春の花を探しに 伊吹山へ



スハマソウ

エイザンスミレ

オニシバリ
●場 所 滋賀県米原町
●標高 伊吹山 1377m
●山行日 2021年4月10日(土)
●コース 上野登山口・・・山頂往復
●多治見から
  登山口まで
多治見=中央道=名神高速道路=関ケ原IC=上野登山口
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、山崎、西尾
●コースタイム 多治見
関ケ原IC
上野登山口近くの駐車場
登山口
1合目

2合目
3合目
5合目
山頂
9合目
5合目
3合目
2合目
1合目
登山口

7:25発
8:23
8:50頃着
9:07発
9:43〜9:48
10:07〜10:12
10:55〜11:05
11:28〜11:35
1250〜13:10
13:23
14:20〜14:25
14:47〜15:45
16:38〜16:43
16:58
17:20着
周辺地図はこちら
  


 
 多治見から高速を利用して
約1時間半で
登山口近くの駐車場に着

一番近い駐車場は満車
以前利用した民家の裏庭が
空いているのを確認してから
駐車(入り口通過に苦労した)

↑ 三之宮神社

 身支度をして
協力金を払って花の資料を貰って出発
9:07

土曜日とあって
登山者が多い

後ろから追い越されながら
1合目へ

   
 タチツボスミレの仲間:スミレ科
ここのスミレの花びらは大きい!
エゾノタチツボスミレかも?

  テンナンショウの仲間:サトイモ科
紫色の花
多治見では、こんな色の品種はない
みんな緑色

   
 スハマソウ:キンポウゲ科
同行者が、「これ何?」と見つけた
直径1cmくらいで小さい
注意深くないと見つけられない花

1合目までの間、あちこちに姿があった

 ヤマネコノメソウ:ユキノシタ科
小さな種が、びっしりできていた

  シャク:セリ科
直径3〜4ミリほどの小さな花
 
1合目に着いた 9:43
花を見ながらだったので、つらさ半減

 後ろを振り返りながら登る

あの形、霊仙山に似ている・・・

 
 琵琶湖が大きく見える
琵琶湖の向こうの山々も
あの大きな山容・・・武奈ヶ岳だろうか??

 
 緩い登りだが、登りは登り
1歩1歩進む

2合目に着いた 10:07
5分休憩

 
尾根に出た
琵琶湖の中の島も見えてきた

パラグライダーが、ふうわりふわり

やっぱり、あの山、霊仙に似ている

 
伊吹山が見えてきた

この辺りから、アマナが現れるはず・・・と、
左の草原を凝視しながら歩いて行くと・・・
あった〜 やっとご対面 ↓  
 
   
 アマナ:ユリ科-1
2枚の細長い葉っぱの間から
花柄を伸ばして咲く
つぼみの外側に、赤っぽい筋がくっきり入っている (上左)
花が開くと、花びらに赤い筋が透けて見える

まだ中開きの状態の花が多かった
太陽は照っているが、まだ10時
これからぱっと開いて行くのだろう

開いていれば見つけられるが、
曇りだと開かないので
どこにいるのか分からなくなる
 
 
 アマナ:ユリ科-2
花の中を見ると、中央に雌しべ
周りに雄しべが6本

左 葯から花粉がいっぱい出ていた
右 葯は茶色になり最盛期を過ぎた

 ヤマエンゴサク・ケシ科
野原の
ジロボウエンゴサクより
がっしりしている感

ヤマザクラと伊吹山

3合目に着いた 10:55
休憩所のベンチで休みながらパチリ

 
 10分後、出発

この辺り、花は無し 枯草ばかり

 
 5合目のベンチから、パチリ 11:28

 
 ひたすら、足元と琵琶湖を眺めながら登る
後ろから大声で話す若者集団
日本語ではない

あまりに大声で近づいてくるので
「ちょっと!大声やめて!コロナ!」と言って
手まねで飛沫感染を表した

「すみません」という言葉が返ってきたが
全員には理解できなかったようで
大声は相変わらず・・・
・・・・・・・・・・・・・
6合目の近くで、
遅れ気味のメンバーから電話
「足が痛いからゆっくり登る」・・・と

 7合目 通過 12:05

 
 8合目通過 12:22
ベンチは満員
後ろから来る人に譲ろうともせず座っている
ここで休憩するつもりだったが
諦めて前進
若者の姿が多いのに・・・!

 
 9合目 12:41通過

ここからたらたらになるので、
ほぼ着いたも同然

 
 雪は、ここと、三角点下の数か所に
ちょっぴりあるだけだった

が、雪解けの水で、登山道はぐちゃぐちゃ

 
 着いた〜

あの白い山は、白山??

ここで白山がこんなにはっきり見えたのは、初めて!

 
 日本武尊像の前でパチリ 12:50
5合目からここまで、ノンストップで来てしまった
1時間以上、急な登りの上
足元は歩き難い岩・石ゴロゴロとズルズル地帯

よくがんばった〜!

ちょうどそこへ電話が入った
「7合目で待っているから」とのこと

 
 三角点を目指して
お店(休業中)の間を通り抜け・・・
 
 三角点に着いた! 12:53
空は雲一つない青空
風は少しだけ
ぐるりの展望〜

 
 ベンチに座って休憩

寒いので、ダウンを着、
フリースの帽子をかぶった

こちら側は岐阜県側
琵琶湖も見える

 
 あの遠くの山並み
白い雪の筋がちらちら見えているのは
どこの山?
白山のずう〜〜っと右側の山
もしかして・・・北ルプス??

 
 休業中のお店群

 
 帰りは、あの「琵琶湖展望台」から
9合目へ下りるつもり

 
 さあ、帰ろう 13:10
 
 最後の見納め〜

 
 「琵琶湖展望台」を目指して
登りとは違う道を下る
ここにもまだ雪が残っていたが
足元はどろどろではない

 
 琵琶湖は十分に堪能したので
「琵琶湖展望台」のピークはパスして9合目へ
ここから、足元注意の下りが始まる

 
 上を見上げ・・・
雪のように白いものは、
石灰岩のかけら
こんな風景も初めて
大雨が降ったから?

 
 下を見ながら下る

 
 7合目に姿なし 13:55
ベンチもない所では待つわけにはいかないだろう
きっと5合目で会える・・・と思った

 
 6合目通過 14:06

 
 5合目 14:20
7合目まで登ったメンバーと合流〜
「足の痛みは無くなった」・・・と
良かった良かった!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・
  3合目付近の花


   
   
   
 スハマソウ:キンポウゲ科

   
 アマナ:ユリ科

 
 エンレイソウ:シュロソウ科

   
   
  エイザンスミレ:スミレ科
葉の切れ込みを見て、
エイザンスミレだと思った
が、貰った花のチラシを見ると「
ヒゴスミレ」とある
違いを調べてみた

葉の切れ込みが太目で、
花びらの縁が波うつ
のはエイザンスミレ

葉の切れ込みが細く、
花びらの縁が波うたなければ
ヒゴスミレ

これらは ↑ 
葉の切れ込みが太目で、
花びらの縁が波う
っているので、エイザンスミレ
とした

↓ 
側弁の毛と花びらの縁をアップにしてみた
左 かなりもじゃもじゃで、
右 波うっていると言えるのなあ?

   
・・・・・・・・・・・・・・・・・

   
  カタクリ:ユリ科

   
  ニリンソウ:キンポウゲ科

   
 
ヤマエンゴサク:ケシ科
微妙に色合いの異なる花がある

  ミヤマカタバミ:カタバミ科
たくさん咲いていたが、
皆下を向いているので
とっても撮影しにくい!

   
   
 スミレの仲間:スミレ科
貰った花の資料には、
イブキスミレという名前もあった
イブキスミレを調べてみた
タチツボスミレそっくりで
側弁の内側には普通毛が密生する
『無毛ものもある』・・・と

これらは↑、皆側弁の内側には毛はなし

・・・・・・・・・・・・

イブキスミレではなさそう

 調べ中
カキドオシに似ているが、背丈も花もうんと小型

 
 オニシバリ:ジンチョウゲ科
『樹皮が強く鬼でも縛れるということから名前が付いている』・・・と

  
  調べ中
葉っぱは、もわもわの毛があって柔らかそう

 
   
  コクサギ(小臭木):ミカン科
「小臭木」なんて失礼な名前
さっぱりした匂いと思う
今ちょうど若葉が出たばかりで
つやつやした葉っぱがよく目立つ
『雌雄異株』だって

花が上向きのものと、(上左)
下に垂れているものがあったが (他3枚)
上向きは、多分雌花・雌株
垂れているものは、多分雄花・雄株


実はこんな変わった形 ↓ 2020/7/19 同じ場所で撮影
 
参考のため借りてきた

・・・・・・・・・・・・
 
   
  ヒトリシズカ:センリョウ科
ちょうど見ごろ
あちこちに固まって咲いていた

 
  フッキソウ(富貴草):ツゲ科

   
   
  スハマソウ:キンポウゲ科
日が傾き、山影になったためだろうか
もうお休みモードになって
花びらを閉じ始めていた

   
   
  アケビ:アケビ科
上左 雌花 6個の太い棒状の部分が雌しべ
周りの薄紫色の部分は3枚の萼
雄花の2〜3倍の大きさ

他3枚は雄花 周りの白い部分は3枚の萼
中央の紫色が雄しべ

 
 2合目からの下りは、膝にくる・・・ 16:43

 
 1合目通過 16:58
ここからの下りも
石・岩ゴロゴロ地帯で歩き難い

 
 登山口 17:20着
よく歩いた〜!

車利用のお陰で、バスの時間に縛られないので、
じっくり花を観察しながら歩けた!
感謝!

歩いた距離 21.7km
歩数 3万2900歩
行動時間 約8時間25分




   私の記念の1枚 〈山崎さんより〉 
   
 春爛漫 伊吹山 おしゃべり猫の目さん





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