白い峰にまた会いたくて・・・3回目のネパール・トレッキング 
    ゴーキョピークからレンジョ・パスへ
       (ルクラ〜ナムチェバザール〜ゴーキョピーク〜レンジョ・パス
                     〜ターメ〜ナムチェバザール〜ルクラ)


トレッキングのあれこれ ゴーキョ・レッキング地図-1 ゴーキョ・レッキング地図-2 ゴーキョ・レッキング地図-3


トレッキングの様子など

1日目3/15カトマンドゥへ 2日目3/16ルクラ〜パクディンへ 3日目3/17ナムチェバザールへ
4日目3/18シャンボチェへ高度順応 5日目3/19ポルツェタンガへ 6日目33/20マッチェルモへ
7日目3/21ゴーキョへ 8日目3/22ゴーキョ・ピーク登頂 9日目3/23登頂予備日
10日目3月24日レンジョ・パス〜ルンデンへ 11日目3月25日ターメへ 12日目3月26日モンジョへ
13日目3/24ルクラへ 14日目・15日・16日3月28日・29日・30日帰国
      全行程


10日目 3月24日(火) 
ゴーキョ(4130m)・・・レンジョパス(5340m)・・・ルンデン(4400m)

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今日も登山日和

レンジョ・パスを越えた向こう側は
日影なので凍っていて
ゾッキョが通れないかも・・・


そうなれば、レンジョ・パスから
引き返さなければならない
・・・と、サーダーから聞いて
覚悟をしていた




窓に張り付いた

窓一面に張り付いた氷の結晶

何しろ、部屋の中は0℃

窓際はマイナス3℃

ウエットティッシュが凍って
取り出せなかった

オり−ブオイルも
凍って出てこなかった

ゴーキョと分かれて

今日は、
ルンデン(約8時間後に着くロッジ)
まで、食事を作れる場所がないので
ランチを持っての出発
(おにぎり・リンゴ・ゆで卵などだったが
結局、ほとんど食べられず
残してしまった→ゾッキョも嫌がって
食べなかったとか)

7:30出発の予定だったが
雪が融けるのを待つため
1時間出発を遅らせるという連絡があった

しかし、結局7:40には
コック長のラルさんと一緒に出発した

サーダーは最後から


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ドゥドゥ・ポカリ沿いに

ドゥドゥ・ポカリ沿いに
ゴーキョ・ピークの山腹をトラバースして
ゴーキョ・ピークとたった20mしか
違わない、レンジョ・パスへ登っていく

ドゥドゥ・ポカリの後ろに聳えるのは
ソラチェ&タウチェ

年配のキッチン・スタッフが
高山病に罹ったと聞いた

彼は、レンジョ・パスを超えて
荷物を運んでくれるらしい

咳がひどいと聞いたが
そんな体で大きな荷物を持って
5340mを越すのは大変だろうに・・・

コンマ

登りの途中で
ライチョウのような大きな鳥に
出会った

鳴きながら飛び、目の前を
何羽も何羽も横切っていった

コンマという名前だそうだ
ゴーキョの見納め

これから急登の始まり

後から出発したゾッキョに追い越された

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右のピークが

右のピークが、ゴーキョ・ピーク

昨日と反対側から眺めている




あの稜線を越える?

コック長のラルさんは先に進んで
「峠で待っています」・・・と

ゴーキョ・ピークの登頂は
ほとんど直登だったが、
今日は、たらたらあり・急登ありの
変化のあるルートだし、
誰にも遠慮の要らない1人歩きなので
かえって楽だった・・・と言える

 
たった1箇所だけ

たった1箇所、雪が青く凍った場所で
ゾッキョも苦労していたが
我々も苦労した

こんなこともあろうかと
4本爪ではあるが軽アイゼンを
用意していたので、それを着けて
青い氷の部分を通過した

もっと続くかと覚悟していたが
すぐ岩・岩地帯になって
邪魔になったので
取り外した


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静かな雪山

サーダーから
「雪に足跡があるから
それを辿って・・・」と言われた

前にも後ろにも人影の見えない
静かな山をマイペースで登る

こんな静かで美しい山を
1人で登っている!

雲が出てきた・・・

こんなに雲が出てきては
レンジョ・パスからの眺めは
ダメかも・・・と、心配になってきた




どこからか声が

ずっと上の方から声が聞こえる

いったいどこが峠だろうと振り仰ぐが
どこをどう登ると峠に通じていくのかが
さっぱり分からない

ゾッキョや人の足跡を辿って登るだけ




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あれが峠?

高山病のキッチンスタッフは
いつもなら、
すいすいと追い抜いていくが
今日は私とどっちこっち

サーダーと一緒に最後から来るらしい

結局、私の方が先になったまま
峠に着いたが、
彼を迎えに行くらしい
他のキッチンスタッフが
あっという間に駆け下りていった

そして、荷物を分けて
また駆け登ってきたのには驚いた

そして、サーダーも
キッチンスタッフが担いでいた
荷物を背負って、登ってきた

レンジョ・パスに着いた

11:20、レンジョ・パスに着いた!

ゴーキョから約3時間40分

ゾッキョも、スタッフも
峠で休んでいた
こちらはガスって

こちらはガスっていたが・・・

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こちらは・・・

東のドゥドゥ・ポカリ方面は
稜線に雲

本来ならエベレストやローツェや
マカルーが見えるはず・・・

反対側の

こちらは西側のロールワリン山群
6200〜6900mの山々と
眼下に凍った湖が見える

だが、雲がかかって惜しいかな
スッキリとは見えない・・・

心配していた下りは

心配していた下りは
数年前、石の階段が整備されたとかで
気をつけて歩けば大丈夫

はるか下を、ゾッキョとスタッフ達が
下っていくのが見える

どこから降りてきたのか

いったいどこから降りてきたのか
振り返ってみる

右の方の岩と岩の間かららしい

遠くに白い山が

遠くに白い山がちらりと見えた

凍った湖の

凍った湖の高さまで降りて→
どんどん下る

またまた、先行者と離れてしまったが
大丈夫、踏み跡に気をつけていけば

5000m級の稜線を

5000m級の稜線を左手に見て→
川の流れに

川の流れに沿って歩いていくと→

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珍しい!

珍しい!
標識に出会った!

ちょっと傾いている標識だったが
ここでY字に分岐しているので
まっすぐ行けばいいらしい

稜線の突端から斜め右下に
道なき道を「適当に歩いている」
・・・といった歩き方で
どんどん下っていった



黄色のヤッケが目印

先行者はもう、
小さい点のようにしか見えないが
黄色のヤッケの色がかろうじて分かり
どう下っていくといいかを
自分で判断する

この辺りもヤクの通り道なのか
どこにでも道がある
・・・といえるような斜面である

時々、分かりにくい所では
私を待っていてくれるので
ありがたい

ルンデンの集落

ルンデンの集落に着いた

4〜5軒ほどのロッジがあるという
小さな集落である
ここが今日の宿

朝、7:40に出発して
14:30着(約7時間)

おなかに入れたものは
パン半切れと、
ポカリの粉末を溶かした水だけ

そういえば、「親不知」まで
1人で歩いた時によく似ている

あの時は暑さのために
食べ物が喉を通らず
やはり、ポカリの粉末を溶かし
た水だけで10時間ほど歩いた

今回は涼しい分だけ楽だった・・・


ゴーキョ・・・レンジョ・パス・・・ルンデンで出会った花たち
ドライフラワーになっているが
「エーデルワイス」の仲間


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