展望はだめでも足元は花いっぱい |
スイス・アルプス |
(サンモリッツとミューレンを起点に) |
7日目 7月6日 グルッチュアルプからロートホルンヒュッテヘ
帰途は、マウンテン・トレイル(H−5)
1日目 6月30日 2日目 7月1日(H−1) | 3日目 7月2日(H−2) | 4日目 7月3日(H−3) | |
5日目 7月4日(H−4) | 6日目 7月5日(H−5) | 7日目 7月6日(H−6) | 8日目 7月7日(H−7) |
9日目 7月8日(H−8) | 10・11日目 7月9日・10日 | 全行程 | 旅のあれこれ |
(H−1)・(H-2)というのは、ハイキング1日目、ハイキング2日目のことです
展望のいいシルトホルン展望台は 天候がよくなければ行く価値なし・・・ と聞いているので後に回し、 乗り物を使って行ける 足元の花も見える 疲れたら乗り物で帰れる ・・・などがができる ロートホルン・ヒュッテへ行く計画に決める フェロートラベルからは 一度ラウターブルンネンに降りて バスとロープウエーを使って 行くことを勧められたが せっかくミューレンまで 上がっているのだから この高さからハイキングできないかと いろいろ相談する もう一つのお勧めの マウンテン・ビュートレイルは 帰り道に、線路脇を歩かなければならない たらたらしたつまらなさそうな コースなので敬遠する |
結局、グルッチュアルプから歩き出し、 ロートホルンヒュッテへ行き 帰りは行きと違うコースで帰って来よう ・・・と計画を変更する グルッチュアルプへは 15分毎に発車している コープで行動食を買ってから出かけても 十分間に合う ミューレン 8:45発 グルッチュアルプ 9:02着 9:05発でハイキング開始 |
おっ、今までにない花が・・・ 所と高さが違えば花も変わってくる 樹林の中は少ないが 開けたところだとたくさん咲いている 途中、ドッカーンと ものすごい音を2回も聞く! なに?あれは? 雷?発破? 小さな集落のあるところで雨が降り出した 結構雨脚も強い 雨具を着る 雨に濡れてまで行くことない・・・ 引き返そうとすると小降りになった 思い直して先へ進むことにする |
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谷に下りた ここからヒュッテまで登りになる 先行の男性が1人 彼もカメラと三脚で花を撮っている ぬるぬるした坂道を気をつけて登って行く 最初中腹に見えた家は、 ヒュッテではないことがわかってがっかり あれ?先行者が引き返してくる どうしたのだろうと聞くと 道が悪いそうである 我々はかまわず進むが 本当にぬるぬる泥々のひどい道となった こりゃあだめだ〜と撤退 |
川まで下るとなんと! 昨日の男性がおにぎりを食べている 彼は3年前にもスイスへ来たが 今回は1ヶ月、スイスパスを使い 安いテントを借りて スイスを回っていると分かった 彼もロートホルンヒュッテへ行くといって 下の道を進んでいった もう一団体も同じ方向へ そうか〜、上の道(泥々道)と下の道が あるのか〜 と分かった でも、また雨が降ってきた 今から行くのもどうもね・・・と止める 同じ道を引き返すことにする |
またスタート地点へ戻った ところが、天候がよくなりそうの気配 |
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天気がよくなるなら足を伸ばそう〜 ユングフラウもメンヒも アイガーも見られる! マウンテン・ビュー・トレイルを歩いて ミューレンまで帰ろう!と 意気軒昂 |
駅の展望台の看板には 青空の下、ぜ〜んぶ見える写真がある こんな景色を想像して、再スタート |
山が見えてきた! ディアヴォレッツアも午後からよくなった 期待して進む |
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天候が悪かったら この列車に乗って帰るはずだった・・・ |
マウンテン・ビュー・トレイル ・・・と言うだけあってけっこう登って行く でも、こんな景色は始めのうちだけ また、雨が降り始め だんだん強くなり ずぶぬれになって歩く破目 林さんは傘を差して歩いている 私は、雨具の上だけ着て ここまで濡れればいまさら遅い・・・と そのまま突破 |
アルメントフーベル駅まで行き そこから登山電車で帰ろうと考えていたが ガスの中から垣間見えたのは はるかはるかかなたの鉄塔・・・ それなら、 ここからでもミューレンへ下山できるなら 下った方が早く着けるかも と思い、予定変更 写真を撮ることもできず ひたすら雨の中を歩くことになろうとは・・・ |
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放牧されていた牛も 雨のためか、掛け声とともに 追われて牛舎へ入って行く ずぶぬれの私たちを見て おやおやと言った感じで挨拶されて 通り過ぎる |
虹が谷間にかかった〜 と言うことは、明日は晴れ? 着替えて夕食に出かける せっかく着替えたのに、 雨の中出歩きたくない 当てにしていた中華のお店は 5:00〜と看板に大書きしてあるのに 15分過ぎても開店しない いい加減なお店! エーデルワイス経営の ピザのお店に入ることにする これが当たり! 中華とイタリアンに失敗はない ・・・というのが、私の持論 見事に証明された ピッツアは日本のLサイズほどで 伸びるチーズがたっぷりかかっていて 熱々でおいしかった〜 それで、17.5フラン(約1600円) 勿論ハーフボトルのホワイトワインも |
満足してホテルに帰る 部屋を暗くしてベッドに入れば 外が明るくても眠りにつける 21時頃ふとおきて外を見ると ガスが残ってはいるものの 好天の兆し 明日はよくなると信じて もう一度ベッドに入る |
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窓の前はユングフラウの北面 いつも岸壁しか見えていなかったが 今、かろうじてその上の雪が見えてきた! へ〜え、岩の上には雪の頂上が こんなところにあったのか〜と意外 |
ロートホルンヒュッテへの往復(途中まで)とマウンテン・トレイルで出会った花 |
シソ科 ウツボグサの仲間 タテヤマウツボグサにそっくり |
キキョウ科 ホタルブクロの仲間 いつも下を向いている 毛むくじゃらの花 |
キク科 ヤグルマギクの仲間 家の庭に咲いていたので園芸種か? と思ったらそうではなかった |
ユキノシタ科 チダケサシの仲間か? チダケサシか?トリアシショウマか? サラシナショウマか? 見分けがつきにくい |
ラン科 ハクサンチドリの仲間 ウズラバチドリそっくり |
キキョウ科 ★ キキョウ科とは思えない花の形 |
キンポウゲ科 トリカブトの仲間 レイジンソウにそっくり |
シソ科 シラネニンジンの仲間 シソ科の花は見分けにくい |
キク科 フクオウソウの仲間 花びらからにゅっと 突き出しているのが特徴 背が高い |
キク科 アキノキリンソウの仲間 アキノキリンソウにそっくり |
マツムシソウ科 マツムシソウの仲間 タカネではない、 低山に咲くマツムシソウにそっくり |
シソ科 オドリコソウの仲間 白とピンクの両方を見た |
キキョウ科 ホタルブクロの仲間 |
アカバナ科 アカバナの仲間 |
ハナシノブ科 エゾノハナシノブ |
☆ キク科に見えるが? 背が高く樹林に生える |
バラ科 バラの仲間 花は小型 |
ゴマノハグサ科 オクエゾガラガラの仲間 これが一面に咲いているところもあった |
セリ科 ★ トケイソウのように咲く変わった花 |
キク科 アザミの仲間 アザミの数は少なかった |
キク科 エーデルワイス たった1輪見つけただけ 豪華版のエーデルワイスではない |
ベンケイソウ科 マンネングサの仲間 水の滴っている岩陰に咲いていた |
キク科 ヤグルマソウの仲間 これは赤紫色 |
オトギリソウ科 オトギリソウの仲間 オトギリソウにそっくり |
オオバコ科 オオバコの仲間 オオバコにしては色が薄ピンクで美しい |
シソ科 アキギリの仲間? |
キク科 フタマタタンポポの仲間 ひょろひょろして細かい毛が生えている |
☆ 小さな花で見落としそう |
ツツジ科 コケモモ 咲き始めたばかり |
スミレ科 スミレの仲間 現在のパンジーの原種だそうな |
ラン科 ハクサンチドリの仲間 水辺に咲くのが好き |
テガタチドリ・・・のように、「 の仲間」がつかない場合は、学名が同じで同一の花としました。
イブキジャコウソウの仲間・・・のように、そっくりに見えても学名が違うものは、「仲間」としました。
☆は、日本にはそれに類する科がない花か
手持ちの図鑑では分からなかった花です。
★は、日本では該当する属がないものです。
そのコースで始めてみた花には、ピンク色を付けました 前にも見たが、写真を撮ったのは始めて・・・も含みます |
参考にした図鑑
Fleurs DE MONTAGNE Jean−Denis Godet
Blumen der Alpen
スイスアルプス 高山植物ポケットガイド 岡田 季代子
日本の高山植物 山と渓谷社
日本の野草 山と渓谷社
山渓ハンディ図鑑 高山に咲く花 山と渓谷社
山渓ハンディ図鑑 山に咲く花 山と渓谷社
牧野新日本植物図鑑 北隆館