日本勤労者山岳連盟30周年記念 |
天山山脈トレッキング・ハイキング |
(Eコース 天山ハイキングとイシククリ湖) |
(ハバロフスク〜アルマアタ〜カルカラキャンプ〜アルマアタ〜ハバロフスク) |
7日目 8月16日
1日目 | 2日目 | 3日目 | 4日目 | 5日目 | 6日目 | 7日目 |
8日目 | 9日目 | 10日目 | 全行程 | あれこれ |
起床、6:45。体温・脈拍異常なし。 朝食8:30〜。食事の後すぐガタガタバスに揺られてでは、 攪拌機に入るようなものなので食事は控えめにする。 飛ばしに飛ばして50分後、チンブラクに着。10:10。 リフトが動くのを待って、11:00乗車。 やっと動いたリフト 15分で下りる。やっと、ハイキングの始まり。 |
ここから稜線まで一登り。 我々のために動かしてくれたリフトから降りて、稜線を目指す 森林限界を過ぎると、周りはガラガラの石の集まりと草丈の低い荒地・・・といった光景。 着いた〜。氷河の見えるタウガル峠、11:55着。 涼しい〜。アルプスに比べるとごくごく小さな氷河。 左手の遠くにタウガルピーク(約5000m)が、頭だけ白く見える。 タウガル峠 ここまで登ると氷河が見える 思ったより小さい タウガル峠で オレグ氏と安藤氏の会話で、 左からスポーツマン山・ピオニール山・ティーチャー山・学校山・・・だと分かった。 |
ここで朝食で残したハンバーグを食べる。 中味全部肉・・・と言ったようなボリュームのある塊。 ここでしっかり食べておいてよかった。 この日の昼食は16:55だったから。
ここからしばらくは、たらたら道。るんるんでハイキングに出発、12:15。 だんだん、石がガラガラしてきた。モレーン(氷河の末端)とのこと。 そして、「あの山を越えます」と言われたのが、 前方にずんと聳えたつ山。 指の指し間違いか?と思ったほどがらがら岩の所。 |
じっとしていると寒いので休憩時のみ上着を羽織る。 大きい石、小さい石、どれもぐらぐらするようで、ぐらっときたらぱっと次の石に移る 心の用意をしていつも歩かなければいけない。 段々氷河に近づく時々ガラガラ・・・と落石の音が聞こえる じっとしていると、ゾクゾクと寒くなってくる さて、いよいよ問題のガレ場を登る。 「前の人が通ったように行きなさい」と言われたが、 先頭のガイドのオレグ氏の速いこと速いこと。 どの石の上を渡ったかなんて次の次の人にはわからないくらい。 氷河を横に見て歩く どんどん角度が変わっていく この右手の壁を登る モレーンの固まりの石岩ガラガラのところ |
石がまだ大きいうちはよかったが、だんだん細かくなると 足がかりがなくずるずると滑り落ちてくる。 左 急な登りに入った 右 座っている場所の後ろの石ガラガラをどんどん登る 一番の難所 手がかりとなるそばの岩もぐらっときたり、 ぽろっとかけたりしそうで恐い。 ここでずいぶん手間取りやっと今日のピークに着。ここで3350m。 ここがピーク ここからは下り |
この下りも大変。 「落ちても10m」とオレグ氏は言い、 足でどんどん落石を起こしている。 不安定な石を全部ガラガラッ、ザラザラッと落としてくれている。 |
だんだん傾斜が緩くなり、ザレになってくる
そしていよいよ下降の始まり・・・。 オレグ氏と安藤氏が途中に立っていて、左手はそこへ、 右足はここへ・・・と言った具合にリードしてくれたり 手を貸してくれたりして1人ずつ安全な所へ誘導。 落石を起こさないよう1人ずつ通過する 急な下りと氷河の末端 チョロチョロ水が流れている
氷河の末端のすぐ近くで全員そろうのを待つ。 ここで昼食か?と思ったら「あと少し歩くといいところがある」 ・・・そうで、「彼のあと少し」とは何分だろうねと言い合う。 全員そろうのを待つ間、 グラッと動いたら、ぱっと飛び移る「猿飛佐助」の練習をする
少し登った後は、雪道の下りのように、 ザザー、ザザーッと石や砂を蹴散らしながら下りた。 左 下り 靴も靴下も真っ白 右 先頭集団 後ろをずっと離しています そのおかげで靴も靴下も真っ白、白。 その後、ガラガラを右に見て、 岩をぽんぽんと飛び越え、飛び越えて下る。 緑の草原が出てきた |
やっと川のそばの草地に着く。16:55。 ここでやっと昼食。 草地に着いてほっ ここで昼食 最大のイベントの終了〜〜 今日は「ビッグ・プロブレム」。パンを忘れた・・と。 私はあの固いパサパサパンは敬遠しているのでなくても平気。 チーズ・ソーセージ・サラミー・ビーンズと水があればいい。 直径30cm・厚さ5cmほどのチーズ(半円)を抱え込んで ざっくりざっくり切り取るのは豪快!!。 |
17:25発。お花畑をどんどん下る。 ミーシャの小屋へ18:20着。18:35発。 チンブラク、19:05着。19:30発。 ホテルに20:00着。ウラジミール氏は2階でお待ちかね。 カザフスタン・ホテルに泊まっている人も各部屋へ招待し て顔や手を洗ってそろって夕食、20:15。 |
今日見た花 |
橙色のタンポポ | ビランジの仲間 |
ベニバナスイバといったところ |
タツナミソウに似た花 | デージーに似た花 |
スミレの仲間 初めて見た 数は少ない |
遠くからでも赤色が目立った花 つぼみかも? |
イブキトラノオに似ている | オドリコソウにそっくり |
ミミナグサに似ている 赤い雄しべが可愛い |
ムラサキ科の花 |
シャジンの仲間 | ||
チンブラクへ帰る道すがら、オレグ氏と安藤氏のやり取りで、 明日はトウーユークスソー(氷河)へ案内すると話がついていたのに、 ウラジミール氏は非情にも 「明日はマシーン(車)がないので日本語通訳付きのバスで 市内観光します」と突然言い出す。 ええっー!!!。 そんなあ・・・、行きたいのに・・・、彼はスリーディズと言っていたのに・・・、 観光に来たんじゃないのに・・・、山登り・ハイキングに来たのに・・・ とぶつぶつ言い合うが、ウラジミール氏は涼しい顔で当然と言う顔をしている。
もっと我々の意見や希望を言えなかったこと (何とかならないのか?マシーンはほかで借りられないのか?・・・)、 意思が伝えられないので否応なく従わなければならなかったことが一番の心残り。 洗濯をして、就寝、23:00頃。 |