〜アルプスの名峰をイタリア側から望む〜 
  
  ツールドアオスタ  山小屋2泊付

全行程 1日目 7/24 出国〜イタリア:グレッソネーへ
2日目 7/25 ハイキング@ グレッソネー滞在 3日目 7/26 ハイキングA グレッソネー滞在
4日目 7/27  ハイキングB アブルッツィ小屋へ 5日目 7/28  ハイキングC チェルビニアへ下山
6日目 7/29  ハイキングD シャボー小屋へ 7日目 7/30 ハイキングE ポンへ下山
8日目 7/31  ハイキングF モンテビアンコ展望 9・10日目 8/1・8/2 帰国
旅のあれこれ

 
 4日目 7月27日(日)   

  【チェルビニアへ移動・1泊分を持ってゴンドラでスイス国境の展望台:プラトローザへ〜
   中間駅プランメゾンで降りてアブルッツィ小屋へ(泊)】

                                        
地図はこちら

 グレッソネーのホテル:デュフール8:30発⇒ラゴブルー湖10:00着〜10:13発⇒チェルビニアのホテル:ブッカネーベ10:15着〜10:35発・・・パン屋さん10:45着・・・ゴンドラ駅11:10着〜11:20発⇔プラトローザ駅へ11:52着〜展望台〜12:30乗車⇔プランメゾン駅で下車(ランチ)13:30発・・・アブルッツィ小屋16:00着

                                  ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機  ⇔その他

  朝の散策で展望台へ

 
 雨は降っていない  昨日下見しておいた展望台へ出かける

右手前の三角形の山の右肩奥が、LYSKAMM OR(リスカム東峰かな?) 4527m
左肩奥が、LYSKAMM Occ(リスカム西峰かな?) 4481m  
左が、CASTORE(カストール) 4215mらしい
     (展望表示図より)

大きな氷河も見える




LYSKAMM OR 4527mは、これ以上見えることはなかった




帰り道、氷河から流れてくる川で釣りをしている人を見かけた

魚の絵表示があったので、
こんな冷たい川でも住んでいるらしい




朝食、いつもと同じメニュー




  チェルビニアへ移動〜スイス国境の展望台:プラトローザ3470m
 
モンテ・チェルビーノ(=マッターホルン)の麓の村
チェルビニアへ移動

8:30発




チェルビニアのホテル手前にある「ラゴブルー」湖へ
「ラゴ」は、レイク(湖)で、つまり青い湖ということかな

今日は天気がいいので
湖面にモンテ・チェルビーノが映るだろう・・・という
ドライバーさんの提案

予定では、5日目になっているが
実際、5日目は雨・ガスで見えなかったので
寄り道をしてよかった!

10:00着




   
 キク科

大きな葉っぱの顔なじみの花




 透明度の高い湖




ここをクリックすると大きく見えます
 
左  エメラルドグリーンの美しい湖! モンテ・チェルビーノもばっちり!

右  花好きの姉妹と一緒にパチリ





ここをクリックすると大きく見えます
逆さモンテ・チェルビーノもばっちり!




氷河から流れてくる冷たい水でも
魚がたくさん泳いでいるのがよ〜く見えた




   
 チェルビニアのホテル:ブッカネーベ  10:15着

『ブッカネーベ』は、
1年に2回、春と秋に咲くクロッカスのことだと
このホテルの女性から聞いた(女主人かも?)

ここで、大きい荷物を預かってもらい
明日、下山後にここで泊まる




 豪華四つ星ホテル

そのすぐ裏に、氷河が迫っている

スイスのツェルマットに比べると、山が近い!

チェルビニアの村は
モンテ・チェルビーノのすぐ下…という感じ

10:35発




   
 あいにく、モンテ・チェルビーノの山頂は雲の中




ランチを持って小屋まで行く予定なので
途中のパン屋さんへ寄ることになった

今日は日曜日なので、大勢の人が繰り出していた




   
 あの雲の中に、モンテ・チェルビーノの山頂があるって



  マウンテンバイクのレースがあるらしく
泥だらけの選手たちをたくさん見かけた




   
 こじんまりしたパン屋さん

森下さん推薦のおいしくてお値打ちなお店だとか




 サラミとチーズ・・・とか、ハムとチーズ・・・とか
希望を聞いて作ってくれるが、
1人で対応しているので、大変

「ハムとチーズでお願い」と、相乗りさせてもらって
外で待っていた

1.5ユーロ…確かにお値打ち




   
 パン屋さんから、ほんの少し先にあるゴンドラ乗り場まで歩く


まだモンテ・チェルビーノの山頂は見えない




 ゴンドラの切符売場  11:10着〜11:20発

切符を買うまで、かなり時間がかかった



   
 ゴンドラの中から、パチリ




 中間駅「プランメゾン」2547m

マウンテンバイクのレースに出場する選手たちが
バイクを立てて乗車の準備をしていた




   
 2つ目の中間駅「チーマ・ビアンケ」 2831m

ここからスタートする選手たちもいた




 ロープウエーの中から-1

青い湖を見下ろす



   
 ロープウエーには、
マウンテンバイクの選手たちもたくさんいて
泥だらけのタイヤに気を付けながら乗っていた




 ロープウエーの中から-2

雪も出てきた




   
 ロープウエーの中から-3

マウンテンバイクはどこまで登るのだろう




 ロープウエーの中から-4

どんどん高度があがる




   
 ロープウエーの中から-5

モンテ・チェルビーノの山頂付近がちらりと見えた




 「プラトローザ」展望台駅に到着  3470m
11:52着

これは下っていくロープウエー

スキーを担いだ子供たちもいる
サマースクールかも・・・




   
 えっ?ここから走り下る??




 スイスとイタリアの国境は、黄色の線1本!



   
 この黄色の線の左が、イタリア

右がスイス




展望台は、あの上



 
   
 たくさんのスキーヤーと観光客が、入り混じって歩いている




 向こうのピークは、
スイスの「クラインマッターホルン」だって  3883m

そこから、
このイタリアの「プラトローザ」まで滑って来れるんだって

実際、小さな人の列が、雪の上に点々と見えた




   
 「クラインマッターホルン」をバックにして
花好きの姉妹と一緒にパチリ




 マウンテンバイクが雪の上を走っている!

ここから(3470m)チェルビニア(2010m)まで下る??




   
 「クラインマッターホルン」は見えるが、
肝心のマッターホルン(モンテ・チェルビーノ)は、
やっぱり雲の中・・・





「クラインマッターホルン」へは、2度来たことがある

1度目は、ブライトホルン登頂の時(2002/8)

2度目は、友人と2人で個人旅行をした時(2007/7)




   
 シャーベット状の雪の上をどうやって走るのだろう




 スキーヤーはこのまま下って行って
ツェルマットへ行くらしい




   
 歩いている人もいる!




 12:30  下りのロープウエーに乗る

陽気な子供たちもいて、
「こんにちわー」「さようならー」と、
日本語の発音練習をしていた




 中間駅:プランメゾン2547mで降りてランチ〜アブルッツィ小屋へ2802m(泊)

   
 ハム&チーズのサンドイッチ

パンが固くて、噛みしめるのにかなり苦労がいる




 あれ?、もうここまで下りてきた?



   
 人通りの多い、ゴンドラ駅周辺は、
マウンテンバイク用にテープで規制してあった




「トレール1 のA・B・C」に出場する選手たちが
走るコースらしい




   
 高所から走り下るコース、
トラバース的に走るコース
川沿いの平らなコースなど、
色々なコースが図示されていた

さあ、いよいよ花見ハイキングの始まり〜

13:30発




 スミレ科

日本の花壇のパンジーよりやや花が大きめ




   
バラ科:キジムシロの仲間




 
 セリ科

これは蕾




 
今日は、「35コース」へ




 ゴマノハグサ科:シオガマギクの仲間

「よだれかけ」と「くちばしが1つ」の花




   
キク科

フランスギクの仲間




キク科

ミヤマコウゾリナの仲間


 
 キク科:ミヤマアズマギクの仲間

小さめの花  色も地味




キク科:シオン属(アスターの仲間)

左より、花が大きい
   
 キキョウ科

左  全体の様子    右  花の拡大

背丈8cm程で群生していた




   
ナデシコ科:ミミナグサの仲間

左  全体の様子    右  花の拡大




  
 天気はいいが、稜線は雲の中   しかし、花はい〜っぱい!




   
 マメ科:シャジクソウの仲間




 ゴマノハグサ科:クワガタソウの仲間




   
 リンドウ科

濃い青色




リンドウ科

薄い青色




   
 キンポウゲ科:ミヤマキンポウゲの仲間




 キク科:アザミの仲間




   
キンポウゲ科

細いユリ科のような葉

左  全体の様子    右  花の拡大




   
ナデシコ科:タカネツメクサの仲間

左  全体の様子    右  花の拡大




 
 右も左も花いっぱい〜    写真を撮りながら最後から歩く




   
サクラソウ科




 
 マメ科:シャジクソウの仲間

爪の先だけ赤い花




   
 「35コース」


 アブラナ科




   
ユキノシタ科

左  全体の様子    右  花の拡大

下の花と比べると、花びらが丸い




   
 ユキノシタ科

左  全体の様子    右  花の拡大

上の花に似ているが、花びらの先がとがっている




   
サクラソウ科

左  全体の様子    

右  花の拡大 (中央から突き出ているのが雌しべ 周りを取り囲んでいるのが雄しべ 葯が白い!)

「イワカガミダマシ属」と図鑑にあるが、日本にはない「属」
イワカガミに似ているが、イワカガミではない…という意味だろう




   
ムラサキ科:ヤマルリソウやワスレナグサの仲間

時々、ピンク色もある




   
 ゴマノハグサ科

「ウンラン属」だって




キンポウゲ科

ツクモグサにそっくり




   
アブラナ科

左  全体の様子    右  花の拡大

花が終わった後、実(種)がニューっと突き出てくる




 
キク科

紫色の葉っぱ!で、背が低かった  6cm程




 キク科

がっしりしている  葉っぱも大きい


 
 マーモットがいた!

こんな岩場にいる

警戒の鳴き声が、よく聞こえてくる




 キク科(黄色)とベンケイソウ科(赤色)




 
 モンテ・チェルビーノにどんどん近づく  が、山頂は雲の中




   
アブラナ科

左  全体の様子    右  花の拡大

イヌナズナ属だって




   
 ヤナギ科

綿毛ができている ⇒ 雌花ということになる


 ヤナギ科

では、これは雄花?




   
 スイスの「クラインマッターホルン」が見える

でも、マッターホルンは雲の中




 マメ科:シャジクソウの仲間

花が古くなると、茶色に変わっていく




 
 ユキノシタ科

下の花と似ているが、花びらがとがり、黄色い斑点がある

左  全体の様子    右  花の拡大




   
ユキノシタ科

上の花と似ているが、花びらは丸く、黄色の斑点はなく、小さな赤っぽい点が散らばっている

左  全体の様子    右  花の拡大




   
急斜面を3名ほどが下りてきて、
チェルビニアへ下山していった




 キク科

背が低く(7cm程)、毛むくじゃらの苞




   
 渡渉

急流に、狭い板が1枚  足元注意!




   
キク科

大きな葉っぱが特徴   標高が高くなると、小型化する

左  全体の様子    右  花の拡大




   
 モンテ・チェルビーノのすぐ下・氷河の末端を歩いている




   
 キンポウゲ科

こんなガレ場にも、咲く花がある




   
ナデシコ科

左  全体の様子    右  花の拡大




   
 キキョウ科

背が低く、がっしりして毛深いキキョウ

標高が高いので寒さから身を守っているのだろう




ベンケイソウ科:マンネングサの仲間かな?






 
   
 ランチを食べたゴンドラ駅の建物を見下ろす




 小屋が見えてきた!

氷河のすぐ下!




   
 氷河のすぐ下を通って、もうすぐ小屋に着く




   
バラ科:ダイコンソウやチングルマの仲間

左  全体の様子    右  花の拡大




   
 氷河から流れてきた水のため池?




 小屋に着いた〜 2802m  16:00


   
 こんなところに車がある?!

明日泊まるホテルと同じ系列だって

ごみなどを車で運んで下していた




 もうすぐ、山頂が見えそう・・・

しばらく待っていても無理なようなので部屋に入る

山小屋というより、「山岳ホテル」と聞いている
   
 2段ベッドの個室




 トイレはピカピカ




   
 シャワー室も完備




 マットレスと掛け布団と毛布





 
 そして、不織布のシーツと枕カバー(使い捨てだって)

山小屋シーツのように袋状に縫っていないが、半分に折ってその間に体を入れて寝る

窓は二重窓だし、夜中じゅう暖房されているので、暑いくらいだった




 近くを散策
 
   
 遠くの稜線に動物がいる・・・と、
小屋の女性が双眼鏡を見ながら話していた

ずっとずっと遠くで、コンパクトデジカメでは無理だった




  チェルビニアは、すぐ下

明日は、あそこまで下る




   
 ムラサキ科:ヤマルリソウやワスレナグサの仲間

2800mでも、まだ花が咲いている




 キク科






   
 ユキノシタ科





 スミレ科


   
ナデシコ科

左  全体の様子    右  花の拡大




   
サクラソウ科:トチナイソウの仲間

左  全体の様子    右  花の拡大




   
ユキノシタ科

左  全体の様子    右  花の拡大




 花を探しながら上へ登っていくと

左  分岐点に、鉄?でできたキリストの受難像があった      右  小屋が小さく見える




   
   
  腰を下ろして、しばらく展望を楽しんでいると、ふと、後ろに何かの気配を感じた

見上げると、後ろの稜線を、大きな角を持った動物がぞろぞろ歩いていた!

アイベックス(シカではなく、『ウシ科ウシ目ヤギ属』だって)!!

こんな近くで!  静かに座っていたから警戒しなかったのかも・・・




 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 そのうち、角を向き合わせて立ち上がり、カ〜ン・カ〜ンと角をたたきつける音が聞こえてきた

背伸びをするように後ろ立ちになって、思いっきりカ〜ンだから、頭はいたくないのか心配になるほどだった

勢い余って転げ落ちるアイベックスもいて、おっとっと・・・

素知らぬ風で草を食べているものもいるし・・・

そして、どんどん下へ降りてきた

間近で見る光景に(BSで見たのと同じ・・・だと思いながら)惹きこまれ、シャッターをバチバチ押していたら、
とうとう電池がなくなった・・・

この間、約45分



急いで部屋へ帰り、新しい電池を入れなおして戻ったころには、
ずっと遠くへ去った後だった・・・




 
 
 小屋の前に置いてある塩をなめに来たアイベックス

一生懸命なめていた




  ディナー

 
1
 
2
 
3
1  パスタ  ペンネ

2  ビーフ  いんげん・ポテト

3  アイスクリーム




  ディナーの後、チェルビーノの山頂が見えるのを待つ


ここをクリックすると大きく見えます
 
ここをクリックすると大きく見えます
 防寒をしっかりして、敷物も持って、長期戦の支度をして、池のところで座って待っていた  21:00

スイスから見上げるマッターホルンの山頂はとがっていて特徴的だが、
イタリアの山頂は勝手が違って、どこが山頂か確信がない

左  雲が取れそう・・・・

右  これが山頂かな???




 
ここをクリックすると大きく見えます
 どこが山頂??

暗くなってきたので、部屋へ帰った  21:20




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