南アルプス縦走 10日間 |
畑薙ダム〜光岳〜茶臼岳〜聖岳〜赤石岳〜荒川中岳〜 烏帽子岳〜塩見岳〜間ノ岳〜北岳〜広河原 |
タカネコウリンカ |
●場 所 | 静岡県 |
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●今日登った山の標高 | 上河内岳:2803.0m |
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●山行日 | 2015年7月29日(水) 4日目 |
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●コース& コースタイム |
茶臼小屋 稜線 竹内門 上河内岳の肩 上河内岳 上河内岳の肩 南岳 聖平小屋 |
5:30発 5:45 6:55 7:35 7:45 7:55 9:00 10:45着 |
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周辺地図はこちら |
4日目 茶臼小屋〜上河内岳の肩から上河内岳往復〜南岳〜聖平小屋
朝食もカラフルなメニュー |
外はガス 遠望はできない・・・ 小屋前から、一瞬見えた山 上河内岳かな? |
茶臼小屋、5:30発 このくらいのガスなら、雨具はいらない |
またお花畑の中を歩いて、稜線へ |
稜線に出た なあ〜んにも見えない白の世界 今日は右折 昨日は左折 |
晴れていたら、 富士山も茶臼岳も上河内岳も聖岳も見えるだろうに・・・ |
シラタマノキかな?:ツツジ科科 |
稜線から樹林の中に入ると・・・→ |
ウメバチソウ:ウメバチソウ科 →湿地でもないのに、ウメバチソウが咲いていた |
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ウサギギク:キク科 ウサギギクも(今回初めての出会い) |
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ハイマツ:マツ科 赤い雄花と実 背丈の割に大きな実 |
イネ科 露に濡れてぐっしょり |
イワオトギリ:オトギリソウ科 これも露でぐっしょり |
イワツメクサ:ナデシコ科 これも・・・ |
マイヅルソウ:キジカクシ科(ユリ科) ここではまだ花が咲いていた 雪解けが遅かったのかも・・・? |
ダケカンバ:カバノキ科 まっすぐ伸びられない樹形が面白くて、パチリ |
コバノコゴメグサかな?:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科) 花の奥にある、黒っぽいものはなんだろう?? 雄しべの葯かな? |
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ツマトリソウ:サクラソウ科 |
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チングルマ:バラ科 花と実が同居 他所では、花はすでに終わっていた 雪が遅くまで残っていたのかも・・・? |
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ヒメクワガタかな?:ゴマノハグサ科 葉っぱの毛に、露がぐっしょり |
ヨツバシオガマ:ハマウツボ科 1・2日目では、花がほとんど終わっていたが ここはまだ上の方の花は新しい |
コケモモ:ツツジ科 咲き残り 花びらは、傷がついたり汚れたり・・・ |
ツガザクラ:ツツジ科 これも、咲き残り |
変わった形の岩峰群が見えてきた 「竹内門」らしい 標識は無し 真っ二つに切ったような岩の間を通り抜けると、面白い模様のある岩・・・褶曲(かな?) 帰ってから調べてみると、『チャート』という岩だって |
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イワウメ:イワウメ科 この花の花期は早い 八ヶ岳では、6月の半ばに咲いていた ほんの少し、咲き残っていた |
タカネツメクサ:ナデシコ科 この花に会うと、「夏山に来た〜」と思う |
チシマギキョウ:キキョウ科 南アルプスの今頃には、多い あちこちで見かけた |
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前方が、上河内岳の肩かな? 右の方から突然人の声・・・? 下山者らしい が、すれ違っていない 「茶臼はこっちですか?」と尋ねられた どうやら、ガスで登山道が分からず コースを離れてしまった人らしい・・・と分かった |
上河内岳の肩 7:35 前回は上河内岳へ行っていないし、 今日は時間のゆとりがあるので行くことにしようっと |
上河内岳 「肩」から10分で到着 なあ〜んにも見えない 咲いていたのは、ミヤマダイコンソウとイワツメクサくらい ガラガラの道を往復して、また「肩」へ |
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ミヤマダイコンソウ:バラ科 この花の花期は早い 殆どが終わっている中、これはまだ花が残っている方 |
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ミツバオウレン:キンポウゲ科 咲き残り |
コイワカガミ:イワウメ科 まだ咲いていた |
チングルマ:バラ科 チングルマとコイワカガミは仲良し よく一緒に咲いている 雪が遅くまで残っていたのか、咲き残りの花が多い |
ヨツバシオガマ:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科) きれいどころがそろって咲いていた |
アオノツガザクラ:ツツジ科 他所では花が終わっていたが、まだ残っていた |
ムカゴトラノオ:タデ科 下の方に「ムカゴ」ができている |
ミヤマナナカマドかな?:バラ科 タカネナナカマドは、花も実も垂れるって |
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タカネバラ:バラ科 下を向いて咲くので撮影が大変 重いザックは背中を押すし・・・ |
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ミヤマウイキョウ:セリ科 左 全体の様子 右 小さな花のアップ |
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シコタンソウ:ユキノシタ科 最盛期は過ぎていた |
キバナシャクナゲ:ツツジ科 これはまだ新しい花で初々しい 今まで、萎れた花や、傷んだ花ばかり見てきた |
イワオウギ:マメ科 突然、斜面いっぱいのお花畑になった!! 今まで無かった種類の花がど〜っさり |
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タイツリオウギ:マメ科 イワオウギに似ているが、なんとなく雰囲気が違うマメ科の花 10日目、北岳からの下山時に、ぷっくり膨らんだ実を見つけて、やっとわかった 実を見れば一目瞭然だが、花だけだと分かりにくい |
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タカネマツムシソウ:マツムシソウ科 百花繚乱…といった感じで、思わず足が止まってしまった 登山道は狭く、右側は急斜面になっていて、すれ違いもできない場所 前にも後ろにも人がいなくて、思う存分鑑賞し、シャッターを押した ところが、こんな所でバッテリーがなくなった 交換しようにもザックを下ろしたり持ち上げたりに一苦労 注意に注意を重ねて、無事交換完了 これで、どんどん撮れる |
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タカネコウリンカ:キク科 黄色とチョコレート色のきれいなこと! 花の中も可愛い〜 |
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テガタチドリ:ラン科 お初にお目にかかります! |
ミヤマオトコヨモギ:キク科 地味色の花も一興 |
ミヤママンネングサ:ベンケイソウ科 鮮やかな蛍光色! |
ミヤマミミナグサ:ナデシコ科 |
お花畑ー1 黄色は、大型の花 マルバダケブキ 紫色は、トリカブトの仲間 |
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お花畑ー2 紫色は、トリカブトの仲間 白色は、タイツリオウギ |
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お花畑ー3 黄色は、マルバダケブキ 紫色は、トリカブトの仲間 |
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トリカブトの仲間:キンポウゲ科 |
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エゾムカシヨモギ:キク科 背丈10cm程 花の直径8〜9ミリ程の小さな花 |
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タカネナデシコ:ナデシコ科 左 全体の様子 右 花のアップ・・・花びらの先が細かく裂けていて、付け根の辺りには紫っぽい毛が生えている |
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ミネウスユキソウ:キク科 ウスユキソウの仲間はいろいろある よく似たミヤマウスユキソウは東北地方の山に咲くんだって |
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イワオトギリ:オトギリソウ科 何度も出会ったね |
タカネグンナイフウロ:フウロソウ科 花の最盛期は過ぎて種ができていた |
イワベンケイ:ベンケイソウ科 キリンソウに似ているが、こちらは高山性で葉が肉厚 |
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ゴゼンタチバナ:ミズキ科 白い花びらのようなものは「苞」 中央にある黒っぽいものが雌しべだって |
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ミヤマクワガタ:オオバコ科(ゴマノハグサ科) 突き出ている長い雄しべと雌しべが特徴 |
ウメバチソウ:ウメバチソウ科 左のウメバチソウ 咲いたばかり 右のウメバチソウ 咲いてから5日以上たっている 雄しべが伸びている数で、開花後の日数が分かるんだって |
南岳に到着 登山者が1人もいない静かな場所で、ゆっくり花が観察できて、良かった〜 南岳を過ぎると、広大な斜面のお花畑は終わり・・・→ |
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→ガレ場が現れた 注意してそろりそろりと歩く 聖岳の展望がいい・・・と地図にはあるのだが、残念 |
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ミヤマホツツジ:ツツジ科 ガレ場を避けるように樹林の中へ下りていくと、 見慣れた樹林の中の花にかわる |
セリバシオガマ:ゴマノハグサ科 |
樹林の中もガスで、展望がきかない |
ツツジ科 実になりかけているが、なんの実だろう? |
スノキ:ツツジ科 |
ヤマブキショウマかな?:バラ科 トリアシショウマかも? 判別が難しいので、お手上げ〜 |
サラサドウダンの仲間:ツツジ科 地面に赤っぽい花がたくさん落ちていた 見上げるとこの花 鈴鹿あたりのサラサドウダンとはちょっと違う |
ゴゼンタチバナ:ミズキ科 木々の根元にたくさん咲いていた |
クロウスゴ:ツツジ科 木曽駒の登りで、たくさん食べたっけ |
モミジカラマツ:キンポウゲ科 |
キソチドリかな?:ラン科 「千鳥」には見えないなあ・・・ |
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調べ中 ラッパのような形をしているきのこ(?) |
調べ中 セリ科の花は甘い匂いを放つ 虫も誘われるようにしてやってくる |
聖平小屋への分岐点 10:40 標識の左横にあるネットの中は ニッコウキスゲ |
聖平小屋へ続く木道 以前この辺りは、お花畑だったそうな 今は見る影もなし |
聖平小屋到着 10:45 早いので、部屋はがら空き 玄関前には、水場(蛇口をひねれば水が出てくる) |
ウェルカム・フルーツポンチ 暑い時の冷たいつるりとした食べ物は、有難い |
聖平小屋の正面 「聖平植物復元活動の紹介」という大きな看板が立っていた 人が原因と思われること・・・登山道を外れて歩く・踏み荒らし ニホンジカの食害・・・トリカブト・キオン・マルバダケブキなどは嫌いなので食べないらしく被害がない ・・・・・・・・・・・・・・・・ トイレはずっと離れた場所にある 洋式も和式もあるが、洋式はピッカピカの便器で水洗!! 除菌ウエットティッシュを持って行けば、超快適!! (15年前は、臭い暗いトイレだった) ちょうどおなかも空いた頃なので、昼食用にビールとカレーをもらう 同じバスで下りたテント泊の男性は、乾燥米を30袋持ってきて、 水を入れて約1時間待ってご飯にしていると聞いて、 卵雑炊の作り方を伝授 これなら、するするっと食べられて、お腹にも優しい 光小屋で使っただけで、まだガスは残っているはず 明日の宿「百間洞山の家」まで貸すことにした 私のザックも軽くなるし・・・ ついでに、昼食用として持ってきたインスタント味噌汁なども少々お裾分け |
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夕食まで、食堂は解放されているので 本でも読もうかと本棚を探すと、 「遠山郷に生きる植物たち」という面白い本を見つけた ふんふんなるほど・・・とメモを取りながら、楽しく読めた 家へ帰ってから、もしかして手に入るかもと思い ネットで探したが、ダメだった こんな時間の余裕のある時にでもと思って持ってきた 「数独」より、よっぽど面白かった まだ時間があったので 宮部みゆきのミステリーを読み始めたが、 さすがにこれは読み切れなかった |
夕食 ご飯とみそ汁はいつもお替り自由だったが ご飯は8分目に減らしてもらっていた 具だくさんの豚汁は、とってもおいしかった! ・・・・・・・・・・・・・・ だんだん宿泊者は多くなったが、 頭と足を逆にして寝れば、それほど窮屈ではなく まあまあ我慢ができるほどだった |