南の次は、北へ
   
 北アルプス縦走(新穂高温泉~扇沢)
         双六岳~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶岳~野口五郎岳~
           烏帽子岳~南沢岳~不動岳~船窪岳~七倉岳~蓮華岳


 7日目 8月11日(木)  
      
船窪小屋→七倉岳→北葛岳→蓮華岳→針ノ木小屋へ】

船窪小屋5:40発・・・七倉岳6:00・・・七倉乗越7:10・・・北葛岳8:30・・・北葛乗越9:55~10:05・・・蓮華岳12:35~
12:45・・・針ノ木小屋13:45着(泊)
 


1日目 8/5  自宅~新穂高温泉~わさび平小屋  2日目 8/6 わさび平小屋~双六小屋
3日目 8/7 双六小屋~三俣山荘 4日目 8/8 三俣山荘~野口五郎小屋
5日目 8/9 野口五郎小屋~烏帽子小屋 6日目 8/10 烏帽子小屋~船窪小屋
7日目 8/11 船窪小屋~針ノ木小屋  8日目 8/12 針ノ木小屋~扇沢~自宅


オーナーの松澤寿子さん  鐘を鳴らして出発を見送ってくださった  5:40発

このころは、まだ唐松山荘まで行って下山しようか・・・と考えていた (つまりあと4日後に)




 右手は、きれいな雲海!!




 
 小屋を振り返る  「槍」もばっちり!




   
船窪岳と蓮華・針ノ木との分岐




シラタマノキ:ツツジ科



 
 
 昨日歩いてきた山並みを振り返る




   
 6:00  あっけなく七倉岳に到着




 ここからまた、下りが始まる

七倉岳2509mから七倉乗越2316mまで

地形図を見ると、しわしわのガレガレ

赤いザックは先行者の男性

今日は、この方面2人だけのよう




   
 岩屑の登り  右は崖


 コケモモ:ツツジ科




   
ここをクリックすると大きく見えます
 カクミノスノキ:ツツジ科

赤い実がたくさん生っていたので味見

うん、なかなかおいしい




 ジグザグ登りの道がはるか遠くに見える




 
 右  蓮華岳   鞍部に針ノ木小屋  左が針ノ木岳




   
鉄梯子・・・丈夫だから大丈夫
  



七倉乗越に着  7:10

また、登りが始まる

北葛岳2551mまで230mほど




七倉乗越から、降りてきた道を振り返る




遠くに船窪小屋が見える




紫色  ハクサンシャジン:キキョウ科

ここで初めて出会った

黄色  コキンレイカ:オミナエシ科

別名ハクサンオミナエシ




しっかりした梯子なら大丈夫




 左  針ノ木岳  鞍部に針ノ木小屋が見えた ↓






 遠くの山は・・・八ヶ岳かな?




   
ここをクリックすると大きく見えます
 北葛岳到着  2551m  8:30

ここからまた、北葛乗越2275mまで下る




 蓮華岳が近くに見える

が、乗越まで下って、また登り返さなければならない
   
カクミノスノキ:ツツジ科

いただきま~す




 ミヤマシグレ:スイカズラ科

花が終わって、小さな実ができている
 クロマメノキ:ツツジ科

左  まだ若い実

右  色づいてきた  が、裏面を見るとまだ緑色のこともあるので、要注意

ほんとに、今年は大豊作!




ミヤマママコナ:ハマウツボ科




 シロバナハナニガナ:キク科

 ウメバチソウ:ユキノシタ科




 クロウスゴ:ツツジ科




オヤマノリンドウ:リンドウ科

 
 七倉岳(右)・北葛岳(左)を振り返る




 
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 「蓮華の大下り」の最後かな?

逆コースなので「蓮華の大登り」になる

左奥に蓮華岳のなだらかな稜線が見える




 アカトンボだ!
 北葛乗越 2275m  9:55

右  北葛岳から降りてきた道を振り返る




   
 『長い鎖場』がいつまでも続く

足元は崩れやすいガレ・ザレ

追い越す人もなく、
前からの人もいない時刻だったので、よかった!




土留の丸太は朽ちたり、流されたりで
とても不安定



 
   
 ハナヒリノキ:ツツジ


『有毒植物で,かつて葉を粉にして殺虫剤として使われた

この粉がくしゃみを誘うことからハナヒリノキの名がある』

・・・という面白い名前の由来がある




調べ中



 
   
 ヤマルリソウ:ムラサキ科




 オヤマソバ:タデ科



   
    
 コマクサ:ケシ科

ここのコマクサは、株が大きい




 
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ふもとの町が見えた!
屋根の色まで見える・・・

ここらで急に里心が付いた

もう、歩き難いザレ・ガレは嫌

これで、7日間同じ服を着ている

汗臭いじめっぽい服はもう嫌
(乾燥室のない小屋もある
洗濯ができない稜線の小屋がこれからも続く・・・)

早くお風呂に入りたい~

針ノ木小屋から下山しようっと・・・決心した




 タカネマツムシソウ:マツムシソウ科



 
 今まで歩いてきた道を振り返る




 
 11:35  北葛乗越から約1時間半、ずっとザレ・ガレが続いたが、
もうここからは砂礫の道となり、歩きやすくなる




   
トウヤクリンドウ:リンドウ科

晴れているので、中まで見えるほどに開いていた




 ウイキョウ:セリ科




 チャボヤハストウヒレン:キク科

クロトウヒレンより背が低く小ぶり




 コマクサ:ケシ科

白花




 
 蓮華岳山頂 2799m  12:35




 
 蓮華岳の広い山頂




 
 ここまで歩いてきた道を振り返る  遠くに烏帽子岳の丸い形が見える!




 
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 ミヤマリンドウ:リンドウ科

稜線は風が強く、木陰に隠れるようにして咲く花以外
大揺れに揺れて撮影不可




 針ノ木小屋が見えた  13:35

蓮華の登りよりはましだが、
やっぱり下りはザレて歩き難い

土の道が恋しい!




 
針ノ木小屋に到着 2536m  13:45

針ノ木谷を登ってくる人・針ノ木岳を登り下りする人などで、大混雑!!

布団2枚に3人・・・と聞き、覚悟した

針ノ木雪渓でアイゼンは必要かどうか尋ねると、「全部夏道です」・・・だって

アイゼンが要らないなら、やっぱり下山しようっと決め、明日の予定「帰宅」と書いた

・・・・・・・・・

トイレは洋式・除菌スプレー付きはありがたかった!

乾燥室はストーブなし・更衣室なし

がら空きの食堂で、缶ビールと中華飯を頼んで昼食




 
 18:10  2回目の夕食後、外のベンチで展望を楽しむ


 
 どこから歩いてきたんだっけ?・・・と思いながら眺める

右の方に三ツ岳が見える~烏帽子岳~南沢岳~不動岳~蓮華岳~七倉岳~北葛岳・・・・よく歩いたね~

蓮華岳は山に隠れて見えず・・・

・・・・・・・・・・・・

明日からお盆に入るし、大人気のコースで山小屋は今以上に混むだろうし・・・

やっぱり、明日下山することにして良かったんだ・・・と思うことにした




 
 
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