展望はだめでも足元は花いっぱい |
スイス・アルプス |
(サンモリッツとミューレンを起点に) |
6日目 7月5日 移動日
サンモリッツからミューレンへ
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(H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです
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今日はミューレンへの移動日 菊池さんに チェックアウトのアドバイスを受け (明細をしっかり読んで 覚えのない請求は断ること) 近くのホテルの新婚さんと タクシーに相乗りしてサンモリッツ駅へ 昨夜からの大雨が今朝も引き続いている 雨の少ないサンモリッツにしては 珍しい経験だそうな 氷河特急の出発まで見送ってもらう 9:13発 ダブルブッキングという ハプニングもあったが 席が空いていたので何とかOK 山が白い! 昨夜の雨は山では雪だったようだ! |
氷河を見ながらツエルマットまで行ける ・・・が売りの特急だが 昨日までにたっぷりと氷河は見てきたので 車窓からの氷河の魅力は薄い ひとつの車両に 喫煙席と禁煙席があるのは共通だが たまたまその仕切りドアの近くに 座ったからたまらない 乗客が行き来する際だけでなく ガラス戸の仕切りの隙間から 煙が流れ込んでくるのには参った 通りかかった車掌さんに 煙は好きではないから 席を替わっていいか?と聞くと いい返事はしなかったが 困っていることが分かったのか 予約の人が来たら戻ってくるように・・・ とのことで(たぶんそんな内容だと理解) 離れた席へ移動する たまたまそこが ジャパニーズの男性1人のみの席で わけを言って座っていた 彼とはマイリンゲンで分かれたが 翌日もばったり山で出会った |
車窓から眺める山の上の方は しっかり雪が降っていた この後バスで越えるスーステン峠は 2224m 夏になってやっと 開通したばかりだそうである もし雪だと、越えられないので 列車で大回りしてマイリンゲンまで 行かなくてはならない 心配していたが、 だんだんと青空も見え始めてきた・・・ |
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2等車の窓は手で押し下げられるので ここぞ!と思うところで写真が撮れる しかし、ピントを合わせていると 木が邪魔したりで なかなかうまくは撮れない |
有名な高架橋(ランドバスター)も あっという間に通り過ぎて 撮影の対象にはなりえなかった 時々スピードが落ちると 花いっぱいの景色に変わる |
ランチは10:55となった どうやら1回目に入ったらしい 10分前には食堂車へ行って座る セットメニューが基本だそうなので それを頼む 1人38フラン(約3420円) ウオーターと紅茶でしめて46フラン モンブランへ行ったときのユーロが 残っていたのでそれで払う 50ユーロで24.2フランのおつりがきた ユーロは強い! もう一度モンブランにチャレンジしようと 取っておいたユーロだったが・・・ |
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メニューはまずサラダとパン そして、久しぶりのライスと 人参の付け合せのビーフ・ストロガノフ ぱらぱらのお米 珍しく薄味で つい塩も胡椒もかけてしまった お代わりもできて 「少し?たくさん?」と日本語で聞いてくれる 勿論「たくさん!」と答える ライスと混ぜ合わせて食べるには ぱらぱらのお米がいい |
デザートは 「チーズ?スイーツ?」のどちらか 勿論スイーツ! ティラミスだった・・・ どっしりとおなかに重く食べ過ぎの感・・・ 1m程も高いところから 小さなグラスにお酒を注ぎ注ぐ 話題のウエイターもいて拍手を貰っていた |
アルペンローゼの赤色が 遠くからでもはっきり分かる 左に流れている小川は 「ライン川になる」・・・と先程の男性 |
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ツエルマットへ行く新婚さんと別れ アンデルマット駅で降りる ここからバスでスーステン峠を越え マイリンゲンまで行く 日差しも出てきて暑く サングラスがいるほどになった 先ほどの彼は フルカ峠へ行くつもりだったらしいが バス便が少なくなってしまっていたので 我々と同じバスでマイリンゲンへ |
先々のポストで集配をしながらお客も運ぶ ・・・というポストバス 今日使うフレキシーパスでも この部分だけは別途料金がいる 約2時間半で峠を越え 向こう側のマイリンゲン駅に着く |
またまた、氷河や雪渓が見えてきた |
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稜線は相変わらずガスの中 ガスの中から氷河が見えてきた |
スーステン峠に近づくと雪が舞っている! 寒くて誰も外へ行く気はないらしい サイクリングの男性は、 あまりの寒さに耐え切れず バスに乗ることにしたらしい 短パン・半袖だもの寒いはず 自転車は後部に収納 |
こんな看板のところには バス停とポストが併設され 運転手さんは寒い中回収 |
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ラッキーなことに、雲間から氷河が見えた! そこだけに日が差している!という光景 山はスーステン・ホルン 3503m |
そして氷河湖も 刻々と変わる景色! みな窓の外に見とれている |
峠から九十九折で少し下ると レストランのあるバス停 ここで20分も休憩するが 寒くて下車する人はほんの少数 |
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下ってくると人の住む気配が現れてきた そして街並みが現れ マイリンゲンに到着 ここから列車でラウターブルンネンへ 列車は途中でグリンデルワルト行きと ラウターブルンネン行きに 切り離されるので 行き先をしっかり確かめて・・・と 注意事項に書いてある |
時刻表とスイスの地図で 現在地を確かめながら列車に揺られる ブリエンツ・ゼー(ブリエンツ湖)は 以前来た時は峠から見下ろしていたが 今回は、ずっと湖に沿って走る 大きな大きな湖 |
ラウターブルンネンで下車 すぐ前にあるケーブルカー乗り場へ進む 私のような大きなザックを持っている人も 大きなスーツケースを持っている人も さっぱり見当たらない ファストバゲージ制度を利用して 重くて大きいものは託送できると 勧められているが 荷物がその日までに無事に着くという 保障は100%ではないので 持ち歩くことにしている ケーブルカーはフリーパスだった 結構きつい斜度をぐんぐん登る ミューレンは崖の上の町 |
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今日はディナーの予約がしてある 18:30からなので、 荷物を置いたらすぐ食堂へ下りる サラダと またぱらぱらライスのついたメインと デザートはクレープだった ハーフボトルのホワイトワインを注文して おいしくいただく 夜、洗濯をしたが サン・モリッツのように一晩で乾かなくて 困った・・・ ここミューレンには4泊したが 快晴の日は1日もなし! 雨こそ降らないが、曇りの日が多い おかげでここでの展望は 満足できるものにはならなかった 以前来たのは、7月後半 反対側のグリンデルワルト 雷はなって夕立は来たが そのほかは真っ青な青空だった・・・ |
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アルプグリュム駅で乗り換え 今度は登山電車 崖の上の平らな部分を走っている・・・ ということかな? はるか下は、さっき降りた ラウターブルンネンのある町 |
18:15、ミューレンに着いた サン・モリッツを出発してから9時間! ミューレンは小さな町 タクシーなんてなし その必要もないほど 私はザックを背負って 林さんはスーツケースをごろごろ押して 歩いて5分ほどの エーデルワイス・ホテルに着 チェックインの書類の書き方も慣れたもの |