南の次は、北へ
   
 北アルプス縦走(新穂高温泉~扇沢)
          双六岳~三俣蓮華岳~鷲羽岳~水晶岳~野口五郎岳~
           烏帽子岳~南沢岳~不動岳~船窪岳~七倉岳~蓮華岳


 8日目 8月12日(金)   針の木小屋→扇沢へ】

針ノ木小屋5:45発・・・大沢小屋8:55・・・扇沢バスターミナル:針ノ木岳登山口10:30着=タクシーで「薬師の湯」へ:入浴・
昼食後、定期バス12:45乗車⇒JR信濃大町駅13:05着~13:14発-JR松本駅14:20着~14:30発JR中津川行き普通
列車に乗車ーJR中津川駅16:51着~16:55発ーJR多治見駅17:42着
 


1日目 8/5  自宅~新穂高温泉~わさび平小屋  2日目 8/6 わさび平小屋~双六小屋
3日目 8/7 双六小屋~三俣山荘 4日目 8/8 三俣山荘~野口五郎小屋
5日目 8/9 野口五郎小屋~烏帽子小屋 6日目 8/10 烏帽子小屋~船窪小屋
7日目 8/11 船窪小屋~針ノ木小屋  8日目 8/12 針ノ木小屋~扇沢~自宅


針ノ木岳の登頂もパスして下山開始

もう、ザレやガレは嫌!




イワギキョウ:キキョウ科





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ザレ・ガレが嫌だったが、
針ノ木小屋からの下りは、延々とそれが続く
  



 下り始めてから、初めての水場  6:30

三俣山荘下の沢から、5日目にして
初めての心地よい沢音

ザックをおろして、顔を洗い歯磨きをする

チューブの歯磨きを使ったのは、
わさび平小屋以来  6日目

 



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ウメバチソウ:ユキノシタ科






「レンゲ沢」から針ノ木峠を見上げる  6:45





1

2

3

4
セリ科の花

1と2は、違う花だと思うのだが・・・

3  種の様子   4  小花のかたまりの様子





1
 
2
 
3
 ミヤマダイモンジソウ:ユキノシタ科

1 花の中央には、赤色や黄色の丸っこいものがある → 雌しべ

3  雌しべの先には2つの角(つの)がある=花柱  花柱の先端には小さな柱頭がある

2  雄しべは10本  葯が可愛い



 クロクモソウ:ユキノシタ科




雪渓への「立入禁止」の看板

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雪渓内部に大きな穴




 楽々下山を考えていたが、
雪渓を歩くことができないと、ちっとも楽ではない

岩場・鎖場などが何度も出てくる

途中で出会った人に言わせると
「ここから地獄の苦しみが始まる」・・・そうである





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 橋を何度も渡る




 黄色いペンキや、小さな「鯉のぼり」がルートの目印

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雪渓が融けた跡は、石ごろごろの河原




 シシウドケ原と呼べるような大群生

その上に針ノ木小屋が建つ稜線が見える




 イワショウブ・チシマゼキショウ科

ここで初めて出会った




 ギボウシの仲間:キジカクシ科

真っ白な花は珍しい
 クロツリバナ:ニシキギ:科

標高の高い所では、まだ緑色の実だったが、
ここまで下がってくると、赤く熟して種が顔を出していた




 右  大沢小屋   8:55

左  扇沢まで3km  まだまだ遠いんだ




トチバニンジン:ウコギ科

小さな丸い実ができていた




 テンニンソウ:シソ科

ここで初めて出会った

以後扇沢まで、何度となく出会った




 サワヒヨドリかな?:キク科

広い涸れ沢を渡る

沢の上流の稜線は、
針ノ木岳から種池山荘へと通じるコース

今日のお泊りは、「新越山荘」、次が「冷池山荘」・
「キレット小屋」「唐松山荘」「天狗山荘」「白馬山荘」
「朝日小屋」「蓮華温泉」・・・と
15泊16日を計画していた

汗臭い衣類と、汗臭い髪の毛・体と、
ガレザレに嫌気がさして下山している




 赤くはないがアカトンボの仲間かな?
 エゾアジサイ:アジサイ科

きれいな空色の萼片




ヒロハツリバナかな?:ニシキギ科

実の横から、翼のようなものが4つ張り出している
 
左  広場に出た  10:05

すぐ横を、車道が走っていて、トンネルが見える

右  広場から稜線を仰ぎ見る   あ~あ




 しばらく車道を歩いて行くと、登山道の標識




アカバナ:アカバナ科

これは白花




   
 
数回、車道に出て、数回登山道に入ると・・・扇沢の登山口になる  10:30着

ここから賑やかな下界の風景となった

大勢の人が列を作って並んでいた  (黒部ダムへ行くトロリーバスの順番待ちだって)

人が多い・車も多い・・・今までとのギャップが大きすぎてなじめない

客待ちをしているタクシーを見つけ、すぐさま乗り込んで「薬師の湯」へ

念願のお風呂に入った (時間が早いので、旧館の風呂は私1人  のんびり汗を流すことができた)

12:45発のバスまで、休憩・昼食(もちろんビールも)  さっぱりして帰宅できた

・・・・・・・・・・

昨年は南アルプスを10日間、何のためらいもなく、嫌にもならずに歩けたのに、
今年はいったいどうしたことだろう

つい半月前は、ネパールトレッキングを13泊14日で楽しく終わってきたのに・・・

・・・・・・・・・・・・・・

原因を考えてみた

① 毎日同じ服や靴下を、7日間も着たり履いたりしているのに嫌になった

② このコースは花崗岩の風化が激しいため、登山道がザレザレでずるっと滑りやすく、
それを止めようとすると膝に力を入れるので、膝に負担がかかり、これから先が心配になった

③ また、このコースは、アップダウンが半端でなく、ド~ンと登ったらド~ンと下り、またド~ンと登ってド~ンと下るの連続で、
重い荷物を持った私には負担が大きかった

④ 水でいいから髪の毛を洗ったり、水で濡らしたタオルで体を拭いたりしたいのに、稜線の小屋なので無理
お風呂に入りたい~(日頃お風呂好きでない私でも)と思ってしまった

⑤ 南アルプスは、適度に沢のそばに小屋があったので、そこで服を洗ったり
豊富な水で、タオルを濡らしたリができた

⑥ ネパールは、朝晩洗面器に熱いお湯が配られるし、
ボディータオルや着替えなどをたくさん持って行っても、ポーターが荷物を持ってくれるので
さっぱりできるし、私への負担は少ない

・・・とまあ、こんなことだろうか

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来年は、マナスル一周トレッキングを考えているが、20日以上かかる
でも、ネパールなら大丈夫

国内なら???  1週間か10日が限度だろうか??




 
1日目 8/5  自宅~新穂高温泉~わさび平小屋  2日目 8/6 わさび平小屋~双六小屋
3日目 8/7 双六小屋~三俣山荘 4日目 8/8 三俣山荘~野口五郎小屋
5日目 8/9 野口五郎小屋~烏帽子小屋 6日目 8/10 烏帽子小屋~船窪小屋
7日目 8/11 船窪小屋~針ノ木小屋  8日目 8/12 針ノ木小屋~扇沢~自宅

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