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『 』内は、図鑑やネット検索からの引用です
関ケ原駅から、 伊吹山山頂駐車場へ行くバスは 季節バスで、今日8/31が最終 暑い夏に麓から登るなんて! 花もない木陰もない登山道なんて! で、お気軽に山頂近くまで運んでくれるバスを 利用することにしている 多治見駅7:13発ーー名古屋駅7:54〜7:59 ――大垣駅8:35〜8:41ーー関ケ原駅8:55着 バス9:30発==山頂駐車場10:20着 |
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関ケ原駅前の観光交流館兼お土産屋さんは コロナの為、9/12までお休み バスの乗客は7〜8名で発車 |
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今日は3本ある登山道を全部歩く計画 まず、西登山道へ 10:23発 すぐサラシナショウマの群生がお出迎え〜 |
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クサボタン:キンポウゲ科 この花好き! くるっと丸まっているのが可愛い (花びらではなく萼だって) |
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オオヒナノウスツボ(大雛の臼壺):ゴマノハグサ科-1 今の季節、 この花が咲いていることに期待していたが やや遅かった・・・ |
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オオヒナノウスツボ(大雛の臼壺):ゴマノハグサ科-2 花が小さく(お雛様用の)、臼や壺の形に似ているし、 やや小型のヒナノウスツボより大きい ・・・ということで、この長い名前がついたらしい 左 花の外に突き出ているのが、雌しべ その上にある4つの白い部分は、雄しべの葯らしい サツキノヒナノウスツボ(五月雛の臼壺)には、 2009/5/2 霊仙山谷山谷で出会ったことがある ↓ |
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「オオヒナノウスツボ」の背丈の1/3くらいで 花も小さかった (今は、谷山谷は通行禁止になっている) 参考のため借りてきた |
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マムシグサの仲間:サトイモ科テンナンショウ属 がっしりした茎の先に 大きな実を付けていた |
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サラシナショウマ:キンポウゲ科-1 上左 つぼみの状態(殆んどなし) 上右 下から順に咲き上がっていく(これも殆んどなし) 下 満開の状態だと、ブラシ状になる(こんなのばかりだった) 雄花と両性花があるそうだが、 このたくさんの白いブラシ状の花を 1つ1つ調べるのは大変そう・・・ 『花は花びらと萼は早く落ち、 長い雄しべが残って目立つ』・・・と では、この白いブラシの毛は 雄しべなんだね |
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サラシナショウマ:キンポウゲ科-2 群生の様子 見事〜 |
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ルリトラノオ:オオバコ科 葉が対生しているので、ルリトラノオ そっくりさんのクガイソウは、葉が輪生 『伊吹山にのみ自生する伊吹山特産種』・・・だって |
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テンニンソウ(天人草):シソ科-1 サラシナショウマの次に多かった花 大群生を作っていた 上 つぼみの頃 下 上半分と、下半分の拡大 穂のようになって、花がつく(5〜15cm程の長さ) つぼみは、苞の中に5個ほど入っている 右 |
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テンニンソウ(天人草):シソ科-2 上 下から順に咲き始めた 下 上半分と、下半分の拡大 雄しべは4本で、花から突き出している 右 『上の2本が長く、下2本は短い』とか 雌しべも同じような色で見分けがつき難い 『雄しべより短かく、柱頭は2裂』しているらしいが そこまでは観察できなかった |
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テンニンソウ(天人草):シソ科-3 上 どんどん咲き上がっていく 下 苞は花が開く頃、早々に茶色になって落ちてしまうようだ |
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テンニンソウ(天人草):シソ科-4 斜面にずらっと密生状態 上の方の白色は、サラシナショウマ |
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テンニンソウ(天人草):シソ科-5 西登山道の右も左も、テンニンソウの群落 中登山道にも大群生地あり 東登山道は入口近くだけに群生地あり |
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クサタチバナ:ガガイモ科 上 実の状態 下 花の様子(2021/7/17撮影) 参考のため借りてきた) これは残り花で、6月頃が最盛期 |
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オトギリソウ(弟切草)の仲間:オトギリソウ科 オトギリソウの仲間は、いろいろあって 判別が難しい 下 花の拡大 雌しべの柱頭が3裂して先端が赤い(面白〜い) 花びらや萼に、黒い点々や黒い線が見える |
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コイブキアザミ:キク科-1 『伊吹山の山頂草原にのみ生育する』・・・と これら↑は、山頂近くに咲いていた 最近は群生を見ることが少なくなった こんな痛い葉っぱ、鹿が食べるのだろうか? 『小さな頭花と深く裂けた葉が密につくのが特徴』だって 棘はとっても鋭く痛い! |
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イブキアザミ:キク科 これは↑ 駐車場そばに咲いていた 葉っぱの幅が、コイブキアザミより広いし 優し気な様子だった |
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シモツケソウ:バラ科 ネットで保護されている所にだけ残っていた 花は終わっていた 以前の伊吹山のポスターなどには、 この花が満開になっている図柄が使われていたが 今は、ネットの外では姿なし 花はこんな感じ ↓ |
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2018/8/18 撮影 参考のため借りてきた |
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琵琶湖展望台へ寄ってみた 眼下に、くねくねした登山道と、 3合目の平坦地が見えた |
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琵琶湖展望台から琵琶湖を展望 琵琶湖はぼ〜んやり |
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琵琶湖展望台から山頂方面を望む 左の建物は、トイレ 尖った三角屋根は避難小屋 右側は、お店群 |
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いったん9合目まで降りてから、 山頂を目指す |
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山頂手前は、秋の風情 ススキの仲間がびっしり |
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アキノキリンソウ:キク科 麓のアキノキリンソウより がっしりして大型 ミヤマアキノキリンソウかな? |
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日本武尊像 11:09 ゆっくり写真を撮りながら、駐車場から46分 |
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三角点を目指して行くと、 厳重に囲われた一角があった そして、↑この看板・・・! 「お客様へのお願い」 伊吹山では、鹿による食害が大変深刻化しております。 食害により伊吹山の大切なお花が激減していっております。 お花を守るために鹿柵等を設置しれおりますが、それでも 鹿が入り込み草花を食べたり地面を掘ったりしています。 最近では人が近くに来ても逃げずに草花を食べ続けている 鹿が現れてさらに被害が増し大変困っております。 そんな鹿から大切なお花を守る為に「えびすや」では、 鉄柵・有刺鉄線を使用してお花を守ることに致しました。 鉄柵・有刺鉄線はとても危険ですので、決して素手などで 握ったり、触ったりしないで臭い。 小さなお子様と御一緒の方は十分に注意して下さい。 景観などが悪く感じることがあるかもしれませんが、お花 を守る為に!皆様のご理解とご協力をお願い申し上げます。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・ ほんとに最近は激減している! |
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それでこんなに厳重に囲ってあるんだね 以前にはなかった方策 |
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ベンチや机のある場所から琵琶湖を展望 ここからも、やっぱり、ぼ〜んやり |
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三角点 11:13 ここ辺りからは、人が少なくなり 後ろを振り返っても人影無し |
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慰霊碑 『1931年12月15日、測候所の勤務交代のために登山中、 3合目で猛吹雪に遭って遭難 1934年1月15日、山頂付近で雪庇(せっぴ)が崩落し て引き起こした 雪崩に巻き込まれて遭難 この2人の殉難之碑』 最近建てられた 前方に人影無し |
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以前の東登山道は、花いっぱいのコースだったが 最近は、花が少なくなってしまった・・・ |
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扉を開け閉めして通過 |
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サラシナショウマ:キンポウゲ科 この花の群生は、まだ健在 鹿が食べないってことは、 有毒? おいしくない? 歩き難い道をどんどん下っていくと 祖父母と孫らしき4人連れが登ってきた 中登山道と間違えたらしい ここから山頂まで50分かかりますよ・・・と言うと 引き返すとのこと |
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トリカブトの仲間:キンポウゲ科-1 出口の扉手前だけには トリカブトの群生があったが、 他の花は無し |
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トリカブトの仲間:キンポウゲ科-2 以前は遠くから眺めるだけだったが 今回は道ができていた 観察路を作ってもらった?? お陰で近くまで寄ることができた トリカブトの株もずいぶん減ってしまった 有毒だが、鹿は食べても平気なんだろうか? |
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東登山道出口 11:50 三角点から約40分 |
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すぐ、中登山道へ ここは階段ばかり |
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サラシナショウマ:キンポウゲ科 この中登山道は、 サラシナショウマの群生地が一番多い 白い花は、皆、サラシナショウマ |
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シオガマギク:ハマウツボ科 スクリューのようにねじれているのが特徴 トモエシオガマかと思っていた |
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イブキフウロ:フウロソウ科 花びらの先端が 3裂しているのが特徴 この花1つきりだった |
ハクサンフウロ:フウロソウ科 花びらがつるっとして 3裂していない |
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2度目の山頂 12:15 すぐ、下山にかかる 前方は、先程立ち寄った「琵琶湖展望台」 今度は、真っ直ぐ西登山道を進んだ |
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ゴマナ:キク科 草に埋もれて咲いていた |
カワラナデシコ:ナデシコ科 川原じゃないけれど、 カワラナデシコ |
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出口に近づくと、右上の斜面に鹿の群れ ほんの3m程上 人間が上がってこないと思っているのか 平然と草を食べていた 人間は危険な動物ではないんだ |
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西登山道の出口 12:48 バスは13:15発なので、 花を見・花の写真を撮りながら ゆっくり歩いた |
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キリンソウ:ベンケイソウ科 黄輪草・麒麟草・・・どちらの字も使う 駐車場わきの斜面に咲いていた 他では見かけない花もあって、 いい観察場所 |
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アカバナ:アカバナ科 白色の花だが、アカバナ ****************** |
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山頂駐車場13:15発==関ケ原駅13:55着〜14:25発ーー大垣駅14:37〜14:41ーー 名古屋駅15:13〜15:24ーー多治見駅15:59着 いつもは、下山は麓まで歩くが、平日のバス便が少ないので、今回は行き帰り共バスを利用した。 花の観察だけなら、これで十分。 結局、休憩なしで3時間歩いた。 8.6km 1万3900歩 **************** *最近の記録 初夏〜夏 2021/7/17 2020/6/27 2020/7/19 2019/7/7 2019/8/10 2018/7/15 2018/8/18 2016/9/10 |