展望はだめでも足元は花いっぱい
スイス・アルプス
                (サンモリッツとミューレンを起点に)


10日目 7月9日  シーニゲ・プラッテへハイキング(H−8)
            午後、チューリッヒへ移動  帰国

11日目 7月10日  中部国際空港着  帰宅

  

1日目 6月30日  2日目 7月1日(H−1) 3日目 7月2日(H−2) 4日目 7月3日(H−3)
5日目 7月4日(H−4) 6日目 7月5日(H−5) 7日目 7月6日(H−6) 8日目 7月7日(H−7)
9日目 7月8日(H−8) 10・11日目 7月9日・10日 全行程 旅のあれこれ


   


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う〜ん、この天気は・・・

ミューレンを14:45発の電車に乗れば
チューリッヒ空港で予定の飛行機に乗れる

天候がよければ
シルトホルンへ行くつもりだったが
この天気ではね・・・・

急遽、お勧めのハイキングコースの
シーニゲプラッテへ行こう!
と相談がまとまる

今日はフレキシーパスを使う日
フリーパスで行けるし
帰りの道中の途中だし
天候が悪くても違う花に出会えるかも?
と、期待して
時刻表と首っ引きで
メモを取ってもらいながら計画を立てる

チューリッヒ空港駅に
着かなければいけない時刻から逆算して
結局、ミューレンを9:15発と決める





最後の朝食

この朝食もこれで最後

カマンベールチーズと
雑穀の入ったヨーグルトがおいしかった〜


パッキングを終え、チェックアウトをする

覚えのないコーヒーの請求もあったが
断って、返金してもらった

コーヒーなんて飲まないもの




ええーっ?

ミューレンの駅まで来ると
なんと! 山が見え始めたではないか!

これからシルトホルンへ行く?
・・・と、冗談交じりに話すが
いまさらねえ・・・・

メンヒ(右)とアイガー(左)




よく見えること!

ユングフラウから続く右側の山並み

Ebnefluh  3960m
Mittaghorn  3895m
Grosshorn  3762m
・・・だと思う




ミューレンの駅

この列車でグルッチュアルプまで行き
そこから登山電車に乗って降りる

9:15発



不安定な雲行き-1
〜車窓から〜

グルッチュアルプへ行くまでは
青空がのぞく
期待できそうな天候だったが
やはり、雲の動きが早く安定しない



不安定な雲行き-2
〜車窓から〜

雲が動いて見え隠れするし、
樹木が邪魔するし・・・で
最後までやきもきさせられる



不安定な雲行き-3
〜車窓から〜

線路がぐるっと回りこむので
山の形も違って見えてくる



ラウターブルンネン駅

9:43着〜9:50発

ここからヴィルダーズヴィル駅まで
約15分乗る




ヴィルダーズヴィル駅

ここからシーニゲ・プラッテ行きの
登山電車に乗りかえる

フリーパスかと思ったら
切符を買わなければいけなくて大慌て

窓口まで走ると、1人41フラン
2人分の持ち合わせがなく
あわてて林さんから受け取って
また走って購入

4分の乗り換え時間では間に合わず
出発時刻が遅れた・・・




登山電車の中

同時刻に、すでに1台発車した後なので
がら空き状態

お客を立たせて発車ということはなく
増発したようである

とてもゆっくりしたスピードで
ぐいぐい登る・・・といった感じ

シーニゲプラッテ 11:02着



こちらもすっきりしない

こちらも、雲が多くすっきりしない天気

大きなザックと
大きなスーツケースを持っては
ハイキングもできないので
駅で預かってもらうことにする

「ノー・プロブレム」と言われ
気持ちよく預かってもらった




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シーニゲプラッテ駅

駅の手前には植物園がある

詳しい花の図鑑はないか?と思って
探したが、字が多く写真が少ない
おまけにドイツ語ではお手上げ

フェロートラベルから貰った
岡田 季代子さんの図鑑が
20フランで置いてあった




どのコースで?

帰りの電車は
14:26発に乗らなければならない

コースタイムを参照して左回りに決める



どんな花があるのだろう?

リンドウの仲間が咲いている道を
左右に目を配って歩く

やはり、土質の違いか
変わった花に会えた




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雲が多くなる・・・

ハイキングコースからは外れているが
小高いピークがあったので
迷うことなくそちらの道を選ぶ

見えそうで見えない山の姿を待って
30分ほど座り込んで粘ったが
ガスがどんどん押し寄せてくるので
あきらめて下山する

急な登りなので他の人は来ないから
花に囲まれた静かなひとときが過ごせた




登山電車が来た

お花畑の下に駅がある

植物園へは行く気がしない

植えてある花より
自然に咲く花が一番



どこもぜ〜んぶお花畑

牛が放牧され、草を食べた後は
有毒な植物しか残っていない

こんなに花があるのは
まだ牛が食べていないから?




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変わった岩山

遠くの方に代わった岩山が見えた

ピークから降りて
ぐるっと回るコースで近寄ってみると・・・



人の顔のような?

ゴツゴツした人の顔のような
岩の集まりだった



とうとう見えなくなった

ベルナー・オーバーラントの三山
(アイガー・メンヒ・ユングフラウ)が
見える展望台のはずだったが
今回の旅行はどこへ行っても
展望に恵まれなかった・・・





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お花畑に大満足

展望が利かなかった分
足元の花にはしっかり目が行き
たくさんの写真を撮った

だが、液晶の画面は見ずらく
ピントも勘で合わせているので
何枚も撮ったが、何枚も消した・・・



帰りは大混雑

帰り際、雨がぱらついたこともあって
帰りを急ぐ人が増えたようで
満員の人となった

でも、やはり増発するので
立ったまま・・・ということはなかった



ヴィルダーズヴィル駅

ヴィルダーズヴィル駅にまた帰ってきた

ここからインターラーケン(乗り換え)
ベルン(乗り換え)経由で
チューリッヒ空港駅へ 18:16着

係員の人が空港駅に出迎えて
チェックインンのお手伝いを
してくださるというが
改札口のない駅でどうやって
相手を見つけるのだろうと
きょろきょろ探したが見つからず、
時間も迫っているので
チェックイン・カウンターへ歩き始めた

大韓航空 918便は AのEの46と
メモをして探したが見つからず

そのうち、@に変わっている!と言うので
@のチェックイン・カウンターへ行ったが
Aです・・・と言われまた、引き返す
インフォーメーションで聞くとすぐ前!

カウンターの前で係員の
チャーター・みえこさんに会えた
ご心配かけました・・・・

早々に見送られて、お別れ・・・

20:25発(大韓航空)で
ソウル・インチョン空港へ
約5時間弱待って乗り継ぎ
翌10日の20:35に
中部国際空港に着いた





シーニゲプラッテ駅からぐるっと一回りして出会った花


マメ科 

三角状に下から咲きあがって行く



シソ科 

下唇が突き出ているのが特徴



マツムシソウに似ているが違う・・・




マメ科 



 

真ん丸いボールのような形




ゴマノハグサ科 





マメ科  

放射状に地面を這って伸びる



リンドウ科 リンドウの仲間

今日は天気がいいのでぱっと開いている




キンポウゲ科 ハクサンイチゲ

ここで始めて見たハクサンイチゲ



キク科 シオンの仲間

あんまりきれいな薄紫なので



ベンケイソウ科 マンネングサの仲間

こんな大株は珍しい・・・









キク科 ヤグルマギクの仲間

花壇のヤグルマギクにそっくり



フウロソウ科 フウロソウの仲間

ここのフウロソウは赤っぽい
一面に咲いていた




キク科 アザミの仲間

ヒレアザミのように
小さなひれがついているような?



ベンケイソウ科 

花が終わった後なのか?
種類が違うのか?
変わった感じがして



オミナエシ科 カノコソウの仲間

小さな小さな花がまばらに咲く



オミナエシ科 カノコソウの仲間

こちらは固まって咲くカノコソウ



ヒメハギ科 ヒメハギの仲間

白・黄色・橙が面白くて



サクラソウ科 トチナイソウの仲間

細い茎がすっと伸びて
背丈10cmにも満たなかった




バラ科 チョウノスケソウ

また出会った
たくさん咲いていた



キク科 シオンの仲間

茎が茶色でかわいい



キク科 サワギクの仲間

ずらっと並んでいるのが面白くて



シソ科 オドリコソウの仲間

ここでだけ、初めて赤花に出会った











ゴマノハグサ科 シオガマギクの仲間

エゾシオガマにそっくり


]


テガタチドリ・・・のように、「   の仲間がつかない場合は、学名が同じで同一の花としました。
イブキジャコウソウの仲間・・・のように、そっくりに見えても学名が違うものは、「仲間」としました。

は、日本にはそれに類する科がない花か
    手持ちの図鑑では分からなかった花です。
は、日本では該当する属がないものです。


そのコースで始めてみた花には、ピンク色を付けました
前にも見たが、写真を撮ったのは始めて・・・も含みます


参考にした図鑑  
 Fleurs DE MONTAGNE     Jean−Denis Godet
 Blumen der Alpen        
 スイスアルプス 高山植物ポケットガイド  岡田 季代子
 日本の高山植物  山と渓谷社
 日本の野草     山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 高山に咲く花  山と渓谷社
 山渓ハンディ図鑑 山に咲く花    山と渓谷社 


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