素晴らしい花の競演!  栂池〜猿倉
  
      
白馬乗鞍〜小蓮華〜白馬岳

                   
                          『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です


チングルマ

ジムカデ

ハクサンイチゲ
●場 所 長野県北安曇郡白馬村
●標高 白馬乗鞍岳:2436.5m
小蓮華山:2763.4m
白馬岳:2932.3m
●山行日 2021年7月25日(日)〜26日(月)
●多治見から
  登山口まで
多治見=安曇野IC=栂池高原(P)⇔ゴンドラロープウェーで栂池自然園駅へ・・・登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス ⇔その他
●参加者 丹羽、白木
●コースタイム
  1日目 
多治見
安曇野IC
栂池高原(P)

自然園駅
登山口(昼食)
天狗原
白馬乗鞍岳
白馬大池山荘
6:20発
8:58
10:14着
11:20着
11:48発
13:27
15:36
16:30着
 
  
 周辺地図こちら  コース図はこちら     


 1日目    2日目はこちら

多治見から4時間弱で、
栂池高原ゴンドラ駅の駐車場に着

片道切符を購入して、ゴンドラリフトに乗り込んだ
後ろを振り返って麓を見下ろす

雲が多く、青空はちょっぴり

 
栂の森駅でゴンドラを降り、 11:02
栂大門駅まで歩く

その間、いろいろな高原の植物に出会った ↓
   
 オニシモツケ:バラ科
大きな葉っぱ・大きなふわふわした花

   
 シモツケソウ:バラ科
ピンクのふわふわした花

 ショウマの仲間
ヤマブキショウマなら、バラ科
トリアシショウマならユキノシタ科
どっちだろう?

  
 タマガワホトトギズ:ユリ科
麓の花
猿倉付近にも咲いていた

   
 ロープウエイに乗り換え

花を撮りながら歩いたので
1台見送ったが
すぐまた発車(20分間隔)

 窓越しの様子

 
 自然園駅 11:20
ここから登山口まで舗装路
左右には、いろいろな高原の花

 キク科の花

 アヤメ:アヤメ科
『花びらに
網目模様があるのが特徴で
乾いた所が好き

よく似た
カキツバタは、
網目模様はなしで、
湿ったところが好き』だって

   
ミヤマホツツジ:ツツジ科
しべがくるっと曲がるのが特徴

よく似たホツツジは、雌しべが真っ直ぐ ↓
   
 2018/7/25撮影 比較のため借りてきた

  
コオニユリ:ユリ科
葉は細長く、互生(互い違いにつく)
よく似た
クルマユリは、葉が輪生状につく

サンカヨウ:メギ科
左 実は、紫色になっていた

右 花の様子 2005/6/4撮影
参考のため借りてきた

 
タニウツギ:スイカズラ科

 登山口横にある、栂池ビジターセンター前で昼食
そして、出発 11:48

   
ミヤマキンポウゲ:キンポウゲ科
登山口を過ぎると
すぐ黄色の花のお出迎え

カラマツソウ:キンポウゲ科
白く細長いのは「萼」
花びらはないんだって
エンレイソウ:シュロソウ科
左 黒い実ができていた

右 花の様子 2018/4/4撮影
参考のため借りてきた

 
 オオバミゾホウズキ:ハエドクソウ科
実がホオズキに似ていることから
こんな名前がついたって
今までそんな実の形
見たことがない・・・

湿ったところ(ミゾ:ミズ)が好きな花

ズダヤクシュ:ユキノシタ科
↑ これは花だが、既に実になっている株も多かった

オタカラコウ(雄宝香)と思う:キク科
がっしりとして大型・花びらが多い(『5〜9個』)

メタカラコウ(雌宝香)と思う:キク科
ほっそりして茎も細く、背も低い
花びらは少ない

マイヅルソウ:スズラン亜科

オトギリソウの仲間:
オトギリソウ科


ギンリョウソウ:ツツジ科
真っ白とはいかなかったが
まさしく
ギンリョウソウ

イワイチョウ:ミツガシワ科
葉っぱの形に特徴がある

   
 スミレ科
水場の近くに咲いていた
水場の水は美味しいそうだが、私は敬遠

側弁に毛が生えていたが
スミレの仲間は数が多いので
判別は私には無理・・・

   
ミツバオウレン:キンポウゲ科
左 花の終わり
緑色の棒状のものが雌しべ
***********
右 花の咲き始め 2017/5/18撮影
参考のため借りてきた
白い花びらのように見えるのは
黄色いスプーンのよう
なものが花びら
白い
綿棒の頭のようなものが雄しべ
中央にあって
薄緑色のくるっと巻いたものが雌しべ
雄しべは最初中央に集まっているが段々と伸びてくる

   
ツマトリソウ:サクラソウ科
↑ これは、花びら8枚だが、6枚も7枚もある・・・と

   
アカモノ:ツツジ科
左 赤と白の花・葉っぱの緑
爽やかな配色
 右 実が赤いので「
アカモノ
2020/8/26撮影 参考のため借りてきた

  
 
 チングルマ:バラ科
雪が遅くまで残っている所は
今が花時

 
 小さな雪渓を渡って登ると
天狗原

 
 天狗原 13:27
登山口から約1時間40分

遠くの山は、ガスで見え隠れ

 
 天狗原湿原
今回は、水が少ない
ポツポツ白いものが見えるが、ワタスゲ

 
 休憩後、白馬乗鞍を目指して出発 13:32

 
 
 キンコウカ((金黄花、金光花):キンコウカ科
湿原の花

 
   
 タテヤマリンドウ:リンドウ科
ハルリンドウの高山性の変種』だって
これも湿原の花

  
 イワショウブ:ユリ科
これも湿原の花

  
 
 ワタスゲ:カヤツリグサ科
これも湿原の花

 
  コバイケイソウ・ユリ科
↑ 木道のすぐそばに咲いていた
これも湿原の花

↓ 下左 『茎の先端部は両性花』(雄しべと雌しべがある)
実になる

↓ 下右 『横に伸びる花は雄花』
実はできない
   
↑ 両性花 ↑ 雄花

  
 右折すると風吹大池へ 13:52
白馬乗鞍・白馬大池へは、直進

  
 ここから大岩ゴロゴロの沢になる

   
 キバナコマノツメ:スミレ科
鮮やかな黄色の花

 ベニバナイチゴ:バラ科
ベニ
というより、濃いワイン色
   
 ミツバオウレン:キンポウゲ科
おや、また出会ったね

 アオノツガザクラ:ツツジ科
咲き始めたばかり
   
  
 ヒョウタンボク:スイカズラ科
上左 つぼみの様子
上右 花が咲いていた
下 花盛り〜

花は2個ずつ句ついていて、
実になると、ひょうたんの形になる ↓
 
 ↑ 真っ赤で美味しそうだが、有毒だって
2020/8/25撮影 参考のため借りてきた

  
 コイワカガミ:イワウメ科
小型の高山性の
イワカガミ

 
 ハリブキ:ウコギ科
通りがかりに葉に触れるだけでもイタタ・・・
若い実ができていた

 
 沢から離れて、
今度は大岩ゴロゴロ地帯を登る
去年は下りにここを下山した

雨に濡れていたので、つるっ・ぬるっで
恐かった
登りの方がまだまし

 
 振り返ると、天狗原が見下ろせた
木道と休憩していたベンチが見えた

 
 雪渓のすぐ横を、なおも登る

 
 ペンキ印は、上へ上へと続いている

   
ミヤマダイコンソウ・バラ科
  
   
 コイワカガミだろうね:イワウメ科

 チングルマ:バラ科

   
 
 ジムカデ:ツツジ科
地面を這って伸びていく様子が
ムカデの脚に似ていることから
こんな恐ろし気な名前がついたらしい

花は、装飾用のボタンみたいで可愛い〜

いつも、この辺りだけで見かけている

 
 やっと雪渓を渡る場所に来た
大岩ゴロゴロを降りて、
張ってあるロープ伝いに歩く
緩い登りだし、短い雪渓なのでアイゼンは無し

  
 キバナコマノツメ:スミレ科
渡り終わって、今度は稜線を目指して登る

   
 タカネバラ:バラ科
久しぶりに出会った

 コゴメグサの仲間:ハマウツボ科
コゴメグサ
にもそっくりさんの仲間があって
ミヤマコゴメグサ:ホソバコゴメグサなど)
私には区別できない・・・

   
 チシマギキョウ:キキョウ科
左 横を向いて咲き、大型で
毛深いのが特徴
右 ちょっと小型でつるっとして
毛のないのは
イワギキョウ
(2日目にあらわれたので
比較のため借りてきた)

   
ハクサンシャクナゲ:ツツジ科
遠目にはきれいな花に見えるが
近づくと、虫に食べられたり
汚れていたり・・・の花が多かった
この辺りは、背が低く
ハイマツの中や、ハイマツの下で咲いていた

 
 ケルン 15:36
霧が濃く、遠くからでは見えなかったG
やっと近づいた
「白馬乗鞍岳頂上」と書かれているが、
三角点は、ロープの中

 
 ケルンを過ぎれば下りになって、
白馬大池山荘も見えるはずだが
霧が濃くて遠望ができなかった

 
 やっと、寸の間、霧が晴れたので
山荘の位置が分かった

 
 池のすぐそばを歩くようになれば、
山荘はすぐ

それまで、大岩ゴロゴロ地帯を
注意深く下った
幸い、こちら側は乾いていたので
少しは楽!

 
 山荘の向こう側に雪の残る山が見えた

 
 こちらは、池の反対側
こちらも雪がたくさん残っている

   
 セリ科の花
小さな花がたくさん集まってボール状になり
そのボールが、放射状に広がっている

 
 
 
 ナナカマドの仲間:バラ科
花は垂れていない(
タカネナナカマドではない)
『7〜11枚の小葉が付き、
小葉の上半分だけに鋸歯がある』ので
ウラジロナナカマドかな?

 
 
 チングルマ:バラ科
見事な咲きっぷり!

    
ハクサンイチゲ:キンポウゲ科
花の中を覗くと、きれいな配列になっていた 右
この辺り、咲いたばかりで
初々しいこと!

 
 ハクサンコザクラ:サクラソウ科
数は多くなく、パラッ・パラッと散らばっていた

   
イワイチョウ・ミツガシワ科
左 葉っぱの形が独特
(イチョウの葉っぱ?には似ていない)
分厚くて、腎臓型と言えるかな?
右 花びらの縁が波うっているのが面白い

 
 たっぷり花の写真を撮ってから
山荘へ 16:30着

 
テントも多い!
テントの後ろには、
雪渓のたくさん残る山があるのだが
はっきり見えない・・・


***********************
用意しておいた名簿と料金を支払って
手続き完了

「十」の部屋の上の段を
2人で使うことになった

夕食は2回戦目 5:45

汗をいっぱいかいたので
ビールがおいしい〜 (700円!)

    2日目へ続く

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