美濃戸口~行者小屋~文三郎尾根
      
         赤岳~横岳~硫黄岳
                    
 



横岳奥ノ院

硫黄岳
●コースタイム 前日
6/23(金)茅野で前泊
前日
6/23(金)
1日目
6/24(土)
1日目
6/24(土)

2日目
6/25(日)

赤岳展望荘
横岳奥ノ院
硫黄岳山荘
硫黄岳山頂
赤岳鉱泉
堰堤広場
美濃戸山荘
美濃戸口
2日目
6/25(日)

6:15発
8:08
9:00~9:10
9:45~9:55
11:52~12:05
13:15
14:13~14:20
1515~16:00発
周辺地図はこちら   登山地図はこちら
地理院地図はこちら コース図はこちら
  


  2日目 6/25(日)
      赤岳展望荘
 同室の女性3名は、3時頃起床
赤岳へでも行ったらしく、早い出発だった

今日の赤岳の「日の出時刻」を調べると、4時31分!
朝食は6時からだが、外の景色を見に行こうと
ダウンを羽織って外へ
外は明るく、大勢の宿泊客が日の出を待っていた

↑ 4:20 
談話室の横から富士山!をパチリ

 
 富士山の左側に連なる雲海~
左の屋根は談話室

   
 赤岳を目指す登山者たち
右は、登山者たちをアップ

 
 ↑ こちらは横岳

 
 ↑ 4:24
あそこから太陽が出てくるのね!

 
 ↑  雲海の上に浮かんでいるのは・・・どこ?
富士山の左にある山なんだけど・・・

 
 ↑ こちらは北アルプス 穂高連峰
ぐう~っと引っ張りよせてみた

中央の大きく凹んでいる所が大キレット
大キレットの左が北穂・その次に奥穂
大キレットから右をみると、ツンと尖った山が槍らしい

 
 ↑ こちらは、阿弥陀と中岳

 
 
 ↑ こちらは、眼下に行者小屋

後ろ右に、蓼科山

 
 ↑ こちらは、赤岳展望荘とその後ろに赤岳

 
 ↑ こちらは、今日登る横岳と、平坦な硫黄岳
そして硫黄岳の左の禿げた所が、赤岩の頭
その奥に、特徴ある蓼科山

 
 ↑ 4:29 もうすぐ太陽が出てくる
出てしまえば、興味は無くなる・・・
待っている間がワクワク

 
 ↑ 陽が出たらしい
阿弥陀の頭だけ朝焼け~ 04:32

 
 04:34 赤岳が、ホントに赤くなった!

 
 ↑ 横岳も明るくなった!

 
 ↑ 雲海に沈んでいた山が姿を現した
富士山の左の山
どこの山だろう??

 
 ↑ 右端に特徴ある蓼科山
そのずっとずっと向こうが、北アルプスの山々の連なり
、端から端まで北アルプス

山だけ切り取ってみたが↓
1枚で収まらず2枚でも収まらなかった・・・!
どれがどの山だろう・・・?
 
↑ 左端から穂高まで 
 穂高の右側

 
 ↑ 朝食も発泡スチロール
(サバは苦手=スタッフにお願いしてもらってもらった)

毎日毎日、登山客の人数×(発泡スチロール+割りばし+他のごみ)
膨大な量のごみになる・・・

山小屋で処理はできないので、ヘリで下ろすのだろうね?
重くはないけれど嵩張るので、何回も必要
その分が宿泊費に連動しているのかも・・・

1泊2食大部屋(と言っても2段ベッドだったが)で
1万3000円!
山小屋が高くなっったのは、
こんなことも影響しているのかも・・・ね

 
 食事前にすべての用意をして、
食べ終わったら直ぐ出発 6:14発
朝食後の薬も忘れず飲んだ

      赤岳展望荘~横岳奥の院
 
  イワウメ:イワウメ科
白と黄色の配色は、
チョウノスケソウに似ているが、
雄しべが違う
イワウメの雄しべは花びらにくっついている   こちらは、チョウノスケソウ ↓ 
 ・・・・・・・・・・
 
 地蔵尾根(お地蔵さまが鎮座) 6:20
登山地図では、
行者小屋から赤岳展望荘まで1時間25分
文三郎尾根経由だと1時間50分

翌日の行程を考えて利用すれば、便利

 
 1つ目の梯子、通過~ 6:27

 
  ミヤマオダマキ:キンポウゲ科
ひっさしぶり~ 

 
  ミヤマハンノキ:カバノキ科
茶色っぽく垂れているのは雄花

 
 鎖場をトラバース 6:50
ここを過ぎると、いよいよ岩登り地帯

 
 岩場を降りてくる人とすれ違い 6:52
ここの鎖は頑丈

 
 後ろを振り返ると、阿弥陀がどっしり 7:00
阿弥陀の奥は、南アルプスや中央アルプス

 
 緑のロープが、ずっと続いている
これはただの目印
お勧めのルートかと思って進んでいったら
垂直の岩壁になり、足が上がらない・・・

いったん降りて別ルートにした
(「こっちの方が楽ですよ~」の声あり)

 
 字の薄れた標識 7:06
(左 横岳  右 赤岳)

 
 雲海に呑まれてしまいそうな富士山 7:06

 
  オヤマノエンドウ:マメ科
きれいな紫色~
紫の花は少ないので目を惹く

 
  ハクサンイチゲ:キンポウゲ科
この花も白色・・・

 
  チョウノスケソウ:バラ科
この花も白色・・・

 
  
  ハクサンイチゲ:キンポウゲ科
咲き始めの初々しい姿

  
 急な岩場 7:16

下りよりも登る方がまし・・・
最後、平らな所へ下りる際、お尻をついて降りるハメ

安全な所から上を見上げた

 
 中央は、御嶽かな?
としたら、右は北アルプス・左は中央アルプス?

 
 上の画像の右端に続くのは
北アルプス

 
  左端の白色はウメハタザオ
その他の白はイワウメ
紫はオヤマノエンドウ

 
 左から赤岳、その右の低い山は中岳、右端は阿弥陀岳
それらの後ろは、権現岳とギボシ
そのまたずっと奥は、南アルプス

 
 石尊峰(せきそんほう) 2810m  7:31
青地に白色文字と山の絵に標高が書いてある新しい標識
以前は無かったこの標識に、今は統一されているよう
 
 
 いつも通る左側のルートを通ろうとしたら
リーダーらしき男性から、
「10名ほどがこれから降りてきますので、
右からの別ルートで行ってください」と言われた

今日は団体さんが多いこと!

↑ これがその右側からのルートの梯子 7:37
彼女たちも、同じように誘導されたらしい

 
  ミヤマシオガマ:ハマウツボ科
ちょうど見頃~

 
 前方に岩ゴツゴツ山
それを通り過ぎると・・・分岐があった ↓
 
 三叉峰(さんさほう) 7:41
ここから杣添尾根(そまぞえおね)を通って
2時間で下山できるらしい
登山地図には「単調な1本道」と書いてあった

 
  白はイワウメ
紫はオヤマノエンドウ


 
 これは見事! イワウメの群落~

 
  ウルップソウ:オオバコ科
ウルップソウの群生地なのに、たった1~2輪だけ
葉っぱはあったが・・・
下から咲き上がっていくので、咲き始めたばかり
色が薄青(ほとんど水色)

 
  オヤマノエンドウ:マメ科
また出会ったねえ

 
  チョウノスケソウ:バラ科
また出会ったね

 
  イワウメ:バラ科
群生しやすいのは、
枝(これでも木)が地面を這って増えるからだって

 
 横岳山頂はきっと人が多いだろうと思い、
人の少なさそうな場所で休憩  7:57
振り返ると、岩峰の後ろに富士山の姿

 
 こちらは、赤岳・中岳・阿弥陀岳と
その後ろにギボシ・編笠かな?
そのまた後ろは、南アルプス

 
 横岳(奥ノ院)に到着 8:08
やっぱり人が多かった
それにしても、ヘルメットをかぶっている人が増えたねえ・・・

以前は、大同心を登る人がかぶっているくらいだけだったが
だんだん多くなってきた

幼児連れも1組あった

      横岳奥ノ院~硫黄岳山荘
 
 さあ、硫黄岳を目指そう
前方のなだらかな山が硫黄岳
左へ下りていく尾根に、赤茶色のザレ場が見える
その上の稜線を通って赤岳鉱泉へ下りる

その奥は、目印によく使う蓼科山

 
 「カニノタテバイ・カニノヨコバイ」と言われる岩場・鎖場 8:17

さすがに幼児はここを避けて、梯子を下って行ったが
梯子の段と段の間が幼児には広いと思う
親のサポートも大変・・・
山をキライにならなければいいんだけど・・・

どんどん下から登ってくる人がいた
この辺りのすれ違いで時間がかかる

 
 鎖も棒も頑丈で頼りがいがあった 8:19

 
 降りてきた岩場を振り返ってパチリ

   
 前方で何かが動いていた
スズメよりやや大きい鳥
人間がすぐそばにいるのに、
食事に夢中
プチップチッと、種か?草を食べる音が聞こえてきた

 
 あれが最後の登りかな?

 
 後は、下って緩い登りだけ
危険地帯は終了~

   
   
  コマクサ:ケシ科
ネットの中は
コマクサ保護地帯
咲き始めたかな?と思いながら
見ていったが、つぼみ1/10 葉っぱだけ9/10

 
 硫黄岳山荘までは、ジグザグで下る

   
   
 
  ウルップソウ:オオバコ科
あちこちに点々と紫色が見えた
標高が低くなったせいか、花の終わりかけの株になった

 
  イワウメ:イワウメ科
み~んな
イワウメばかり

 
  キバナシャクナゲ:ツツジ科
コイワカガミ:イワウメ科

ピンクと白の配色

 
 硫黄岳山荘着 9:00
岩に座って小休憩

      硫黄岳山荘~硫黄岳
   
  コマクサ:ケシ科
この辺りもつぼみがやっと

 
 さあ、「忍」の一字で行こうか~

   
  ミネズオウ:ツツジ科
小さな花 これでも木

↑ へ~え、つぼみはピンクで、
咲いたばかりの雄しべは赤いんだ!
だんだん日がたつと、雄しべの色が黒くなるよう

 
 硫黄岳山頂着 9:44
ガスってきて、周りが白くなってしまった

岩に座って休憩

 
 休憩場所から山頂を見上げた

 
 天狗方面はガスの中

      硫黄岳~赤岳鉱泉
 
 歩いてきた方を振り返った

頭が雲の中にある赤岳
ゴツゴツした横岳
なだらかな硫黄岳
よく歩いてきた・・・

 
 このケルンから下りになる 10:00発

ガスで見えなくなった・・・と思えば
またすぐ、ガスが取れる・・・の繰り返し ↓
 
 赤っぽい土の見えるザレ場
まずは、あそこまで下りる

前が渋滞してるな・・・と思ったら、
今度は17人の女性グループ

スタッフに「他のルートで行ってください」
・・・と、また言われてしまった

後ろから来る登山者の誘導係のよう
でも、ぐるっと回ればまた同じ道に合流

 
  ツガザクラ:ツツジ科

 
  ミヤマシオガマ:ハマウツボ科

 
 ミヤマダイコンソウ:バラ科
葉っぱはたくさんあったが、
咲いているのは、ほんのちょっぴり

 
 同じ山だけれど、名残を惜しんでパチリ

 
 遠くからでもよく見ていた赤くザレた場所はここ 10:19
ザレザレで下りは特に滑りやすい
こんな時ダブルストックは効果が大

前を歩くグループは1人を除いて持っていないので
歩くスピードが落ち、
リーダーは「お先にどうぞ」と譲ってくれた

感謝して前へ出た

 
 
 ここから左折して下る 10:20

 
  ウメハタザオ?アブラナ科
稜線の花よりも、少し背が高くなった

 
  キバナコマノツメ:スミレ科
樹林に入ると、樹林の花が現れてくる

   
   
  コミヤマカタバミ:カタバミ科
小型で筋入り

 
  ゴゼンタチバナ:ミズキ科
咲いたばかりなので、花は緑色

   
 
 オサバグサ:ケシ科
これも樹林の花
昨日は、数が少なかったが、
ここの下りではいっぱい咲いていた

 
  オオバタケシマラン:ユリ科
葉っぱの下を覗くと、
小さな実がぶら下がっていた

   
  イワカガミ:イワウメ科
この標高なら、「
」ではなく、「イワカガミ」だろう

 
ジョーゴ沢に出た 11:38
ここを過ぎれば、赤岳鉱泉は近い

 
 赤岳鉱泉に着いた 11:52
冷たい水が常時出ているので有り難い
顔や手を洗い、タオルマフラーを濡らした

椅子に座って休憩
10分後出発

 
 土日だが、テント数は少なかった
大同心は、ガスの中

      赤岳鉱泉~堰堤広場
 
 さあ、北沢に沿って下ろう 12:14
赤岳鉱泉から堰堤広場まで、
登山地図では1時間となっているが、
私の足だと、+@必要

この北沢、
南沢と違って水面に近い場所に登山道があるので、
瀬音が間近に聞こえて涼し気で、うんと楽しい

 
  カワヤナギの仲間:ヤナギ科
綿毛が風に吹かれて、ふうわり・ふうわりと漂っていた

 
 この大きなザレ 遠くからでもよく分かった
じゃぬけ(土石流)の跡

 
 北沢も、次から次へと、こんな橋が架けられていた 12:18

 
 これも・・・ 12:22

毎年、整備しないと大変
よく手入れされていた
関係者に感謝!

 
 目に涼しい小滝もあちこちにあった

 
  ズダヤクシュ:ユキノシタ科
若い実ができていた

 
 橋が続く 12:32   
 
 またまた橋 12:34

 
 またまたまた橋 12:44
 
 川のすぐそばに、川に沿うように作られた橋
こういう風景、好きだなあ・・・
でも、大雨の時は大変!

 
  ヤマガラシかな?:アブラナ科
菜の花そっくりさん

 
  マイヅルソウ:キジカクシ科
標高の高い場所では、つぼみばかりだったが
ここでは咲いていた

 
 また、沢の近くを歩ける~!  12:53

 
 すぐそばにナメ滝 

 
 深そうな淵もある

 
 左にあるのは、壊れた古い橋のよう

 
 橋の上からパチリ
こういう道は大好き!

 
 また、橋 13:03 
 
 苔・苔・むしむしの原生林

 
 この橋を過ぎると、堰堤はもうすぐ 13:09

 
 堰堤に着いた~  
 
 沢が増水している時は、
ここから山道へ入るようになっている

今は、通行禁止のような横木が置いてあった

 
 赤岳鉱泉関係の車は、
ここまで入れる   13:15

ここからは林道歩き

      堰堤広場~美濃戸口
   
 
  サラサドウダン:ツツジ科
ちょうど見頃  見事~!

 
 クリンソウ:サクラソウ科
おやこんな所で・・・
道路脇の字眼っぽい所に1株だけ

以前はもっとあったんだけど

   
   
  マタタビ:マタタビ科
白い葉っぱを確認

 
  マタタビ:マタタビ科
見事な
マタタビの株!
どんどん蔓で上へ上へ伸びていったんだね

 
  サラサドウダン:ツツジ科
こちらの花は、色が薄い・・・

 
 美濃戸山荘に着いた  14:13
赤岳鉱泉から、1時間10分 (登山地図は1時間)

やっと腰を下ろすことができた
赤岳鉱泉から、ひたすら歩いてここまで来た
ゆっくりなら歩けるもんだねえ・・・

 
 来た時と同じように、車の心配のない
ショートカットコースを選んで歩いた

 
 ハコネウツギか?ニシキウツギか?:スイカズラ科
ニシキウツギは、
花冠の筒部の広がり方がなだらかで、ロート状
ハコネウツギは、
花冠の筒部が下部で急に広くなり、釣り鐘状
』だって

この花の形、ロート状かな?

では、
ニシキウツギ??

隣には、ピンクの花も咲いていた

『花の色が、初めは淡黄白色で、のちに紅色に変わることから付けられた名』だって
だから『
二色空木(ニシキウツギ)』というらしい

 
美濃戸口に着いた~ 15:16

バスは14:00発(最終のバス)
ザックで場所取りがしてあった

私も最後尾に置いて、まずは冷たい飲み物をゲット!

・・・・・・・・・・・・・ 
行動時間  1日目   7時間半   
    2日目   9時間  
 歩いた距離 1日目     13.4km  
  2日目    20.8km  
 歩数 1日目    約2万1000歩   
    2日目   約3万3300歩  

               *******
    
 【赤岳の山行記録】
       6月  2019/6/18~6/19   2016/6/18~6/19   2015/6/13~6/14
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           2003/6/22~6/23   

       7月  2002/7/13~7/14   2001/7/20~7/21

       9月
 2014/9/12~9/14
     
               *******

    【赤岳展望荘宿泊】 宿泊棟図 ↓  ここをクリックすると大きく見えます

    

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