1000回目の山行は

      八ケ岳   (天狗岳~麦草峠~ロープウエイ駅)       
                                   
 


    3日目 10/27 (木)


見晴台からの展望


高見石小屋


茶水の池


ロープウェイ駅
●場 所 長野県小海町・茅野市
●標高 東天狗岳:2646m 西天狗岳:2645.8m
箕冠山(みかぶりやま):2580m
根石岳:2603m
●山行日 2022年10月25日(火)~27日(木)
●コースタイム
1日目 10/25(火) 
みどり池入口
しらびそ小屋
本沢温泉

12:30~12:38
14:19~14:22
16:00着

2日目 10/26(水)  
本沢温泉
東天狗岳
西天狗岳
天狗の奥庭上
黒百合ヒュッテ

7:22発
11:43
12:23~12:35頃
14:13
15:35頃着

3日目 10/27(木)
黒百合ヒュッテ
中山
高見石小屋
白駒池周回道路
駐車場
茶水の池
林道合流
雨池峠分岐
雨池峠
ロープウェイ山頂駅
ロープウェイ麓駅
茅野駅
多治見駅

6:25発
7:28
9:14
10:15
10:25頃
10:44
11:51
12:28
13:06
13:28着
15:00発
16:16発
18:37着



      

朝食後すぐ、出発 6:25
天狗の奥庭へ登り始めたテント泊の登山者に、
昨日、踏み跡が薄くて困った話をして、
「気を付けて~」と言って見送った

宿泊者用の水は、小さいタンクに入っていたが
テント泊用の水は、雪を溶かしたんだろうか??

丁度テントから出てきた登山者に、
「」寒かったでしょう~と声を掛けると、
「マイナス6℃くらい」と返ってきた

テント場の地面は、バリバリに凍っていた

中山峠へ行く道は、全部木道

雪が凍って、ツルツル

今日もスタートからチェーンアイゼンを付けたので
安心して足が出せるが、
それでも気をつけないとツルと来る

中山峠 6:33

朝日が差してきた

前回(2018年)はここからみどり池方面へ下って、
ヘッドランプを点けながら歩いて稲子湯に泊まった

大岩の脇を登ると、尾根道になった
雪はなし!

6:43 見晴台から、後ろを振り返ると・・・ ↓
硫黄と両天狗がくっきり見えた

登山道の両側のあちこちに、霜柱の林
10cmくらいはある

 「にゅう」への分岐 6:59
登山道に雪はなかった

 
 中山への道は、始めのうちはたらたら

木道がずらっと続いていた
雪が無くても霜が降りていて滑りやすいので
土の上が安全
朝は凍っていてバリバリなので、歩きやすい

 
 大岩ゴロゴロの登りが始まった
下りより、登りの方がまだまし

 
 登り切った所から後ろを振り返った

以前は、「中山」山頂より、見晴らしがよくて
「山頂」らしい場所だったが
シャクナゲの木が大きく育ったせいか、見晴らしはイマイチだった

 
 ↑ 登り切った所から-1
 
 ↑ 登り切った所から-2

 
 ↑ 登り切った所から-3
暗い樹林の入口へ入っていくと・・・ 
 
 すぐ、「中山山頂」 7:28

 
 そしてたらたら道を歩いて行くと
すぐ、中山展望台 7:33

標識の向こうに蓼科山が見えた

 
 岩ゴロゴロ地帯を少し奥へ進んでいくと
白い雲の海
その下は「諏訪湖」だろうか?

 
 左手に、左:東天狗と右:西天狗が見えた

 
 手前の茶色い山の上に、ぽつんと白い玉
車山だよね
その奥が、美ヶ原?
そのまた後ろの白い山は、北アルプス
左が西穂・奥穂・北穂で、ぐんとへこんだ所が大キレット
そのずずずっと右にある尖った山は、槍~!

 
 ↑ ぽつんと白い玉は、車山の「気象レーダー観測所」

 
 蓼科山の左は、北アルプスの
後立山辺りらしい ↑ ↓
 
 ↑ 引っ張りよせてパチリ

 
 さあ、先へ進もう~ 7:52

途端に、岩ゴロゴロの下り道となり
雪がもっと多ければ、岩と岩の隙間が亡くなって
ルンルンで歩けるのだが・・・
又は、まったく雪が無ければ、
岩の頭をひょいひょいと踏んで行けるのだが
中途半端に雪があるので、
滑りそうで、慎重になる為、スピードが出ない・・・

 
 こんな岩ゴロ道や、
 
 こんな岩ゴロ道がずっと続く

 
 両側の苔と雪をたまに見るが、
 
 まだまだ岩ゴロ道が続いて
早く終わりになって~と叫びたくなった  9:04

 
 9:14 やっと高見石小屋に着いた!

 
ここをクリックすると大きく見えます
 この地図も新しくなり、分かりやすくなっていた

予定では、「白駒荘」への道を下る予定だったが、
ここまでの下りに苦労したので
初めての道より、勝手の分かっている「青苔荘(せいたいそう)」への道に変えた
9:36発

高見石展望台へ登る時間の余裕もないので、パス!

 
 渋の湯分岐標識
渋の湯へは、ここを左折 
2013年、急用ができて賽(さい)の河原へ下山したことがあるし
2020年には、同じくエスケープルートとして、使ったことがある

今回は直進 9:38

今の時期、平日はバスが無いので
ロープウェイ駅まで歩く計画

 すぐ、青苔荘へ下りる分岐があった 9:40
直進は、丸山経由で麦草ヒュッテへ行ける
2018年には、丸山経由で降りたことがある

 
 苔と雪がうまくマッチしてい~い感じ

分岐から雪が少なくなったので、チェーンアイゼンを外して
ザックの横にぶら下げておいた

 
 あれ?こんな所に木道あったっけ?
2020年、白駒池から高見石へ登ってきたことがあるが
こんな所に木道があった記憶がない

雪に埋もれていて気が付かなかった??

 
 いったん木道が途切れた・・・と思っても、すぐまた現れる
それも、何度も何度も!

木道も雪が無く凍っていなければルンルンだが、
雪は乗っかっている、
下っている場所にもある・・・では
怖くて木道の上を歩けない

木道そばの地面を歩くようにして、白駒池を目指した

 
 やっとここで白駒池周回ができる広い道に出た 10:15

これで木道とはおさらば~と思ったら、
今度は、違うタイプの木道が現れた
まだ新しい
雪が無ければ、タウンシューズでも歩けるような作り

しかし、雪が乗っかっていると滑って怖い

どこまで続いているのだろうと思うほど長く感じた

駐車場と、山道を歩いて麦草峠へ行く道の分岐があったが
迷わず、駐車場へと右折した

山道はここまでと同じように、岩・木道・滑る・・・だろう

駐車場へ下り、国道299号線(メルヘン街道)を歩けば
山道よりスピードを出して歩けると計算した

 
 思った通り、国道に雪無し
車は多くはない
道路端を速足で、どんどん歩いて・・・
 
 麦草ヒュッテまで来た 10:44
、五辻経由でロープウェイ駅まで歩いたことがある

登山地図を見ると、
①茶臼山~縞枯山の稜線歩きだと→2h45
(*登りがあるとスピードが出ない)

②五辻経由だと→1h55
(*五辻経由が一番時間が早いが
今年の3月、ロープウェイ駅への登りがしんどかった記憶がある)

③まだ歩いたことはないが、雨池経由だと→2h30
(*時間は短くはないが、たらたら道が殆んど
こういう道はスピードを上げれる!と思い
雨池経由の道を選んだ)

 
 この、「茶水の池」標識から右折して 10:44
水の少ない「茶水の池」を渡って、
「茶水の森」を目指した

 
 「茶水の森-1」
苔の森の中を木道が通っている
また木道か!と思ったら、木道は終わって土の道になった ↓
 
 ↑↓ 「茶水の森-2」
こういう道が続くといいなあと思って喜んでいた
 
 「茶水の森-3」
い~い感じの、森の中ウォーキング
 
 「茶水の森-4」
スギゴケかな?ふわふわの苔のクッション
 
 「茶水の森-5」
たまには笹原もいいね
 
 「茶水の森-6」
苔・苔・苔の静かな道を楽しんで歩いていたが、
そのうち、木道がまたもや現れた ↓
 
 「茶水の森-7」
乾いている木道ならいいが、雪交じりになってくると
つるっと滑るので危険!

それでも、昨日の「天狗の奥庭」よりは
安心して歩くことができたのは、
赤テープなどがしっかりしていたから

赤テープ一つを過ぎると、次の目印がちゃんとあるので
迷い込んでしまうという心配はなかったのが幸い

 
 どんどんスピードを上げて歩いて、
ふいっと出た所が広い林道風の道 11:51

 
 この広い林道風の道をどんどん進んでいけば
いつも通る雨池峠へ出られるのだろう・・・と思ったのは
甘かった!

↑ ↓ この2つは同じ場所に立っていた
 
 ↑ この地図を見ると、
現在位置から雨池へも行けるが、
雨池へ行かなくてもいい・・・ということが分かった

ロープウェイ麓駅から茅野駅へ行くバスは
午後は15時しかないとのこと(電話でバス会社に確かめた)

それに間に合わせたいので、雨池見学はパス

 
 ここからも、雨池へ行ける分岐 12:13
道は相変わらず広い林道風

 
 新しい標識があった 12:26
「登山者の皆様へ
雨池峠へ行くには、旧道ではなく新道を通るように」
・・・の注意書きだった

 
 すぐ、その新道分岐があった 12:28
急な階段がずう~っと続いていた

え~っ、ここを登るのお~!というくらいの急階段だった
「雨池峠 ロープウェイ」の文字もあるので
登るっきゃない

 
 登って登って登っての急な坂道
たまに階段も、たまにトラバースもあった

登っている途中、上から女性2人が下りてきた
この時間からどこへ行くつもりだろうと尋ねると
雨池見学だって

「まだ遠いですか?」「きれいでしたか?」と聞かれ、
「まだまだ この急な坂を下ってどんどん歩いて行かなきゃ」
「ロープウェイに間に合いたいので見学する暇はなかった」・・・と答えた

「最終のロープウェイに間に合うように帰って来てね」と言って
相談している二人の横を通って、先を急いだ

どうやら引き返すことにしたようだった

確かに、登山地図でも1時間で雨池へ行けて、
半周して帰ってくるのに約1時間とは書いてあるが
帰りにこの急な坂道を登らなければいけないのだからね

 
 また木道?! 13:01
登りはここまで
ここからは平坦な木道(というか、高さのある橋)になった

木道(橋)の板はまだ新しく、横に並べて作ってあったので
縦よりは歩きやすかったが、
雪が積もっているので、冷や冷やしながら慎重に歩いた

 
 橋が終わった所で、後ろを振り返ってパチリ 13:05
↓ 引き返してきた二人連れ
 
 「せっかく行く気だったのに、残念ね」・・・と言うと
「北横岳へは登ってきました」と

ま、それならいいか・・・

 
 見慣れた雨池峠の標識 13:06

もうここまで来れば、ロープウェイ駅は近い

 
 草原と木道
乾いていれば何の心配もない

 
 縞枯山荘 13:11
今日もお休みだった

 
 そうだ、木道がまだあった・・・

雪が乗っている木道は、下りて土の上を歩いた

この時刻なのに、まだすれ違う人が何人もいた
どこへ行くのだろう??

雨池? 縞枯山?
人ごとながら心配になった
・・・・・・・・・・

靴が泥で汚れていたので、
雪のある所で、ゴシゴシ「雪洗い」をしたが、きれいには落ちなかった

駅の外に「雪落とし」用のブラシが置いてあるが、
上手く落ちないらしく、私と同じように、雪を探して
「水洗い」ならぬ「雪洗い」をしている男性もいた
 
 ロープウェイ駅に着いた 13:28

次のロープウェイは、13:40発

ギリギリ予定していた発車より1時間も前に着いた

慌てるより、麓駅の食堂でゆっくりする方がいいよね

 
 ロープウェイの中から-1
見慣れた山々
一番左が、東天狗 その右が西天狗
あそこからここまで歩いてきた

 
 ロープウェイの中から-2
左に西岳とその山裾
その奥が、南アルプス

 
 ロープウェイの中から-3
東天狗と西天狗

 
 ロープウェイの中から-4
東天狗・西天狗・赤岳・阿弥陀
その横のゴツゴツは権現?
そして、編笠・西岳だろうね

 
 15時のバスまで、食堂でゆっくりしてから
バス停へ

お客は、夫婦連れと、テント泊の男性と、私の4名

 
 バスの中から

プール平のカーブの所が一番きれいでパチリ

上の方は雪
その下はカラマツの黄葉で、こんな眩しい赤色はこの辺りだけ

駅に近くなると、赤も黄色も無し

 
 茅野駅

約1時間で着いた

駅での切符購入は、窓口では買えなかった
券売機で買うように勧められて、
お客の横に立って、あれこれ親切に教えるのが駅員さんの仕事になったようである



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