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3日目 10/27 (木)
見晴台からの展望 高見石小屋 茶水の池 ロープウェイ駅 |
●場 所 | 長野県小海町・茅野市 |
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●標高 | 東天狗岳:2646m 西天狗岳:2645.8m 箕冠山(みかぶりやま):2580m 根石岳:2603m |
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●山行日 | 2022年10月25日(火)~27日(木) | |||||||||||||
●コースタイム |
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朝食後すぐ、出発 6:25 天狗の奥庭へ登り始めたテント泊の登山者に、 昨日、踏み跡が薄くて困った話をして、 「気を付けて~」と言って見送った 宿泊者用の水は、小さいタンクに入っていたが テント泊用の水は、雪を溶かしたんだろうか?? 丁度テントから出てきた登山者に、 「」寒かったでしょう~と声を掛けると、 「マイナス6℃くらい」と返ってきた テント場の地面は、バリバリに凍っていた |
中山峠へ行く道は、全部木道 雪が凍って、ツルツル 今日もスタートからチェーンアイゼンを付けたので 安心して足が出せるが、 それでも気をつけないとツルと来る |
中山峠 6:33 朝日が差してきた 前回(2018年)はここからみどり池方面へ下って、 ヘッドランプを点けながら歩いて稲子湯に泊まった |
大岩の脇を登ると、尾根道になった 雪はなし! |
6:43 見晴台から、後ろを振り返ると・・・ ↓ |
硫黄と両天狗がくっきり見えた |
登山道の両側のあちこちに、霜柱の林 10cmくらいはある |
「にゅう」への分岐 6:59 登山道に雪はなかった |
中山への道は、始めのうちはたらたら 木道がずらっと続いていた 雪が無くても霜が降りていて滑りやすいので 土の上が安全 朝は凍っていてバリバリなので、歩きやすい |
大岩ゴロゴロの登りが始まった 下りより、登りの方がまだまし |
登り切った所から後ろを振り返った 以前は、「中山」山頂より、見晴らしがよくて 「山頂」らしい場所だったが シャクナゲの木が大きく育ったせいか、見晴らしはイマイチだった |
↑ 登り切った所から-1 |
↑ 登り切った所から-2 |
↑ 登り切った所から-3 暗い樹林の入口へ入っていくと・・・ |
すぐ、「中山山頂」 7:28 |
そしてたらたら道を歩いて行くと すぐ、中山展望台 7:33 標識の向こうに蓼科山が見えた |
岩ゴロゴロ地帯を少し奥へ進んでいくと 白い雲の海 その下は「諏訪湖」だろうか? |
左手に、左:東天狗と右:西天狗が見えた |
手前の茶色い山の上に、ぽつんと白い玉 車山だよね その奥が、美ヶ原? そのまた後ろの白い山は、北アルプス 左が西穂・奥穂・北穂で、ぐんとへこんだ所が大キレット そのずずずっと右にある尖った山は、槍~! |
↑ ぽつんと白い玉は、車山の「気象レーダー観測所」 |
蓼科山の左は、北アルプスの 後立山辺りらしい ↑ ↓ |
↑ 引っ張りよせてパチリ |
さあ、先へ進もう~ 7:52 途端に、岩ゴロゴロの下り道となり 雪がもっと多ければ、岩と岩の隙間が亡くなって ルンルンで歩けるのだが・・・ 又は、まったく雪が無ければ、 岩の頭をひょいひょいと踏んで行けるのだが 中途半端に雪があるので、 滑りそうで、慎重になる為、スピードが出ない・・・ |
こんな岩ゴロ道や、 |
こんな岩ゴロ道がずっと続く |
両側の苔と雪をたまに見るが、 |
まだまだ岩ゴロ道が続いて 早く終わりになって~と叫びたくなった 9:04 |
9:14 やっと高見石小屋に着いた! |
ここをクリックすると大きく見えます |
この地図も新しくなり、分かりやすくなっていた 予定では、「白駒荘」への道を下る予定だったが、 ここまでの下りに苦労したので 初めての道より、勝手の分かっている「青苔荘(せいたいそう)」への道に変えた 9:36発 高見石展望台へ登る時間の余裕もないので、パス! |
渋の湯分岐標識 渋の湯へは、ここを左折 2013年、急用ができて賽(さい)の河原へ下山したことがあるし 2020年には、同じくエスケープルートとして、使ったことがある 今回は直進 9:38 今の時期、平日はバスが無いので ロープウェイ駅まで歩く計画 |
すぐ、青苔荘へ下りる分岐があった 9:40 直進は、丸山経由で麦草ヒュッテへ行ける 2018年には、丸山経由で降りたことがある |
苔と雪がうまくマッチしてい~い感じ 分岐から雪が少なくなったので、チェーンアイゼンを外して ザックの横にぶら下げておいた |
あれ?こんな所に木道あったっけ? 2020年、白駒池から高見石へ登ってきたことがあるが こんな所に木道があった記憶がない 雪に埋もれていて気が付かなかった?? |
いったん木道が途切れた・・・と思っても、すぐまた現れる それも、何度も何度も! 木道も雪が無く凍っていなければルンルンだが、 雪は乗っかっている、 下っている場所にもある・・・では 怖くて木道の上を歩けない 木道そばの地面を歩くようにして、白駒池を目指した |
やっとここで白駒池周回ができる広い道に出た 10:15 これで木道とはおさらば~と思ったら、 今度は、違うタイプの木道が現れた まだ新しい 雪が無ければ、タウンシューズでも歩けるような作り しかし、雪が乗っかっていると滑って怖い どこまで続いているのだろうと思うほど長く感じた 駐車場と、山道を歩いて麦草峠へ行く道の分岐があったが 迷わず、駐車場へと右折した 山道はここまでと同じように、岩・木道・滑る・・・だろう 駐車場へ下り、国道299号線(メルヘン街道)を歩けば 山道よりスピードを出して歩けると計算した |
思った通り、国道に雪無し 車は多くはない 道路端を速足で、どんどん歩いて・・・ |
麦草ヒュッテまで来た 10:44 、五辻経由でロープウェイ駅まで歩いたことがある 登山地図を見ると、 ①茶臼山~縞枯山の稜線歩きだと→2h45 (*登りがあるとスピードが出ない) ②五辻経由だと→1h55 (*五辻経由が一番時間が早いが 今年の3月、ロープウェイ駅への登りがしんどかった記憶がある) ③まだ歩いたことはないが、雨池経由だと→2h30 (*時間は短くはないが、たらたら道が殆んど こういう道はスピードを上げれる!と思い 雨池経由の道を選んだ) |
この、「茶水の池」標識から右折して 10:44 水の少ない「茶水の池」を渡って、 「茶水の森」を目指した |
「茶水の森-1」 苔の森の中を木道が通っている また木道か!と思ったら、木道は終わって土の道になった ↓ |
↑↓ 「茶水の森-2」 こういう道が続くといいなあと思って喜んでいた |
「茶水の森-3」 い~い感じの、森の中ウォーキング |
「茶水の森-4」 スギゴケかな?ふわふわの苔のクッション |
「茶水の森-5」 たまには笹原もいいね |
「茶水の森-6」 苔・苔・苔の静かな道を楽しんで歩いていたが、 そのうち、木道がまたもや現れた ↓ |
「茶水の森-7」 乾いている木道ならいいが、雪交じりになってくると つるっと滑るので危険! それでも、昨日の「天狗の奥庭」よりは 安心して歩くことができたのは、 赤テープなどがしっかりしていたから 赤テープ一つを過ぎると、次の目印がちゃんとあるので 迷い込んでしまうという心配はなかったのが幸い |
どんどんスピードを上げて歩いて、 ふいっと出た所が広い林道風の道 11:51 |
この広い林道風の道をどんどん進んでいけば いつも通る雨池峠へ出られるのだろう・・・と思ったのは 甘かった! ↑ ↓ この2つは同じ場所に立っていた |
↑ この地図を見ると、 現在位置から雨池へも行けるが、 雨池へ行かなくてもいい・・・ということが分かった ロープウェイ麓駅から茅野駅へ行くバスは 午後は15時しかないとのこと(電話でバス会社に確かめた) それに間に合わせたいので、雨池見学はパス |
ここからも、雨池へ行ける分岐 12:13 道は相変わらず広い林道風 |
新しい標識があった 12:26 「登山者の皆様へ 雨池峠へ行くには、旧道ではなく新道を通るように」 ・・・の注意書きだった |
すぐ、その新道分岐があった 12:28 急な階段がずう~っと続いていた え~っ、ここを登るのお~!というくらいの急階段だった 「雨池峠 ロープウェイ」の文字もあるので 登るっきゃない |
登って登って登っての急な坂道 たまに階段も、たまにトラバースもあった 登っている途中、上から女性2人が下りてきた この時間からどこへ行くつもりだろうと尋ねると 雨池見学だって 「まだ遠いですか?」「きれいでしたか?」と聞かれ、 「まだまだ この急な坂を下ってどんどん歩いて行かなきゃ」 「ロープウェイに間に合いたいので見学する暇はなかった」・・・と答えた 「最終のロープウェイに間に合うように帰って来てね」と言って 相談している二人の横を通って、先を急いだ どうやら引き返すことにしたようだった 確かに、登山地図でも1時間で雨池へ行けて、 半周して帰ってくるのに約1時間とは書いてあるが 帰りにこの急な坂道を登らなければいけないのだからね |
また木道?! 13:01 登りはここまで ここからは平坦な木道(というか、高さのある橋)になった 木道(橋)の板はまだ新しく、横に並べて作ってあったので 縦よりは歩きやすかったが、 雪が積もっているので、冷や冷やしながら慎重に歩いた |
橋が終わった所で、後ろを振り返ってパチリ 13:05 ↓ 引き返してきた二人連れ |
「せっかく行く気だったのに、残念ね」・・・と言うと 「北横岳へは登ってきました」と ま、それならいいか・・・ |
見慣れた雨池峠の標識 13:06 もうここまで来れば、ロープウェイ駅は近い |
草原と木道 乾いていれば何の心配もない |
縞枯山荘 13:11 今日もお休みだった |
そうだ、木道がまだあった・・・ 雪が乗っている木道は、下りて土の上を歩いた この時刻なのに、まだすれ違う人が何人もいた どこへ行くのだろう?? 雨池? 縞枯山? 人ごとながら心配になった ・・・・・・・・・・ 靴が泥で汚れていたので、 雪のある所で、ゴシゴシ「雪洗い」をしたが、きれいには落ちなかった 駅の外に「雪落とし」用のブラシが置いてあるが、 上手く落ちないらしく、私と同じように、雪を探して 「水洗い」ならぬ「雪洗い」をしている男性もいた |
ロープウェイ駅に着いた 13:28 次のロープウェイは、13:40発 ギリギリ予定していた発車より1時間も前に着いた 慌てるより、麓駅の食堂でゆっくりする方がいいよね |
ロープウェイの中から-1 見慣れた山々 一番左が、東天狗 その右が西天狗 あそこからここまで歩いてきた |
ロープウェイの中から-2 左に西岳とその山裾 その奥が、南アルプス |
ロープウェイの中から-3 東天狗と西天狗 |
ロープウェイの中から-4 東天狗・西天狗・赤岳・阿弥陀 その横のゴツゴツは権現? そして、編笠・西岳だろうね |
15時のバスまで、食堂でゆっくりしてから バス停へ お客は、夫婦連れと、テント泊の男性と、私の4名 |
バスの中から プール平のカーブの所が一番きれいでパチリ 上の方は雪 その下はカラマツの黄葉で、こんな眩しい赤色はこの辺りだけ 駅に近くなると、赤も黄色も無し |
茅野駅 約1時間で着いた 駅での切符購入は、窓口では買えなかった 券売機で買うように勧められて、 お客の横に立って、あれこれ親切に教えるのが駅員さんの仕事になったようである |