ガンジャラ峠 5130mを越えて

        秋のランタン谷

 


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 全行程

3日目 9月28日(日)             
  
シャブルベンシ(1500m)~シェルパガウン(2500m)へ
  
                                   
                2010年7月15日~7月28日 夏のランタン谷は こちら  
シャブルベンシの朝  今日も天気は晴れ
今日からトレッキングが始まる



ロッジのダイニング
チベット風の装飾  ここで食事をする



お粥とパン(ちゃんとフライパンで焼いてある)
目玉焼き・キャベツ・トマト・味噌汁など
しっかり歩くためには、しっかり食べること
・・・と、心得ている



ポーター達は、出発の準備




キッチンスタッフは、食器の片づけ

何度もネパールへ来ていると
少々のことは目をつぶることにしている
(食器や野菜の洗い方・調理場所・水の使い方など・・・
彼らは不自由な中、一生懸命やってくれているんだから)



止まっていたロッジの正面玄関
7:30発




さあ、出発
前回のランタン谷は、
ランタン・コーラ(川)沿いに歩いたが
今回は、尾根道を通るコース



二俣に分かれている川の左側へ進む
(前回は橋を2つ渡って右へ進んだ)




メインロード(車道)から外れ、ランタンを目指す



すぐ、吊橋を渡って左へ



おや、珍しい花! アオイ科の花
にゅっと突き出ているものは、雌しべかな?  雄しべが見当たらない・・・?
何やら先端の方にくっついているものは何だろう?



 
ミゾソバの仲間:タデ科
日本のミゾソバにそっくり  でも、中の雄しべまでは見えたことがない



シロノセンダングサの仲間:キク科
日本のシロノセンダングサにそっくり



大きな葉っぱを持つ、鮮やかな赤色の花



 
マメ科の花
きれいな紫色  茎も花柄も毛むくじゃら



シソ科の花





吊橋を渡る
ネパールの吊橋は、
人も馬も牛も通れるように頑丈に作ってある



シソ科の花かな?
左  直立できず、曲がってしまっている茎
右  花の拡大



 
 左  今回見かけた、面白い形の蕾と咲き始めの花
右  そういえばどこかで見たなあ…と思いだしたのが、2013/7 中国雲南省 標高2700m付近で見かけた花
葉の鋸歯がある・ないの違いはあるが、よく似ている



   
キク科の花
「アゲラタム」という名で、園芸店で見かける



 ヤブマオの仲間:イラクサ科



   
 マメ科の花
キツネササゲに似ている



 少し登った所から見下ろす
シャブルベンシを通って立派な道路ができていた
チベットまで通じているとか



   
  
シソ科かな?
面白い花の形!  雄しべと雌しべが落っこちないようカップで受けているみたい



   
アケボノソウの仲間:リンドウ科
花の直径1cm弱で日本のアケボノソウより小型
緑色の蜜腺があることと、花びらの先に点々が散らばっていることは、同じ
蜜腺の形と数、花びらが4深裂している点が異なる
・・・・・・・
↓ 日本のアケボノソウ 2013/10/4

花の直径2cm程  蜜腺が2つずつあり、4~5深裂



   
 マンテマの仲間:ナデシコ科
ピレネーやアオスタのマンテマより、がっしりしている



トキワハゼの仲間かな?
上唇と下唇がある



   
シソ科の花
左  全体の様子
右  花の拡大  赤紫色の点々が可愛い



   
 この急坂を登れば、後は楽になる・・・と聞いていた
花があれば、急坂もへっちゃら




 ヤブマオの仲間:イラクサ科
草丈1mほどにもなって
湿っぽい場所に群生していた



   
マメ科の花
左  つるになって横に這っていた   右  花の拡大



   
面白い形の実





ヤマナシの実に似ている:バラ科
直径2cm程
白っぽい大きな猿達が、
枝をわっさわっさゆすって移動していた
立ち止まってカメラを向けようとすると威嚇の声
ヤマナシの実の権利を主張していたのかも



   
ツリフネソウの仲間:ツリフネソウ科
白いツリフネソウ




 イラクサ科の花
玉のような花になり、長い花柄がある
小沢の水しぶきがかかる所に咲いていた
背丈15cm程



   
 キンミズヒキの仲間:バラ科
花といい、実といい、日本のキンミズヒキとそっくり



 ウリ科の花
直径4~5cmもある大きな花
何かキュウリのような、カボチャのような実でも
生っていないかと探したが、なし・・・



   
 左  背丈3m程の木に、丸い緑色n実がたくさん生っていた
ヤマウルシに似ているような・・・
右  赤い実が生っていた  どちらも同じ木で、熟してくると赤くなるのかも・・・?



   
ツユクサの仲間:ツユクサ科
直径1cm程の小さな花だが、花びらの先が細かく裂けて、ひらひらして可愛い



   
直径5~6ミリ程の小さな真っ黄色の花を、たくさんつけ、
お互いに絡み合うようにしてこんもりした形になっていた



  
 視界が開けた~
対面する山は、山肌にくっきりジグザグ道がつくられ、山の上へと伸びていた



   
 オオケタデに似た花:タデ科
背丈2m近かった



 ゴマの花に似ているような・・・


   
   
キツネノマゴ科の花
花の中を覗くとおもしろ~い  



   
 クヌギの花に似ている:ブナ科
15cm程の長さで、ぞろりと垂れ下がっていた



 下から順々と咲きあがっていく花
蕾のうちは濃いピンク色
   
 ガマズミのような実
左右どれも同じ木の実で、熟すと赤くなるのかな?



   
シュウメイギクの仲間:キンポウゲ科
直径3~4cm程の大きな花



 ミツバツチグリの仲間:バラ科




   
キキョウ科の花
花の直径1cm程



   
 キク科の花




 タデ科の実
イタドリのような花の後に、こんな赤や黒の丸い実が生っていた



   
シソ科の花かな?
左  全体の様子   右  花の拡大


 
   
 ハグロソウの仲間:キツネノマゴ科
左  ネパールのハグロソウは白色
右  日本のハグロソウは赤紫色  201/8/18



   
  ツユクサの仲間:ツユクサ科
左  日本のツユクサより、花色が薄い  大きさは同じくらい
右  雄しべの数・形・雌しべは日本と同じ
『ツユクサには6本の雄しべがあり、 葯の形は3種類ある
蝶のような形の雄しべ3本(X字形雄しべ)・ Yを逆さまにしたようなY字形の雄しべ1本・前に突き出ているO字形雄しべ2本
雌しべは1本』



   
 今日のランチ場所  10:40着
集落に入ると、道は多数に分かれているので
1人で歩いていると
どっちへ行っていいのやら困ってしまう
周りを見渡して、浅原さんがいないか、
スタッフたちの姿がないかを探す
ここへ来る道も、
遠回りやショートカットなど色々あって困っていたら、
浅原さんの赤い服が見えたり、
スタッフが歩いていく姿を見つけたりして
ようやくたどり着いた



左にある小屋がキッチン

 
   
ランチができるまで周りの景色を見ながら
背中の汗を乾かしていた




 ランチ  11:30
いつものように完食=体調良好
12:10発



   
カタバミの仲間:カタバミ科
ロッジの石垣にさいていた



 つる性の茎に小さな赤い実が生っていた
直径5ミリ程


  
   
「ミツバシオガマ」:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)
葉っぱが3枚輪生しているので、通称「ミツバシオガマ」と名付けた
(日本には葉っぱが4枚輪生しているヨツバシオガマがある)
この花が咲いている草むらで写真を撮っていた男性の足に、ヒルがくっついてきた・・・と
「ぬるっ、ひやっ」としたそうで、ズボンをめくったところ、発見!
私も、この「ぬるっ、ひやっ」を覚えておいたおかげで、11日目に早く発見することができ、被害はなくてすんだ



   
 マメ科の花




 シソ科の花
鮮やかな朱色  木の花



   
 ハンゴンソウに似た花:キク科



 アキノキリンソウに似た花:キク科



   
 キク科の花
葉っぱの形や花の咲き方から察すると
上のハンゴンソウでもない、アキノキリンソウでもない花



オトギリソウ科の花




 
   
ヨウシュヤマゴボウに似た実:ヤマゴボウ科
左  ヨウシュヤマゴボウニにているが、実は丸くない
右  どこかで出会ったことがある…と思いだしたのが、2013/7 中国雲南省 標高2400m付近で見つけたこの実
緑色から紫色に変わっていく



   
花の中央が毛むくじゃらの花  白版とピンク版



   
 キッチンスタッフが追い抜いていく  先頭はコックのガーレさん



   
 マツムシソウ科の花
右  黒いものがたくさん出ているが、雄しべの葯らしい  順番でいうとこちらが後だと思う
左  黒いものは見えない  順番でいうとこちらが先



   
フウロソウ科の花
ハクサンフウロより大型で花色も濃い
花の中央にあるくるっとした黒っぽいものは、雌しべ



   
 キク科の花
ちょうど花の盛り



 キク科の花
花の盛りは過ぎて、薄紫色も汚れていた



   
ウツボグサの仲間:シソ科
日本のウツボグサそっくり



 水場
シェルパガウンのロッジの広告塔
24時間ホットシャワーもあるよ・・・て



   
テンニンソウに似た花:シソ科

 シソ科の花かな?



 
1

2
 
3
 
4
 カラマツソウの仲間:キンポウゲ科
1  2013/7 中国雲南省 2700~3200m付近に
咲いていた花そっくり
2  開花したばかり  雌しべも雄しべも中央に集まっている
3  雌しべや雄しべが伸び始めた
4  実ができ始めた



   
 ユキノシタ科の花
蛍光色が鮮やか  雌しべが2つ



   
オオニシキソウに似た花:トウダイグサ科かな?
実の形がユニーク



   
 シオガマギクの仲間:ハマウツボ科(ゴマノハグサ科)
背が低く、低い割に花は大きい
葉っぱは毛むくじゃら



キク科かな?
 あちこちでた~くさん咲いていた


   
キク科の花
頭のてっぺんが黄緑色で丸い  その下に長い花柄がある



   
   
サワギキョウの仲間:キキョウ科
背丈が1.5mを超える大株もあった  たいていは花が重く、しな垂れていた



   
 スミレ科の花
「耳」の長いのが特徴



 ミツバツチグリに似た花:バラ科




  
   
ナツトウダイの仲間:トウダイグサ科
実の形がユニーク  日本のナツトウダイにそっくり



   
 こんもりした木に生る赤い実



ヤマハギに似ている花:マメ科

   
キク科の花
花の直径3cm程の大きな花



   
 マメ科の花
つる性で地面を這っていた



 シソ科かな?
葉っぱにいっぱい毛があるので、白っぽく見える


 
 あの村が、今日の宿泊地らしい



   
フウロソウ科の花
右  葯がはっきり見える  雌しべhまだ開いていない



   
 牛(あるいはゾッキョ)がたくさんやってきた
登山道は狭いので、左手の岩棚に避難



立派な橋を渡る

 
   
ラン科の花
茎の上に1つだけ花を咲かせる



   
カラマツソウの仲間:キンポウゲ科



 
 ロッジ到着  15:20



   
 ロッジの前から見上げる
薄く雪をかぶった山が見える



 ロッジの前から
こちらは、もっと標高が高そう



 
 17:30  一番早く到着したポーターの荷物
その後、後続のポーターがなかなか到着しない
カトマンズへ帰ってしまったポーターが1人いることを聞き、
それで、荷物が増えて足取りが重くなったのかと納得
それにしても、遅い

夕食が終わって、辺りが真っ暗になっても誰も来ない

明るいソーラーランタンを持ってまず一陣が迎えに行った   来ない
ヘッドランプを借りて第二陣も出かけた   来ない
携帯は通じているようで、連絡は取り合っている  「お腹が空いた」…だって
真っ暗の中、ロッジの庭先に出て、我々が歩いてきた方向を見ていると・・・
小さい灯りが見えた!  と思ったらホタルだった
ふうわりふうわりなので、ヘッドランプの明かりと違うことはすぐ分かるが
一瞬ハッとする
それにしても、この高度・この季節・駆け下るような流れの早い谷川しかないのに
よくホタルがいるもの・・・と驚く

やっと、ヘッドランプの明かりが遠くに見えた
ちょうど、山を回った辺り
そこからまだ、このロッジまではかなりある
ポーター達が来るまで待っていようと思ったが、外は寒く(ロッジの中も寒い)
シュラフに入っていないとぞくぞくする
で、つい眠ってしまった(夢心地の中でポーター達がたどり着いたことを知ったが、そのまま眠りの中に戻った)

ポーターに預けた自分のバッグが届かない人もいて
翌朝聞いた話では、「9時頃全員到着した」  だって



  
 18:00  夕食
電気の通っていないロッジなので、ランタンで照らしてもらってパチリ
完食~=今日も元気
水は豊富  もちろん川の水




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