氷河と花を見ながらのんびり歩き
  アンデス・ブランカ山群トレッキングと

             ・・・そこで出会った花たち・・・


 トレッキングの様子など


1日目 5/27 リマへ 2日目 5/28 ワラスへ 3日目 5/29 高度順応日
4日目 5/30 トレッキング1日目  ヤンガヌコ谷へ 5日目 5/31 トレッキング2日目 パリア谷出合へ
6日目 6/1 トレッキング3日目 タウリパンパへ 7日目 6/2 トレッキング4日目 ヤマコラルへ
8日目 6/3 トレッキング5日目  カシャパンパへ下山  バスでワラスへ
9日目 6/4 リマへ 10・11日目 6/5・6/6 リマーアトランター帰国
全行程 トレッキングのあれこれ 色別の花の一覧


 6日目 6月1日(水) 
 
 パリア谷出合(3800m)〜ウニオン峠(4750m)
                 〜
タウリパンパ(4100m)   
                   トレッキング3日目


今日は、約7時間の歩行時間で、
今回のトレッキングでの最高地点4750mまで
登らなければならない

昨日は、バテ気味で食欲なし・吐き気少々という
症状が出たので、とても心配

昨日の暑さを考慮して
ガイドのウィル(WILMER)さんから
早目の出発を提案されたとか




テント撤収の準備を任せて、6:15出発



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歩き始める頃、山が赤くなり始めた

山は「ピラミデ」「パリヤ」



そして、金色に輝き始めた

何度も後ろを振り返りながら緩く登っていく




山の稜線は朝だが
この辺りはまだまだ日陰が続くので寒いこと!




寒いくらいの気温は、暑さに比べれば楽々で歩ける



後ろを振り返ると、金色が薄れていく・・・

山は「ピラミデ」「パリヤ」




谷に沿って緩く登っていく




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トンガリ山の上にきれいなレンズ雲がかかった

山は
「チャクララフ北壁(左:東峰、右:西峰)」だとか



花の写真を撮るときは、
しゃがんで息を止めるので、
立ち上がるときがつらい

ハーハーと聞こえる程に大きく息を吐く
・・・と、自然に酸素が体の中に入ってくる




7:30の休憩時でも、まだ陽が当たらなくて寒い




前方に「タウリラフ」の氷河が見えてきた



後ろから馬を引いてくるのは、
トレッカーの体調が悪くて歩けなくなった場合の
救急車の代わり




リャマは、華奢で、
ロバのように重い荷物を運べないとか

観光用の役目らしい





馬も、リャマも、道端の木の葉や草を食べて
食事代わりにしているようである




後ろに見えるトンガリ山「チャクララフ」が
だんだん姿を現してきた




こちらは、前方に見える山「タウリラフ」




谷を挟んだ向こう側に「タウリラフ」の氷河が見える
・・・素敵なロケーション

やっと、陽が当たる場所に出て、暖かくなった





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山「タウリラフ」を見ながら休憩-1  8:40

今日は、ハーハー(吐く)、スースー(吸う)を
意識的に実行している




山を見ながら休憩-2

白い山は、
「左:チャクララフ西峰、右:ワスカラン南峰」だとか

休憩場所のすぐ下に、小さな池
そこに写った白い頂




暖かいを越して、ジリジリと暑くなってきた

山は「タウリラフ」

前方にはだかる岩壁の中央部分に
少し凹んでいる所がある

アップしてみた↓

ここがウニオン峠らしい





先行する人たちからず〜んと離れて
花の写真を撮りながら、マイペースで歩く




後ろを振り返ると「救急車(馬)」が来るのが見える

今は、数名のザックを背負っているだけ




10頭のロバ隊が追い抜いていくのを、
道の脇によってやり過ごす

背負っているのは、我々の大きなザックや
テント・プロパンガス・調理用具など一式




とんがり帽子の男性は、
「ドンキードライバー(ロバの世話人)」


そして、荷物を運ぶ馬3頭




パーティーの最後尾には、
2頭の「救急車(馬)」とその世話人





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ジグザグに登っていく様子がよく分かる




あの辺りから、急になりそう・・・

白い山「タウリラフ」が迫って見えてきた




登りきった平らな所でランチ

ランチの準備をするキッチンスタッフ
昨日の昼食とはうって変わって、食欲がある

クラッカーはパスしたが、
他は全部おいしく食べることができた

意識的に実践していた呼吸法のおかげかも・・・




ランチ場所の下にある池


白い山「タウリラフ」の前にリャマ2頭を配してパチリ

リャマの手綱を持っているのは
アシスタントガイドのビクトル(VICTOR)さん




さあ、あと一息で峠
山は「タウリラフ」

ハーハー、スースーを繰り返しながら
花や山を眺めながら、写真を撮りながら
マイペースで登る

今日はなんて楽なんだろうと不思議に思えるほど




氷河の削った跡が残るという岩盤の上を、
滑らないよう注意して登る


途中、衣服調整をするために休んでいた先行グループを
追い抜くことにした

こんなに調子がいいリズムを、このまま持続させるため
休憩無しで先行する




ずっと左側に見えていた山
「チャクララフ東峰」だとか

ここまで登ってくると大きく見える




左右から岩が迫っているところが、ウニオン峠
向こう側の山が見えた!!

太平洋と大西洋の分水嶺

こちら側が大西洋側
標識のあるほうが、太平洋側





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迫力のある氷河と、エメラルドグリーンの氷河湖

左の山は「キタラフ」かと思ったら、
「リンリヒルカ(5,810m)」だとのこと




「ウニオン峠 4750m」と書かれた標識

その向こうの山は
「キタラフ(6,036m)」だとか


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峠から少し上がった所に腰を下ろして
皆が揃うのを待ちながら、周りの風景を楽しむ

少し上がっただけで景色が変わって見える

「左:パリア(5,600m)、右:アルテソンラフ(6,025m)」だとか




うす雲が出たが素晴らしい展望
天気に恵まれて本当にラッキーな日となった

正面の氷河を従えている山は「タウリラフ」

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峠から「サンタクルス谷」をどんどん下って
はるか下に小さく見える湖(ハトンコチャ)まで降りる
テントサイトは、その手前




記念の集合写真


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さあ、下山
目の前の氷河を見ながらの下り




写真を撮っているとどうしても間が開くが
最後尾にはウィルさんか、ビクトルさんが
ついてきてくれるので、何の心配も要らない





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もうこの近さで見える景色とはお別れ




石ゴロゴロの登山道を避け
草むらのショートカット道を通って下る・下る

休憩地点  ちょっと湿っぽい湿地帯




大通りに出た
下りは、ハーハースースーもいらないほどの楽々道




だんだん氷河の山「タウリラフ」が遠くなる

何度も後ろを振り返りながら下っていく




氷河の末端は岩盤と砂礫




キャンプ地に向かって下る・下る

黄色いテントが遠くに見えてきた
あそこが今日の宿




この標識から先が、テントサイトらしい
山は「アルテソンラフ」
標識のこちら側には
Taullipampa 4250m」の文字

山は「タウリラフ」




前方には、白い山「アルテソンラフ」、
右には小川のせせらぎ


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懐かしい我が家  14:50到着

山は、「タウリラフ:5830m」




三方向に白い山が見える素敵な場所
山は「タウリラフ」
こちらは、「アルパマヨ」方面
手前の山がさえぎって少ししか見えない

周りは、黄色や白色の[クビナシタンポポ]が群生

山は「アルテソンラフ」


17:54の景色

雲が出ると、ぶるっと震える程

陽がかげるとシュラフに潜りたくなる

山は「タウリラフ」






青字の「   」内の山名は、
帰国後、アルパインツアーの方に
教えていただきました




 出会った花たち(3800m〜4750m)

ハナイカリに似た花



昨日のトレッキング中にも見かけたし
テントサイトにも咲いていた
本当はもっと薄青い色
背丈10cm程で、茎の先端に花をつける

花のアップ




キク科
3日目のウルタ谷でよく似た花があったが↓

雰囲気が違うような・・・??




これもキク科
咲き終わったわけでもないのに、花が皆うつむいている

花のアップ

4日目のデマンダ谷にも、
うなだれているキク科の花があったが↓

雰囲気が少し違うような・・・




白い花かと思ったら綿毛ができていた

綿毛のアップ



下唇がぷくっと出ているような形の花
背丈20cm程   花はまばらにつく

花のアップ




コケモモの仲間?
茎が長く伸びて地面に這っている

これが花らしい




アカモノによく似た実
3日目のウルタ谷でも、4日目のデマンダ谷でも見かけた
寄生植物だというつる性の花




キク科の花
きれいに花びらが並びメダルのよう
背丈15cm程
葉っぱの細いこと!




白花のリンドウ科の花



ネギ坊主のように真ん丸い形の花
背丈10cm程

花のアップ




白っぽく写ってしまったがキク科の花
茎が太くて頑丈そう   葉っぱも分厚い




タンポポによく似たキク科の花だが、
今までのとは葉っぱが違って小さい





ハルリンドウの仲間のよう
こちらの青色の方が数が多く、よく見かけた
背丈は白花と同じ5cm程




こちらは白花で、やはりハルリンドウの仲間のよう
もともと白花だが、本物以上に白っぽくなってしまった
背丈、5cm程




上のリンドウとそっくりだが
花びらに長短があるので違う種類かも??




タンポポによく似たキク科の花だが、
今までのとは葉っぱが違って小さい
背丈、5cmほど




ウニオン峠手前から咲き始めた
峠を越えてもよく見かけた
背丈5cm程

花のアップ




ウニオン峠に咲いていた
キク科の花なのに、縮れたような変わった葉っぱ
これも、ウニオン峠に咲いていた
背丈2cm程




ツツジ科の花
コケモモの仲間か?




少し下ると、またリンドウに出会った
あまり高い所はスキじゃないよう
こちらは白花




こちらは、紫色の花

不揃いのペイントブラシのような花
背丈15cm程


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