フランスとスペインを行ったり来たり 
  
 ピレネー山脈 花とハイキングの旅


出発前日 6/22 羽田空港へ   1日目 6/23 出国〜フランス:トゥールーズ
2日目 6/24 トゥールーズ〜アスパン峠
〜ピック・ドズ・ミディ〜トゥールマーレ峠〜コトゥレ
3日目 6/25 ハイキング@ゴーブ湖へ
4日目 6/26  ハイキングAソウゲ高原へ 5日目 6/27  ハイキングB ガヴァルニーの大滝へ
6日目 6/28  ハイキングC ペラトー・ベルビューへ 7日目 6/29 スペインへ移動 
8日目 6/30  ハイキングD オルデサ国立公園へ 9日目 7/1  ハイキングE アユー小屋へ
10日目 
7/1  トルラ〜4駆でビュー・ポイントめぐり〜
フランス:トゥールーズへ
 
11・12日目 7/2・7/3 帰国 
全行程 旅のあれこれ

 4日目 6月26日(木)
 

  【コトゥレ〜ガヴァルニーへ移動
1360m〜ソウゲ高原ハイキング】

コトゥレ:「アラジン」ホテル8:30発⇒バスで移動:途中、「ナポレオン橋」に立ち寄り9:05頃、ガヴァルニーへ9:35頃着⇒大きな荷物をホテルに預けて、ハイキングに出発10:10頃発・・・教会10:20頃〜10:30頃・・・ランチ場所12:40頃着〜13:20頃発・・・下山口14:00頃着⇒お迎えのバスでホテルへ14:30頃着

                                                         ※ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ≠飛行機  ⇔その他

  

雨は止んでいたので、朝の散歩に出かける

「アラジン」ホテルの正面




ホテルの裏は、流れの早い川

この川も氷河から流れてきている




7:10 人気無し

昨夜の夕食は、右側のお店で購入したアップルパイ

大きなアップルパイだったが、
バターの層が幾重にもあって、
食べるたびにかさかさ・はらはら・・・とこぼれてしまった

手にはべっとりバターがつき
カロリーは相当な量

それに、スーパーで購入したポテトサラダ
これはなかなかおいしかった




朝食




バスに乗って、ガヴァルニーへ移動 8:30




ガヴァルニーへ行く途中、「ナポレオン橋」で写真休憩

ナポレオンV世が建造した・・・と

そういえば、川にかかっている橋は
鉄筋製はほとんどなく、石造りが多かった




ガヴァルニーの「ヴィニュマール」ホテルに到着 9:35

まだチェックインはできないので
大きな荷物を置いて、ハイキングザックで出かける




預かってもらう大きな荷物


ホテルの庭から、ガヴァルニー圏谷(カール)が見渡せた

すごい迫力!無数の滝が垂直な崖から流れ落ちている!




  ソウゲ高原へ

ホテルの全貌

表の部屋は、ガヴァルニー圏谷(カール)が見える

裏の部屋は、裏山と工事用の足組みが見えた・・・と




ガイドは、サーシャ氏

予定コースはソウゲ小屋往復だったが、
サーシャ氏の提案で、
雨が降ったら、バスが迎えに来れるよう、周回コースに変更




   
 スペインのサンチャゴへ巡礼者たちが歩く際、
この教会に立ち寄り、祈っていく・・・と




 特別に、教会の内部まで案内してもらった




   
教会の入り口にある立札

『SAINT−JACQUES DE COMPOSTELLE』(サン・ジャック・デ・コンポステーラ』

『UNESCO』(ユネスコ)・・・という文字は読めた

右下に「ホタテ貝」の巡礼路マークがある・・・登山道のマークのようなもので、
放射状になった線が1つに集まる形になっている(=色々な道があるが、目指す方向は1つ)という意味らしい

つまり、この図なら左へ進めばいい・・・というわけ




   
 この立札の下にも小さいホタテ貝のマークがある

これも左へ進むことを示している




   
 巡礼路からすぐ離れて、右の方へと進んでいくと
あるわ、あるわ・・・!

珍しい花がい〜っぱい

セリ科:ハクサンボウフウに似ているがこれはピンク色

白花もあるが、白がピンクになっていくのか
別種なのか?である




 キキョウ科:タマシャジン
という名前らしいが、日本の山にはない



  
   
ゴマノハグサ科:オクエゾガラガラの仲間
という名前らしいが、日本の山にはない

木にとまっている多数の小鳥を連想させるそうで、そういわれればな〜るほどね

どこにでも、普通によく見かけた




   
ん?変わった花・・・!と思ったら、ガイドのサーシャ氏が「はちみつの匂いがする」・・・と

ほんとう〜!  甘〜いはちみつの香りがした

あちこちで見かけた




   
 マツムシソウ科:マツムシソウにそっくり

どこにでも普通に咲いていた

これはピンク系だが、青っぽい色もあった




ゴマノハグサ科ミヤマクワガタにそっくり

今は、オオバコ科に分類されるって
どこがオオバコに似ているのか、まったく分からない



 
 
ナデシコ科:マンテマの仲間

ぷくっと膨れてつぼんだ形が面白い  あちこちどこでも見かけた




   
マメ科

花弁の先がピンク色の変わった花  あちこちどこでも見かけた




   
 ラン科:ノビネチドリに似ている
   
左  薄ピンク     右  ピンク

湿地でなくても、草原のあちこちでよく見かけた




   
 いつものように、左右に目を配って歩く

道が細いので両方見えるが、
道が広いと片方だけしか目が届かない




 キンポウゲ科:オダマキの仲間

始めのうちこそ歓声を上げ一生懸命写真を撮っていたが
どこにでも咲いているので
だんだん興味が薄れていった・・・ゴメン




   
   
キンポウゲ科:クリスマスローズの仲間

初めて見た時は、「花壇から逃げ出したんだ・・・」と思っていたが
花好きの女性たちから「野生のもある」と聞いて、へえ〜!!

樹林の中・草原・稜線・麓・・・あちこちで見かけた  ちょうど、大きな実が生っている頃

葉っぱだけを見ると、テンナンショウの仲間かと思ってしまう




   
ニュージーランド・ソヴィエト(の時代に、カザフスタンへ行ったことがある)にも、
同じ顔をした花が咲いていた

英語名は「
スネークタン」だって・・・ヘビが舌を出している様子に似ていることからの命名




   
直径1cm位の丸い球に、赤色が見えた

これが花??




   
 スミレ科

『距(きょ)があるのでスミレでしょう』と花好きの女性

背丈、10〜30cm 花の直径1.5cm程と大きい

日本では、見かけない花




 スイカズラ科かな?
ツクバネウツギのように、2つずつ花がついていた




   
 イワタバコ科:イワタバコの仲間




 右も左も花・花・花

日本では見かけない花・よく似ているが微妙に違っている花
有頂天になりながら歩く




   
  
バラ科:ノバラの仲間

花の直径 3〜4cm程で、色合いが少しずつ異なっていた

株は背丈より大きくなる




   
 ユリ科

毛むくじゃらの蕾




 キク科:コウゾリナに似ている




   
えっ、これは何?  ラン科の花?




   
ユキノシタ科

ユキノシタ科の花は多い




   
 ラン科:ツレサギソウの仲間

白いランは数が少なかった




   
キキョウ科:タマシャジンの仲間(日本ではタマシャジンという花は山野にない)

『魔女の爪』という別名を持っているので記憶に残っている

右  ぐいと曲がった太めの花からの連想らしい




   
 前方の崖に近づいていく

周りに咲く黄色い花は
あの『木にとまっている多数の小鳥を連想させる』花




電柵を外していったん車道へ出る

ガイドのサーシャ氏が待っていてくれた

いつも写真を撮りながらなので後ろの方を歩いている




   
 ナデシコ科かな?

白の点々がお洒落〜  背丈5〜6cm




   
 ラン科:ハクサンチドリに似ている

葉に斑点があるので、
ウズラバハクサンチドリかな




 キク科:アザミの仲間

葉のとげがとっても痛い!




   
 はちみつの匂いがする黄色い花に似ているが、違う花

何科の花だろう??  オミナエシっぽいがオミナエシは5弁




   
ゴマノハグサ科:オオイヌノフグリのような花

水辺に咲いていた




   
 お花畑の中をずんずん歩いていく




 サクラソウ科

立ち上がって伸びていくサクラソウ




   
 ハンニチバナ科

昨日、たくさん出会った蛍光色で目立つ花




   
ユキノシタ科  白っぽい花




   
 ユキノシタ科  こちらはピンクっぽい花




   
 何科の花だろう??  日本では見かけない

伊吹山で見た「ガガイモ科のクサタチバナ」に似ているような・・・




   
 キク科:セイヨウノコギリソウの仲間




ゴマノハグサ科かな?




   
 岩壁に近づいていく




 
 湿地にいっぱい咲いていた

ラン科:ウズラバハクサンチドリそっくり

このコース以外でもたくさん咲いていたので、
だんだん写真も撮らなくなった・・・ゴメン




   
   
 イワタバコ科:イワタバコの仲間

「イワタバコが咲いているよ!」の声で、急いで引き返してパチリ

岩の隙間に根を下ろしていた

花好きはあちこちに目を配るので、見落としていた花があっても、教えてもらえるのでとても助かる




   
 暗い樹林の中に中に入った




 そんな暗い中にも、フウロソウ科の花




   
 日本では見かけない花




 あの岩壁には、
『ジュベール』といううコンドルの仲間の鳥が住んでいる・・・と




   
キク科

背丈40cm程で、
花が大きいので、綿毛も大きかった




 前方の岩壁の下の方をトラバースして右上の方へ進む




   
トウダイグサ科かな?

 
 赤と白のマークは、
ピレネー山脈縦走の印だって

あちこちでよく見かけた

これをたどって行けば、スペインへ行けるんだね




   
ユリ科:パラディセアの仲間

日本では見かけない花




   
これもユリ科

上の花に比べると大きめ




   
 日本では見かけない花


 キク科:ミヤマアズマギクにそっくり




   
ラン科

えんじ色と白い斑点が美しい  この種は、少なかった




   
 日本では見かけない花

お皿の上に、きれいによそったような花  背丈5〜6cm程




   
 フウロソウ科:ハクサンフウロの仲間




 ラン科



   
 ピンクはサクラソウ科  黄色はバラ科




 ナデシコ科:カワラナデシコの仲間

花びらの先が細かく裂けたような花




   
 ユキノシタ科

花好きの女性2人が、登山道から少し下でこの花の写真を撮っていた  すご〜く大きい!

彼女たちは、ピレネーの花の予習をしてきて、自作の図鑑も持っていた

それによると、ピレネー特産種だとか

全長50cm程  岩場を好み、葉の割に大きな穂状の花をつけていた

あとで、ガイドのサーシャ氏から「ロンギフォリ」という名前だと説明があった
なんでも、3年に1度しか花を咲かせない・・・とか




 
トラバース道を進む




   
ラン科?

花が終わった後かと思ったが、よくよく見ると、右のような薄茶色の花が咲いていた




  
 ホテルのあるガヴァルニーの集落が見下ろせる




 
 もうすぐ、ランチ場所に着く




   
ランチ場所〜

ガヴァルニーの集落を見下ろしながら、圏谷(カール)を遠望しながら、サンドイッチ・ランチ

昨日の長いパンを半分に切ってもらって食べやすくなった
今日の中身は、ツナとトマトとチーズ




   
 ベンケイソウ科

イソギンチャク風の花




   
 ナデシコ科

カスミソウのような花で、放射状に広がって咲く




   
 ゴマノハグサ科:クワガタソウの仲間




   
 左  あの大きなユキノシタ科が、前方の岩崖に群生!(遠すぎてはっきりしないが・・・)

右  登山道横に、小さめの株があった

『サクシフラガ・ロンギフォリ』と、サーシャ氏は説明したが、ネットではヒットしなかった




   
 シソ科かな?




   
ベンケイソウ科:マンネングサの仲間

ソウゲ小屋まで行く予定だったが
サーシャ氏が「雨が降りそうなのでここから下山」と宣告

えっ?空はそんなに暗くないのに…と思ったが、
現地に精通しているガイドだから天候がよく分かるのだろうと理解

雨具をつけ、スピードを速めて下山した

この花は麓で撮影




   
 下山したら、雨は止んだ

雨具を脱いだが、
ホテルまではここからまだしばらく歩かなければならない

サーシャ氏は、近くまでバスに来てもらうことを提案




 ラン科

天辺にこんもりと花がつくタイプ

バスのお迎え地点まで歩く途中に撮影


アカバナ科マツヨイグサに似ている




雨宿りしてバスを待つ

ちょうどバスに乗り込んだら強い雨

サーシャ氏の予想通りだった!




   
ホテル到着  14:30頃

17:00の夕食までゆとりがあるので
ロビーで自己紹介タイムとなった

夫婦ペアが5組
山友達の女性ペアが1組(花にとても詳しい)
単独参加の女性が3名
計15名




 ここで3泊する

小さいがベランダがあり、ガヴァルニーカール全景が見える

ロープを張って洗濯ものも干せた


 
1
 
2
 
3
 
4
1  夕食は『カスケード・レストラン』   ホテルから5分ほど歩いた所にある

ホテルは家族経営で、大人数のディナーは用意できないとか

2  前菜  サーモンサラダ(生サーモンは苦手)

3  チキンのマッシュルームソース&ポテト (おいしいディナーの上位にいれようっと)

4  デザートはプチケーキ  
大きなデザートがどんと出るより、こんな小さめのケーキがちょこっと出る方が好ましい




   
 白ワインとおいしいディナーに大満足して
ホテルへ戻る




関根さんより、「これが郵便ポスト」だと
教えてもらった

国内用(左)と、国外用(右)に分けて入れる2つの口があった




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