展望はだめでも足元は花いっぱい
スイス・アルプス
                (サンモリッツとミューレンを起点に)


1日目 6月30日   中部国際空港出発〜チューリッヒへ
2日目 7月 1日   チューリッヒ〜サンモリッツへ
(H−1)

1日目 6月30日  2日目 7月1日(H−1) 3日目 7月2日(H−2) 4日目 7月3日(H−3)
5日目 7月4日(H−4) 6日目 7月5日(H−5) 7日目 7月6日(H−6) 8日目 7月7日(H−7)
9日目 7月8日(H−8) 10・11日目 7月9日・10日 全行程 旅のあれこれ

               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです

中部国際空港

中部国際空港(セントレア)が
開港してから初めての出発








ソウル・インチョン空港

予算を切り詰めるために
利用したのは、大韓航空(KE)
水色の機体

ソウル・インチョン国際空港で
2時間弱待ち、乗り換えて
チューリッヒへ

日本との時差は
マイナス7時間

長い時間を退屈しないために
漢字のパズル本を持ってきたのは
正解だった




チューリッヒ空港前の
シャトルバス乗り場

紙に名前を大書してのお迎えは
緋奈子マテウスさん

彼女から、明日の行動食を買う場所を
教えてもらってから
ホテルの無料シャトルバスで
「ノボテル・チューリッヒ・エアポート」へ





ノボテル・
エアポートホテル

フロントで、宿泊カードの記入の仕方を
教えてもらってから
部屋まで付き添ってもらい
不都合はないかを確認し
もし困ったら電話して・・・と
携帯の電話番号を教えてもらってから
分かれる

2人旅の開始日に、心強い助っ人がいて
一安心




スイスでの朝食

朝食は5:30から
ビュッフェ・スタイルで

パン・チーズ・ハム・
フルーツ・ヨーグルト・紅茶・
ジュースなどの飲み物を
選んで食べる

この後も、朝食はこれが基本パターン



雨の朝

無料シャトルバスが来るまで
あたりを散歩

ニセアカシア風の赤色の
花が咲いていた




空港駅のパン屋さん

今日の行動食を買う

サンドイッチはパン屋さんで
トマトとミネラルウオーターは
隣のお店で購入

量り売りの方法が分からず
うろうろしていると
ジャパニーズ?といって若い女性が
はかりの番号を押して
トマト1個の値段表が出てくる

量り売りの方法を教えてくれた

また、ミネラルウオーターのノンガスは
ないかと探していると
子供連れの女性が
これがノンガス・・・と教えてくれた

サンキュー


電車の乗り方

2等車であること
予約席でないこと
禁煙席のマークがついていること
行き先札の確認をすること
扉は自動でないこと

乗車の仕方も説明書を見て覚えた

チューリッヒ空港駅から
チューリッヒ中央駅へ

ここでクール行きに乗り換える

しかし、大きな駅とあって
乗り換え表示板も超大きい

クール行きは?と探すが
裏と表もあって見つけにくい

うろうろ探してやっと探し当てた・・・




クールで
また乗り換え

列車での移動は、
分厚い時刻表を前もって貰っているので
研究済み

駅での黄色い時刻表(出発)の見方も
予習してある

頭では理解していても
実際に経験してみないと
本当に分かったとはいえないものである



車窓の景色

窓からの景色を楽しみながら
サンドイッチをかじり
コーヒーを飲みながら
サンモリッツへ

車内は、ドイツ語とイタリア語と
英語が入り混じって聞こえる



サンモリッツ駅

列車の後ろはサンモリッツ湖



サンモリッツ駅前

係員のお出迎えは遅れると
連絡を受けている

インフォーメーションで
地図やパンフレットを見ながら待つ

ハイキングガイドの菊池さんと出会い
タクシーで「エデン・ガルニ」ホテルへ




サンモリッツの町

サンモリッツには、ドルフ地区と
バッド地区がある

ホテルがあるのは、ドルフ地区

教会のすぐ下


ホテル・エデン

ホテルの左はサンモリッツ湖

これで3つ星というが
きれいで清潔で食事もおいしく
サービスもいい

ここの宿泊カードの記入は林さん
菊池さんのアドバイスで無事完了

彼女より明日から必要になってくる
バス停の場所・コープのお店・
お薦めレストランなど、
いろいろアドバイスを受けてから
2人でピッツ・ネイルへ

何かあったらいつでも連絡して・・・
と携帯の番号も聞いているし
テレホンカードももらっている




ピッツ・ネイルへ

ピッツ・ネイルへは、登山電車と
ケーブルカーを乗り継いで登る

ホテルの好意で
無料カードを貸してもらった

すでに時刻は16時近いので
がら空き状態

今朝は頂上で雪が降ったとか

サン・モリッツ湖

ケーブルカーの中から
だんだんと小さくなっていく
サンモリッツ湖を見下ろす



ピッツ・ネイル山頂

3056mの頂上は寒い寒い!
小雪が舞っている!

これが、ピッツ・ネイルのシンボル



ピッツ・ネイルの頂上駅

わずかの時間で3000mまで
登れてしまうすごさ!

雪渓の上に降り立って遊ぶ
親子連れも見られた




山頂からの展望

周りは3300m級の山々

雲がかかってはっきり見えないのが
もどかしい



あれ?何の花?

せっかく花開いたのに、
雪が降り寒そうにしている花・・・

キンポウゲ科 キンポウゲの仲間



寒そう〜

これも山頂で見かけた花

この2つの花以外は
がらがらの土ばかりだった・・・

ナデシコ科 タカネツメクサの仲間




頂上からのルート

下りのルートはこんな具合

隣に座っていた2人連れは
軽装でバナナ数本を持っただけで
歩いて下山していった・・・・

我々は、
乗ってきたケーブルに乗ってすぐ下山

(ケーブルの中からの写真)




クリーン・エネルギー

太陽光発電・・・らしい
あちこちの山で同じような形を見た

最初は冬季のスキー用リフトかと
思ったが、ちがうらしい

風力発電もあった

(ケーブルの中からの写真)



途中下車してハイキング

途中のチャンタレラ駅から
ハイジの映画撮影に使われたという
「ハイジの小屋」を経由し、
サンモリッツの町までハイキングしながら
下山しようという計画

下車したはいいが、
どの方向へ行ったらいいのか???
駅のおじさんに聞いてもよく分からない

西の方向・・・とは分かっているし
下ればサンモリッツと分かっているので
勘を頼りに歩き始める





チャンタレラからハイジの小屋までに出会った花
キキョウ科 ★

懐かしい花!
前回来た時、印象に強く残っている
あちこちでよく見かけた



キク科  

黄色が濃くて二股になる
フタマタタンポポに似ているが
葉っぱがつるつるしているので
ちょっと違う




ムラサキ科 ワスレナグサの仲間

ワスレナグサそっくり!



オミナエシ科 カノコソウの仲間

ツルカノコソウにそっくり!



トウダイグサ科 トウダイグサの仲間

ナツトウダイにそっくり




マメ科  ★

コマツナギの大判といったところ



シソ科  ★

下唇が突き出ている



ゴマノハグサ科 クワガタソウの仲間

オオイヌノフグリにそっくり

タデ科 ムカゴトラノオ

まさにムカゴトラノオ!










ラン科 テガタチドリ

葉に斑が入っていない



オオバコ科 オオバコの仲間

ヘラオオバコもこんな感じ
こちらの方がピンクがかって美しい



マメ科ミヤコグサの仲間

ミヤコグサにそっくり!
葉は、5奇数羽状だが
3枚は葉柄の先に
2枚は基部にと離れてつくのが特徴









ヒメハギ科 ヒメハギの仲間

日本のヒメハギは紅色



トウダイグサ科 トウダイグサの仲間

有毒なのか?牛も食べないで残している
これは赤っぽいので別と考えたが
雌雄異株でもないし
新しい物と古い物の違いか知らん?



シソ科 イブキジャコウソウの仲間

あちこちで普通に見られた
ついこの前八ヶ岳で見たばかり









ナデシコ科  マンテマの仲間

ヨーロッパ原産だが
日本にも野生化したものがある
膨らんでいるのはガク片で、
筋模様のあるのが特徴
あちこちでよく見かけた


セリ科  ★

ハクサンボウフウに似ているような?



シソ科 オドリコソウの仲間

オドリコソウにそっくり!









ナデシコ科  マンテマの仲間

こちらのマンテマは色が鮮やか



キク科 アスターの仲間

花はマーガレットにそっくり
花が大きい
白花のキク科は種類が多く判定しにくい



マメ科  ★

あちこちでよく見かけた









バラ科 ワレモコウ

花が小型だった



ハイジ・ヒュッテ

入り口を入ると居間
その奥にたぶん台所
はしごを上ったところがハイジの寝室

窓から空が見える!



サンモリッツの町

ハイジ・ヒュッテから見下ろした
サンモリッツの町

あそこまで歩いて下りる




ハイジの小屋からサンモリッツまでに出会った花

キク科  ★

黄花のキク科は種類が多く判定しにくい



マメ科 シャジクソウの仲間

始めは全部黄色だが、
だんだん下の方から
褐色に変わってくるのが特徴







手持ちの図鑑を探してもなかった・・・
背は1mほどもあった


マメ科 オヤマノエンドウの仲間

葉は横に広がって茎は斜上する
カナダでもよく見かけた



キキョウ科 ホタルブクロの仲間

花はすべて下を向いていて
横も上も見ない
全体に毛むくじゃら




ナデシコ科 エゾカワラナデシコ

この写真は白っぽくなってしまったが
実際は薄ピンク



キク科 エゾノチチコグサ

チチコグサにしては美しい方



 キク科 セイヨウノコギリソウ

ドイツでは
葉をスープに入れて飲むんだそうな
これは背の高い方




フウロソウ科 フウロソウの仲間

ハクサンフウロの太め



キンポウゲ科 キンバイソウの仲間

全開してもこんな具合



キンポウゲ科 オキナグサの仲間

花期は、5〜7月とあって
ほとんどは花が終わっていた




キンポウゲ科 オキナグサの仲間

花が終わるこんなになる
この姿が多かった




キク科 エゾコウゾリナの仲間

茎の上部が
だんだんと太くなっていくのが特徴



マメ科 シャジクソウの仲間

レンゲソウにそっくり!



マイヅルソウにそっくり!

でも、手持ちの
スイスのどの図鑑にもなかった・・・





キキョウ科 ホタルブクロの仲間

イワギキョウに似ているがもっと細く
弱弱しい感じ




タデ科 イブキトラノオの仲間

伊吹山のイブキトラノオより
ぐんとたくましく、背も花も大きい
ピンク色も濃い




登山電車

ハイジヒュッテの上を
登山電車が登って行く




ベンチ

景色のいいところには必ずベンチがある

しかし、今日は曇り
展望はイマイチ



ハイジ・ヒュッテへ

ハイジ・ヒュッテへの道案内

サンモリッツからは分かりやすいが
チャンタレラ駅からは標識なし



標識の色
迷いやすそうな分岐には必ず標識がある

黄色のみ・・・一般むきハイキングコース
黄色に白・赤が入ると
・・・健脚向きハイキングコース




塩辛い料理
ハイキングの後、
いったんホテルへ帰ってから
夕食のお店を探す

ジャパニーズメニューのある所・・・
と教えてもらって入ったが
結果は、大きなソーセージと
ポテトフライのみがどっさりある料理

こんなのは、料理したとはいえない代物
それに塩辛くて値段と引き合わない

サンモリッツは割高・・・というのは本当!

交代にシャワーを浴びて
(石鹸もないのには驚いた)
ついでに洗濯も済ます

ハンガーと部屋に張ったロープに
掛けておいたら
翌朝までに乾いていた!





窓から眺める景色

ホテル・エデンの部屋から眺めた景色

青色の屋根はサンモリッツでは
最高級のホテル


テガタチドリ・・・のように、「   の仲間がつかない場合は、学名が同じで同一の花としました。
イブキジャコウソウの仲間・・・のように、そっくりに見えても学名が違うものは、「仲間」としました。

は、日本にはそれに類する科がない花か
    手持ちの図鑑では分からなかった花です。
は、日本では該当する属がないものです。


そのコースで始めてみた花には、ピンク色を付けました
前にも見たが、写真を撮ったのは始めて・・・も含みます


参考にした図鑑  
 Fleurs DE MONTAGNE     Jean−Denis Godet
 Blumen der Alpen        
 スイスアルプス 高山植物ポケットガイド  岡田 季代子
 日本の高山植物  山と渓谷社
 日本の野草     山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 高山に咲く花  山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 山に咲く花    山と渓谷社 
 牧野新日本植物図鑑         北隆館

 


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