素晴らしい花の競演!  栂池〜猿倉

    
  白馬乗鞍〜小蓮華〜白馬岳


 1日目はこちら

 2日目

                     『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です


イワギキョウ

ミヤマアズマギク
●コースタイム 白馬大池山荘
船越ノ頭
小蓮華山
三国境
白馬岳
白馬山荘
分岐
避難小屋
小雪渓入り口
岩屋
大雪渓入り口
大山渓出口
「雪渓末端」ケルン
林道
猿倉
5:50 発
6:52
8:10
9:10
10:12〜10:20
10:40〜11:00頃発
11:19
12:20〜12:30
12:37
13:18
14:00発
15:00頃
15:22
16:09
16:50着
周辺地図こちら   


朝食は5時から
並んだ順なので、場所取りをしながら、
交代で外の景色をパチリ

たまたま私が外へ出ると、茜色の雲の下に
まん丸お月様が見えた!

が、すぐ雲に隠れてしまった・・・

 
 朝食
ご飯おみそ汁は、お代わり自由

 
 外にある水場で歯磨き
まだこの頃は、い〜い空だった 5:41

 
 出発 5:50
日焼けしそうな空

 
ハクサンコザクラ:サクラソウ科
山荘を出るとすぐお花畑〜
ハクサンコザクラは、まだ数が少なかった

 
 イワイチョウ:ミツガシワ科
この花は大きな群落をつくっていた

 
 山荘の周りは、まだまだ雪がいっぱい

 
 右手の山並み
雪倉・朝日へと続く稜線だろう

 
 すっきり晴れた空!
こんな空はいつまでも続かなかった

 
後ろを振り返ると、
白馬大池と、白馬乗鞍が見えたが
既に、こちら側から
雲が押し寄せてきた

   
 
 チシマギキョウ:キキョウ科
上 露でぐっしょり
こんなに毛深いのは、
チシマギキョウ

 
 コゴメグサの仲間:ハマウツボ科
5cm程の背丈で
あちこちに広がっていた

 
   
つい前を歩いていた同行者が
急に足を止め、じっと立っていた
雷鳥の子ども(多分)が1羽
登山道の右端にじっとしていた

雷鳥は慌てて逃げることは少ない
こちらがじっとしていれば
そのうち草むらに入り込む
でも、先を急ぐときは、声を出したり
足音を立てたりして追い立てる

歩き始めると、
雷鳥もハイマツの中に潜っていった
今回は、1回1羽だけだった

 
 船越ノ頭(ふなこしのかしら) 2612m 
6:52
展望は良くない・・・

   
 コオニユリ:ユリ科
ちょうど見ごろ
「船越ノ頭」山頂周辺のあちこちに、
咲いていた

タカネヤハズハハコ:キク科
花が開き始めていた
 
  
今までガスで真っ白だったのに、
急に視界が開けた
「山が見えるよ〜」と先行者に声をかけたが
スマホを取り出しているうちに
また真っ白になってしまった・・・
 
 
 ハクサンフウロ:フウロソウ科
ちょっとくたびれた花びらだったが
初めて見たので、パチリ

頂上小屋の下には、
もっと生きのいい花が、ど〜っさり咲いていた

   
ミヤマホツツジ:ツツジ科
山だから、
ミヤマホツツジ
麓に近いから、
ホツツジとは限らない

必ず、花の中を覗くことにしている
雌しべが曲がっていれば、
ミヤマ

   
 
 イワギキョウ:キキョウ科
特徴は、
毛が無い・やや小型・上を向くこともある

  
 ここからジグザグの登り
濃いガスで、前方の稜線も見えず・・・

  
ヨツバシオガマ:ハマウツボ科

エゾシオガマ:ハマウツボ科

トンボソウの仲間:ラン科
下界で見る
トンボソウとは、一風変わっていた
茎ががっしり・花が密
黄緑色

今までよく見かけた
トンボソウ ↓ 
   
2021/7/11撮影 比較のため借りてきた  2020/7/151撮影 比較のため借りてきた
 
 一つピークを超えると、またピーク
周りの展望は無し・・・

ミヤマリンドウ:リンドウ科
花の中を覗くと、
もわもわとした斑点があるので、
ミヤマリンドウ
タテヤマリンドウのような縞模様は無い ↓
 
 タテヤマリンドウ 昨日、天狗原で見ている
比較のため借りてきた

チングルマ:バラ科
おやあ〜
ここではもう種ができ始めている!

 
 ウサギギク:キク科
まっ黄色で鮮やか〜
花が大きいので、遠くからでもよく目立つ

   
 タカネツメクサ:ナデシコ科
ぱっと見て、
タカネツメクサだと思った
よく似た
イワツメクサは、
なよなよして風が吹くとゆ〜らゆら

 
ホソバツメクサ:ナデシコ科
この花も、
タカネツメクサだと思った
が、家に帰ってよくよく画像を見ると、
なんとなく小さい
・・・・・・・・・
図鑑で調べてみると
タカネツメクサは、
花びらの先が円形になる』
ホソバツメクサ
先端が尖る』・・・と

 どちらも、高山の礫地に生えるので迷う・・・

   
 ミヤマアズマギク:キク科
急にこの花の群落が多くなった!

あっちにもこっちにも!

  
 足元はハクサンイチゲがずら〜り

 
 
ハクサンイチゲ:キンポウゲ科
今が見ごろ〜

 
 
 ハクサンフウロ:フウロソウ科
この花も多くなった!

 
セリ科
セリ科の判別は難しい・・・
シラネニンジンハクサンボウフウ

 
 コバイケイソウ:ユリ科
咲きたてのほやほや

 
 
 ミヤマクワガタ:オオバコ科
雄しべ2本が、にゅっと出ているのが特徴

 
 シナノキンバイ:キンポウゲ科
次から次へと、
今回初めて見る花が現れる

   
   
タカネヤハズハハコ(タカネウスユキソウ):キク科
雌雄異株だって=『雄花だけの雄株と両性花の株がある』・・・と
赤いのはつぼみの時?
下右は、両性花らしい

 
ツガザクラ::ツツジ科
赤と白と緑のコントラストが可愛い

 
アオノツガザクラ:ツツジ科
ちっとも青くないけれど・
アオノ

   
 小蓮華山に到着 8:10
山荘から2時間20分

登山客でいっぱい!

 
 オウギの仲間:マメ科
イワオウギ
とか、シロウマオウギとか・・・
違いは?判別は難しい・・・
シロウマだから、
シロウマオウギとは決まらないので困る

 
 小蓮華から三国境までは
おおむね下り

またガスが出てきた

 
 後ろの小蓮華方面を振り返ってみたが、

山頂だけ姿が見えない・・・

 
 右手は、雪倉朝日方面だね

隠れたり、ちょっとだけ姿を表したり
忙しいこと!

 
 左前方にうっすら見えるのは
白馬岳につながる稜線

 
 この辺り、雪がたくさん残っている

 
 このだらだら登りを過ぎると
三国境(さんごくざかい)

 
 三国境に着いた! 9:10
小蓮華から1時間

さあ、いよいよ急な登りになるので、
ここでちょっと休憩
石の上に座って、エネルギーゼリーを
吸い込む

これは重いけれど、
カロリーと水分の両方が取れて
するりと喉を通るので
食欲のない時や時間がない時にには
とても便利

カロリー表示が一番高いものを
買うことにしている

 
 ひとかたまりの小さなお花畑
薄黄色は、
シコタンソウ
紫色は、、
ミヤマクワガタ
左の方の赤っぽいのは、
イブキジャコウソウ(花は見えない)
  
   
 シコタンソウ:ユキノシタ科
咲き始めの花びらには、赤や黄色の点々がある

   
 ミヤマキンバイ:バラ科
花の中央は
鮮やかなオレンジ色!

 ミヤマハコベ:ナデシコ科
花びら5枚が切れ込んでいるので
10枚に見える
   
   
 ウルップソウ:オオバコ科
この辺りに咲いているはず・・・と思いながら
登山道の左右を見ていたが
たいていは、食べ終わったトウモロコシ状 下左

たま〜に、まだ花が残っている株もあった 上

下右 花の拡大

    
 ミヤマガラシ(ヤマガラシ):アブラナ科
鮮やかな黄色 
ナノハナそっくり

   
  
 シナノキンバイ:キンポウゲ科
小蓮華への登りでは、数株しかなかったが
白馬岳への登りになると
た〜くさん咲いていた

   
イワベンケイ:ベンケイソウ科
『雌雄異株
雄株の花は黄色みが強く、
雌株
の花びらは小さく子房が目立つ
秋に鮮やかな紅色の果実を作る』・・・と
で、↑これは、その紅色の果実(と思う)
   
 ↑ これが雄株の雄花だろうね
右 花の拡大

ミヤマタンポポか?シロウマタンポポか?:キク科
それぞれの特徴を図鑑で調べてみた

 ミヤマタンポポ 白山、北アルプス北部、頸城山塊の高山帯の岩礫地や草地に生える
見かけは下界のタンポポとほとんど変わらないが、葉が多くあまり細かく切れ込まない

 シロウマタンポポ ・高山に生えるタンポポは、おおむね生えている山域によって区別できるが、白馬岳にはよく似たシロウマタンポポが生えており、区別が難しい
シロウマタンポポは、葉の切れ込みが深いことで区別する

↓ ↓ ↓ ↓
つまり、見かけは下界のタンポポと大きな違いはないってこと
高山に生えるタンポポは、この他にもあるが、
タカネタンポポやクモマタンポポは北海道)・
(ヤツガタケタンポポは八ヶ岳と南アルプス)
(ミヤマタンポポは、白山・北アルプス・妙高・戸隠)
(シロウマタンポポは、北アルプス
南アルプスの荒川岳・赤石岳

・・・というように生育地が限られているので、
分かりやすいといえば分かりやすい

で、北アルプスに生えるタンポポは、
上記の二つと分かれば、
↑ この画像のタンポポの葉は、切れ込んでいるので
シロウマタンポポになる(でいいのかな?)

 もうすぐ白馬岳山頂〜(と思った)

 
右前方の山は、旭岳?

 
 左前方は、杓子や白馬鑓が見えるはずなのに
ガスの中・・・
手前の花は、
オンタデ(タデ科)

 
 あのとんがりが山頂のはず・・・

 
 タカネシオガマ:ハマウツボ科
濃いピンク色
白は、
タカネツメクサ
紫は、
イワギキョウ

   
ミヤマオダマキ:キンポウゲ科

   
ムシトリスミレ:タヌキモ科
あら? 葉っぱに虫がくっついている
まさに、
ムシトリスミレ

   
白馬岳山頂着 10:12

三国境から1時間
山荘から4時間20分
腰を下ろして休んだのは、
小蓮華と三国境だけ 5分くらい
疲れた〜

バックはガスで真っ白

右 大きな三角点 さすが一等三角点

 
前方の旭岳だけは、よ〜く見える

他の山が見えるまで待っていようか・・・
とも考えたが、下っていく途中に見えることもあるからと
下山することにした 10:30発

(この頃は、まさか下山が17時近くになるとは
まったく思いもしていなかった)

 
 ガスで隠れていた白馬山荘が見えた

 
 白馬山荘着 10:45
同行者は、トイレと買い物に

 
 待っている間、旭岳を眺めたり・・・
 
 白馬岳山頂を見上げたり・・・
 
 館内に合った「信州山のグレーディング」を見て
私って、「E」以外は結構登ってるじゃないの
と、一人で感心したり・・・
 
 頂上宿舎を見下ろしたり・・・

ガスの動きが早いので
見えていた景色も、すぐに見えなくなったりした

11時頃発

 
 
 コマクサ:ケシ科
緑色のロープの向こうに、ピンクの花
盛りの過ぎた
コマクサだった
ウルップソウと同居していた

 
白馬山荘を振り返ってパチリ
白馬岳の特徴ある山頂も見えた
(右側は急峻・左側はなだらか)

 
 タカネシオガマ:ハマウツボ科
葉っぱの裂け方が、
ミヤマシオガマより粗いのが特徴
ミヤマシオガマは、もっと細かく裂ける

 
 頂上宿舎や大雪渓へは、左折 11:19
杓子〜白馬鑓は直進

   
 ミヤマゼンコかな?:セリ科
小さな花が集まって、こんもりした花になっている 
セリ科の判別は、難しい

 
 イワギキョウ:キキョウ科
小型、薄青・毛無し

 
杓子岳が一瞬姿を現した!
こんなに全容が見えたのは、初めて!

 
頂上宿舎を見あげる
白馬へ来るときは、いつもここで泊る
シロウマオウギイワマオウギかも)の群生〜

白馬岳に咲いているから、
シロウマオウギ
とは限らないので困る
そっくりさんの花に、
イワオウギがある

図鑑で違いを調べてみた ↓
 シロウマオウギ
  (マメ科)
花序の花のつき方は短かい10個くらい
花色が
白い
 イワオウギ
  (マメ科)
長めの花序を付け、多数(10〜30個
薄黄色の花を付ける
↓ ↓ ↓ ↓ 
で、この花は?
薄黄色の花に見えるのでイワオウギかな?

 
 白馬山荘を見上げる
手前にはまだ大きな雪渓

 
ハクサンフウロ:フウロソウ科
わあ〜い! なんてたくさんあるのお〜
ハクサンフウロがあっちにもこっちにも!

   
アカバナ:アカバナ科
細くて長い花柄の先に、花をつける

 
 ウルップソウ:オオバコ科
あら、稜線の花かと思っていたが
そうでもないんだ

 
 後ろにぼんやり、頂上宿舎

頂上宿舎を過ぎると、一段と
花の種類も、花の量も多くなり、
花の咲いている面積も広くなり
見渡す限り〜花・花・花の状態

 
登山道は歩き難い、石ゴロゴロ道
足もとに目を配りながら
左右の花を見ながら
時々写真を撮りながら下る
前方は、杓子岳(ガスって稜線は見えない)

 
 オタカラコウかな?:キク科
がっしりして、花びらの数が多い

 
 メタカラコウかな?:キク科
ほっそりしている

白っぽいのは、
オウギの仲間
と、セリ科の花
ピンクは
ハクサンフウロ

 
  シロウマオウギかな?:マメ科
↓ これが花序(花のつき方)
ぶら下がっている花がいくつあるかと数えると、
16個くらいだろうか・・・
ということは、
イワオウギ
 
 今まで見てきた花より、
白っぽく感じたので
シロウマオウギかと思ったのに・・・

 
 ↑ 葉っぱの小葉の数を調べてみた
イワオウギの小葉は
5〜10対程度
シロウマオウギ小葉は11〜15対程度』だって
↑ これは、10対くらいなので、
イワオウギ
***************

よくわからない・・・決定打が無い・・・

 
 
 イワオウギ:キキョウ科
イワオウギ
のてんこもり〜

   
 タカネイブキボウフウかな?:セリ科
天辺の花の集まりが一番大きく
その下の花の集まりは、四方に伸びて、小型

セリ科の花は好きだが
判別が難しくて困りもの・・・

右 隣にあった花を近接で撮ってみた
小さな花の集まりだということが分かる
中央のピンクも可愛い

 
 小雪渓に近づいてきた
が、登山道はまだまだ歩き難い石ゴロゴロ
大きめの白は、大型のセリ科
細くて白いのは、
イワオウギかな?
***********

足を乗せた石がぐらついて
つんのめるのを防ごうと右にあった岩に
肘をついてストップさせたはいいが
相手は岩だもの、イタタタタ!
後で調べたところ、血は流れていなかったが
ひどい擦り傷と、肘の周りが青黒く腫れていた

 
ミソガワソウ:シソ科
沢の傍が好きな花

   
 
 テガタチドリ:ラン科
上左 ピンクは
ハクサンフウロ
白は
イワオウギ
下、 花のアップ

 
 
 オオハナウド:セリ科
これは、分かりやすいセリ科の花
花の周辺部にある花は、花びらが大きいのが特徴

 
 雪渓が近づいてきた!
周りはまだ雪が融けたばかりで
花の時期には早い・・・

 
 上を見上げると、
どんどん降りてくる人の姿

 
 下を見ると、小雪渓を渡るトレースができていた

 
 両岸には、休憩している人の姿
アイゼンを着ける人。外す人

アイゼンを着けようかどうしようか迷っていたが
後ろから来た男性(彼は昨日ここをノーアイゼンで渡った・・・と)に
先導してもらって、渡ることにした

恐る恐る足を踏み出した

何度もこの小雪渓を渡ったことがあるが
こんなに長いのは初めて
そして小雪渓自体の雪が多い!

足元は、幅広く、きれいに整地されていたが
1歩間違えばどこまでも滑り落ちてしまう

気を引き締め、
そろりそろりと渡った

渡れば楽になるのではなく
渡ってからがまたまた緊張の連続

去年ここを登っているが
何の緊張もなくすいすいと登った記憶がある

その違いは、雪渓のとけた水が、
ここかしこに流れて、「登山道てどこ?」状態だから

先程先導してもらった男性は、
後ろを見ながら、我々がついてくるかどうか
確認しながらゆっくり歩を進め、
とうとう大雪渓入口から猿倉まで同行し、
おまけに栂池の駐車場まで送ってくださった

 
 
小雪渓を渡り終わってから下っていくと
上の方で、ブ〜ンブ〜ンと機械音
何だろうと見上げると、
さっきの小雪渓渡り道の補修だった
雪を削り、平らにならしている姿だった・・・

有難うございま〜す

 
 大雪渓沿いにジグザグに下っていくのだが
今年は雪が多い!

登山道はまだ落ち着いてなくて
ガラガラ・ザレザレだったので
歩き難くてスピードが出ない・・・

 
 
岩屋の傍の木の橋を見下ろし  13:18
これから進むルートを確認した

あの橋を渡れば、左手の山裾に沿って
くねくね行けばいいわ・・・と思った

 
 が、そう簡単にはいかなかった
左手の山からも小沢が随所で流れ
小石をずるずると流してくる

 
 やっと大雪渓入口に着いた  13:50頃
雪渓の上なら、
石ゴロゴロ・砂利ズルズルが無いので
歩きやすいと一安心

アイゼンを着け、大雪渓上へ

 
  ベンガラは薄くなっているが
踏み跡はしっかりついているので
迷うことはない

大雪渓を下り始めた
下っていく方向はぼ〜んやり見える
先頭はやっぱり気持ちがいい

こんな気持ちのいいことを
雪渓初めての同行者に譲ろうと思い、
先頭を交代し後ろにつくことにした

写真も撮れるし・・・

   
左 下っていく方面はぼんやりと見える 14:10頃
右 後ろを振り返ると・・・真っ白
   
左 下っていく方面がはっきりしてきた 14:25頃
先頭は快調〜 (快調過ぎて間が離れた)
右 後ろもだいぶ見えるようになった
後ろから4人ほどの姿

落石が怖いので、
途中休憩なしで出口まで

出口でアイゼンを脱いだ 15:00頃 
が、赤いベンガラはまだ下の方まで続いていた

さて、足の軽くなったところで、
歩きやすい登山道になるかと思ったが
これが登山道?というような草の斜面だった

あとで、昨日ここを登った男性に聞くと
もう少し下から雪渓に入った・・・とのこと

妙な草地を歩くより、雪渓の方が歩きやすい
・・・と、途中でまた雪渓へ降りた

どうも入口・出口は2ヶ所あったようである

 
 下の出口からは
いつもの登山道となって
「雪渓末端」ケルンの前を通った 15:22

ここからは樹林の花が多くなった

 
 レイジンソウ:キンポウゲ科
白いトリカブトの仲間

この辺りに群生していた

   
 ヤグルマソウ:ユキノシタ科
大きな葉っぱが、「矢車」の形
これも群生していた

 エンレイソウ:シュロソウ科
黒い実ができていた

   
 サンカヨウ:メギ科
緑色の実から、だんだん紫色になっていく

   
  
 キヌガサソウ:シュロソウ科
この花も群生していた
盛りは過ぎていたが、
やっぱり会えて嬉しい花!
************

最終バスは出てしまった・・・
先導して下さった男性の車に便乗して
栂池の駐車場へ送ってもらうことになったが
私の足に合わせているとますます遅れるので、
先に2人で猿倉の駐車場へ行き、
猿倉山荘まで車を回してもらう方が
合理的だ・・・と言って2人を見送った

 
 ここから林道 16:09
ふり返って山道をパチリ

あとは林道をどんどん歩いて
猿倉へ行けば車が待っているという寸法

足は疲れているが、平坦な林道なので
スピードがさほど落ちることなく歩けた

足が痛くても、疲れていても
花があったら見過ごすわけにはいかない

   
   
 
 エゾアジサイ:アジサイ科
いろいろな色合いの花があった
周りの大きい花は、「装飾花」
本当の花は中央にある小さい粒々

下 まだつぼみ

   
   
 タマガワホトトギス:ユリ科
また会ったね!

  
 ヤマホタルブクロ:キキョウ科

 
 ここから右折して、山道になる

 
 猿倉山荘に到着 16:50

先行の二人は待ちくたびれているか・・・と心配したが
まだ車の姿はなし

トイレをお借りし、顔と手を水で洗ってさっぱりさせ
元気になる薬(缶ビール)を買って
飲んでいるところへ車が到着

ゴメンね〜 私だけ飲んで・・・

朝から口に入れたものは、
水分700ccくらいと、
エネルギー補給ゼリー1本だけ
(水分は、カロリーやミネラルの入った
スポーツ飲料の粉末を水に溶かしたもの


たったそれだけでよく歩いたこと・・・

白馬大池山荘で頼んだお弁当は手つかず
(帰りのSAで食べた)

栂池駐車場について
お世話になった男性と別れ
多治見へ


  私の記念の1枚 〈白木さんより〉
 
 
 ゴンドラ「イブ」が次から次へ

まずは、栂池自然園ヘ向かいます

 
 満開ナナカマドと白馬大池

山荘まであと少し!

 
 さあ、小蓮華岳、白馬岳に向けて出発

白馬大池に朝日が輝く

 
 猿倉駐車場
あの山々から…降りきりました

長かった、感無量


  【乗り物・山小屋などの情報】
   
*栂池ゴンドラ&栂池ロープウェイ栂池自然園まで片道   2000円
   *ゴンドラからロープウェイ駅に乗り換えるまで、舗装路を5〜6分歩くのだが、
    花に見とれていると時間がかかる。
   *登山口まで舗装路歩き5〜6分。ここも花に見とれていると時間かかる。
   *「白馬大池山荘」
    ・今年は完全予約制。前日の朝、「山小屋カレンダー」を見たら「満室」・・・
     数時間後再度見たら「残少要電話」とあったので、電話を掛けた所空いていたので、即予約した。
    ・感染症予防のための持ち物が書いてあったので持参した(マスク・除菌液・ウェットティッシュ
     ・インナーシーツ・ごみ袋・宿帳(プリントして内容を記入したものを受付に出した)
     インナーシーツは、下になる部分が長いタイプで、枕をくるりと包めるので、枕カバーは持参せず。
    ・敷布団・掛布団・枕は、部屋に用意されていた。
    ・1つの区画(カーテンで仕切ってあった)に2人で泊った。(布団はそれ以上あった)
    ・1泊2食=1万2000円。弁当=1500円。
    ・以前来た時は、「室内のトイレはおつりが来ます」と注意書きがあったが、今回はそんなことはなかった。
     雨が最近降っていないから・・・とは受付の人の話。
     でも、念のため中を覗き込んでから用を足した。洋式タイプがあったので有り難かった。
    ・外のトイレは男女兼用。
    ・食堂は、テーブルごとにパーテーションが設置され、隣席は空けて座るようになっていた。
    ・夕食にフライの乗ったカレーが出たが、隣の男性に貰ってもらったので、それ以外は完食。
     前回は大きなカツフライだった。声をかけたが誰にも貰ってもらえず残してしまった。

  【この季節の白馬岳登山の記録
      猿倉〜白馬〜栂池   2020/8/12〜8/13
      栂池〜白馬三山〜鑓温泉〜猿倉   2017/9/8〜9/10
      白馬〜雪倉〜朝日縦走   2009/8/〜8/5
      白馬〜親不知   2008/8/5〜8/9
      栂池〜白馬〜唐松〜八方   2006/8/30〜9/1
      猿倉〜白馬〜栂池   2004/7/15〜7/17
      白馬三山   2002/7/25〜26
      白馬〜雪倉〜朝日   2001/8/25〜8/27
      猿倉〜白馬三山〜鑓温泉〜猿倉   2000/8/19〜8/21
      白馬〜雪倉〜朝日   1998/8/19〜8/22
      猿倉〜白馬〜栂池   1998/6/13〜6/14     他4回


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