暑さを逃れて楽々涼しい山へ
    名古屋から高速バスで伊吹山へ

        2023年8月28日    米原市・揖斐川町 


                        『   』内は、図鑑やネット検索からの引用です

天気予報に傘マークが無い日を探していたら、
丁度、今日28日がぴったり!

このバスは
予約制なので電話をすると、
「空いていますからどうぞ」の返事

多治見駅発7:58に乗る予定だったが、
道路が空いていたので早めに着き、1本前の7:40に乗車

名古屋名鉄バスセンターだと思い込んでいたので
本当は、「名阪近鉄バス・JRハイウェイりバス乗り場」だった)
乗り場を探してウロウロ
予定の列車だったら乗れなかった!

9:00発のバスは8〜9割の混み具合

さあ、後は乗って着けば伊吹山山頂駐車場だ・・・と安心していたら
名神の集中工事のため、ノロノロどころか
じっと停まって待っている方が長いくらい
(8/26〜9/16まで:下調べの不備!)

一宮ICまで1時間以上かかった・・・

養老SAでトイレ休憩後、ドライブウェイに入ってやっとホッとした

結局、着いたのは11:39(予定は「10:45頃」なので
1時間弱の遅れとなった

3コース全部歩くつもりだから、のんびりは出来ない・・・と思い、
バスの中で行動食を食べ、靴紐も結んで
帽子やストックなどの身支度も終えて、
到着を待っていた
着いた・降りた・歩き始めた」の素早さで、
まずは西登山道へ

後ろを振り返って、たまたま一緒になった「植物の会」の仲間をパチリ

 
   
 オトギリソウの仲間:オトギリソウ科-1
花びらにも、萼・葉っぱにも黒点と黒線がある
赤い点は雌しべかと思ったら、
『雌しべは1個、
花柱は3個』だって

オトギリソウの仲間はいろいろあって、
名前の同定は難しい

オトギリソウ・シナノオトギリ・コケオトギリ・
イワオトギリ・ヒメオトギリ・コゴメバオトギリ・サワオトギリ
』・・・など、
そっくりさんが多いので困る

↑ これは
葉っぱの筋がくっきりあるタイプ

 
 
 オトギリソウの仲間:オトギリソウ科-2
上の-1とは、なんとなく感じが違う
黒点と黒線と赤い点はそっくりだけど・・・
花びらが細め・葉っぱの筋も違うタイプ

 
   
  オトギリソウの仲間:オトギリソウ科-3
-1 -2
と似ているが、
花びらが広め・背が低めのタイプ

   
   オトギリソウの仲間:オトギリソウ科-4
これは、東登山道に咲いていた
背がとても低く小型・黒点はちょっぴりのタイプ

 
   アカバナ:アカバナ科
花の中央にある丸いものは、雌しべの柱頭
面白くて可愛い・・・

   
   ルリトラノオ:オオバコ科
葉は対生
しているので、クガイソウとの見分け方は簡単 ↑
伊吹山特産』だって
   
↑ 花を拡大した
下から順に咲き上がっていくので
雄しべの葯は、はじめ白色

↑ 蜜がおいしいらしく、虫がた〜くさん
1・2・3・4・・・
 
   
   マムシグサの仲間:サトイモ科
大きな実!
多治見近辺には見あたらない大きさ

   
   
  サラシナショウマ:キンポウゲ科
右 花の拡大
『花弁状の
萼片と花弁があるが、開花後すぐに落ちてしまい、
花には
多数の白い雄しべがめだつ
そのため、花序は
ブラシ状に見える』・・・と

じゃあ、右の画像は、みんな雄しべ??

 
   クサタチバナの実:キョウチクトウ科
『熟すと、冠毛のある種を飛ばす』・・・と

 
   シオガマギク:ハマウツボ科
ねじれた花が付く

 
   アキノキリンソウ:キク科
がっしりした様相

 
   ヒヨクソウかな?:オオバコ科
花期は6〜7月なので、これは残り花

 
   麓は晴れていたが、
ドライブウェイを登るにつれ雲がかかり、
一時、山全体が真っ白になってしまった

時々、周りが見える時もあった

 
   コイブキアザミかな?:キク科
痛そうな葉っぱがびっしり!

 
  山頂に着いた 12:13 (約35分かかった) 

↑ 「伊吹山寺覚心堂」は、避難小屋にもなるとか

 
  「伊吹山頂」となっているが、三角点ではない

 
  「鹿柵」
今日は、鹿の姿は見なかったが、
東登山道の鹿ネットの中で、
まだ新しい鹿の糞を数ヶ所で見かけた

 
  休憩用ベンチのある所から
岐阜県側を見たが、真っ白〜

 
  山頂のお店群を振り返った
屋根の向こうに、「やまとたける(日本武尊)の像が見えた

 
  足元でバサバサッと音がした
何だろうと見ると、大きな緑色のトンボだった
ギンヤンマのメスは全身が緑色』だとか
じゃあ、これはメスだね

こんな大きな緑色のトンボは初めて見た

  三角点に着いた 12:18
周りは真っ白!

涼しい〜 来た甲斐があった!

 
  「殉難之碑」  12:20
ずっと以前は無かった 最近建てられた碑

『1931年12月15日、測候所の勤務交代のために登山中、
3合目で猛吹雪に遭って遭難
1934年1月15日、山頂付近で雪庇(せっぴ)が崩落して
引き起こした
雪崩に巻き込まれて遭
この2人の殉難之碑が測候所跡に建てられた』・・・と

 
  さあ、東登山道へ
ずっと以前は、静かで花いっぱいの道だったが
だんだん花が少なくなってきた

ざっと見渡しても花の姿なし・・・

 
  登ってきた二人にあっただけ
『下り専用』とリーフレットに書いてあるが
ぬるぬるしてすべりやすい道なので、ホントは登りがいいのにね
雨の後は、登りに使うことにしている

   
  トンボが避暑に来ているようで
空いっぱいに飛んでいた

同じロープで、20cm程離れた所にとまっていたトンボたち

 
  後ろを振り返った
あの山頂の高みから降りてきた
あっちは、青空が残っていた

 
  「これより先危険箇所あり!」の大きな看板12:32
そうねえ・・・
滑りやすい・石灰岩がゴロゴロしていることは確かにそうだけどね

 
  鹿ネットが途中で亡くなっている箇所があった
その隙間からパチリ
琵琶湖方面

↓ こちらは同じ隙間から、ドライブウェイをパチリ
 
  ↑ さっきはバスであの道を登ってきた

 
   
   アケボノソウ:リンドウ科
今日のヒット!
咲きたてで初々しくてちょうど見頃

花びらの真ん中辺りにある
緑色の丸いものは、『蜜腺
その先に小さい点々が散らばっている
この点々を『夜明けの星座』に見立てた・・・とか

 
   マルバダケブキ:キク科
鹿ネットの向こうに大群生地があるのだが
今はもう枯れた葉っぱばかりだった
この株だけ、まだ咲いていた

この辺りに、
トリカブトの群生地があったのに
なあ〜んにも姿なし!!

 
東登山道出口 13:04
バスの発車は14:30 まだ時間はある
3つ目の「中央登山道」へ行こう〜

 
  すぐ、中央登山道へ 13:04
中央登山道も、鹿避け用の扉が作られていた

   
   ゲンノショウコ:フウロソウ科
ピンク地に赤い筋が可愛い大きめの花だった

   
   アカバナ:アカバナ科
「アカ」と名前が付いているが、
ここは、白色〜薄桃ばかり

 
    サラシナショウマの大群生:キンポウゲ科
↑ 右も↓左もサラシナショウマ〜
 
 
   ↑ まだまだサラシナショウマの大群生
惜しいことに、暑さのせいか?少雨のせいか?
葉っぱが茶色に変色していること・・・

 
  駐車場を見下ろすと、
今日は車が少ない・・・
今日は、平日で、学校も夏休み明けの所もあるからだろう
お客が少ないだろう・・・と考えて来たのだが
名神の集中工事のことまで考えなかった・・・

 
   アキノキリンソウかな?:キク科
咲き始めだからか、背が低いので、
一瞬何の花だろう?と思ってしまった

   
   
  テンニンソウ:シソ科
サラシナショウマ
の次は、テンニンソウの群生だった
まだ、咲き始め
「伊吹山自然観察ガイド」には、
フジテンニンソウと混生していると書いてあるが
明確な区別はないので、見分けは無理・・・

 
   キヌタソウ:アカネ科
東登山道に咲いていた
小さな十字の花
これも、残り花

 
   クサタチバナの実:ガガイモ科
花は、こんな感じ ↓ (2021/7/17撮影した画像を借りてきた)
   
↑ この花からあんな実ができるとは、ちょっと考えられないよね

 
  2回目の山頂 13:30
すぐ、今来た道を下り始めた

 
  登りは左側を、下りも、左側の花に注目したが
(つまり両側を見たことになる)
めぼしいものは無し・・・

 
   シオガマギク:ハマウツボ科
この花くらいしか咲いていなかった

 
  階段ばかりの道だが、西登山道よりは歩きやすい
駐車場が見えた〜

左のモノレールに乗った女性1人
これから荷物を上のお店へ届けに行くらしい

 
  この階段を降りると駐車場 13:48

階段を登って左は、東登山道
右は、中央登山道

これで3本の道をすべて歩いた

花の種類が多いのは、西登山道だが、人が多い
岩や石ゴロゴロの道で歩きにくい

東登山道は、人が少なく静かで長い

中央登山道は階段ばかり
サラシナショウマテンニンソウの群生地がある
駐車場発着なので、
どこかの道を2回歩かなければならない

 
  バスの出発まで時間があるので
初めて腰を下ろして休憩した

「スカイテラス」で冷た〜い缶ビールを探したが、無い・・・
地ビールでなくてもいいので、
ギンギンに冷えているのがいいのに無い・・・

やむなくこのビールにしたけれど、
アサヒやキリンとは違うちょっと変わった味だった
650円也!高い 山小屋並みの値段!
・・・・・・・・・・・・

バス停へ行こうとお店を出ると、5人組とばったり

長い列ができていたので、先頭の人に
「どこ行きのバスを待っているのですか?」と尋ねると、
「名古屋行き」の返事

大垣行きの人も同じ列に並んで、
2台のバスが、同時刻にここへ来るのだとか

まず最初に来たのが「名古屋行き」
切符を持っている人が先に乗り、
現金払いの人は後からの乗車となった

大垣行きは、ちょっと後から来た

が、結局どちらも関ケ原駅へ行く寄るのだとかで、
関ケ原駅で2台が揃った

 
  14:30発
バスの中から-1

 
  バスの中から-2
・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

帰りも工事中で、約80分遅れて名古屋駅に着いた
(16:05頃着が予定だったが
約1時間半の予定が、約3時間かかった)

・・・・・・・・・・・・・・・・・


      最近の伊吹山の記録

2023/5/5   (上野登山口〜下山はバスで)
2022/8/1   (往復バスで)
2021/4/10  (上野登山口〜上野登山口)
2021/7/17  (バス〜上野登山口へ)
2021/8/31  (往復バスで)
2020/6/27  (上野登山口〜上野登山口)
2020/7/19  (バス〜上野登山口へ)
2019/3/23  (上野登山口〜上野登山口)
2019/7/7   (往復バスで)
2019/8/10  (上野登山口〜上野登山口)


 Walking2023のページに戻る