南アルプス縦走 10日間 |
畑薙ダム〜光岳〜茶臼岳〜聖岳〜赤石岳〜荒川中岳〜 烏帽子岳〜塩見岳〜間ノ岳〜北岳〜広河原 |
タカネビランジ(白花) |
●場 所 | 静岡県 |
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●今日登った山の標高標高 | 小聖岳:2662m 前聖岳:3013m 奥聖岳:2982m 兎岳:2818m 小兎岳:2738m 中盛丸山:2807m |
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●山行日 | 2015年7月30日(木) 5日目 |
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●コース& コースタイム |
聖平小屋 薊畑 小聖岳 前聖岳 奥聖岳 前聖岳 聖兎のコル 兎岳 小兎岳 中盛丸山 百間洞下降点 百間洞山の家 |
4:50発 5:30〜5:40 6:40 8:00〜8:10 8:30〜8:40 9:00 10:30〜10:40 12:00〜12:10 13:05〜13:15 14:25〜14:35 14:55 16:00着 |
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周辺地図はこちら |
5日目 聖平小屋〜聖岳〜兎岳〜中盛丸山〜百間洞山の家
朝食 「しっかり食べてしっかり歩く」が、モットー |
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聖平小屋 4:50発 木道を歩いて分岐点へ 今日はロングコース (結局11時間余となった) |
分岐 ここを右折する |
ニホンジカの食害から高山植物を守るネット 以後、荒川中岳直下・三伏小屋小屋手前・ 北岳〜二俣の間にも設置してあった |
タカネマツムシソウ:マツムシソウ科 この付近に多かった |
ミネウスユキソウ:キク科 |
トモエシオガマ:ゴマノハグサ科 |
陽が当たり始めた でも、もう雲が出てきた・・・ |
マルバダケブキの群生 |
ここにも、鹿ネット |
タカネナデシコ:ナデシコ科 |
あれ〜っ、もう雲がこんなに出てきた・・・ 山頂が平らな山は・・・上河内岳かな? |
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薊畑 5:30 薊(アザミ)は見当たらなかった |
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薊畑から望む聖岳 |
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イブキジャコウソウ:シソ科 |
オヤマリンド:リンドウ科 |
マルバダケブキ:キク科 シカが好まないから残っているんだって |
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コバノイチヤクソウかな?:ツツジ科(イチヤクソウ科) 花色は白 茎が赤っぽい |
ヨツバシオガマ:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科) |
タカネグンナイフウロ:フウロソウ科 |
樹林を抜けたら・・・ザレの登り |
小聖岳到着 6:40 ガスの後ろに聖岳がちらっと見えた |
チシマギキョウ:キキョウ科 |
ガスの動きが早い 目まぐるしく動くなか、聖岳を目指す いったん下って、眼前の岩峰を登る |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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下から見上げる岩峰は、かなり厳しそう〜〜 |
チシマギキョウ:キキョウ科 |
タカネツメクサ:ナデシコ科 |
タカネヒゴタイかな?:キク科 |
小聖岳のピークとそれに続く岩峰を振り返る |
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前も後ろも、人がジグザグに続く 今回のコースでは、聖岳・塩見岳が一番混雑した |
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上で女子高生パーティーが待っていてくれた(茶臼小屋テント場泊だったね) 「栃木県立真岡(まおか)女子高等学校1年生」だって 彼女らは「まっこう」と言っていた 不安定な場所で、ずいぶん長い間待ってから、降りていった ありがとう〜 |
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下りていく女子高パーティー |
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聖岳到着 8:00 |
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聖岳山頂からの展望 昨日の上河内岳、一昨日の茶臼岳・易老岳方面だろうか? ガスが出て山が見えないと、山の形が覚えられない・・・ |
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天気がいいので、奥聖岳へ寄ってみよう〜っと 20分で行けるって 奥聖岳へ行く途中、前聖岳を振り返る |
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これから行く兎岳方面かな? |
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タカネシオガマ:ゴマノハグサ科 タカネシオガマは、 『葉の切れ込みがそれほど細かくな』く、 よく似たミヤマシオガマは、 『小葉が更に細かく切れ込んでいる』・・・の違いだって 葉っぱを拡大して調べた所、「タカネ」とした |
ミネズオウ:ツツジ科 咲き残り |
奥聖岳 8:30 谷を挟んだ向こう側の、この大きな山が赤石岳かな? |
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前聖岳に戻った さあ、兎岳を目指そう! 9:00 |
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ハクサンイチゲ:キンポウゲ科 |
ヨツバシオガマ:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科) |
明日登る赤石岳 |
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稜線上でランチにした 9:30 聖平小屋のお稲荷さんと、豚汁で 展望は最高 人気もなくて静か (殆どの人は聖岳往復) |
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左側から雲が迫ってくるが、稜線で阻まれ、どうしても乗り越えられない |
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ここをクリックすると大きく見えます |
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右下を見下ろすと、赤い屋根の小屋が見える 今日の宿、百間洞山の家のよう |
クロクモソウ:ユキノシタ科 |
セリ科の花 |
登山道も岩も赤いなあ・・・と思ってパチリ 地図を調べると、「赤色チャート盤岩露出地」とあった この赤い岩、滑りやすいので要注意 |
標識は無いが、多分ここが「聖兎のコル」 10:30 左 今乗り越えてきた赤色チャートの岩場と、 右 赤石岳を見ながら休憩 |
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シコタンソウ:ユキノシタ科 |
シコタンハコベ:ナデシコ科 |
ミネウスユキソウ:キク科 |
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トリカブトの仲間:キンポウゲ科 |
タカネビランジ:ナデシコ科 「聖兎のコル」の危なっかしい礫地や、 崖が崩れているザレ場に咲いているのが 遠くから見えた |
ヤマブキショウマかな?バラ科 |
タカネニガナ:キク科 岩の隙間にしっかり根を下ろしているのに感心 |
タカネシオガマ:ゴマノハグサ科 これも葉っぱの形から、「タカネ」とした |
オオヒョウタンボク:スイカズラ科 実が2つくっついて、瓢箪に似ている |
ミドリユキザサかな?:ユリ科 大きな葉っぱ 実ができていた |
ミヤマハンノキかな?カバノキ科 |
ネズの仲間:ヒノキ科 |
トウヤクリンドウ:リンドウ科 |
ハクサンシャクナゲ:ツツジ科 |
タカネザクラかな?:バラ科 |
タカネバラ:バラ科 |
タカネコウリンカ:キク科 |
兎岳避難小屋標識 このすぐ下に無人の避難小屋がある |
タカネヒゴタイかな?:キク科 よく似たシラネヒゴタイは、 『頭花は1個のみ』だっていうから |
ミヤマオトコヨモギ:キク科 茎が赤紫色で、 ハーブのような特有の匂いがある |
兎岳に到着 12:00 |
タカネビランジ:ナデシコ科 山頂のあちこちに、タカネビランジがかたまって咲いていた 先程、「聖兎のコル」の崖っぷちで、こわごわ写真を撮ったのだが、な〜んだこんなところに咲いていた!! ピンクも白も |
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イブキジャコウソウ:シソ科 おなじみの花 |
いったん鞍部まで下って、また小兎岳まで登り返す こういうザレ道は、 よく「転び石」に乗って、ずるっとすることがあるので 要注意 |
せっかく登ったのに〜 どんどん下らなければならない |
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イワツメクサ:ナデシコ科 こんなザレに咲いているのは、イワツメクサくらい |
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小兎岳への登り |
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タカネヤハズハハコ:キク科 |
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小兎岳に到着 13:05 |
スノキかな?:ツツジ科 あとはどんどん下れば、百間洞山の家か・・・と思ったら 大間違い |
ミヤマダイコンソウ:バラ科 |
ゴゼンタチバナ:ミズキ科 |
ミヤマナナカマドかな?:バラ科 |
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オオヒョウタンボク:スイカズラ科 ここではまだ花が咲いていた |
アオノツガザクラ:ツツジ科 |
まだ登りが待っていた あの山を登れば終わりかな? → まだまだ 登った先にはまた山があった |
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ゴゼンタチバナ:ミズキ科 周りの白い花びらのようなものは「苞」 中央にある丸いものが、1つ1つの花 (7個ある) その花の中にそれぞれ雌しべと雄しべがある (『花びら4枚 雄しべ4本 雌しべ1本』 あるんだって) |
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明日登る赤石岳が近づいてきた |
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まだ登りがある |
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クルマユリ:ユリ科 |
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ハクサンフウロ:フウロソウ科 |
ツマトリソウ:サクラソウ科 |
セリ科の花 左 全体の様子 右 小花の集まりをアップ |
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ミネウスユキソウ:キク科 |
やっと、中盛丸山 14:25 ロングコースの最後で疲れているのに 岩場の道をぐいぐい登らされた あとは、ここをどんどん下ればいいはず・・・ |
グッグッ・・・と妙な音? ライチョウの親子だった ほんの2〜3m先、私が行こうとする方にいた しばらくじっと動かずに、カメラを操作していたが(こういう時のために無音にセットしてある) いつまでも歩かないわけにはいかない 「ごめんよ〜 そっちへ行きたいんだけど〜」 と声をかけながら歩きだすと 親も私の進行方向へ歩いていく 困るなあ・・・ その間に子供たちは、親と反対方向へ素早く移動した 十分人間を引きつけてから、親は登山道の外へ行ってしまった これでやっと落ち着いて歩き出せる |
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下の方に分岐の標識が見えた あそこから下ればいいんだね |
タカネツメクサ:ナデシコ科 ガレ・ザレ場に咲くのはこれくらい |
ミヤマウイキョウ:セリ科 |
百間洞下降点 字が薄れてしまっているが、40分だって |
アキノキリンソウ:キク科 ここから樹林の花が続く |
エゾシオガマ:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科) |
ミヤマバイケイソウ:ユリ科 梅の花の形・・・で、「バイ」 |
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タカネザクラかな?:バラ科 |
百間洞へのトラバース道 トラバース中はいいのだが、 下りの部分は、つるつるで急 |
トリカブトの仲間:キンポウゲ科 |
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明日、赤石岳へ登る道が見える |
キオン:キク科 |
ミヤマオトコヨモギ:キク科 ん? 何か匂いがする…と思ったら、この花がたくさんあった |
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水場かな? 黄色いタンクがあった バンダナとタオルマフラーを濡らし さっぱりさせる あともう少し |
セリ科の花 |
小屋が見えた |
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セリ科の花 外側の飾り花がよくわかる |
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百間洞山の家到着 16:00 「着いたらビールを飲もう」とずっと思っていたので、部屋に入る前に、テラスでゴクリ バスが同じだったテント泊の男性は、お昼頃到着したとか ガスコンロ一式を返してもらった (明日から行動が別になり、会えないかもしれない・・・とのことで) 部屋は2階へ行く階段が2つあって、戸惑った 頭と足を逆にして眠れば、まあまあのゆとりだった |
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彼はカメラを持っていない・・・とのことなので、記念の写真を撮った もっと早くに気づけば良かったのに、結局これ1枚きりとなってしまった・・・ (後日メールで送った) |
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百間洞山の家名物「トンカツ」 15年前と同じ 出来立ての熱々が食べられるよう、名前を呼ばれたら食堂へ行く・・・システム 私は最後に到着したので、最後に呼ばれるのを待っていたが、 名前の読み方が違っていたので、別人かと思っていた 関東地方では少ない苗字なのかも?? |