〜アルプスの名峰をイタリア側から望む〜 ツールドアオスタ 山小屋2泊付 |
4日目 7月27日(日)
【チェルビニアへ移動・1泊分を持ってゴンドラでスイス国境の展望台:プラトローザへ〜
中間駅プランメゾンで降りてアブルッツィ小屋へ(泊)】
地図はこちら
グレッソネーのホテル:デュフール8:30発⇒ラゴブルー湖10:00着〜10:13発⇒チェルビニアのホテル:ブッカネーベ10:15着〜10:35発・・・パン屋さん10:45着・・・ゴンドラ駅11:10着〜11:20発⇔プラトローザ駅へ11:52着〜展望台〜12:30乗車⇔プランメゾン駅で下車(ランチ)13:30発・・・アブルッツィ小屋16:00着 |
※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機 ⇔その他
朝の散策で展望台へ |
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雨は降っていない 昨日下見しておいた展望台へ出かける 右手前の三角形の山の右肩奥が、LYSKAMM OR(リスカム東峰かな?) 4527m 左肩奥が、LYSKAMM Occ(リスカム西峰かな?) 4481m 左が、CASTORE(カストール) 4215mらしい (展望表示図より) 大きな氷河も見える |
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LYSKAMM OR 4527mは、これ以上見えることはなかった |
帰り道、氷河から流れてくる川で釣りをしている人を見かけた 魚の絵表示があったので、 こんな冷たい川でも住んでいるらしい |
朝食、いつもと同じメニュー |
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チェルビニアへ移動〜スイス国境の展望台:プラトローザ3470mへ |
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モンテ・チェルビーノ(=マッターホルン)の麓の村 チェルビニアへ移動 8:30発 |
チェルビニアのホテル手前にある「ラゴブルー」湖へ 「ラゴ」は、レイク(湖)で、つまり青い湖ということかな 今日は天気がいいので 湖面にモンテ・チェルビーノが映るだろう・・・という ドライバーさんの提案 予定では、5日目になっているが 実際、5日目は雨・ガスで見えなかったので 寄り道をしてよかった! 10:00着 |
キク科 大きな葉っぱの顔なじみの花 |
透明度の高い湖 |
ここをクリックすると大きく見えます |
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左 エメラルドグリーンの美しい湖! モンテ・チェルビーノもばっちり! 右 花好きの姉妹と一緒にパチリ |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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逆さモンテ・チェルビーノもばっちり! |
氷河から流れてくる冷たい水でも 魚がたくさん泳いでいるのがよ〜く見えた |
チェルビニアのホテル:ブッカネーベ 10:15着 『ブッカネーベ』は、 1年に2回、春と秋に咲くクロッカスのことだと このホテルの女性から聞いた(女主人かも?) ここで、大きい荷物を預かってもらい 明日、下山後にここで泊まる |
豪華四つ星ホテル そのすぐ裏に、氷河が迫っている スイスのツェルマットに比べると、山が近い! チェルビニアの村は モンテ・チェルビーノのすぐ下…という感じ 10:35発 |
あいにく、モンテ・チェルビーノの山頂は雲の中 |
ランチを持って小屋まで行く予定なので 途中のパン屋さんへ寄ることになった 今日は日曜日なので、大勢の人が繰り出していた |
あの雲の中に、モンテ・チェルビーノの山頂があるって |
マウンテンバイクのレースがあるらしく 泥だらけの選手たちをたくさん見かけた |
こじんまりしたパン屋さん 森下さん推薦のおいしくてお値打ちなお店だとか |
サラミとチーズ・・・とか、ハムとチーズ・・・とか 希望を聞いて作ってくれるが、 1人で対応しているので、大変 「ハムとチーズでお願い」と、相乗りさせてもらって 外で待っていた 1.5ユーロ…確かにお値打ち |
パン屋さんから、ほんの少し先にあるゴンドラ乗り場まで歩く まだモンテ・チェルビーノの山頂は見えない |
ゴンドラの切符売場 11:10着〜11:20発 切符を買うまで、かなり時間がかかった |
ゴンドラの中から、パチリ |
中間駅「プランメゾン」2547m マウンテンバイクのレースに出場する選手たちが バイクを立てて乗車の準備をしていた |
2つ目の中間駅「チーマ・ビアンケ」 2831m ここからスタートする選手たちもいた |
ロープウエーの中から-1 青い湖を見下ろす |
ロープウエーには、 マウンテンバイクの選手たちもたくさんいて 泥だらけのタイヤに気を付けながら乗っていた |
ロープウエーの中から-2 雪も出てきた |
ロープウエーの中から-3 マウンテンバイクはどこまで登るのだろう |
ロープウエーの中から-4 どんどん高度があがる |
ロープウエーの中から-5 モンテ・チェルビーノの山頂付近がちらりと見えた |
「プラトローザ」展望台駅に到着 3470m 11:52着 これは下っていくロープウエー スキーを担いだ子供たちもいる サマースクールかも・・・ |
えっ?ここから走り下る?? |
スイスとイタリアの国境は、黄色の線1本! |
この黄色の線の左が、イタリア 右がスイス |
展望台は、あの上 |
たくさんのスキーヤーと観光客が、入り混じって歩いている |
向こうのピークは、 スイスの「クラインマッターホルン」だって 3883m そこから、 このイタリアの「プラトローザ」まで滑って来れるんだって 実際、小さな人の列が、雪の上に点々と見えた |
「クラインマッターホルン」をバックにして 花好きの姉妹と一緒にパチリ |
マウンテンバイクが雪の上を走っている! ここから(3470m)チェルビニア(2010m)まで下る?? |
「クラインマッターホルン」は見えるが、 肝心のマッターホルン(モンテ・チェルビーノ)は、 やっぱり雲の中・・・ |
「クラインマッターホルン」へは、2度来たことがある 1度目は、ブライトホルン登頂の時(2002/8) 2度目は、友人と2人で個人旅行をした時(2007/7) |
シャーベット状の雪の上をどうやって走るのだろう |
スキーヤーはこのまま下って行って ツェルマットへ行くらしい |
歩いている人もいる! |
12:30 下りのロープウエーに乗る 陽気な子供たちもいて、 「こんにちわー」「さようならー」と、 日本語の発音練習をしていた |
中間駅:プランメゾン2547mで降りてランチ〜アブルッツィ小屋へ2802m(泊) |
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ハム&チーズのサンドイッチ パンが固くて、噛みしめるのにかなり苦労がいる |
あれ?、もうここまで下りてきた? |
人通りの多い、ゴンドラ駅周辺は、 マウンテンバイク用にテープで規制してあった |
「トレール1 のA・B・C」に出場する選手たちが 走るコースらしい |
高所から走り下るコース、 トラバース的に走るコース 川沿いの平らなコースなど、 色々なコースが図示されていた さあ、いよいよ花見ハイキングの始まり〜 13:30発 |
スミレ科 日本の花壇のパンジーよりやや花が大きめ |
バラ科:キジムシロの仲間 |
セリ科 これは蕾 |
今日は、「35コース」へ |
ゴマノハグサ科:シオガマギクの仲間 「よだれかけ」と「くちばしが1つ」の花 |
キク科 フランスギクの仲間 |
キク科 ミヤマコウゾリナの仲間 |
キク科:ミヤマアズマギクの仲間 小さめの花 色も地味 |
キク科:シオン属(アスターの仲間) 左より、花が大きい |
キキョウ科 左 全体の様子 右 花の拡大 背丈8cm程で群生していた |
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ナデシコ科:ミミナグサの仲間 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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天気はいいが、稜線は雲の中 しかし、花はい〜っぱい! |
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マメ科:シャジクソウの仲間 |
ゴマノハグサ科:クワガタソウの仲間 |
リンドウ科 濃い青色 |
リンドウ科 薄い青色 |
キンポウゲ科:ミヤマキンポウゲの仲間 |
キク科:アザミの仲間 |
キンポウゲ科 細いユリ科のような葉 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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ナデシコ科:タカネツメクサの仲間 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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右も左も花いっぱい〜 写真を撮りながら最後から歩く |
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サクラソウ科 |
マメ科:シャジクソウの仲間 爪の先だけ赤い花 |
「35コース」 |
アブラナ科 |
ユキノシタ科 左 全体の様子 右 花の拡大 下の花と比べると、花びらが丸い |
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ユキノシタ科 左 全体の様子 右 花の拡大 上の花に似ているが、花びらの先がとがっている |
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サクラソウ科 左 全体の様子 右 花の拡大 (中央から突き出ているのが雌しべ 周りを取り囲んでいるのが雄しべ 葯が白い!) 「イワカガミダマシ属」と図鑑にあるが、日本にはない「属」 イワカガミに似ているが、イワカガミではない…という意味だろう |
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ムラサキ科:ヤマルリソウやワスレナグサの仲間 時々、ピンク色もある |
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ゴマノハグサ科 「ウンラン属」だって |
キンポウゲ科 ツクモグサにそっくり |
アブラナ科 左 全体の様子 右 花の拡大 花が終わった後、実(種)がニューっと突き出てくる |
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キク科 紫色の葉っぱ!で、背が低かった 6cm程 |
キク科 がっしりしている 葉っぱも大きい |
マーモットがいた! こんな岩場にいる 警戒の鳴き声が、よく聞こえてくる |
キク科(黄色)とベンケイソウ科(赤色) |
モンテ・チェルビーノにどんどん近づく が、山頂は雲の中 |
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アブラナ科 左 全体の様子 右 花の拡大 イヌナズナ属だって |
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ヤナギ科 綿毛ができている ⇒ 雌花ということになる |
ヤナギ科 では、これは雄花? |
スイスの「クラインマッターホルン」が見える でも、マッターホルンは雲の中 |
マメ科:シャジクソウの仲間 花が古くなると、茶色に変わっていく |
ユキノシタ科 下の花と似ているが、花びらがとがり、黄色い斑点がある 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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ユキノシタ科 上の花と似ているが、花びらは丸く、黄色の斑点はなく、小さな赤っぽい点が散らばっている 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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急斜面を3名ほどが下りてきて、 チェルビニアへ下山していった |
キク科 背が低く(7cm程)、毛むくじゃらの苞 |
渡渉 急流に、狭い板が1枚 足元注意! |
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キク科 大きな葉っぱが特徴 標高が高くなると、小型化する 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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モンテ・チェルビーノのすぐ下・氷河の末端を歩いている |
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キンポウゲ科 こんなガレ場にも、咲く花がある |
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ナデシコ科 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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キキョウ科 背が低く、がっしりして毛深いキキョウ 標高が高いので寒さから身を守っているのだろう |
ベンケイソウ科:マンネングサの仲間かな? |
ランチを食べたゴンドラ駅の建物を見下ろす |
小屋が見えてきた! 氷河のすぐ下! |
氷河のすぐ下を通って、もうすぐ小屋に着く |
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バラ科:ダイコンソウやチングルマの仲間 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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氷河から流れてきた水のため池? |
小屋に着いた〜 2802m 16:00 |
こんなところに車がある?! 明日泊まるホテルと同じ系列だって ごみなどを車で運んで下していた |
もうすぐ、山頂が見えそう・・・ しばらく待っていても無理なようなので部屋に入る 山小屋というより、「山岳ホテル」と聞いている |
2段ベッドの個室 |
トイレはピカピカ |
シャワー室も完備 |
マットレスと掛け布団と毛布 |
そして、不織布のシーツと枕カバー(使い捨てだって) 山小屋シーツのように袋状に縫っていないが、半分に折ってその間に体を入れて寝る 窓は二重窓だし、夜中じゅう暖房されているので、暑いくらいだった |
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近くを散策 |
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遠くの稜線に動物がいる・・・と、 小屋の女性が双眼鏡を見ながら話していた ずっとずっと遠くで、コンパクトデジカメでは無理だった |
チェルビニアは、すぐ下 明日は、あそこまで下る |
ムラサキ科:ヤマルリソウやワスレナグサの仲間 2800mでも、まだ花が咲いている |
キク科 |
ユキノシタ科 |
スミレ科 |
ナデシコ科 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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サクラソウ科:トチナイソウの仲間 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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ユキノシタ科 左 全体の様子 右 花の拡大 |
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花を探しながら上へ登っていくと 左 分岐点に、鉄?でできたキリストの受難像があった 右 小屋が小さく見える |
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腰を下ろして、しばらく展望を楽しんでいると、ふと、後ろに何かの気配を感じた 見上げると、後ろの稜線を、大きな角を持った動物がぞろぞろ歩いていた! アイベックス(シカではなく、『ウシ科ウシ目ヤギ属』だって)!! こんな近くで! 静かに座っていたから警戒しなかったのかも・・・ |
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そのうち、角を向き合わせて立ち上がり、カ〜ン・カ〜ンと角をたたきつける音が聞こえてきた 背伸びをするように後ろ立ちになって、思いっきりカ〜ンだから、頭はいたくないのか心配になるほどだった 勢い余って転げ落ちるアイベックスもいて、おっとっと・・・ 素知らぬ風で草を食べているものもいるし・・・ そして、どんどん下へ降りてきた 間近で見る光景に(BSで見たのと同じ・・・だと思いながら)惹きこまれ、シャッターをバチバチ押していたら、 とうとう電池がなくなった・・・ この間、約45分 急いで部屋へ帰り、新しい電池を入れなおして戻ったころには、 ずっと遠くへ去った後だった・・・ |
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小屋の前に置いてある塩をなめに来たアイベックス 一生懸命なめていた |
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ディナー |
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1 |
2 |
3 |
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1 パスタ ペンネ 2 ビーフ いんげん・ポテト 3 アイスクリーム |
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ディナーの後、チェルビーノの山頂が見えるのを待つ |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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防寒をしっかりして、敷物も持って、長期戦の支度をして、池のところで座って待っていた 21:00 スイスから見上げるマッターホルンの山頂はとがっていて特徴的だが、 イタリアの山頂は勝手が違って、どこが山頂か確信がない 左 雲が取れそう・・・・ 右 これが山頂かな??? |
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どこが山頂?? 暗くなってきたので、部屋へ帰った 21:20 |