展望はだめでも足元は花いっぱい
スイス・アルプス
                (サンモリッツとミューレンを起点に)


6日目 7月5日 移動日
        サンモリッツからミューレンへ

1日目 6月30日  2日目 7月1日(H−1) 3日目 7月2日(H−2) 4日目 7月3日(H−3)
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               (H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです


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サン・モリッツ駅

今日はミューレンへの移動日

菊池さんに
チェックアウトのアドバイスを受け
(明細をしっかり読んで
覚えのない請求は断ること)
近くのホテルの新婚さんと
タクシーに相乗りしてサンモリッツ駅へ

昨夜からの大雨が今朝も引き続いている

雨の少ないサンモリッツにしては
珍しい経験だそうな

氷河特急の出発まで見送ってもらう
9:13発

ダブルブッキングという
ハプニングもあったが
席が空いていたので何とかOK

山が白い!
昨夜の雨は山では雪だったようだ!



氷河特急

氷河を見ながらツエルマットまで行ける
・・・が売りの特急だが
昨日までにたっぷりと氷河は見てきたので
車窓からの氷河の魅力は薄い

ひとつの車両に
喫煙席と禁煙席があるのは共通だが
たまたまその仕切りドアの近くに
座ったからたまらない

乗客が行き来する際だけでなく
ガラス戸の仕切りの隙間から
煙が流れ込んでくるのには参った

通りかかった車掌さんに
煙は好きではないから
席を替わっていいか?と聞くと
いい返事はしなかったが
困っていることが分かったのか
予約の人が来たら戻ってくるように・・・
とのことで(たぶんそんな内容だと理解)
離れた席へ移動する

たまたまそこが
ジャパニーズの男性1人のみの席で
わけを言って座っていた

彼とはマイリンゲンで分かれたが
翌日もばったり山で出会った




天候は?

車窓から眺める山の上の方は
しっかり雪が降っていた

この後バスで越えるスーステン峠は
2224m
夏になってやっと
開通したばかりだそうである

もし雪だと、越えられないので
列車で大回りしてマイリンゲンまで
行かなくてはならない

心配していたが、
だんだんと青空も見え始めてきた・・・




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車窓からー1

2等車の窓は手で押し下げられるので
ここぞ!と思うところで写真が撮れる

しかし、ピントを合わせていると
木が邪魔したりで
なかなかうまくは撮れない



車窓からー2

有名な高架橋(ランドバスター)も
あっという間に通り過ぎて
撮影の対象にはなりえなかった

時々スピードが落ちると
花いっぱいの景色に変わる



食堂車

ランチは10:55となった
どうやら1回目に入ったらしい
10分前には食堂車へ行って座る

セットメニューが基本だそうなので
それを頼む

1人38フラン(約3420円)
ウオーターと紅茶でしめて46フラン

モンブランへ行ったときのユーロが
残っていたのでそれで払う

50ユーロで24.2フランのおつりがきた
ユーロは強い!

もう一度モンブランにチャレンジしようと
取っておいたユーロだったが・・・




ビーフ・ストロガノフ


メニューはまずサラダとパン
そして、久しぶりのライスと
人参の付け合せのビーフ・ストロガノフ
ぱらぱらのお米

珍しく薄味で
つい塩も胡椒もかけてしまった

お代わりもできて
「少し?たくさん?」と日本語で聞いてくれる

勿論「たくさん!」と答える
ライスと混ぜ合わせて食べるには
ぱらぱらのお米がいい




ティラミス

デザートは
「チーズ?スイーツ?」のどちらか

勿論スイーツ!
ティラミスだった・・・
どっしりとおなかに重く食べ過ぎの感・・・

1m程も高いところから
小さなグラスにお酒を注ぎ注ぐ
話題のウエイターもいて拍手を貰っていた



車窓からー3

アルペンローゼの赤色が
遠くからでもはっきり分かる
左に流れている小川は
「ライン川になる」・・・と先程の男性



アンデルマット駅

ツエルマットへ行く新婚さんと別れ
アンデルマット駅で降りる

ここからバスでスーステン峠を越え
マイリンゲンまで行く

日差しも出てきて暑く
サングラスがいるほどになった

先ほどの彼は
フルカ峠へ行くつもりだったらしいが
バス便が少なくなってしまっていたので
我々と同じバスでマイリンゲンへ




ポストバス

先々のポストで集配をしながらお客も運ぶ
・・・というポストバス

今日使うフレキシーパスでも
この部分だけは別途料金がいる

約2時間半で峠を越え
向こう側のマイリンゲン駅に着く



だんだん山の奥へ

またまた、氷河や雪渓が見えてきた



シュタイングレッチャー

稜線は相変わらずガスの中
ガスの中から氷河が見えてきた



スーステン峠

スーステン峠に近づくと雪が舞っている!
寒くて誰も外へ行く気はないらしい

サイクリングの男性は、
あまりの寒さに耐え切れず
バスに乗ることにしたらしい

短パン・半袖だもの寒いはず

自転車は後部に収納




ポストバスの役目

こんな看板のところには
バス停とポストが併設され
運転手さんは寒い中回収




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雲間から

ラッキーなことに、雲間から氷河が見えた!
そこだけに日が差している!という光景

山はスーステン・ホルン 3503m



めまぐるしく変わる

そして氷河湖も

刻々と変わる景色!
みな窓の外に見とれている



シュタイングレッチャーの
バス停

峠から九十九折で少し下ると
レストランのあるバス停

ここで20分も休憩するが
寒くて下車する人はほんの少数




だんだん里に近づく

下ってくると人の住む気配が現れてきた

そして街並みが現れ
マイリンゲンに到着

ここから列車でラウターブルンネンへ

列車は途中でグリンデルワルト行きと
ラウターブルンネン行きに
切り離されるので
行き先をしっかり確かめて・・・と
注意事項に書いてある




ブリエンツ湖

時刻表とスイスの地図で
現在地を確かめながら列車に揺られる

ブリエンツ・ゼー(ブリエンツ湖)は
以前来た時は峠から見下ろしていたが
今回は、ずっと湖に沿って走る
大きな大きな湖



ケーブルカーの窓から

ラウターブルンネンで下車
すぐ前にあるケーブルカー乗り場へ進む

私のような大きなザックを持っている人も
大きなスーツケースを持っている人も
さっぱり見当たらない

ファストバゲージ制度を利用して
重くて大きいものは託送できると
勧められているが
荷物がその日までに無事に着くという
保障は100%ではないので
持ち歩くことにしている

ケーブルカーはフリーパスだった

結構きつい斜度をぐんぐん登る

ミューレンは崖の上の町




ミューレンのホテル

今日はディナーの予約がしてある
18:30からなので、
荷物を置いたらすぐ食堂へ下りる

サラダと
またぱらぱらライスのついたメインと
デザートはクレープだった

ハーフボトルのホワイトワインを注文して
おいしくいただく

夜、洗濯をしたが
サン・モリッツのように一晩で乾かなくて
困った・・・

ここミューレンには4泊したが
快晴の日は1日もなし!

雨こそ降らないが、曇りの日が多い
おかげでここでの展望は
満足できるものにはならなかった

以前来たのは、7月後半
反対側のグリンデルワルト

雷はなって夕立は来たが
そのほかは真っ青な青空だった・・・




アルプグリュムで乗り換え

アルプグリュム駅で乗り換え
今度は登山電車

崖の上の平らな部分を走っている・・・
ということかな?

はるか下は、さっき降りた
ラウターブルンネンのある町



ミューレンに着いた

18:15、ミューレンに着いた
サン・モリッツを出発してから9時間!

ミューレンは小さな町
タクシーなんてなし
その必要もないほど

私はザックを背負って
林さんはスーツケースをごろごろ押して
歩いて5分ほどの
エーデルワイス・ホテルに着

チェックインの書類の書き方も慣れたもの




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