントも合い、構図も良い・・・そんな方法を習得しなければいけないなあとつくづく考えた。 ★ ボディーチェック時に止められない服装 出国のボディーチェックの時、無反応ですいすいと通過するには、ベルトなしのズボンと金具無しの下着が最適。 ストレッチ性のあるズボンは、長時間座っているとき大変楽。 5個のポケットがあるベスト(内ポケットにファスナーあり)は、搭乗券からパスポート、手帳、常備薬品、ハンカチ、 リップなどを決まった場所に入れておけるのでさっと取り出せて、便利で手放せない。 特にファスナーのある内ポケットは、パスポートの定位置で大変便利。ウエストポーチより便利だと思う。 ボディーチェックの時は、ズボンや服のポケットなどに入れておいたものを、全てそのベストに入れ、 脱いでしまえば、すいすいと通ることができた。 ★ アメリカ出入国時のチェックについて 今回アメリカへの入国(乗り継ぎだけなのに)をすることになるので、厳重なチェックをされる覚悟はしていた。 アトランタ空港では、両手指の指紋のスキャンと、デジカメによる顔写真の撮影がすべての乗客に行われた。 セキュリティチェックの際の「生体情報読み取り」については、抽出で行われた(係員のその時の気分で人選して いるように思えた)。 順番にセキュリティチェックを受けようと並んでいると、突然、間仕切り用のロープを外し「こちらへ」と呼ばれる。 「おっ、ショートカットで早くチェックをやってもらえるのか」と喜んでいくと、透明ガラスの小部屋のような所に入れられ 両手を上へあげたままで前と後を向かされた。そのときにレントゲンのように撮影されたらしい。 私は帰国時に1回のみだったが、行きも帰りも大当たりした人もいれば、ぜんぜん当たらなかった人もいた。 セキュリティチェックは、すべて(靴も)に適応された。靴とベストとショルダーバッグが同じ籠に入れられるのは、 嫌だった! ★ 手荷物はコンパクトなショルダーバッグで 大きいバッグは「宅急航空便」で 大型ダッフルバッグの中へトレッキング用のザックを入れてパッキングし、手荷物はショルダーバッグのみとしている。 肩から斜め掛けにしていれば、取り出すときもすばやくできる。 機内でも高い荷物入れに入れなくていいので(背伸びをしてやっとの高さ)便利。 登山靴は、ザックの軽量化のためと嵩張り防止でいつも履いて行くことにしているので、機内用スリッパは 手荷物へ入れる。 行きも帰りも大型ザックの宅配を利用した。(ヤマト運輸の「宅急航空便」は、他よりお値打ちだった(往復で3580円) 行きは、中部国際空港から搭乗したが、バッグは成田まで送ってもらったので、身軽に行動できた。 帰りは、1人2個までOKと聞いたので、洗濯物を詰めた持ち帰り用ハイキングザックとダッフルバッグ(これを 「宅急航空便」にした。「宅急航空便」は翌日届けられた。 ★ シュラフなど 夜寝る際には * スリーシーズン用のダウンのシュラフ・・・ぎゅっと小さく縮めることのできるバッグを利用したが便利。 * ゴアテックスのシュラフカバー・・・3000mならこの2つでOKだった。 * パジャマ用としてタートルネックシャツ(首元が大変温かい)と薄手のズボン。 これらを着て、フリースの帽子を被って、シュラフとシュラフカバーにもぐりこめば3000mまでのテントサイトなら ぽかぽか。 高度が上がると、寒いのでタートルネックシャツ。4500mのテントでは、だ。 しかし、4000mを越えるテントサイトでは、これだけでは寒く、タートルネックシャツ2枚の上にフリースの服も着込み、 シュラフの足元にゴアテックスの 雨具を掛けておいた。(トイレへ行くときに来て行けるし便利) ★ その他 * 爪切り・・・・1週間以上の旅には必要。いつも短くしておく習慣なので、伸びてくるとうっとうしい。 * マスク・・・・喉の乾燥予防。 * ウエットティッシュ・除菌用ウエットティッシュ・メイクオフ用ティッシュ(日焼け止めを落とすため) ・清浄綿・大判のウエットタオル・・・なんといっても手洗いが十分できないので必需品である。 ポケットに入るコンパクトな除菌用ウエットティッシュは便利。いくつも持っていった。 トイレの後の手洗い代わりにも、食事前の手洗い代わりにもなる。 * 遠近両用眼鏡2個・・・日本では、山へ行く時はコンタクトレンズを使用しているが、きれいな水が手に入りにくいし 埃っぽいことから眼鏡にした。 * 帽子3種・・・@キャップ Aつばの大きい夏用の帽子 Bつばつき、耳宛つきのフリースの帽子 →Bつばつき、耳宛つきのフリースの帽子は必要なかった。 * 手袋(ぴったりサイズの薄手軍手・・・日数分。 ウールなどの暖かい手袋・・・数枚→早朝、冷え込んでいるときのみ数回利用。 * カップ・・・歯磨き用に便利。飲み物用のカップではちょっと気になるので、マイカップを使った。 * ウォーキングマフラー・・・綿100%の素材。汗も拭けるし鼻水も拭ける。トレッキングの日数分だけ持っていったので 清潔で快適。 * ピップエレキバン・・・膝が痛くなる前に、左右の膝にぐるっと貼っておいた。私の山行の必需品。 セキュリティー・チェックを受ける前に、取り外しておくように気をつけている。 * サポーター・タイツ・・・これを履くと、膝がしゃっきりする。山行の必需品。 * 雨傘バッグ・・・雨傘の布を利用したバッグ。防水に優れているかと思って、ミシンで手づくりしたバッグを、 ダッフルバッグに入れて色で分別していた。とても便利。 |