初夏の花を探しに 伊吹山へ




カンボク

クサタチバナ

ウスバシロチョウ

●場 所 滋賀県米原市上野
●標高 1377m
●山行日 2017年6月10日(土)
●多治見から
  登山口まで
JR多治見駅ーJR名古屋駅ーJR近江長岡駅⇒バスで伊吹山登山口バス停へ(登山口はすぐそば)
 
※ ー鉄道 =自動車 ・・・徒歩 ⇒バス
●参加者 丹羽、小保、西尾
●コースタイム JR多治見駅
JR名古屋駅
JR近江長岡駅
伊吹山登山口バス停

1合目
3合目
5合目
8合目
9合目
山頂駐車場
三角点
3人そろった
5合目
1合目
伊吹山登山口
近江長岡駅行バス

6:15発
6:56〜7:02
8:00〜8:07
8:23〜8:30
9:05〜9:15
10:25〜10:45
11:05〜11:15
12:12〜12:30
12:50
13:10
13:47
14:00頃
15:20〜15:30
16:35
17:00着
17:30発

周辺地図はこちら     


   登山口〜1合目
 多治見駅を6:15発に乗れば、2時間ちょっとで歩き始められる
バスは立つ人もなく、皆座って乗車
登山口は登山者でごった返し  若者が多い
「お先にどうぞ」と言わなくても、道幅が広いのでどんどん追い越してもらイ、マイペースに徹する


   
サワギク(別名ボロギク):キク科

薄暗い樹林の中で、ヒョロヒョロと咲いていた


クサフジ:マメ科

1合目手前の明るい場所に咲いていた



1合目  歩き始めてすぐ登りに入るので、ここまでで、ひと汗かく  9:05〜9:15
ここから日陰が無い草原になるので、覚悟して歩く



    1合目〜3合目
   
 キバナノレンリソウ:マメ科

鮮やかな蛍光色で、存在が分かる


 ノアザミ:キク科




ここをクリックすると大きく見えます
「見晴らし台」から1合目を見下ろす  ここから視界が開ける


 
 やっと2合目  9:33〜9:45  木陰のベンチで休む


   
ガマズミの仲間:レンプクソウ科

咲き始めたばかり  緑の葉っぱの中、そこだけぽっかり白い


   
ヤマグワ:クワ科

今の時期、ちょうど実が赤く色づくころ
食べごろの色(黒)は・・・なかなか見つからない


   
ミツバウツギ:ミツバウツギ科

この山には、この木がとても多い  カニの爪のような実をつける
名前の通り、葉が「三つ葉」になっている

花はこんな感じ ↓ 2016/5/21 伊吹山で撮影



   
ガマズミの仲間:レンプクソウ科

雄しべがいっぱい、つき出ている



ここをクリックすると大きく見えます
 
 2合目を過ぎ、たらたら登りの途中で
さっき通ったばかりの登山道を見下ろす


ヒメウツギ:アジサイ科

真っ白で遠くからでもよくわかる


   
 イボタノキ:モクセイ科

多治見ではすでに変色して見る影もないが
ここでは咲き始めたばかり

この花の匂いは嫌いだが
そうでもない・・・と、同行者


 セイヨウノコギリソウ:キク科

この花そっくりの花に、イタリアで出会っている

『ヨーロッパ原産』だから、帰化植物になる
では、私が出会ったのは、「本場もの」だったんだ



   
   
タツナミソウの仲間:シソ科

ここは、背の高い一本立ちのタツナミソウばかり

タツナミソウの仲間は種類が多く、識別が難しい


   
 アヤメ:アヤメ科

草むらの中で咲いていた  3合目手前のネットの中にもたくさん(観察路になっている)


 
ここをクリックすると大きく見えます
 
   
 カンボク:レンプクソウ科ガマズミ属

中央にある小さな花が両性花(雄しべと雌しべがある)
周りにある大きな5枚の花びらは、装飾花で冠のように華やか


 
  もうすぐ3合目  やっと伊吹山が見えてきた


   
ホタルカズラ:ムラサキ科

花びらは虫に食べられ、無残だった
ここでしか見られなかった


 ヤマツツジ:ツツジ科

地面を這うようにして咲いていた

 
3合目  木陰で休憩  10:25〜10:45


    3合目〜8合目
   
キバナハタザオ:アブラナ科

4合目を過ぎると、この花の出番  背が高くてひょろひょろしている


  
   
マユミ:ニシキギ科

4合目を過ぎるとこの木が多くなる  いっぱい花をつけていた


ハクサンハタザオ:アブラナ科

しっかり立てず、ひょろひょろなよなよしている


 
 5合目  11:05〜11:15  ジグザグの道がずう〜っと続いている
風が冷たくて日陰だと涼しすぎるほど  歩くにはちょうどいい


   
 イブキガラシ:アブラナ科

さっきのキバナハタザオと違って、葉が丸いのが特徴
下から咲き上がっていくので、上の方しか花が残っていない   盛りは過ぎていた


 
  6合目  11:33  花が少ないので、ひたすら歩くだけ


 
ここをクリックすると大きく見えます
 
  続々と続く登山者
「5合目の次は8合目で待っているね」といって
マイペースで先行している
振り返ると、石積みの避難小屋の上方で
1人確認できた


 オドリコソウ:シソ科

4合目を過ぎると、この花が多くなった



 
  7合目  11:52  日影もベンチもないので通過


 
ここをクリックすると大きく見えます
 
ここをクリックすると大きく見えます
  3合目の旧ホテルと登山道を見下ろす

イブキガラシの大群生


  8合目に着いた  12:12  登る人・降りる人でごった返している中、ベンチに座って後続を待つ
お腹もすいたので、テルモスのお湯でスープを作り、昼食


   
  イブキシモツケ:バラ科

8合目の休憩ベンチのすぐそばに真っ白な花が咲いていた
日が経つとすぐ黄色くなったり茶色になったりする花だが、今日は真っ白!!

同行者1人、到着


 
  カワラナデシコ:ナデシコ科

8合目の休憩ベンチ横の岩のずっと上に、ぽつんと何か赤い花・・・
望遠で撮ってみたら、「ナデシコ」だった
はっきり見えないが、この標高なら「タカネナデシコ」ではなく、「カワラナデシコ」だろう

 後続者より携帯で「今、8合目の下  先に進んで・・・」の連絡
立ち上がって、登って来る人の中に姿がないか探してみたが、姿なし
先へ進むことにする  12:30発


    8合目〜9合目〜山頂駐車場〜山頂
   
ここをクリックすると大きく見えます
オドリコソウ:シソ科

オドリコソウは、ますます増えてきた



 ここをクリックすると大きく見えます
 
   
 イブキシモツケ:バラ科

イブキシモツケも8合目を過ぎると、続々現れる


   
 ミヤマキンポウゲ:キンポウゲ科

「ウマノアシガタ」か?と思ったが
この標高ならミヤマキンポウゲだろう
背が低い  10cm程


 ヒメレンゲ:ベンケイソウ科




 
ここをクリックすると大きく見えます
 
 イブキガラシ:アブラナ科

8合目過ぎても、まだイブキガラシの群生が続く


 
ここをクリックすると大きく見えます
   
クサタチバナ:ガガイモ科カモメヅル属

8合目を過ぎると、今まで姿のなかった「クサタチバナ」が現れた
ちょっと変わった花のつくりである
外側にある5枚は、花びら  5枚に裂けたものらしい
中央にあるポッコリしたものが、『副花冠』

『副花冠』とは、『花びらの内側にある弁状の付属物 スイセンなどにみられる』だって
雄しべや雌しべはこの『副花冠』の中にあるらしい

実はこんな形 ↓ 2015/8/22 伊吹山で撮影



   
 ヒメウツギ:アジサイ科

この辺り、白い花が多い


ハクサンハタザオ:アブラナ科

これも白い花
 
 
ここをクリックすると大きく見えます
  9合目に着いた  12:50  山頂は後にして、山頂駐車場へ降りることにする


 
 ここをクリックすると大きく見えます
  雪崩防止柵のあるピーク方面へ
崖上から8合目方面に
後続者の姿がないか見下ろすが、遠すぎて無理・・・

携帯で、
「8合目を過ぎるとクサタチバナがあるから来て〜」
・・・と伝えようとしたが、圏外?でダメ


 黄色はイブキガラシ
白色はイブキシモツケ

 
   
   
   
グンナイフウロ:フウロソウ科

西遊歩道へと降りる途中にある「鹿ネット」を出ると、突然グンナイフウロが現れた
今まで一輪もなかったのに・・・
薄紫色と白色があった  花の中を覗くと、面白い形の雄しべと雌しべがあった


   
  ウスバシロチョウ!!
1〜2ヶ月前の朝日新聞に、「八ヶ岳から姿を消した」というニュース記事があった
そのチョウが、このウスバシロチョウ
山頂の西遊歩道〜東遊歩道で、何度も何度も見かけた

西遊歩道沿いのクサタチバナ大群生を見ながら下る


   
  山頂駐車場  13:10着
ここから短時間で行ける「中央遊歩道」で
登り返そうかと思ったが
階段が多い道は好きじゃない
「東遊歩道」の方が花が多く静かなので、
速足で歩くことにして出発

9合目の遊歩道案内には
「中央遊歩道」20分
「東遊歩道」60分・・・とあった
最終のバス17:30に乗るなら間に合う!と、決断


 「東遊歩道」への入口

 
   
 スノーフレーク(別名スズランスイセン):ヒガンバナ科

花壇でよく見かけるスズランに似た花
なんでこんなところに?
鳥が種を運んできたかも・・・


  期待していたほど花は無かった
イブキシモツケ・ヒメレンゲ・ミヤマキンポウゲなど
今まで出会った花ばかりで新しい花は無かった

三角点  13:47
前回、ここを探したが、記憶が飛んでいて行けなかった


   
  南弥勒菩薩
ここを過ぎると、日本武尊の立つ「山頂」はすぐ


 日本武尊の立つ「山頂」  13:50


   山頂〜登山口バス停 

さあ、どこで会えるかな・・・と思いながら下り始めた
9合目を過ぎ、少し下ったところで、赤い帽子が目に入った!  14:00頃  これで3人揃った!

足指の痛みは大丈夫だったそうだが、足が攣ったり足が上がらなくなったとかで
薬を飲み、8合目で休んでいた・・・と

クサタチバナには出会えたので、まずは良かった〜


   
テンナンショウの仲間:サトイモ科

緑地に白色の筋  中にある棒(付属体)は薄緑色でまっすぐ
(多治見のスルガテンナンショウは、白くて先端が曲がっているので、違うタイプ)


   
オドリコソウ:シソ科

足元が悪いので、5合目までは気が抜けない   石がゴロゴロ  滑りやすい土でずるっとくる

5合目から林道を少し歩き、登山道に出合ったら突っ切って草原の道へ
春にはアマナがい〜っぱい咲いていたが、今の時期、花は無し

旧ホテル下の鹿ネットの入口から観察路に入ると、アヤメがいっぱい!
もう少したつと、ユウスゲやササユリが咲く場所


   
イタチハギ:マメ科

北アメリカ原産の外来種  よく堤防や山の斜面で見かける
紫色と黄色の派手な配色


 
 登山口に着いた  17:00
バスの発車まで、缶ビールを分け合って「お疲れさま〜」

ぱらぱらっと雨が降ってきたが、それっきり
バスはちょうど座席分だけの人数で発車


 
  春の伊吹山はこちら 2017年4/16   2016年5/21   2016年4/9
  初夏の伊吹山はこちら 2015年6/20   2014年6/15
  盛夏の伊吹山はこちら 2015年8/22   2014年8/31   2013年8/24
  秋の伊吹山はこちら 2016年9/3   2015年9/5
  冬の伊吹山はこちら 2015年2/7   2011年3/13   2011年2/6

  山行記録(2011年〜現在まで)へ戻る
  トップページへ戻る