白い峰にまた会いたくて・・・3回目のネパール・トレッキング |
ゴーキョピークからレンジョ・パスへ |
(ルクラ〜ナムチェバザール〜ゴーキョピーク〜レンジョ・パス 〜ターメ〜ナムチェバザール〜ルクラ) |
トレッキングのあれこれ | ゴーキョ・レッキング地図-1 | ゴーキョ・レッキング地図-2 | ゴーキョ・レッキング地図-3 |
トレッキングの様子など
10日目 3月24日(火) | |||||
ゴーキョ(4130m)・・・レンジョパス(5340m)・・・ルンデン(4400m)へ | |||||
ここをクリックすると大きく見えます |
|||||
レンジョ・パスを越えた向こう側は 日影なので凍っていて ゾッキョが通れないかも・・・ そうなれば、レンジョ・パスから 引き返さなければならない ・・・と、サーダーから聞いて 覚悟をしていた |
窓一面に張り付いた氷の結晶 何しろ、部屋の中は0℃ 窓際はマイナス3℃ ウエットティッシュが凍って 取り出せなかった オり−ブオイルも 凍って出てこなかった |
今日は、 ルンデン(約8時間後に着くロッジ) まで、食事を作れる場所がないので ランチを持っての出発 (おにぎり・リンゴ・ゆで卵などだったが 結局、ほとんど食べられず 残してしまった→ゾッキョも嫌がって 食べなかったとか) 7:30出発の予定だったが 雪が融けるのを待つため 1時間出発を遅らせるという連絡があった しかし、結局7:40には コック長のラルさんと一緒に出発した サーダーは最後から |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
ここをクリックすると大きく見えます |
||||
ドゥドゥ・ポカリ沿いに ゴーキョ・ピークの山腹をトラバースして ゴーキョ・ピークとたった20mしか 違わない、レンジョ・パスへ登っていく ドゥドゥ・ポカリの後ろに聳えるのは ソラチェ&タウチェ 年配のキッチン・スタッフが 高山病に罹ったと聞いた 彼は、レンジョ・パスを超えて 荷物を運んでくれるらしい 咳がひどいと聞いたが そんな体で大きな荷物を持って 5340mを越すのは大変だろうに・・・ |
登りの途中で ライチョウのような大きな鳥に 出会った 鳴きながら飛び、目の前を 何羽も何羽も横切っていった コンマという名前だそうだ |
これから急登の始まり 後から出発したゾッキョに追い越された |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
ここをクリックすると大きく見えます |
||||
右のピークが、ゴーキョ・ピーク 昨日と反対側から眺めている |
コック長のラルさんは先に進んで 「峠で待っています」・・・と ゴーキョ・ピークの登頂は ほとんど直登だったが、 今日は、たらたらあり・急登ありの 変化のあるルートだし、 誰にも遠慮の要らない1人歩きなので かえって楽だった・・・と言える |
たった1箇所、雪が青く凍った場所で ゾッキョも苦労していたが 我々も苦労した こんなこともあろうかと 4本爪ではあるが軽アイゼンを 用意していたので、それを着けて 青い氷の部分を通過した もっと続くかと覚悟していたが すぐ岩・岩地帯になって 邪魔になったので 取り外した |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
|||||
サーダーから 「雪に足跡があるから それを辿って・・・」と言われた 前にも後ろにも人影の見えない 静かな山をマイペースで登る こんな静かで美しい山を 1人で登っている! |
こんなに雲が出てきては レンジョ・パスからの眺めは ダメかも・・・と、心配になってきた |
ずっと上の方から声が聞こえる いったいどこが峠だろうと振り仰ぐが どこをどう登ると峠に通じていくのかが さっぱり分からない ゾッキョや人の足跡を辿って登るだけ |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
|||||
高山病のキッチンスタッフは いつもなら、 すいすいと追い抜いていくが 今日は私とどっちこっち サーダーと一緒に最後から来るらしい 結局、私の方が先になったまま 峠に着いたが、 彼を迎えに行くらしい 他のキッチンスタッフが あっという間に駆け下りていった そして、荷物を分けて また駆け登ってきたのには驚いた そして、サーダーも キッチンスタッフが担いでいた 荷物を背負って、登ってきた |
11:20、レンジョ・パスに着いた! ゴーキョから約3時間40分 ゾッキョも、スタッフも 峠で休んでいた |
こちらはガスっていたが・・・ |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
ここをクリックすると大きく見えます |
||||
東のドゥドゥ・ポカリ方面は 稜線に雲 本来ならエベレストやローツェや マカルーが見えるはず・・・ |
こちらは西側のロールワリン山群 6200〜6900mの山々と 眼下に凍った湖が見える だが、雲がかかって惜しいかな スッキリとは見えない・・・ |
心配していた下りは 数年前、石の階段が整備されたとかで 気をつけて歩けば大丈夫 はるか下を、ゾッキョとスタッフ達が 下っていくのが見える |
|||
いったいどこから降りてきたのか 振り返ってみる 右の方の岩と岩の間かららしい |
遠くに白い山がちらりと見えた |
凍った湖の高さまで降りて→ |
|||
またまた、先行者と離れてしまったが 大丈夫、踏み跡に気をつけていけば |
5000m級の稜線を左手に見て→ |
川の流れに沿って歩いていくと→ |
|||
ここをクリックすると大きく見えます |
|||||
珍しい! 標識に出会った! ちょっと傾いている標識だったが ここでY字に分岐しているので まっすぐ行けばいいらしい 稜線の突端から斜め右下に 道なき道を「適当に歩いている」 ・・・といった歩き方で どんどん下っていった |
先行者はもう、 小さい点のようにしか見えないが 黄色のヤッケの色がかろうじて分かり どう下っていくといいかを 自分で判断する この辺りもヤクの通り道なのか どこにでも道がある ・・・といえるような斜面である 時々、分かりにくい所では 私を待っていてくれるので ありがたい |
ルンデンの集落に着いた 4〜5軒ほどのロッジがあるという 小さな集落である |
|||
朝、7:40に出発して 14:30着(約7時間) おなかに入れたものは パン半切れと、 ポカリの粉末を溶かした水だけ そういえば、「親不知」まで 1人で歩いた時によく似ている あの時は暑さのために 食べ物が喉を通らず やはり、ポカリの粉末を溶かし た水だけで10時間ほど歩いた 今回は涼しい分だけ楽だった・・・ |
|||||
ゴーキョ・・・レンジョ・パス・・・ルンデンで出会った花たち |
|||||
ドライフラワーになっているが 「エーデルワイス」の仲間 |