ロープウェイ駅〜渋の湯へ 北八ヶ岳縦走 |
高見石 白駒池が見下ろせた |
●コースタイム | 1日目 1/30 2日目 1/31 麦草ヒュッテ 白駒の奥庭 高見石分岐 白駒荘 白駒池散策 高見石分岐 丸山分岐 高見石(展望・ココア) 賽ノ河原・地蔵仏 渋の湯 駅北駐車場 |
7:48発 8:23 8:32 8:46 白駒池散策 9:13 10:13 10:22〜11:20 12:11 13:45〜14:20 15:00頃〜15:15発 |
周辺地図はこちら このあたりの地理院地図はこちら コース図 |
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5時半起き・6時半朝食・7時半出発とした 朝食、完食 行動用のお湯、ポット2本分、無料 |
薪ストーブのある玄関の土間 |
右は、東京から1人で来た女性 毎週のように山へ行っていて登山歴15年とか 1人で運転してロープウエイ駅に駐車 ぐるっと周回するんだとか ここまでは、始発のバス・始発のロープウエイで 私たちと一緒 帰りは、茶臼・縞枯を歩こうかなって ザックを麦草ヒュッテに預けておいて、 スノーシューで 身軽に白駒池まで行く・・・と |
トイレの使い方はちょっと変わっていた 青い液体の入っているボトル 中身は不凍液 簡易水洗のトイレなのだが、 冬季、真水を流すと便槽が凍結するので 一人一回1L(青い水の量)で流す・・・というシステム 使用後は蓋を取って箱に入れておく 今日は6人だけだったが お客が多いと膨大な量になる! ストーブもあり、きれいな洋式トイレで 手洗いの水もあり快適だった |
さあ、出発の準備 これがなかなか面倒 1人はワンタッチアイゼン 1人は旧タイプのアイゼン ワンタッチという言葉とは裏腹に かなり苦労してやっと〜といったところ そして、二人はその上からワカンを履く |
東京からの単独の女性は、 白駒池を目指して、さっと出発 |
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準備ができたので、出発 7:48 昨日の踏み跡の上に うっすら雪が積もっていた |
2人はワカン歩きにも慣れて、快調〜 私は後から、アイゼンだけで歩くのだが、 時々ずぼっと潜ってしまい 足を引き上げながら後を追う |
「黒曜(こくよう)の森」 8:14 フウリンゴケの説明板 |
すぐそばに、「至国道299号 0.1K」の標識 踏み跡なし |
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開けた場所に出た 「白駒の奥庭」 8:20 |
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「駐車場031K 麦草峠1.1K 白駒池0.6K」地点 8:26 ここから圧雪車のタイヤの跡があり 幅も広くなった |
「白駒の森」表示板 8:32 |
高見石分岐 8:37 圧雪車は白駒荘の方へ 高見石へはスノーシューの跡のみ 去年(2019/1/27)はここから青苔荘へ行って泊 翌日白駒池を歩いてニュウへ登っている |
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分岐からすぐ、白駒池へ降りる地点があった 少し遊んで来ようと思ったが、 圧雪車の跡がどこまであるのか、白駒荘で聞いてみることにした 本来なら、今回泊るはずだった宿 が、大雪情報や、白駒荘への問い合わせで かなり大変そうだと分かり、急遽逆コースにした |
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白駒荘は新しくなっていた 8:46 今まで高級な山小屋と敬遠していたのだが ネットや電話で調べると そうでもないことが分かり、 予約寸前までいったいわくつきの宿 結局、圧雪車はここまで この先のルートはトレース無し さっきの分岐から高見石へ行く・・・と分かった |
東京からの単独の女性は、 さっきの降り口から白駒池の中央まで行き、 この白駒荘まで池を歩いてきて、 私たちとすれ違った 「高見石が見えましたよ」・・・と |
さあ、今しかできない白駒池歩き〜 池といっても氷は見えず、氷の上に雪道と同じくらい雪が積もっている状態 二人が付けたワカンの跡を歩かないと、やっぱり潜ってしまう わが前に道は無し、わが後に道はできる・・・を経験してもらった 去年(2019/1/28)はアイゼンだけで池を渡って対岸へ渡ったっけ |
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あずまやの右の降り口を目指して歩く |
池から出て、圧雪の道をたどり 高見石分岐へ 9:13 ここで、高見石から降りて来て 白駒池を少し歩いて ロープウエイ駅へ行くという二人連れと 東京からの女性を見送った |
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ワカン2人の跡を忠実に歩いていても ずぼっと埋まってしまうことはある これが私の埋まった跡 |
さすがワカン いつものペースで歩いているのだが、 前を歩く人との間が、見事に離れる 「大丈夫〜」という声に 「大丈夫だよ〜」と何度も応えながら 高見石を目指す 無雪期のコースタイムは45分 時計は貸してあるので時間が分からない まだかまだかと思いながら 静かな白の世界を歩く |
「カモシカの森」表示板の所で、やっと前の二人に追いつけた 10:05 |
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雪があんまりまっさらできれいなので、 ニコちゃんマークはこうやって描くんだよ・・・とお手本を示す 二人もそれに倣い、ついでにニコちゃんと一緒にパチリ |
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雪遊びからすぐ、丸山からのルートと合流 10:13 自分のワカンをふんでバッタリ よくあること でも、なかなか自分では起き上がれないので、 手を貸す |
丸山へのルートは見事にまっさらの ふ〜わふわ |
すぐ、賽ノ河原への分岐 しっかりしたトレースが付いていることを確認 |
高見石は、すぐそこ |
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見上げると氷の華の殿堂・・・ |
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高見石小屋に着いた 10:22 ザックを置いて・・・ |
まず、高見石の上から 白駒池が見えるかどうか登ってみる |
高見石展望台 雪のない岩ゴロゴロの様子を知っているので、 雪があって隠されているとかえって怖い・・・ そろりそろりと、ストックで確かめながら、一歩一歩登っていった 見えるものは、眼下の白駒池だけ(右) それも薄ぼんやり・・・ 昨日歩いてきた茶臼も縞枯も、浅間山もなあ〜んにも見えず これでは、中山へ行く価値がない 小屋に入って休憩することにした ココア3つを注文した後、テラスでアイゼンとワカンを外して中へ 残念!ストーブは無し 上がりかまちに座って、熱いココアを飲む う〜ん、おいしい〜 このココアだけで、渋の湯まで降りてしまえた 小屋番さんの話では、中山方面へは2人くらいの踏み跡らしい また昨日の茶臼山への登りのような、ふわふわ雪では疲れる 時間もかかる 中山へ登る価値がまた下がってしまい、 やっぱり賽ノ河原コースで降りることにした この小屋から、タクシー会社に電話が通じたので 地図を見ながらコースタイムを計算し、余裕をもって2時半に予約してもらった (結局、下りは早かったので、予定よりずいぶん前に下山できてしまい 渋の湯でもう一度電話をしてもらった) |
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さあ、下山 難題のアイゼンとワカン装着に取り掛かる 「ワニ口」で止めるタイプはまだいいのだが 小さな輪の中に紐(アイゼンバンド)を入れて止めるタイプは、 手袋をはめたままでは無理 しかし、ワンタッチアイゼンを引き上げるには 手袋がないと痛い・・・と なかなか手強い・・・ 練習すれば手早くなるのだろうか?? |
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準備ができたので、出発 11:20 青空が一瞬見えた時は、 暖かあ〜くなったが、すぐまた曇り空 |
先程の分岐から賽ノ河原へ |
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よく踏まれたトレースをたらたらと歩き ここで、ぱっと視界が開けた 左上が、中山 |
リスにとって、 おいしそうな実がたくさんぶら下がっていた 下から男性3人パーティーが登って来た 彼らは今日は、黒百合平泊りとか ん?テント泊か?明日は天狗か? わざわざ中山経由のコースを取るとは なかなかいいトレーニングコース |
急坂を下る |
標識板に雪が凍りついて 文字は隠れたまま 11:55 ここから、岩ゴロゴロの賽ノ河原になる |
麓が見える〜 でも、やっぱりブラインドは無くならない 岩ゴロゴロの間にも雪が積もり 一見、穴がないように見えるのが怖い あちこちに踏み抜いた跡が残っていた |
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あらあ〜 後ろに青空が広がった〜 |
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「穴があるよ、気を付けて」と、 前を歩く二人から何度も注意喚起の声が聞こえてきた |
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十分注意して、ワカンの跡を踏んだつもりが あっと思ったら、雪を踏み抜いて 足の付け根・お尻のあたりまで埋まってしまった ↑ この岩に赤丸が付いている所 地蔵仏(右)のすぐそばだった 岩に頭をぶつけたのじゃないか 足を捩じって骨折でもしたのじゃないかと 仲間が心配してくれたけれど どこにも怪我はなし!痛い所も無し! ただ、雪が深すぎて、そのままの状態で足を持ち上げることはできなかったので まず自分の体の周りの雪を押さえて空間を大きくした ちょうど岩と岩の隙間に落ちた感覚なので、 雪を押さえれば空間に雪が落ち太腿が動くようになった 駆けつけてくれた仲間のワカンで周りの雪を踏んでもらい 穴を大きくし、 次に、雪の中で、アイゼンを着けている足を動かして 空間を大きくし、 そこを、えいやっと引っ張り上げてもらって脱出〜 ふわふわ雪だったので、幸いだった・・・ |
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後ろを振り返ると、岩々の斜面 ここをエスケープルートにするのはあまり勧められないな…と思った |
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おっと、前を歩いていた二番手が 両膝をついた・・・ 自分のワカンでもう片方のワカンを踏んだらしい すぐ起き上がったが こちらも怪我はなし |
分岐でも何でもない只の標識 |
樹林帯に入った 12:19 踏み抜きの危険性は少なくなった |
陽が射すと暖か〜い この辺りで単独の女性とすれ違った タクシーで入山した・・・と |
水が見えない沢を渡る 振り返ると、青空〜 木々の天辺は、霧氷か? もうこの景色ともお別れ |
岩がすっぽり雪をかぶって面白い形 マシュマロみたい・・・ 大きいから雪見大福では?・・・なんて 冗談を言い合っていた |
「右 高見石方面登山道 左 増水時う回路」の文字 13:03 う回路に踏み跡なし |
雪の量が少なくなり、 岩についている苔が現れた |
水の無い川の橋を渡り・・・ |
黒百合平への分岐を過ぎ・・・13:23 こちらのルートはまっさらな雪だけ 踏み跡なし |
雪質がだんだん変わってきて、ガリガリ君状態になった 仲間の一人は、ワカンを外した |
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苔と、すだれのようなつらら〜 長いつららは、20cm以上もあった |
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硫黄の臭いがしてくると、 渋の湯も近い 黒百合平への標識 13:37 たいていの人は皆こちらのコースから登っていく |
ゴールの渋の湯が見えた |
あらら… 今日の堰堤は、凍っていない! |
一昨年(2018/2/25))は、 氷瀑になっていたのに・・・ |
渋の湯到着〜 13:45 バス停手前、まだ雪がある所でアイゼンを外した (アイゼンの歯を傷めないための習慣) さて、雪のない舗装路まであと1〜2mという所で、 つるっと見事に滑った! 雪が解けて凍った場所だった 端の方の雪の上を歩こうと用心していたのに… 立とうとしてまたつるっ! とうとう、荷物は氷の上を滑らし 自分は、お尻でずりずりと氷の上を移動して安全地帯へ 最後の最後で、こんなことになるとは! ま、どこにも怪我がなかったのが幸い・・・ タクシー予約の時間よりかなり早く着いたので(予約は14:30) もう一度電話をかけてもらった 私の記憶では30分ほど待った覚えがある その間、片付けるものは片付け、身支度をし、 行動食や暖かい飲み物などを食べて待っていた 雪がちらちら降ってきた ここ渋御殿湯は、昔から玄関前に登山者がたむろするのを嫌って 張り紙が貼ってあることを覚えているので 玄関横で小さくなってタクシーを待っていた 30分ほどでタクシーが到着 道の両側・山の斜面には雪 ロープウエイ駅への道より、雪が多い |
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タクシーの運転手さんは、若い頃「山ヤ」だったらしく 面白い話をたくさん聞かせてもらった 後ろを振り向くと・・・とんがった山がすっくと立っていた 阿弥陀岳だって 途中、山の見える場所で車を停め、写真タイムのサービスも ↓ |
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右が阿弥陀なら、その左後ろは横岳から硫黄の稜線? | |
中央の二つのピークは、天狗? | |
これはどこ? | |
これは? | |
↑ これは蓼科山 駅北の駐車場に、15:00頃着 15:15発 1日300円の駐車場 昨日は精算機にコインを入れ、 領収書をフロントガラスの所に置いておいた 今日の分は? 昨日と同じように会計さんにコインを入れてもらったけれど 実は、違う方法だったと小黒川PAまで来て気づいた 「領収書はビニール袋に入れ、箱に投入するように」・・・の 注意書きがワイパーに挟んであることに気づかなかった リーダーは、電話をかけて、その旨説明をして、 今日の分を払ったことを伝えた これで一応一件落着(だよね) 諏訪ICから出てすぐの諏訪SAで休憩 諏訪湖を眺めながら食べた暖かいおうどんの美味しかったこと・・・ 麦草ヒュッテの朝食から、高見石分岐での行動食、 次は高見石のココア、渋の湯でのパンと飲み物だけで 約5時間歩いてしまった(行動時間は約6時間) ・・・・・・・・・・・・・ 小黒川PAから、南アルプスがくっきり ↓ |
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↑ このとんがりは甲斐駒? | |
↑ この堂々とした山が仙丈 |
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↑ 左から仙丈 その横の平らな所、間ノ岳(あいのだけ) |
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↑ 左が、間ノ岳〜農鳥岳 その右が塩見? |
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↑ 「小黒川パーキングエリアから望む山々のご案内 南アルプス連峰(赤石山脈)」表示板 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ |
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私の記念の一枚 〈白木さんより〉 | |
道中こんなことをして遊んでみました が、後ろを歩く仲間には 気づいてもらえなかった… |
賽の河原、気をつけて…とお地蔵さん この先でちょっとしたアクシデントがありました |
標高差400m 高見石小屋から渋の湯まで 賽の河原をぐんぐん下ります 下りはいいわ〜 楽勝! |
今日の天気もパッとしないな〜 八ヶ岳ブルー…見たい! |
【北八ヶ岳縦走・周回 (積雪期・最近の10年間)】 2019/1/27〜1/28 2018/2/25〜2/26 2017/3/11〜3/12 2013/2/23〜2/24 2011/1/9〜1/10 2008/1/13〜1/14 |